イケメンや美人が有利と理解しないと危険!見かけに騙される人

ファッションコラム

人は見た目じゃない?

「人を外見だけで判断することは良くない」と言われていますが、外見はその人の内面をよく表しているものです。

特に「人は外見じゃない」と外見を整えることから目をそらしてきた人ほど、外見に内面があらわれています。外見から内面を判断する基準がないので、内面の情報があふれ出しているものです。

これは洋服だけのことではなく、髪型や表情や姿勢も含めて内面がよくあらわれています。それを誰もが無意識に感じ取ります。

不潔な長髪の男性

外見が優れているイケメンや美人が有利なのは間違いありません。学校では人は平等と教わりますが、学校の先生も身だしなみを整えますし、キャバクラでは可愛い子が大好きです。

知り合いのホステスさんに聴いた話ですが、タチの悪いお客さんの職種は、お坊さんと学校の先生と消防士なんだそうです。世間的に硬い仕事と言われている職業ほど、日頃から抑制されているのではないでしょうか。

もう一度いいます。人は外見で中身を判断します。実はこれには理由があります。

未知は不安

人間は未知なる対象に遭遇すると不安を覚えます。なので自分なりに理解して、その不安を解消しようとします。

もし日本にいた縄文人が動物のゾウに遭遇した場合、おそらく全く知識がないので、とてつもない恐怖を覚えます。

すると頭の中で過去の知識を元に相手を推し量ろうとします。日本の中で最も大きな動物のクマよりも何倍も大きいゾウは、クマの何倍も危険な動物だと判断します。

一方で動物園のゾウを知っている現代人はクマとは比べません。クマほど危険だとも思いません。

人間は過去の経験、知識からしか、新しい物事を判断できません。

文字を理解して、紙を理解して、ペンを理解して、それで本を理解できます。文字も紙もない文化では電子書籍を理解することはできません。

電子書籍のキンドル

これは人の判断でも同様です。

初対面の相手の印象は、自分が知っている人、知識の中からしか相手を推し量れません。相手の外見の印象に近い知り合いを結び付けて、どのような人なのかとおおよそで判断します。

子供が考えるお金持ちは、子供にとっては夢のような大金である100万円を持っている人なのかも知れません。

これは大人でも同様です。田舎に住んでいる大人にとっての金持ちは、勤め先の社長であり、ベンツに乗っている土建屋の社長のような認識になります。あるいは公務員というだけで金持ちといった認識かも知れません。

一方で都会の高級住宅街の方は、ベンツに乗っている人=金持ちとは認識しません。「港区ではベンツがカローラの6倍売れている」というタイトルの本があるぐらいです。

逆に貧乏人や庶民感覚を理解できない金持ちもいます。ある政治家はカップラーメンの価格を五百円ぐらいと言いました。カップラーメンを食べたことがなくても、普通のラーメンの価格を理解していれば、それよりもある程度は安いと判断できたはずです。その知識すらなかったということです。

人は未知のことに遭遇すると、自分の知識の中で近い情報を元に判断します。そうしないと不安がぬぐえません。おそらくその金持ちの政治家の知識の中で安い食事が、「千円ぐらい」という認識があったのだと推測できます。

このように過去の自分の経験を元に、未知の対象を推し量ります。それが当たり前です。自分なりに理解しないと不安が解消されないからです。

これがイケメンや美人が有利に働く理由でもあります。

イケメンや美人の特徴

イケメンや美人は特別な容姿や体型の方ではありません。中にはスーパーモデルのような一般人離れをしている方もいますが、多くのイケメンや美人というのは「可もなく不可もなし」の平均的なスペックをもっています。

これについて別のところでも詳しく紹介しているのですが、

参考イケメンや美人は平均値?

容姿や体型にこれといった特徴がない人ほどイケメンや美人になります。たくさんの人の顔のデーターをコンピューターに入力して平均化すると、イケメンや美人が出来上がります。

イケメンや美人がモテるのは当然です。相手に安心感を与えるからです。初めて会う相手でも、相手の頭の中のデーターべースと一致するので、感じの良い人だと認識します。

さらにイケメンや美人が平均に近いということは、遺伝子的にも優れていると判断されます。子孫を残す為にも相手が平均的であることが望ましいわけです。

一方で容姿や体型や髪型や表情に違和感を感じると、相手は不安を覚えます。特徴的な目立つ箇所(平均から離れている)を感じ取り、過去の経験、出会ってきた人の印象を利用して、その人を判断します。

これでわかりやすいのはタトゥーでしょうか。イケメンや美人で感じが良いと思っていても、洋服の袖口からタトゥーがチラりと見得た途端、その人の評価は一変します。

一方で見るからに怖そうな外見をしていると、過去の怖そうな外見だった人の印象を呼び起こします。

これは表情でも、目つきでも、髪型でも、体型でも、姿勢でも同じです。何かしらの特徴を感じると、過去の経験を元に何かしらの印象を当てはめます。

これがイケメンや美人だと平均的なので、これといった特徴がありません。過去の誰かの悪い印象に当てはまることが少ないのです。むしろ芸能人の○○に似ているなど、良い印象を当てはめることになります。

もう一度言います。人は相対する人の情報が少ないと不安になります。

自分の知識の中にある何かしらの枠に当てはめようとします。相手の事を詳しく知る機会があれば外見による枠も徐々に外れるのですが、大抵の人は枠だけで振り分けて詳しく中身を知ろうとはしません。

カラフルな枠

私もあからさまにタトゥーを見せつけてくるような人とは距離を置きます。決して仲良くなろうとは思いません。

これが「人は外見だけで判断する」ということです。誰もが無意識に過去の経験を元に一瞬で振り分けています。「人は外見じゃない」という人も振り分けています。

振り分ける枠の種類が違うだけです。「顔が良いからって中身が良いとは限らない」という枠に振り分けているだけで、やっぱり外見から判断しています。

何事でもイケメンや美人が有利なのは間違いありません。しっかりとこのことを理解してください。ここで「どうせ俺はブサイクだから」と思考停止してしまうと成長できません。

中身が大事のリスク

人もモノも中身が大切なのは言うまでもありません。そんなことは当たり前のことです。

しばしば「人は外見じゃない、中身が大切なんだ」という方の中に、外見を整えることを毛嫌いする方がいます。

これは大変なリスクです!

第一印象で苦手な人という枠に当てはめられてしまうと、中身を知ってもらう機会が得られません。大切な中身を吟味してもらう為にも外見を整える必要があるということです。

どんなに美味しいアイスクリームを販売していても、お店の外見が汚いとお客さんが来ません。アイスクリームを手渡してくれる店員が不潔だと売れません。

ベリー系のアイスクリーム

外見で毛嫌いされてしまうと、中身を判断してもらう機会すら訪れないということです。

中身が大切なんて当たり前です。どんなにオシャレなアイスクリーム屋さんでも、不味ければ売れ続けることはありません。そこは当たり前のことです。

一方で味は普通でもオシャレなアイスクリーム屋さんは売れ続けることがあります。急に暑くなると大繁盛するかも知れません。外見さえある程度整っていればチャンスが巡ってくることがあります。

これは人も同じです。外見を整えることでチャンスが巡ってきます。

外見が不潔だと初めから相手にもされませんが、ある程度の清潔感を保っていると中身を知ってもらえる可能性が増えます。

もちろん外見だけで中身が伴わければチャンスをつかむことはできませんが、そこで改めて中身の重要性に気づくことができます。

「人は外見じゃない、中身だ」という方の中には、もちろん中身が素晴らしい方もいるのですが、そもそも中身を誰にも判断してもらうことがなく、自分勝手な中身になっている方も多いものです。

「あんな見てくれだけのアイスクリームが上手いわけがない」と決めつけていると、相手の良さに気づくこともなく、自分のアイスクリームを研究することもありません。

心から「美味しいアイスクリームをお客さんに食べてもらいたい」というお店の方が、店内の掃除を怠るわけがありません。お客さんに快適に過ごしてもらおうと工夫します。少しでも美味しそうに見える盛り付け方や器を工夫します。

そして笑顔で「ありがとうございました」と手渡します、それも含めてアイスクリームの美味しさ(満足感)でもあります。

中身の質さえ良ければ評価されると思うのは「うぬぼれ」です。ここを勘違いしないでください。人も外見だけではありませんが、中身だけでもありません。

ミシュランガイドの評価も料理の味だけで判断しているわけではありません。お店の雰囲気や接客態度も含めて総合的に評価しています。

人も本当に中身が素晴らしい方は外見も気にするものです。相手に失礼にならない程度の清潔感は身につけているものです。

ただ私が言いたいのは、それだけでも不十分だということです。

まとめ 清潔感の一歩先

最近は「清潔感だけは意識しています」という男性が増えてきました。これは喜ばしいことではありますが、さらに自分の魅力を引き出す工夫をしてほしいと思います。

多くの男性が「清潔感さえあれば十分」という認識なのが、非常にもったいないと感じます。ちょっとの工夫で外見の印象は大きく変えることができます。

アイスクリーム屋さんも清潔感を意識して掃除をするのもいいのですが、古くなったお店の外装やメニューの写真を一新することで、より中身を知ってもらうチャンスが増えます。

男性も清潔感を整えるだけではなく、より自分に似合う髪型や洋服を身につけることで、魅力を引き出すことが可能です。よほどイケメンでもない限り清潔感だけでは不十分です。

イケメンモデルのヒゲソリ

これは高級なブランド服を着るという意味ではありません。アイスクリームのコーンのデザインや包み紙をポップにするのはオシャレですが、必ずしも高級食材にする必要はありません。バランスが取れないと不自然な印象になります。

きちんとサイズを合わせた洋服というのは余計な皺が出ないものです。身体の動きも妨げないので疲れも少なくなります。また自分の顔の大きさに合わせた髪型やメガネなど、コンプレックスを和らげる工夫(平均に近づける)も可能です。

平均的なイケメンや美人が好かれるように、身だしなみを整えることで平均に近づくと、多くの方に好かれることになります。

弱々しい印象の方は、日焼けをしたり、筋トレをしたり、キリっとした表情を意識したり、髪型を工夫することで平均に近づけることが可能です。

身長が低い方は靴や中敷きを工夫したり、姿勢を意識することで平均に近づきます。

参考足が短く見える人の特徴

怖い印象の方は、優しい印象になるような眼鏡や髪型や眉毛に整え、笑顔や口調を意識することで外見を整えることは可能です。

しっかりと自分の容姿や体型と向き合って身だしなみを整えてください。整えるというのは奇抜なことをするという意味ではなく、イケメンや美人のように誰からも嫌われない平均に近づけるということです。

人は初めに外見で判断するものだと改めて意識してください。

「中身で勝負だ」という意識が強すぎると外見が整いません。それは大きなリスクです。中身を知ってもらうチャンスを逃すことになります。

簡単にイケメンや美人になることはできませんが、少しでも平均に近づけることは可能です。コンプレックスを和らげる様々な工夫があるものです。髪型や肌の手入れや洋服選びや姿勢や表情や口調など、少しずつ積み重なることで平均点に近づくことは可能です。

そしてその外見を整える努力が自信につながります。少しでもコンプレックスを解消出来れば、自然と堂々とふるまえるようになるものです。結果的に外見から中身も磨かれます。

自信がつくと必ず周りに伝わります。それほど容姿や体型が良くない雰囲気美人などが代表です。圧倒的な自信があると不思議と惹きつけられるものです。

参考雰囲気イケメン星野源の魅力

一方でイケメンや美人でも自信がないとオーラは出ません。

冷静に客観的に観ると明らかにブスなオネエでも、自信満々にいい女のオーラを出されると妙な色気を感じるものです。圧倒的な自信は相手を巻き込むことは珍しくありません。

外国のオカマ達

外見を整えると中身に良い影響があります。そして中身が充実すると外見ににじみ出てくるものです。お互い切っても切れない関係ということを忘れないでください。

中身とだけ向き合って超えられない壁を、あっさりと外見から超えられることもあります。アイスクリームのコーンの形を変えることで、溶けやすさの問題を解決できるかもしれません。

どちらも大切だと改めて意識してください。清潔感を保てば十分ではもったいないです。

自分の容姿や体型と向き合ってください。どんなに平均点から離れていても、少しでも平均点に近づけることで必ず魅力がアップしてくれます。それに比例して中身の魅力もアップしてくるものです。

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