スーツが似合う男性の特徴!ポイントはフィット感と姿勢

ファッションコラム

スーツが似合う男性

スーツが似合う男性にはある特徴があります。

高身長やイケメンや整ったスタイルが有利なのは間違いありませんが、それだけで決まるものではありません。

そもそもスーツは男性をカッコよくするために進化してきた洋服です。

様々な補正効果がふんだんに盛り込まれているのがスーツです。

きちんとスーツを着こなすことさえ出来れば、大抵の男性の魅力がアップするものです。

ですが、スーツが似合っていない男性も少なくありません。

これにはいくつかの理由があります。まず一つ目がフィット感です。

スーツのフィット感

スーツが似合っている男性は、抜群のフィット感のスーツを身につけています。

これはスリムなスーツということだけではありません。年配の男性が好むゆったりとしたスーツでも、それなりに似合っている男性がいるものです。

そもそもスーツは細かなサイズ展開があるので、大抵の男性の体型に合わせることが出来ます。

なのにイマイチな印象の男性が多いのは、体型の変化に無頓着なことが理由に上げられます。

洋服に無頓着な男性でもスーツを着るとカッコよくなる方がいますが、スーツはお店の人が細かくサイズを合わせてくれるので、これといった知識がなくても、それなりにフィットさせることが出来ます。

私服はダサいけどスーツ姿はそれなりという男性も多いですが、まさに洋服をフィットさせる技術の差でもあります。

ですが、体型というのは日々変わるものです。

シーズンごとにスーツを新調する方であれば問題ないかも知れませんが、数年前に購入したスーツがフィットする方は少ないものです。

スーツは細かくサイズを合わせられるだけに、僅かな体型のズレが顕著にあらわれてしまいます。

若い頃から体重が変わっていなくても、筋肉が落ちて脂肪が増えているかも知れません。

脂肪は筋肉よりも体積が多いので、同じ体重でも体型は変化しているものです。

引用元:http://mcm66.blog.fc2.com/blog-entry-1783.html

このような体型の変化に無頓着なままだと、スーツがフィット感が失われてしまいます。肩や胸板の筋肉が落ちてスカスカになり、お腹周りだけ脂肪でピチピチといったことになってしまいます。

するとスーツに余計な皺が入るので、残念な印象になってしまいます。

スーツが似合う男性というのは、体型の変化にスーツのサイズを対応させているか、もしくは体型の維持がしっかりと出来ている傾向があります。

スーツが似合う姿勢

そしてもう一つスーツが似合う男性には特徴があります。それは姿勢の良さです。

どんなにきちんとサイズを合わせたスーツでも、姿勢が悪いとシルエットが崩れてしまいます。

洋服屋さんで試着をする時というのは誰もが姿勢を正すものですが、それが普段の姿勢でないと余計な皺が入ることになります。

スーツに限らず上着というのは、肩で着るものです。

サイズを肩幅に合わせることは当然なのですが、猫背で背中が丸まって肩が内側に入ってしまうとズレてしまいます。

スーツの背中側は引っ張られて横に皺が入りますし、前側は生地がたるんで縦に皺が入ってしまいます。

鏡の前で試してもらうとわかるのですが、極端に猫背の姿勢をとってみてください。スーツのカッコいいシルエットが台無しになると思います。

オーダーメードのスーツであれば、猫背に合わせてつくることも出来るのですが、紳士服の量販店で購入するスーツには、そのような機能はありません。

スーツが似合う男性というのは、抜群に姿勢が良いものです。

また姿勢が良いと体型の崩れも少なくなるので、フィット感のズレも少なくなります。

日頃から良い姿勢を心がけることこそが、スーツが似合うようになる最大のポイントです。

姿勢が悪いだけで身長が低く見え、顔が前に出て大きく見え、首も短く見え、肩もすぼまってスーツが皺だらけになってしまいます。

カジュアルな洋服だとサイズ合わせの技術に個人差があるのですが、誰もがそれなりにフィットさせることが出来るスーツが似合わないというのは、大抵は姿勢の崩れです。

どんなに気品があふれている高級生地のスーツでも、姿勢が悪いだけで皺だらけになってしまうので気をつけてください。

カッコいいスーツを購入したから似合うようになるのではありません。量販店の格安スーツが似合わい男性が、有名ブランドのスーツを着たから似合うようになるということは、決してありません。

ここを勘違いしないでください。

料理の基本が出来ていない新米主婦が、高級食材を調理したところで美味しくなるわけではありません。もちろん基礎を身につけると、高級食材ならではの良さを活かすことが出来ます。

日頃から良い姿勢を保っている方であれば、より自分の体型に合わせたスーツを選ぶことが出来ます。身体に厚みがない方なら生地の厚みを持たせたり、肌に合わせた色や柄を選んだり、お腹を目立たせないシルエットのスーツを選ぶことも出来ます。

一方で日頃から姿勢が崩れている方だと、せっかくお店の鏡の前で合わせたスーツだとしても、魅力を引き出すことなど出来ません。

メンテナンスも大切

またスーツそのもののメンテナンスも大切です。スーツが新しいうちは似合っていても、メンテナンスを怠ると似合わなくなることもあります。

これは単純にスーツの見た目が劣化するということです。

クリーニング屋さんの針金ハンガーにスーツをかけていると、肩周りの生地の張りが失われて型崩れしてしまいます。適正なハンガーにかけるのも大切です。

スーツのポケットに重たいものを入れておくと、その重みでシルエットが崩れてしまいます。一日ぐらいなら問題にならないかも知れませんが、続けていくうちに深い皺になってしまいます。

またスーツは頻繁にクリーニングに出せるわけではないので、ブラシによるメンテナンスも重要です。着用後にサッとブラシをかけてあげると、汚れやホコリが頑固になる前に落とすことが出来ます。

料理をこぼした染みで考えるとわかりやすいと思います。直ぐに水で洗い流すのと、一週間放置してからでは全然違うものです。

これをやるとやらないでは、スーツの寿命は大きく変わります。

またブラシをかけていると生地の擦れる箇所もわかるようになります。最近はリュックのビジネスバッグが流行っていますが、ブラシをかける習慣がある人であれば、まず選択しません。

足や腕を組む習慣があると、その箇所が擦れてしまいます。ブラシをかけていると、そのような気づきが得られるので、普段からスーツ着用時の所作も変わってくるものです。

自然とスーツを傷まないような所作になるので、似合っているスーツを長く愛用することが出来るようになります。

まとめ フィット感と姿勢とメンテナンス

スーツが似合っている男性の特徴というのは、きちんとスーツと向き合っているということです。

購入時にきちんとサイズを合わせ、そのスーツがフィットする体型を維持しています。

そして日頃から姿勢が良いので、スーツに余計な皺が入ることもなく、綺麗なシルエットを維持することが出来ます。

さらにしっかりとメンテナンスをしているので、スーツの劣化もありません。

姿勢が悪いとスーツの特定の箇所ばかりが擦れたり皺が入ります。するとその箇所の生地が柔らかくなり、張りが失われてシルエットが崩れてしまいます。そしてメンテナンスを怠っていると、その事に気づくことすら出来ません。

椅子に座るときにさりげなくスーツのボタンを外せる人と、そうではない人では、皺の入り具合がまるで違うものです。

スーツが似合わない男性というのは、要するにスーツに無頓着だということに尽きます。

若者ほどスーツが似合いやすいのは、単純に姿勢や体型の崩れが少ないからです。

中年男性でも日頃から体型維持や良い姿勢を心がけている人であれば、スーツをカッコよく着こなしているものです。

一方でイケメンでもだらしのない姿勢ではスーツが似合いません。

細マッチョのような体型になるのが理想ではあるのですが、誰もが出来ることはないので、せめて現在の体型が崩れないように心がけ、日頃から良い姿勢を保つようにしてください。

これだけで多くの男性のスーツが似合うようになります。

もちろんメンテナンスも怠らないでください。せっかくフィットしているスーツでもボロボロだと似合いようがありません。

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