お笑い芸人さんの衣装、スーツの着こなしの違いが面白い!
お笑い芸人の衣装
私はお笑い芸人さんをとても尊敬していまして、「M-1」や「THE MANZAI」などは、欠かさずチェックしています。
先日放送された「THE MANZAI」の優勝は博多華丸大吉さんでした、ベテラン芸人さんの貫録と言ったところでしょうか。
引用元:http://matome.naver.jp/odai/2141397932703352301
毎度お笑い芸人さんの漫才で笑わせてもらうのですが、私にはもう一つの見どころがあります、それはお笑い芸人さん達の「スーツの着こなし」です。
「キングオブコント」のようなコントの大会だとスーツ姿は少ないのですが、漫才の大会だとスーツ姿の芸人さんが大半をしめるので、それぞれのスーツに対する想いの違いが感じられて非常に面白いです。
特に大きな大会では、多くの芸人さんがスーツを新調してきます。
中には衣装にそれほど予算をかけられない若手芸人さんもいらっしゃいます、その中でも知恵を絞ってスーツを選んでいることに感動させられます。
若手芸人の苦悩
若手芸人さんの中には、とりあえずスーツさえ着ておけばいい、という方もいます。もちろんそれが悪いわけではありません、あくまでも漫才のネタが勝負の舞台です。
一方で漫才のネタやキャラクターを活かすためのスーツ選びをしていると感じられる芸人さんもいます、そこには料理人が包丁を研ぐようなカッコよさを感じます。
もちろん漫才のネタが最も大切なのですが、きちんと仕事に向き合っている方は、やはり衣装にも気を配れるのだと思います、やはり道具なんて関係ないという料理人は残念な印象になるようなことです。
例えば漫才のコンビのツッコミ担当の方は平均的なスーツを好みます、観客の皆さんに共感されやすい常識人の役割が求められるからです。
一方でボケ担当の方は、衣装のスーツにも様々な工夫を凝らしています。
斬新でスタイリッシュなボケを連発する方は、やはり流行のスリムなスーツで敏捷性を表します。
引用元:http://u-man-muramoto.blog.so-net.ne.jp/
他にも太ったキャラクターを活かしたい方は、ゆったりとしたフォルムのスーツ、ラペルやネクタイもそのような選択になっているものです。
きちんと漫才に取り組んでいる方は、衣装やネタとも向き合ってきたのが伝わってきます、そのプロ意識に感動させられます。
「ネタさえ面白ければ衣装なんて関係ねぇ!」というスタイルもありますが、それは「味さえ良ければ関係ねぇ!」とばかりに掃除を怠る飲食店のようで、どこか勿体ない印象になります。
店内を綺麗に掃除をするのにお金はかからないように、スーツ選びもお金さえかければよいというわけではありません。
残念な中堅芸人
稀に光沢のある高級生地のスーツを着ている中堅の漫才師の方がいるのですが、それを着てお上に噛みつくような庶民派を演じられても説得力がありません。
成金のような役割やネタであればいいのですが、多くはそうではありません、せっかく新調したスーツでもネタやキャラ設定にそぐわいとマイナスに働くことになります。
これは一般の方にも言えることですが、適当にスーツや洋服を選ぶとマイナスに働くことがあります、これは洋服の価格は関係ありません、むしろ高級な洋服ほど場面を選ぶので難しくなります。
しっかりと体型やTPOと向き合ってスーツや洋服を選んでいる漫才師さんは、本当に素晴らしいと感じます。
おぼっちゃまキャラのアズマックスこと東貴博さんは、いつも素晴らしく上品な着こなしをしています。
金の腕時計やラメ入りのジャケットなどのわかりやすい金持ち演出に頼るのではなく、本当に王道の上品な着こなしでとてもカッコいい芸人さんです。
そのような意味でも「THE MANZAI」で優勝した博多華丸大吉さんのスーツは、素晴らしいさじ加減でネタを引き立てていました。
次は:漫才のネタで勝負!という感じがする博多華丸大吉の衣装
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