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腕時計は精神安定剤!?落ち着きをもたらすトリガーの役割

腕時計の意味

携帯やスマホが普及している現在、腕時計がなくても時間がわからないということはありません。

それでも多くの方が腕時計を身につけているのは、やはり何かしらの意味があるからです。

ストップウォッチやカレンダーなどの機能もありますが、そのような物理的な役割だけではなく、もっと精神的な役割が腕時計にはあります。

腕時計には精神安定剤のような役割があると考えられます。

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ホームとアウェイ

プロサッカーではホームとアウェイで力の差が大きく異なる場合があります、ホームでは負けなしのチームというのは珍しくありません。

ホームスタジアムには応援してくれるたくさんのファンがいます、さらに視覚的な空間の慣れ、観客席との距離や照明の位置、芝生の質、風の特徴などを理解しているので有利に働きます。

満員のサッカースタジアム

一方で相手のチームはブーイングを浴びせられて萎縮します、不慣れなスタジアムだと奥行きの判断を見誤るかも知れません、風を計算に入れられません、荒れている芝生に足を取られるかも知れません。

サッカーでは実力が拮抗したチーム同士の争いの場合、ホームとアウェイによって大きな差がうまれるものです。

実はこのホームとアウェイの関係は、日常生活にも大きな影響を与えています。

初めて行くお店は落ち着きません、どうしてもソワソワしてしまうものです。

新人の営業マンが飛び込みで上手くいかないのは当たりまえです、経験がないので緊張した面持ちでソワソワしっぱなしになります。

ソワソワしている新人営業マン

新人の頃は先輩といっしょに営業先を回ることで、様々な経験が蓄積されていき、アウェイの緊張感が少しずつ和らいでいきます。

初めていくお店でも、そのお店の常連さんといっしょに行くのであれば、それほど緊張せずに済むものです。

サッカーであれば経験豊富なベテラン選手です、アウェイの雰囲気に飲まれずにプレーをすることができます。

日頃から練習で経験豊富なベテラン選手と良い関係を築けている新人選手は、アウェイの雰囲気の中でもベテラン選手の声かけによって落ち着きを取り戻します。

一方でベテラン選手が気難しい場合だと新人選手と打ち解けることもないので、新人選手はソワソワしっぱなしになってしまいます。

アンカーとトリガー

ベテラン選手との心地よい状態を築けていると、アウェイという緊張状態の中でもの心地よい状態を引き出すことができます。

ベテラン選手と新人選手との信頼関係を構築することを、ある業界の用語ではアンカー(イカリ)と言います。

そしてベテラン選手の落ち着きや声かけを、トリガー(引き金)と言います。

きちんとしたアンカーが設定されていると、どんなに緊張をしていても、トリガーによって落ち着きを取り戻すことができます。

アンカーは記憶とも関係性とも状態とも言えるのですが、練習でベテラン選手としっかりと心地のよい状態を構築(記憶)しておくと、その状態を取り戻すきっかけ(声かけ、トリガー)によって緊張状態から、心地のよい状態を取り戻すことが出来ます。

少し回りくどくなりましたが、このアンカーとトリガーの関係性が、腕時計のもつ役割です。

全く知らない街で飛び込み営業をすると、見る物全てが知らない物に囲まれます、完全なアウェイ状態になります、そこでいつも身につけている腕時計を見ることで、落ち着きを取り戻すトリガーになってくれます。

腕時計が精神安定剤のような役割を果たしてくれます。

特に思い出の腕時計や、記念の腕時計には意味が込められています、大切な人から送られた腕時計であれば、その人の笑顔が思い浮かぶのかも知れません。

昔の映画のように懐中時計の蓋の裏側に写真をつけるようなことです、写真がなくても想い(アンカー)があれば同じような役割を果たします。

古い懐中時計

スマホの待ち受け画面を愛する家族にすることも効果的ですが、緊張状態の飛び込み営業先でスマホを確認するのは難しいわけです、腕時計であれば自然と視線に入りますし、チラッと視線をうつしても不自然ではありません。

腕時計のアンカーは個人が設定(体験)するものなので、周りに悟られることなくトリガーの役割を果たせるということです。

喫煙者であれば特別なライターなどもトリガーにすることができますが、営業しながらライターを取り出すわけにはいきません。

どこでも違和感なく自然にトリガーを引けるのが腕時計の凄さです。

以前、最高の腕時計を選ぶ方法を紹介したことがあるのですが、

参考あなたにとって最高の腕時計を選ぶ方法

適当に腕時計を選んでしまうとアンカーを設定しにくくなります、自分で購入する場合は熟考を重ねて意味を持たせる必要があります。

思い出の腕時計

どんなに高級な腕時計でも思い入れがないとアンカーにはなりえません、その高級腕時計について詳しく調べて、熟練の職人の細かな手仕事や、使用されている素材や宝石に敬意を持つのも、一つの方法ではあります。

腕時計のコレクターと呼ばれる方は、このようなタイプだと思います、腕時計の構造や希少性に魅力を感じます。

高級そうな三本の腕時計

一方で数千円の腕時計でも、本人にとって最高のアンカー(意味)があれば、その腕時計は最高のトリガーになります。

亡き祖父の形見だったり、初めての給料で購入したり、成人祝いだったり、恋人からのプレゼントだったり、色々なケースがあると思います。

このようなアンカーが設定されている腕時計は、価格など全く関係がありません。

あまりにも突飛なデザインの腕時計だと、身につけるシーンを選ぶ必要がありますが、ある程度シンプルな針時計であれば、いつでもどこでも身につけてトリガーの役割を果たすことができます。

「思い出の腕時計」というのは、どんなにお金を積んでも手に入れられるものではありません、また他の方が手にしても意味がありません。

何度も電池交換をしたり、何度もベルトを交換したり、何度もオーバーホールをしてまで使い続けたい腕時計を所有している方は、本当に素敵だと思います。

何物にも代えがたい腕時計なので、大切に扱い続けていってほしいと思います。

こち亀の最終巻

ギネス記録にもなっている漫画、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の最終巻の最終話の一つ前の話で「思い出の腕時計」が取り上げられていました。

おばあちゃん(擬宝珠夏春都 ぎぼしげぱると)の亡くなった夫が愛用していた故障した腕時計を、主人公の両さんがアメリカにまで持ち込んで修理したお話でした。

再び動くようになった腕時計を見たおばあちゃんの、何とも言えない嬉しそうな表情が印象的でした。

「こち亀」には様々なお金持ちキャラクターやスーパーカー、高級腕時計が登場しますが、やはり「お金の価値」や希少性ではなく、「思い出」なのではないでしょうか。

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まとめ 究極のアンカーとトリガー

レミオロメンというミュージシャンの歌に、

瞳を閉じればあなたが

瞼の裏にいることで

どれほど強くなれたでしょう

と言うものがあります。

これなどは究極のアンカーです。


(1分40秒頃からの歌詞)

営業先で目をつぶって妄想にふけるわけにはいきませんが、目をつぶることをトリガーにしてしまえば、いつでもどこでも心地よい落ち着いた状態を再現できるのではないでしょうか。

ちなみにアンカーでわかりやすいのは「お守り」です、そもそも「お守り」そのものに機能はありません、意味を持たせているから 役割が存在しています。

ゾウのお守り

お守りも国や文化が違えば全く意味がわかりませんが、その文化の中では役割を持たせているのでトリガーとして機能します。

鞄の中に信用できるお守りを忍ばせておくのでもいいのですが、一方で鞄にいくつものお守りをぶら下げていると、少し周りの人から警戒されるかも知れません。

手首に数珠をつけていると、人によっては警戒するかも知れません、十字架のネックレスなども同様です、この辺は考え方や文化の違いがあるので何とも言えませんが、新しい人間関係を構築する際にマイナスに働く可能性があります。

一方で腕時計がマイナスに働くことはありません、洋服に全く似合わない腕時計のデザインだとマイナスになりますが、シンプルな腕時計であればフォーマルでもカジュアルでも違和感なく収まります。

シンプルな腕時計

瞼の裏のように大切な人を結びつけることも出来ますし、お守りのような役割を持たすこともできます、文字盤の中に十字架を想像しても構わないわけです。

腕時計ほど自然にアンカーの役割を込めやすいアイテムはありません。

鞄や財布や靴や洋服は劣化するので買い替えてしまいます、腕時計はメンテナンス次第では何十年と使い続けられます。

そしてファッションほど流行に左右されません、王道のシンプルな針の腕時計は不変です。

長年愛用している腕時計を大切にしてほしいと思います、きちんとメンテナンスをしてあげてください。

参考格安の腕時計のオーバーホールを試してみた

安物の腕時計の電池を何度も替えながら、修理をしながら何十年も使い続けることは、とても素敵なことだと思います。

数年おきに買い替えている腕時計よりも、ずっと大きな役割が込められているはずです。

その大切な腕時計を身につけるたびに、あなたの気持ちは上向くはずです、緊張している場面でも腕時計をチラッと見ることで、落ち着きをもたらしてくれるはずです。

腕時計を確認する女性

女性の腕時計はファッションとの相性もあるので、シンプルなデザイン一つだけだとさみしいかも知れませんが、男性のファッションであれば、余計な装飾はむしろ邪魔です。

今所有している腕時計に対して、それほど愛着がない方は、次に購入する腕時計を真剣に選んでみてください。

価格は関係ありませんが、出来る範囲で頑張ると思いも込めやすくなると思います、多少の価格差で挫折するようなことはしないでください。

様々なデザインやメーカーの考え方を学ぶのもいいですし、家族や恋人といっしょに選んでも構いません、記念日に合わせるのも良いと思います。

思い出の物は腕時計に限った事ではありませんが、腕時計はいつでもどこでも自然にトリガーの役割を果たせる数少ないアイテムです。

精神安定剤のような落ち着きをもたらせてくれる意味を理解して頂けたでしょうか、適当に腕時計を選ぶのは本当にもったいないので、吟味して最高の腕時計を選んでほしいと思います。

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