歯が黄ばむと老けて見える?黒人の歯が白い理由から原因を考察
歯の黄ばみによる見た目年齢
少し前に放送されていたテレビ番組で、ある人物の写真を加工し、あえて歯を黄ばませて見た目年齢を言い当ててもらう調査をしたところ、平均で女性は2.7歳、男性は3.1歳も老けて見られるという結果が発表されていました。
多くの人は中年に差し掛かると肌ツヤが失われ、髪も衰えて清潔感が失われてしまいます。
それらの肌や髪の衰えと同じように歯の黄ばみも老けの原因に見られてしまうということです。
今まで歯の黄ばみを意識したことがない方は、一度鏡の前で自分の歯の色をチェックしてみてください。
そこで今回は歯が黄ばむ原因や対処法について紹介します。ちょっとした事で随分と変わるので、日頃から意識してほしいと思います。
歯を白くする方法
歯を黄ばませる原因はたくさん言われているのですが、あまりにも色々ありすぎて全ての対策をするのは難しいように感じます。
歯の黄ばみを抑える為に食後に直ぐに歯を磨くという方法というのも、食べ物の色素を歯に移さないためには有効なのですが、食後の口の中は酸性に傾いていているので、歯ブラシで歯が傷付きやすい状況だとも言われています。
歯を磨くタイミングというのも歯医者さんによって意見が違うようで、「研磨剤が含まれていない歯磨き粉であれば、食後すぐに磨いても問題ない」という意見もあれば、「食後30分以内は磨かない方が良い」という意見もありました。
歯の強度にも個人差があるので何とも言えませんが、歯が薄くなっている方やすきっ歯の方は、歯磨き粉の研磨剤の有無を確認した方が良いと思います。
さらに歯を白くするにはホワイトニングや専用の歯磨き粉などがあるので、そのような歯科医院や専用品に頼るという方法もあります。
歯を積極的に白くする方法というのであれば、歯医者さんに頼ることが一番です。
自宅で対処するのであれば、ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使うのが効果的です。
これらのように黄ばんだ歯を白くすることも大切ですが、一方で歯を黄ばませる原因を減らすことも大切です。こちらの方がお金もかからないので、個人的にはおすすめです。
歯を黄ばませない工夫
一般的に歯が黄ばむ原因として言われているのが、
- タバコ
- ワイン
- コーヒー
- カレー
- ケチャップ
- チョコレート
などでしょうか。タバコ以外は見方を変えれば「身体にいい」と言われている食品が多いです。
タバコに関して言えば対策は難しいです。一番は禁煙をすることですが、本数を減らすなり、煙の出ない電子タバコにするのも一つの手段だと思います。
アイコスなどはタールがカットされているので、部屋の壁紙が黄ばまないそうです。もしかしたら歯も黄ばみにくいかも知れません。
ちなみにコーヒーなどの飲み物は、ストローを使って歯に直接触れさせないことで、歯の黄ばみを予防することができます。
美意識の高いある女優さんは、日常的にストローを使うことを徹底しているそうです。
流石にホットコーヒーにストローは無理でしょうが、毎日ホットコーヒーを何杯も飲んでいる方は、アイスコーヒーも選択肢に入れてみてください。
流石に食べ物を歯に触れさせないことは出来ませんが、工夫の余地は残されています。
それは食後に口をゆすいでガムを噛むことです。
ガムと言っても甘いガムではなく、キシリトール系のガムがおすすめです。
軽く口をゆすぐことでもある程度の汚れは落ちてくれます。さらにガムを噛むこと唾液が多く分泌され、酸性に傾いた口の中を素早く中和してくれます。
現代人は口呼吸の人が増えており、口の中が乾燥しやすく唾液の分泌量が少なくなっていると言われています。唾液が少ないと口内環境が悪化し、歯周病や虫歯にもなりやすいと言われています。
また食後にガムを噛むことは、消化吸収や口内環境改善など様々なメリットがあります。よく歯を白く再石灰化させる成分(ハイドロキシアパタイト)が含まれている歯磨き粉などが売られていますが、実は唾液にも含まれている成分です。
口内環境を整えるということは、結果的に歯が黄ばむ原因を抑えることになります。
歯を磨くのは人間だけ
自然界の動物や昔の人類は食べ物といっても精製や加工されたものではないので、極端に色素が多かったり糖分が多いということもなく、わざわざ歯を磨く必要はありませんでした。
虫歯は人間と人間の食べ物を与えられるペットのみが悩まされる問題です。さらに人間といっても国が違えば文化、食生活も違います。
実は現代でも昔の人類の生活に近い人達は、現在でも健康的な歯をしています。
現代の日本人と比べるとアフリカの方は圧倒的に歯が綺麗です。彼らは歯医者で白くしてもらっているわけではありません。
もちろん人種による違いがあるので、日本人の子供がアフリカの環境で育ったからといって同じような歯の白さになるとは限りませんが、何かしら食生活が関係があると考えられます。
あるテレビ番組を見て驚いたことがあります。
黒人タレントのボビーオロゴンさんが故郷に帰郷したときのことです。ボビーさんのお母さんが再会を喜んだ後に発した言葉が、
「あんた歯がボロボロじゃないの!日本で熱いモノばかり食べているんでしょ!」
でした。
日本人の感覚からすると、ボビーさんの歯はとても綺麗で羨ましい限りなのですが、黒人の方から見るとボロボロのように感じたようです。
そこで気になったのが「熱いモノ」でした。
自然界の動物が精製された加工品を食べないように、熱々に加熱したモノを食べることなどありません。
熱々の鍋や汁もの、揚げ物などを好む日本人の食生活と、歯の健康状態は関係しているのかも知れません。
欧米人が日本人を揶揄する表現として、眼鏡や猫背の他に歯の悪さがあるのにも、それなりの関係があるのかも知れません。
アフリカでも煮炊きはしますが、日本食ほど熱々、揚げ立て、焼きたてにこだわっているわけではありません。このような食文化の違いが、歯の状態にも影響を与えていても不思議ではないと思います。
ボビーさんのお母さんの意見が科学的に正しいのかはわかりませんが、多くの日本人は自然界に存在しない熱々のモノを口にいれる傾向があります。
単純に熱々だと歯が溶けやすいような気もしますし、歯の表面を傷つけて黄ばませることになったとしても不思議ではありません。
ちなみにコーヒーは100℃の熱湯より少し冷ました温度の方が美味しいと言われています。コーヒー用のヤカンの先が細くなっているのは熱湯を冷ますためです。
コーヒーの味も熱々にこだわる必要はないのかも知れません。
熱々のモノを避けるような、ちょっとした心がけで歯の健康状態が変わるかも知れません。
歯が黄ばみの原因は人それぞれですが、熱々のお茶なども少し冷ましてから飲むようにしてみてください。
まとめ 歯を黄ばませない工夫
黄ばんだ歯を白くする方法を取り入れるにしても、同時に歯が黄ばむ原因を意識して避けることが大切です。
そして口内環境を整えるようにしてください。唾液の分泌が正常になれば、歯の黄ばみも和らぐ可能性が高いです。
ちなみにネットで食品の温度と歯の関係性について調べてみたのですが、これといった情報は見つかりませんでした。
ボビーさんのお母さんの意見は、あくまでも参考程度に捉えておいてください。
ただし熱々の食べ物が「歯にしみる原因になる」ケースは、たくさん見つかりました。
知覚過敏と同じように、もしかしたら食品の熱で歯の表面が溶けているのかも知れません。歯の黄ばみが気になる方は、熱々の料理を避けた方が良いかと思います。
歯を黄ばませないためには、極端に熱いモノは避け、食後は軽く口をゆすぎ、ガムで唾液を多く出して素早く口の中を中和させることです。
また口呼吸の方は口の中が乾燥しやすいので気をつけてください。私は睡眠時の口呼吸を改善させる為に、専用のテープを使用しています。
もちろん歯を磨くことは大切です。黄ばんだ歯を白くさせるには専用品に頼るのも効果的です。
また歯ブラシ代はケチらないことをおすすめします。
数十円、数百円をケチって歯医者に行くことになれば、歯ブラシの何年分のお金が飛んでいきます。そして何よりも大切な時間まで奪われてしまいます。
歯医者さんの数はコンビンよりも多いと言われているので、それだけ多くの日本人が歯に悩まされています。歯ブラシや歯磨き粉の数百円をケチるのは、本当にもったいないことです。
見た目の若返りとして薄毛やダイエットを気にする方は多いですが、歯の色でも印象は大きく左右されます。
歯が黄ばむ原因を避け、白く輝く歯を保つように心がけてほしいと思います。
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