モテる優しい男とモテない優しすぎる男の違いを意識しよう

ファッションコラム

優しい男性はモテる?

いわゆるオラオラ系と呼ばれる男性がいます。優しさを前面に押し出していないのにも関わらず、一定数の女性にモテるものです。

オラオラ系の男性は、よく言えば男らしい言葉遣いで女性を引っ張りますが、悪く言えば乱暴で恐怖感を与えます。

このような優しさがなさそうな男性でも一定数の女性にモテます。ホストクラブの中にはも、必ずオラオラ系担当の男性がいるものです。

睨みをきかせる男性

実は彼らの性格はわりと普通です。もちろん優しすぎる男性ではありませんが、見た目や態度のギャップで女性に優しさを感じさせやすいという特徴があります。

まず見た目から優しくなさそうなので、普通に話をするだけでも優しさを演出することが出来ます。しかも女性に対して「私にだけ優しい」といった印象を与えることが出来ます。特別な優しさとでもいいましょうか。

優しい男性は女性モテます。これは間違いありません。

一方で「優しすぎる男性」というのは、あまりモテません。

女性に好きな男性のタイプをあげもらうと、圧倒的な大差で一位は「優しい男性」になるのですが、その優しさを勘違いして「優しすぎる男性」になってしまうと、男として頼りなくなってしまいます。

またそのような男性と付き合って物足りなさを感じた女性ほど、オラオラ系の男性に惹かれる傾向があります。

ただし、ここで勘違いしてもらいたくないのですが、これは見た目だけの話ではありません。いかにも強面がモテるということではありません。そのような男性を好きな女性もいますが、今回はあくまでも性格が優しすぎる男性がモテないケースについて考察します。微妙な違いなのでしっかりと理解してほしいと思います。

優しい男は安心

まず初めに言っておきますが、優しい男性はモテます。

これは間違いないです。そして優しすぎる男性も、それほど悪くはありません。特に女性との出会いのスタートは良いと思っていいです。

見た目が恐い男性だとスタートから弾かれるケースがあります。女性の好み次第ではありますが、優しすぎる男性というのは取り敢えず女性の選択肢の中には入ることが出来ます。

パーティー会場

女性が優しい男性を好きな理由は「安心感」があるからです。何をするかわからない気性が激しい男性のことが好きということはありません。

優しすぎる男性もスタートではOKなんです。どんな男性かわからない段階から見た目も気性も激しいオラオラ系だと、そのような男性がタイプの一定の層の女性からしかモテません。

多くの女性が求めている「優しい男性」というのは、非常に勝手ですが「自分にとって都合のいい優しい男性」のことです。

全ての女性に優しい男性よりも、私にだけ優しい男性のことが好きです。自分のことを特別扱いしてくれる男性が好きです。これは周りの女性に厳しくしろということではなく、私にだけ特別扱いを感じさせてくれる男性が結果的にモテるということです。

だからと言って何でも女性の願いを叶えてあげたり、直ぐに何でも買ってあげると、「頼りがいがない」「もの足りない」「楽しくない」と勝手なことを言いだします。それが女というい生き物です(苦笑)。

優しすぎる男性はスタートはいいのですが、長い付き合いや結婚となると選択肢から外されてしまいます。

イメージしやすいのはお笑い芸人の「よゐこ」の濱口優さんでしょうか。

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引用元:http://www.officiallyjd.com/

あくまでも濱口優さんのイメージで話しますが、男性から見ても物凄く優しい印象がありますよね。特別カッコいいわけではないのに(失礼)、数々の女性有名人と噂になっているのも理解出来ます。

テレビでは見た目も優しい濱口優さんですが、プライベートな格好だとオラオラ系だったりします。クロムハーツなどの指輪を身につけていたりするんですよ。

優しそうなイメージなのに頼もしさの意外性もあるので、多くの女性にモテるのではないでしょうか。ただし、性格が優しすぎるが故に結婚となると別の話になります。

オラオラ系がモテる理由

強面やオラオラ系が好きだという女性の特徴は、自分にだけに優しいことがわかりやすいからでもあります。

 

「厳しそうな人なのに私には優しい」

 

見た目がいかついと、特別な優しさを示すことなく普通に接していても「優しい」と感じてくれる効果があります。エグザイルのような人達をイメージするとわかりやすいと思います。

エグザイルは見た目はいかついのに、話すと優しそうな感じが伝わってきますよね。まさに女性の理想通りなのかも知れません。

ただ見た目も恐くて性格も荒々しいとなると、かなり限られた女性にしか好かれないので、多くの女性にモテる為にそこを目指すのはおすすめしません。

優しい見た目の男性

いかつい見た目だけを真似るのは、元々もっている容姿にもよりますし、多くの男性は職業柄厳しいと思います。

そこでおすすめしたいのが、「見た目は優しそうだけど性格が優しすぎない男性」です。

オラオラ系なら普通に女性と接するだけでギャップが出来ますが、見た目が優しい人が積極的にギャップを演出する方法があります。

これのメリットは見た目が優しそうというだけで、初対面の女性に安心感を与えることが出来ます。常識ある男性だと思わせるのは重要なことです。エグザイルのファッションで仕事をしていては、常識人とは思われません。

さらに不潔だったり、変なファッションだと、それだけでNGな女性も多くいます。

 

身なりを整えることは最低限のことです。

 

男性よりも女性の方が、より見た目の印象を気にします。高級な時計やスーツとかの話ではありません。ファッションセンスが悪くなく、清潔感があれば取りあえずはOKです。

参考ファッションセンスがない男の特徴

初対面で見た目では安心感のある誠実そうな男性だと思わせておいて、性格で少しギャップ(男らしさ)を出すとプラスに働きやすくなります。

これはマッチョなんかもそうですね。ランニングで筋肉を堂々とアピールされると引いてしまう女性も多いですが、たまたま薄着になった時に、シャツから盛り上がった筋肉が見えるのは凄くプラスに働いてくれます。

男性だって露出の多い恰好で胸元が露わな女性に目が引かれるものですが、だからと言って恋人にしたいかと言うと、それはまた別の問題だと思います。

女性が特別セクシーな恰好をしていなくても、何かの拍子(前かがみになる等)で身体のラインが露わになると、「お!?意外とスタイルがいいんだなぁ」とプラス評価をすることがあると思います。

これがギャップです。想像を超えてきた瞬間に、急に興味が出てくるものです。

見た目が凄く優しそうな男性の性格が、見た目のまま優しいのでは普通です。そこにギャップはありません。

優しそうな男性というのは優柔不断とも見えてしまいます。そこを覆す優しすぎない要素があると、女性がギャップを感じて好感をもってもらえます。

相手に委ねすぎない

優しすぎる男性がモテないとよく言われているのが、デートの食事のお店を女性に委ねてしまうようなことです。

女性に食べたいものを聞くのはいいのですが、そればかりだと女性は「頼りがいがない男」と感じてしまいます。

女性が「何でもいいよ」と言っているのにも関わらず、男性が決められないと優柔不断のレッテルを貼られてしまいます。これがいわゆる「優しすぎてモテない男性」の典型です。

口をとがらせている女性

女性の気持ちを考えるのはいいのですが、ここで「この前のお店が美味しいって言っていたらから、またあそこにしようか」と相手の気持ちを汲み取り過ぎると、ますます「優しすぎる男性」に成り下がってしまいます。

一般的には、ここで

「俺は中華が食べたいけど、どう?」

と女性に聞くのが良いとされています。

付き合い初めのころは相手の嫌いな食べ物も理解していないので、女性側の意見を聞くのは悪いことではありませんが、女性が「何でもいいよ」と言っているときは、多少強引にお店を決めてしまうのが有効です

これは意外な頼もしさの演出になります。

そこで女性が、

「えー、中華って気分でもないし・・・」

と言うかも知れませんが、ここで引き下がると優柔不断な男性になってしまいます。

「何でもいいって言ったよね、ハイ、決定!」

ぐらいに少々強引にまとめると男らしさを感じさせることができます。

(へー、意外と頼もしいところもあるんだ)

と、ギャップを感じさせることができます。たとえ女性がしぶしぶな態度になったとしても、決断力がある男性と思わせることが出来ます。

基本的に中華であればメニューは豊富ですから、全て食べられないということはまずありません。

中華街の看板

本気で苦手な食べ物だったり嫌がれば別ですが、私はこのケースで中華を拒んだ女性にあったことはありません。

このようにそれほど重要な決断ではないときは、強引にでもすすめてしまったほうが男らしさ、頼もしさを演出することができます。

これは優しすぎるといわれる男性に欠けている部分なので、少し意識してみてください。

  • 何でもいいよ
  • 何を食べたいの?
  • 君の好きなものでいいよ

といった返しばかりをしていると、つまらない男と認識されてしまいます。

もちろん大事なことはしっかりと話し合う必要がありますが、優柔不断だと思われると大事な話でも決断出来ないのではないかと思われてしまいます。

これが優しすぎる男性がモテない理由です。優柔不断のレッテルを貼られると結婚や将来に不安を与えてしまいます。

優しさとは・・・

優しさとは相手を慮ることだけではありません。

好きな女性の希望を叶えてあげたい気持ちは素晴らしいですが、相手がそれを求めていないケースもあるわけです。ここを汲み取る必要があります。

女性の方からホテルに誘うような事は滅多にありませんが、そのような空気を察して行動にうつせるかどうかのような事です。

キャバ嬢に貢いでいる男性であれば、ひたすら願いを叶えることが有効かも知れませんが、それはモテるとは違います。ただのカモです。

ウイスキーで乾杯

そしてそのキャバ嬢はオラオラ系のホストに貢いでいたりします。たくさんのカモの男性から優しさを受け取っているのも関わらず、全く満足はしていません。

優しさには段階があります。

  1. 安心感(見た目の印象)
  2. 誠実感(誰にでも優しい)
  3. 頼もしさ(頼りがいがある)
  4. 愛情(特別扱い)

優しすぎる男性というのは、2で止まってしまいます。相手のことばかりだと頼もしい優しさは見えてきません。

女性は初対面の男性には1、2の優しさを求めますが、付き合っている男性には3、4の優しさを求めます。

 

これを使い分けることです!

 

会社の女性や女友達にまで、頼もしさや特別扱いをする必要は全くありません。

一方で女性と付き合ってからは、積極的に3、4の頼もしい優しさをアピールしてください。何もかも強引にすすめるのではなく、あくまでも女性と対等な立場を演出することです。

3の頼もしさは弟や妹のように女性と接するといいかも知れません。意見は聞くけど決定は兄貴がするようなイメージです。

4の愛情とは、優しさのサプライズなどです。

優しすぎる男性からのプレゼントというのは、女性の想像の範囲を超えることはありません。大抵は前に欲しいと言っていたモノなので、女性からすると予定通りです。誘導したキャバ嬢なら大喜びでしょうが。

一方で普段はプレゼントなどをしないような男性がするプレゼントのほうが、ずっとインパクトを与えられます。特別感を演出できます。料理を全くしない彼氏が、記念日などに一生懸命つくったりするのもいいですね。

優しすぎる男性からの紳士的なエスコートは女性にとって想定内ですが、対等な関係からのエスコートは女性をキュンとさせることが出来ます。

対等な関係であれば女性の荷物をいつも持ってあげる必要はありません。いつでも全ての荷物を持ってあげるのは優しすぎる男性の特徴です。

重そうな荷物の時だけ持ってあげるだけで十分です。その場合でもこちら側の軽い荷物を押し付けるぐらいのことはしてください。それが対等な関係です。

ホストにハマっている女性は、ホストの男性から高級な誕生日プレゼントなんか求めていません。キュンキュンしたい気持ちを求めています。

プレゼントはモノにだけ当てはまるわけではありません。付き合っている女性には、たまに特別扱いの優しさをプレゼントしてあげましょう。

女性に対して優しいことは素晴らしいことですが、付き合った女性、特別な女性に対しては使い分ける必要があります。

大事な決断はしっかりと話し合う必要がありますが、簡単な決断を投げかけて曖昧に返してきた場合は、少し強引にすすめられる男らしさを出すチャンスなので見逃さないでください。

女性を引っ張るのも優しさです。なんでもかんでも委ねることだけが優しさではありません。

優しそうでモテる男性というのは、この辺のギャップの使い方がとても上手です。

誠実そうな男性でもオラオラ系の男性でも、モテる男性というのは意外性があるものです。自分のキャラクターにとって、何が意外なのかを考えてみてください。

優しそうな見た目の通り、想像通りの優しさだけだと、女性は物足りなさを感じてしまうものですよ。

追記

先日、ちょっとした同窓会のようなものがあり、数十年ぶりに再会した女子(という年齢でもないですが)と話をしていると、つい昔のノリで、

 

「うるせーよ、おまえが言うな!」

 

といった少し乱暴な発言を私がしたところ、女性陣が目をパチパチしながらアイコンタクトをし、意味深な笑顔を浮かべ

「今のおまえ・・・いいよね」

「私も思った」

「ねー、言われたーい」

「もっと言って-」

と不思議な展開になりました。直接「おまえ」とは言っていない周囲の女性陣まで食いついてきたのには驚きでした。詳しく話を聞いてみると、

「優しすぎる男ばっかり」

「振り回されたい」

「命令されたい」

のようなことを言っていました。

ある程度の年齢になると、それなりの恋愛経験を重ねて男を見る目や判断基準があるのだと思います。それだけ優しすぎる男性に対して、女性は物足りなく感じているのかも知れません。

恋愛経験の少ない若い女性であれば、「優しい男性がタイプ」と言うものですが、年齢を重ねるごとに男性に求める要素も変わるのだと思います。

本当に一人ではなかったんですよ。その子の周りの女性がキャッキャッ言って盛り上がっていたのが凄く印象的でした。

どちらかといえば私も優しすぎると言われる方なので、男らしさについて改めて考えさせられる機会になりました。

見た目の男らしさというのは女性の好みにもよりますが、性格の男らしさは見た目が優しそうな人ほど、ちょっとしたことでアピールできるものです

見た目のいかつい男がいつも言う「おまえ」よりも、優しそうで誠実そうな男がたまに言う「おまえ」の方が、ギャップがあって効果があるのではないでしょうか。

いつも恋人に「愛しているよ」と言う男性より、特別な時にだけ「・・・愛しているよ」と言う方が効果が高いようなことです。

彼女とのケンカで乱暴に「おまえ」と使うのではなく、ここぞと言うときの決め台詞に「・・・おまえ」を使えられるように意識してみてください。女性が望んでいる頼もしい男性を演じるのも、一つの優しさですよ。

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