グンゼの肌着は紳士の味方!着心地が段違いだった!

ファッションコラム

肌着を着る意味

ファッションに興味のある男性のみなさんは、肌着にこだわりがあるでしょうか?

紳士服の世界だと「ワイシャツの下に肌着を着るなどけしからん!」と言った意見も強いのですが、私は肌着を着る派です。

透けたワイシャツ

ヨーロッパではワイシャツそのものが、下着や肌着という扱いなので必要ないといった言い分も分かるのですが、高温多湿の日本は肌着を着た方が快適な事が多いと感じています。

上質な生地のワイシャツであれば、わざわざ肌着を着なくも良いのですが、安価なワイシャツだとポリエステルなどが混ざっている事が多く、通気性も良くないので肌着を着た方が快適になります。

そのようなワイシャツほど汗をかくと肌に張りついてしまい、地肌が透けてしまう事もあります。

紳士服にこだわりが強い人ほど、厚みのある上質な生地のワイシャツを選んでいる傾向があるので、肌着を着なくても良いのだとは思いますが、それでも私は肌着を合わせる事が多いです。

これは私が腋臭体質だからという事も関係しているのですが、

脇に染み込んだ汗や皮脂汚れは頑固なので、洗濯をする時の水温を上げて漂白剤を加えてガンガンに洗濯をしなければなりません。

安価な肌着だからこそ、傷みを気にせずに洗濯できるのですが、上質な生地を用いたワイシャツだと洗濯ネットに入れなければならないので、脇汗の汚れが落ちてくれません。

常にワイシャツをクリーニングに出している人であれば、それほど気にする必要はないのかも知れませんが、自宅で洗濯をするのであれば、直接皮脂汚れや脇汗が付着するのを防げる肌着を着た方が格段に楽になってくれます。

加齢臭といったものも背中を中心とした皮脂汚れが原因なので、ガンガンに洗える肌着を着た方が抑えやすくなります。

要するに肌着を着た方が清潔感を保てるので、私はワイシャツの下に肌着を着ています。

とはいえ、肌着そのものには、それほどこだわっていませんでした。ワイシャツの上から透けにくいベージュを選び、襟元から見えにくいVネックを選ぶぐらいでした。

ベージュのVネック

この条件が当てはまる肌着を適当に購入していました。大抵の肌着は綿100%で伸縮性のある織り方の生地なので、それほど品質に差がないと決めつけていました。

現在ではこれが間違いだったと反省しています。肌着の質にもこだわる価値がありました。

グンゼの肌着はおじさんっぽい?

ある時に楽天のスーパーセールで、グンゼの肌着が販売されていました。グンゼの肌着は王道だけに、私の中にはいかにもおじさんっぽいイメージがあり、価格も安いわけではないので、何となく昔からイメージだけで避けていました。

肌着は人前でさらけ出すものではありませんし、私はガンガンに洗濯をするので寿命も短く、安物で十分だと決めつけていたのですが、スーパーセールで半額以下だったこともあり、試しに購入してみました。

グンゼの肌着

本当は透けにくいベージュの肌着がよかったのですが、そのセールで売られていたグンゼの肌着はホワイトとライトグレーしか扱っておらず、しかもホワイトは既に売り切れていました。

グレーもベージュの次に透けにくい色と言われているのですが、やはり多くの男性は白の肌着を自然と選んでいるようです。

そしてグンゼの肌着が到着し、さっそく袖を通してみると・・・

 

!!!

 

着心地だけではなく、あらゆる要素が段違いに高品質で驚いてしまいました!流石は肌着の王者たるグンゼです!

グンゼの肌着の凄さ

そもそも私は肌着にそれほど着心地を求めていませんでした。激安品の肌着でも大抵は綿100%で伸縮性があるので、それほど気にしていなかったのですが、グンゼの肌着は思っていたほど伸縮性がないのにも関わらず、着心地が段違いに素晴らしかったです。

これを言葉で伝えるのは難しいのですが、サラサラとも少し違うのですが、着た瞬間から心地の良い肌触りを感じました。

さらに驚いたのが、着た時のシルエットが良かった事です。グンゼにはおじさんっぽいイメージがあったのですが、むしろグンゼの肌着の方がスマートなシルエットでした。

当ブログでは以前に肌着とTシャツの違いについて紹介した事があるのですが、そもそも肌着というのは見た目のシルエットを良く見せようとは出来ていません。

そもそもの目的が違うので、肌着は機能性(9分袖や丸首など)を重視したシルエットになっています。

一方でTシャツは一枚だけでも様になるように出来ています。肌着と同じ綿100%でも織り方から違い、透けにくい厚みのある生地が用いられます。

肌着はあくまでも黒子に徹しているので、デザイン性は二の次なのですが、グンゼの肌着は見た目がカッコいいとはいいませんが、いかにも肌着といった感じではなく、想像以上にスマートなシルエットで驚いてしまいました。

上にワイシャツを着た時の着ぶくれも抑えられるので、肌着を着ている事がバレにくいはずです。

首周りの縫製もしっかりしていました。激安の肌着だと首周りがダルダルになってダメになってしまうのですが、この辺の品質も流石でした。

グンゼのグレーの肌着

ライトグレーということもあり、右の台紙の白と比べてそれほど色が変わりませんが、光が反射しなくなっているので透けにくいようになっています。

そもそも肌着を人前でさらけ出すことなど少ないですが、いざ女性とそのようなことになった時に、ベージュのよれた肌着よりも、ライトグレーのスマートなシルエットのグンゼの肌着の方が断然いいなと嬉しくなりました。

透けにくさだけならベージュの方が上なのですが、それなりに透けにくく、見た目も良いのが、グンゼのライトグレーの肌着でした。

何故にシルエットが良いのかと詳しく観察してみると、大きな違いがありました。

右の激安のベージュの肌着には脇の下に縫い目がありますが、グンゼの肌着にはありません。前身頃と後身頃の生地が分かれていません(シームレス)。

グンゼの肌着は伸縮性がそれほどない生地なのにも関わらず、着心地が良かったのは、おそらくシームレスになっているからです。縫い目がない分バランス良く伸縮し、余計な生地がない分、シルエットもスマートになるのだと思われます。

流石は肌着の王様グンゼでした。あらゆる要素で文句のつけようがありません。今まで激安の肌着を着ていたせいもあり、もの凄くレベルアップしたなと感動してしまいました。

洋服と疲れの関係

洋服の着心地というのは、フィット感や生地の伸縮性によって大きく左右されます。スーツの上着やジャケットのように張りのある生地だと着心地の違いも分かりやすいのですが、肌着や下着のような物でも影響があります。

当ブログでは以前に無印良品の直角靴下の履き心地が素晴らしかったと紹介した事があるのですが、

靴下の角度が違うだけでずり落ちない為のゴムの締め付けが抑えられ、疲労感がまるで違う事に驚いてしまいました。

体力がある若い人だと、それほど違いは感じられないのかも知れませんが、肌着や靴下のちょっとした違いというのも、身体の疲れ具合に影響があるものです。

私は激安の肌着ばかりを適当に選んでいたので、きちんと考えられているグンゼの肌着を着て感動してしまったのですが、おそらくグンゼ以外の肌着でも、きちんとしたメーカーの物であれば、疲労を軽減してくれる効果が期待できます。

若い頃と比べて疲労が抜けにくくなってきた男性ほど、その違いも分かると思うので検討してみる価値があるのではないでしょうか。

一般的な洋服でも適当に大きなサイズを選んでいると、それだけ重みも増えて生地も引きつって疲れてしまうように、肌着や下着や靴下の質というのも軽視するべきではないのかも知れません。

欧米人向けに作られたブランドの洋服や靴だと、日本人の体型に合わない事は珍しくありません。腕の付け根の位置や形が欧米人とアジア人では違います。

ブランドによっては日本人向けにシルエットを変えて販売しているケースもあります。

参考:【amazon】ヘインズ ジャパンフィット

欧米の有名ブランドの洋服に憧れる気持ちは分からなくもないですが、似合うかどうかは別問題ですし、そもそも日本人向けに作られている国産ブランドの洋服の方が、似合いやすい事は珍しくありません。

日本人の体型や日本の気候と向き合って開発されたであろうグンゼの肌着というのは、やはり素晴らしいのだと思います。

激安の肌着と比べる高価ですが、だからといって手が出ないほど高いわけでもないですし、しっかりとした縫製で寿命も長いので、身体が疲れが抜けにくくなってきたと中年男性ほど、試してみる価値があると思います。

まとめ たかが肌着、されど肌着

勝負下着という言葉がありますが、シルエットが綺麗なグンゼの肌着は、勝負肌着としても良いなと思いました。

もちろん機能面でも素晴らしいのですが、いかにもおじさんっぽいベージュの肌着より、スマートなシルエットのライトグレイ―の肌着は、いざという時にも印象を損ねるリスクを下げられます。

私は今までの肌着選びが適当過ぎたという事もあり、グンゼの肌着に感動してしまったのですが、おそらくきちんとした肌着メーカーのものであれば、激安肌着より様々な面でメリットがあると思うので、疲労が抜けにくくなってきた中年男性は検討してみてください。

ちなみにグンゼの肌着について色々と調べてみると、カットオフタイプも人気のようでした。

私はまだ試していないのですが、縫い目がない分より着心地が良かったり、透けにくいのかも知れません(首周りのヨレは気になりますが)。

今までの私のように、たかが肌着と適当に選んでいた人ほど違いも分かると思うので、少し上質な肌着を試してみる価値があると思います。

ただ高機能な肌着の中には綿100%ではなく、化学繊維を用いた物も見つかります。私のような腋臭体質だと化学繊維と相性が悪い事もあるので、その辺の相性も含めて選んでみてください。

最近は様々な機能性インナーが売られていますが、どうも私の腋臭とは相性が悪いらしく、ガンガンに洗濯をしても汚れ落ちが悪いので実用的ではありません。

この辺は体質との相性もあるので何とも言えませんが、体臭に悩みがある男性は、いきなりネットでまとめ買いをするのではなく、一枚ぐらい購入して相性を見極めた方が良いと思います。

ビジネスの場でも、あからさまに肌着が透けていると良い印象にはなりませんし、それこそ「ワイシャツの下に肌着を着るのはけしからん!」といった感じの自称お洒落な男性もいるので、なるべくなら目立たせない方が良いかと思います。

高価なワイシャツを守る為にも肌着は有効ですし、安価な肌着ほど透けやすいだけに相性が良いと思います。

上質な生地の高価なワイシャツを頻繁に買い替えたり、常にクリーニングに出している人であれば、肌着を着なくても良いかも知れませんが、そうではない人にとっては肌着は有効なので、自分の環境や体質と相性の良い肌着を探してみてください。

たかが肌着ではありますが、されど肌着でもあります。しっかりと向き合う価値があるものですよ。

高価な洋服を買い替えるのは簡単ではありませんが、肌着や下着であればそれほど負担になりませんし、それで疲れが軽減される可能性があるのであれば、かなり有益な投資になるはずです。

疲労を軽減できると仕事のパフォーマンスも上がりますし、健康になれば肌ツヤや髪質にだって好影響があるかも知れません。男性らしい健康的な魅力も引き出しやすくなるので、疲れが抜けにくくなってきた中年男性ほど、真剣に向き合う価値がありますよ。

ちなみに今回紹介したグンゼの肌着の着心地の良さや快適性と似ているなと感じたのが、ちょっと良いパジャマを手に入れた時です。私は女性下着で有名なワコールのシルクの男性向けパジャマを愛用しているのですが、

このパジャマに着るようになってから、睡眠の質が随分と良くなりました。パジャマも誰かに見せるものではありませんが、疲労回復といった効果は絶大なので、適当に部屋着で済ませるのはもったいないですよ。

ワコールという日本のメーカーのパジャマだからこそ、日本の気候や睡眠環境や日本人の体型に合わせて、しっかりと作られているのだと思います。

パジャマや肌着というのは毎日積み重なっていくものなので、一時的な効果しか期待できないマッサージにお金をかけるより、ずっと効率が良いものですよ。

良質なパジャマや肌着を着たからといって、お洒落な印象になったり女性にモテるとは言いませんが、健康にはつながる事なので、間接的には男性的な魅力につながって良い結果になるかも知れないので、しっかりと向き合ってみてほしいと思います。

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