Tシャツの寿命と購入時のポイントについて考えてみた

ファッションコラム

定番メンズファッションアイテムのTシャツ

男女問わずTシャツを持っていない人は少ないと思います。ファッションに興味があろうがなかろうが、誰でも持っているのがTシャツというファッションアイテムなのではないでしょうか。

ダサいTシャツ

それほどファッションに興味がない男性でも、ジーパンにTシャツだけでもカッコ良く着こなせてしまう人と、そうではない人がいるものですが、定番のアイテムだけに意外とその理由を理解している人は多くありません

Tシャツというのはシンプルなだけに、かなり着こなしが難しいアイテムでもあります。

こだわりのあるTシャツを着ていても、全く似合っていない男性は珍しくありませんし、一方で何て事ないTシャツでも見事に着こなしている男性もいるものです。

そこで今回はTシャツが似合うポイントや条件、さらに長持ちさせて寿命を伸ばす方法やメンテナンスについても紹介します。たかがTシャツでもちょっとした意識の差で随分と印象が変わるものです。

というか、シンプルがゆえに差が出やすいので、それだけ伸びしろがある男性が多いのがTシャツの着こなしです。

Tシャツの寿命、メンテナンス

まずはTシャツが似合う条件よりも、似合わない条件から考えてみようかと思います。

Tシャツが似合っていない人に多いのが、ヨレヨレのTシャツを着てしまっている事です。寿命が過ぎたTシャツでは清潔感が損なわれます。十代の若者であれば多少のよれは可愛げもあるのですが、中年のおじさんだと一気に不潔に見えるので気をつける必要があります。

Tシャツの寿命を見極めるポイントは、ズバリ襟(首周り)のよれです。

よれたTシャツの襟

首周りは視線に入りやすいので目立ちます。Tシャツの襟が少しでもヨレてしまうと元に戻す事が難しいので気をつけてください。

この襟のヨレをいかに防ぐかが、Tシャツの寿命を左右するポイントです。

その為には「Tシャツの脱ぎ方」と「洗濯後の干し方」の二つを意識してください。

Tシャツを脱ぐ時に手で襟を広げて伸ばしながら脱いでしまうと、直ぐにヨレヨレになってしまいます。安価なTシャツなら一発でダメになってしまいますし、しっかりとした縫製の襟のTシャツでも寿命を縮めてしまいます。

Tシャツを脱ぐ時は襟を持つのではなく、裾を掴んで脱いでください

手をクロスさせてTシャツの両サイドの裾を掴み、バンザイするようにTシャツを滑らせると、襟元に負担を掛けずにスルスルと脱ぐことが出来ます。顎が引っかからないように少し引くのがポイントです。

先に腕を抜いてからでも良いのですが、わざわざ腕を抜かなくても綺麗に脱ぐ事ができます。幼少の頃からファッションに興味がある女性は、このような傷めない脱ぎ方を意識している人が多いのですが、男性は平気でTシャツの襟元を広げながら脱いでしまう人が多いものです。

たったこれだけの違いで、Tシャツの寿命が全然変わってきます。これを意識できないと高価で上質なTシャツを購入しても、活かしきれるものではないので気をつけてください。

靴で考えてみると分かりやすいのですが、靴を脱ぎ履きする時にしっかりと靴紐を結び直す人と、靴紐を緩めに結んだまま固定して強引に脱ぎ履きしている人では、靴の傷みが全然違うような事です。

丁寧に靴に接している人というのは、靴底がすり減ってから寿命を迎えますが、多くの男性は適当に靴同士を擦り合わせて脱いだり、強引の押し込んで履いてしまうので、どんどん汚れて履き口も広がってしまい、靴底が減る前に寿命を迎えてしまいます。

これはTシャツでも同じなので、襟が傷まない脱ぎ方を意識するようにしてください。

そしてもう一つTシャツの襟のヨレを防ぐ為に気をつけたいのポイントは、洗濯後に干すハンガーの質です。洗濯後のTシャツは水分を吸って重たくなっているので、自らの重みで襟元が広がってしまいます。そうならない為には滑らないハンガーを利用するのがポイントです。

後ろ側の滑りやすい木製ハンガーに掛けてある黒いTシャツの襟が、ピンと横に張っているのが分かるでしょうか。自らの重みで伸びてしまっています。一方で手前の滑らないハンガーだと自然な襟の丸みがキープされています。

またハンガーから取り出す時に下から抜く事も大切です。強引に上からハンガーを抜くような事も避けてください。これも意外と多く男性が出来ていません。

この二つのポイントを意識するだけ、Tシャツの襟元のヨレはかなり防ぐ事ができます。寿命が大幅に延びるので意識してみてください。

ちなみに伸びてしまったTシャツの襟は、ドライヤーの温風で少しはマシになるケースがあります。洗濯機の乾燥機の熱によって生地が縮んでしまう事があるように、素材によっては伸びてしまったヨレが縮む事があります。

あともう一つの方法として濃度の濃い柔軟剤に浸す方法もあります。これについては別のところで紹介した事があるのですが、

これらの方法でTシャツの襟のヨレが元に戻ったとしても、普段の扱い方が雑なままだと長続きするものではないので、襟がヨレない脱ぎ方と滑らないハンガーを意識してください。

生地の寿命

Tシャツの首周りの襟のヨレが最も見た目に影響があり、寿命を見極める重要なポイントになるのですが、他にもいくつかのポイントがあります。

単純に汚れが落ちなくなったり、生地が擦り切れてしまったものも避けてください。Tシャツは地肌に直接触れる衣類なので皮脂汚れが付着しやすく、しかも乱雑に扱われることが多いので、どうしても寿命が短い傾向があります。

この対策として有効なのは、あまりTシャツを着ないという方法です。

これは外出用と自宅用できっちりと分けるという意味です。帰宅してからもお気に入りのTシャツを着続けるのではなく、さっさとが部屋着(自宅用のTシャツ)に着替える事で、本命のTシャツの寿命を延ばすことが出来ます。

Tシャツの生地が傷む要因というのは、外出時よりも自宅内でくつろいでいる時の方が影響が大きいです。自宅はリラックスできるだけに姿勢が崩れてしまうので、横になったりソファーに深く腰を掛けてしまうので、Tシャツの生地も様々な方向に引っ張られて擦れてしまいます。

ソファーでくつろぐ女性

洗濯物は増えてしまいますが、大切なTシャツだけでも二軍のTシャツに着替えてください。これも寿命を延ばす上で凄く重要なポイントです。

他にも洗濯が原因でTシャツの生地が傷む事もあります。干す時のハンガーの質も重要なのですが、洗濯機そのものの機能によって生地がダメージ受けるという意味です。

衣類の生地の擦れというのは、着用時だけでなく洗濯機の中で他の衣類と擦れ合う事でもダメージを受けていきます。汚れを落とす為には必要な工程ではあるのですが、洗濯のし過ぎも寿命を縮めてしまう要因となる事を覚えておいてください。

短時間しか着用していないのであれば、汚れも酷くないので洗濯機のスピードコースで洗うだけで十分かも知れませんし、色落ちや毛羽立ちしやすい強力な洗濯洗剤を用いなくても済むかも知れません。

さらに洗濯機は襟元に他の衣類が絡まったまま脱水されると、一発で首周りが伸びてしまう事もあります。脱水前に絡まりを解くとシワにもなりにくいので、大切なTシャツだけでも意識してみてください。

これらの洗濯機によるTシャツへのダメージを防止するには、洗濯ネットに入れることが有効です。洗濯機の中での擦れによる生地の傷みが抑えられ、他の衣類と絡まる事もなくなります。わざわざネットに入れるのは面倒ですが、お気に入りのTシャツだけでも意識するようにしてください

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ネットに入れるのが面倒な場合は、Tシャツを裏返してから洗濯するのもおすすめです。生地の表面の擦れが減るので寿命を延ばすことになり、裏側に付着した皮脂汚れも落ちやすくなります。

屋外に干す場合は紫外線によるダメージも避けられるので、裏返したまま干した方が良いケースが多いものです。縫い目の重なりも裏側なので、乾燥するのも早くなりますよ。

そもそもTシャツの裾をクロスしてから脱ぐと、自然と裏返した状態になるので一石二鳥です。わざわざ表に戻す必要はありません。

傷んでしまっているTシャツでは似合いようがないので、改めて正しいメンテナンスを心掛けてください。

Tシャツが似合う人の特徴

続いてはTシャツが似合う人の特徴について考察していきます。おそらく誰でも手持ちのTシャツの中からでも、何となく似合うものと、そうではないものがあるのではないでしょうか。

その違いというのは、ズバリサイズが合っているかどうかの違いです。

ブカブカのシャツの子供

子供であればオーバーサイズでも可愛らしいのですが、成人した男性が大きすぎるTシャツを着ていると、だらしのない印象にしかなりません。あえてオーバーサイズの着こなしをするオシャレもありますが、絶妙なバランスの上に成り立つファッションなので簡単ではありません

このような着こなしは容姿やスタイルが良い人でないと、あえてやっているように見えないので、安易には取り入れてないでください。絶妙なバランスで成り立っているので、一般の人が真似してしまうとだらしなくなってしまいます。

私も含めて多くの一般男性はイケメンでもモデル体型でもないと思うので、きちんと身体にフィットしたTシャツを選んだ方が、ずっと似合いやすくなります。

自分の体型にフィットしたTシャツを選ぶポイントは、特定のブランドにこだわらない事です。

もちろん自分の体型にフィットしたTシャツのブランドにこだわるのは良いのですが、ブランド名ありきで選んでしまうとサイズのズレが生じてしまいます

これはTシャツ好きの人に多いのですが、どうしてもデザインありきで選んでしまうので、身体とのフィット感がおざなりになってしまいます。

全く同じMサイズのTシャツでもブランドによってサイズは微妙に違います。そのブランドが想定している層や年代によって、胸囲や腹囲のような分かりやすい違いだけでなく、肩幅や丈や袖の長さなどが微妙に違います。

半袖の丈の長さが2cm違うと、見た目のバランスが全然変わってきます。肘にかかるとだらしのない印象になりますし、短すぎても太っているような印象になります。

手持ちのTシャツの中からでも、どことなく似合うものと、そうではないものがあるのは、このような微妙なサイズの差によってバランスが変わるからです。

あくまでも自分の体型にフィットするサイズのブランドのTシャツを選ぶ事が大切です。

このブランドによるサイズの違いがイメージできない人は、セレクトショップや古着屋に行ってみてください。様々なブランドのTシャツが並べられているので、かなり違いが分かるはずです。

古着の場合は伸びてしまっていたり、現在のシルエットと違う事もなるので、そのブランドのTシャツの新品を購入したからといってフィットするとは限らないのですが、相性が良いサイズ感を見極めるという意味では使えます。

フィットしたTシャツを見つけるのが難しいのは、他の上着のように試着できるとは限らないからでもあります。最近はTシャツがパックに入って売られている事も増えています。

それでも大抵はディスプレイ用として飾ってあるので、鏡の前であてがうぐらいの事はしてください。

手持ちのTシャツの中で似合うサイズ感を理解していれば、それだけでも選びやすくなるはずです。

このような事と向き合わない限り、なかなか自分の体型に似合うTシャツを見つけられるようにはなりません。ブランド名ありきで選んでしまうと、運任せになってしまいます。

世の中にはファッションに無頓着な男性でも、Tシャツとジーパンだけでそれなりにカッコよく着こなせてしまう人がいるのですが、そのような人はたまたま既製品のサイズと合致したラッキーな体型だっただけです

モデル体型というと高身長で引き締まった身体といったイメージがありますが、それはLサイズが似合う体型という意味です。

Lサイズは身長が170~180といった感じなのですが、180cmでも太っているとピチピチになるように、ちょっと肉付きの良い175cmの人でも運よく似合うといったケースがあります。

ただそれだとTシャツの裾や袖が長すぎたりする事もあるので、裾が長くないブランドのLサイズを選ぶと理想的なサイズになるかも知れません。

逆にMサイズでもゆったりとしたシルエットのブランドのTシャツであれば、よりフィットするかも知れません。「オレはLサイズだから」と決めつけていると、このようなズレを調節する事が出来ないので気をつけてください。

多くの男性がこの画像の男性が着ているTシャツのように、大きめのものを選んでしまっています。身頃がフィットしていないだけでなく、肩の縫い目が落ちて袖が肘にかかっているので、だらしのない印象になってしまいます。

Tシャツが似合う人の特徴というのは、たまたま既製品のサイズのフィットする体型の持ち主か、きちんと自分の体型と向き合ってフィットするシルエットのTシャツを見つけた人です

ファッション雑誌で紹介されているような、

「今は○○のTシャツがトレンド!」

のような正解などないので、しっかりと自分の体型に合うTシャツのブランドを見つけてください。若者向けのブランドだとシルエットがほっそりとしていたり、逆に中年向けのブランドだとゆったりしている事もあります。

ホストが好むようなファッションを扱っているブランドだと、かなり細身に作られている事があるように、ブランドがターゲットとしている体型があるので、しっかりと見極めてください。

手持ちのTシャツの中からフィットするものをよく観察し、その特徴(生地やシルエット)を掴んでおくと、自分の体型に合うTシャツを選びやすくなりますよ。

Tシャツの購入時のポイント

続いてはTシャツの購入時のポイントについて紹介します。

陳列されたTシャツ

どんなに有名ブランドでも関係ありません。あくまでも自分の体型に合うブランドが良いだけなので、そこは間違えないでください。

ただフィットするものといってもピチピチという事ではないので、そこも勘違いしないでください。立派な肉体の持ち主であれば、身体のシルエットが浮き出るピチピチのTシャツの方が男性らしさをアピール出来る事もありますが、私も含めて多くの一般男性には当てはまらないはずです。

このバランスを言葉で説明するのは難しいのですが、お腹が出ている男性ならお腹の境目が目立たない程度の余裕はあった方が良いような事です。

Tシャツのようなシンプルな洋服というのは、良くも悪くも素材をそのまま引き出してしまいます。だからこそ体型が崩れていない若者ほど似合いやすいのですが、いわゆる中年体型になってしまっている男性にとっては難しいファッションでもあります。

ほどよく身体にフィットしたシルエットのTシャツを見つける事が大前提なのですが、それ以外のチェックポイントだと、

  • 生地が薄い物を避ける
  • 汗が目立つ色を避ける
  • プリントTシャツを避ける
  • 襟元がしっかとしたものを選ぶ

といった事を意識してください。生地が薄いTシャツ単純に透けてしまうので、安っぽく見えてしまいます。特に乳首が透けてしまうと女性に嫌われてしまいます。

ちなみに白いTシャツほど生地の質の差が出やすい傾向があります。綿100%の生地でも織り方によって厚みが全然違いますし、綿そのものの質も如実に表れてしまうので、白いTシャツに限っていえば安物は避けた方が無難です。

白いTシャツは洗濯時の色移りのようなリスクもあり、汚れも目立ちやすいので、清潔感を保つのが難しいという事を覚えておいてください。

汗が目立つ色を避けるというのは、グレーで考えるとイメージしやすいかと思います。

黒や紺のTシャツであればここまで目立ちません。脇汗が目立つ色のTシャツは清潔感が失われやすいので避けてください。汗染みが目立たない色のTシャツだからといって実際に清潔なわけではないのですが、清潔感というのは実際に清潔である事よりも見た目の印象の方が影響します。

これも手持ちのTシャツと向き合う事で違いが理解できるようになるはずです。グレーの他にも汗染みが目立ってしまうカラーがあるので、普段から意識してみてください。

プリントTシャツを避けるのは、単純に子供っぽい印象になる事もあるのですが、プリントがハゲると寿命なのでコスパが悪いからです。

せっかくきちんとサイズを合わせて購入し、適切なメンテナンスで襟元をヨレさせないようにしても、プリントがハゲてしまうと台無しになってしまいます。

あえて古着を楽しむスタイルなら寿命とも言えないのですが、基本的にプリントされたTシャツは子供っぽい印象になるので、多くの成人男性にとってメリットがありません。

襟元がしっかりとしているTシャツを選ぶのは言葉通りです。お店でハンガーに掛けられて展示されている状態が綺麗でも、軽く浮かせると襟元がヨレヨレになっているケースもあるので、しっかりと襟元の縫製をチェックしてから選ぶようにしてください。

これらを見極める為にも、手持ちのTシャツの中で似合っているものをよく観察してみてください。サイズ感やシルエットや生地の質や縫製など、自分と体型と相性の良いTシャツを理解しておかないと、自分に似合うTシャツを選ぶ事が出来ません

誰にでも似合う万能なTシャツなどないので、しっかりと自分の体型やライフスタイルに合うTシャツを見つけましょう!

まとめ シンプルなだけに奥深いTシャツ

Tシャツはシンプルなだけに難しいファッションです。スーツのように細かくサイズを合わせることが出来ないので、いかに自分の体型にあうブランドを見つけられるかがポイントになります。

中年男性でもスリムな体型を維持できているのであれば、若者向けのGUのTシャツがフィットするかも知れませんし、若者でもGUが似合うとは限りません。ブランド名ありきで選んでいると、いつまで経っても相性の良いTシャツと出会えません。

そしてせっかく相性の良いTシャツを見つけられても、扱い方やメンテナンスが雑だと直ぐに傷んで寿命を迎えてしまうので気をつけてください。

ある有名人がTシャツが大好きで何百枚も所有しているとテレビで自慢げに語っていたのですが、その人が着替える時にTシャツの襟を広げながら脱いでいて衝撃でした。そのような脱ぎ方をしているからこそ、何百枚も必要なのかも知れません。

世の中にはたまたま既製品のサイズと相性が良い体型で、抜群にTシャツが似合ってしまう男性もいるので、簡単なファッションのように思われてしまうのですが、シンプルなだけにしっかりと向き合う事で着こなしのレベルを上げる事が可能です。

こんな感じで微妙にサイズが大きい人がとても多いです。肩の縫い目が落ちて袖も長くなってしまっています。一つ下のサイズの方がずっとフィットして皺も少なくなるはずです。

それだと裾が短くなるのであれば、サイズを下げずにスマートなシルエットのTシャツを販売しているブランドを選ぶような事です。

太っている人向けのブランドがありますが、あれは単純に大きなサイズの洋服が豊富という事だけでなく、シルエットがゆったりめに設計されているので、一般的なTシャツだとXLの人でもLサイズで収まるような事があります。

お腹周りだけを基準にXLを選んでしまうと、肩幅や袖丈が長過ぎてバランスが悪くなってしまうのですが、それらはLサイズのまま胸囲や腹囲にゆとりをもたせているので、よりスッキリと着こなせる可能性が高くなります。

一般的な洋服のサイズと抜群に相性が良いラッキーな男性もいるので、「洋服なんかなんでもいい」といった考えでも様になってしまう人がいるのですが、多くの一般男性はそうではないので、しっかりと自分の体型に合うTシャツを選ぶようにしてみてください。

Tシャツの着こなしというと、分かりやすいデザインばかりに囚われてしまうものですが、それらはフィットしている事が前提なので、そこと向き合わない事には解決しません。

ユニクロやH&MやZARAやGAPのようなファストファッションでも、それぞれ微妙にサイズが違います。生地も違えば縫製も違うので、ブランド名ありきで選んでいると、フィット感がイマイチなTシャツを選んでしまいます。

特に体型が崩れてきている中年男性ほど、Tシャツ選びは慎重に行ってください。ただでさえ清潔感が失われてきているので、ちょっとした油断(襟元のヨレや生地の傷み等)で一気にだらしのない印象になってしまいます。

清潔感のある若者であれば、古着のTシャツやオーバーサイズのTシャツでもお洒落に着こなす事ができるかも知れませんが、そうではない人ほどしっかりとTシャツと向き合って身体にフィットした物を選んでてください。

また高価なTシャツほど生地や縫製が良い傾向があるのですが、価格ありきで選んでしまうのもサイズ感のズレが生じる原因となるので気をつけてください。

洋服の価格と品質は必ずしも比例するわけではありませんし、ハイブランドのTシャツでもフィットしなければ似合いようがありません。

高価なTシャツの中には、キャラクターの使用料やデザイン料や有名企業とのコラボなどで、価格が高くなっているだけの低品質なものもあります。

ミュージシャンのツアーグッズのTシャツをイメージすると分かりやすいでしょうか。それなりの価格なのに数回着るだけでヨレヨレになってしまう低品質なものが多いように、価格と品質は必ずしも比例するわけではありません。

またそのような特定のデザインのTシャツというのは、流行遅れのせいで寿命を迎えてしまう可能性もあるので、よほどこだわりがある人でなければ避けた方が無難です。

身体にフィットしたTシャツというのは、個性的なデザインがなくともスッキリとしたシルエットでお洒落な印象になるので、真剣に向き合ってほしいと思います。

まずは手持ちのTシャツの中から、自分の体型に似合うものを見つけ、その基準をしっかりと覚えてください。今後はそれと似たようなTシャツを選び、適切にメンテナンスしながら寿命を延ばしていく事で、グッとTシャツの着こなしのレベルが上がっていきますよ。

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