ハマカーン浜谷の筋肉を活かすための神田の着こなしが素晴らしい!

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お笑いコンビハマカーンの着こなし

ハマカーン」というお笑い芸人をご存知でしょうか?浜谷健司さんと神田伸一郎さんによる漫才コンビで、2012年の「THE MANTAI」で優勝するほどの実力者です。

196b0bc4de90b6da848207aff2ead776_0 引用元:http://girlschannel.net/topics/2234/

ハマカーンの最近のネタがとても面白く見事で驚きました。

画像の左の浜谷さんは筋トレにハマっているようで、シャツの上からもわかるぐらい筋肉が盛り上がっていました。

そして右の神田さんは、流石は神田うのさんの弟と思わせるスキのないスーツの着こなしで、相方の浜谷さんの筋肉を引き出していました。

芸人さんのプロ意識

WS000000 引用元:http://varadoga.blog136.fc2.com/blog-entry-67380.html

浜谷さんのワイシャツは太くなった首を象徴するかのように襟のサイズが合っておらず、さらに腕がピチピチでマッチョを連想させる格好でした。

太っている方がワイシャツの襟が短いと残念な印象にしかならないのですが、この辺のさじ加減も抜群です。

他のマッチョの漫才師のネタというのは、Tシャツやランニングなどの肌の露出が多い衣装で筋肉を強調するのですが、ハマカーンの浜谷さんはワイシャツを脱ぐことなくマッチョネタを成立させていました。

そして見事にそれが伝わってくるネタであり、着こなしでした(似合っている、とは別ですが)。

一方で相方の神田伸一郎さんのスーツの着こなしも見事でした。

若手のお笑い芸人さんがカッコよく演出する場合、細いネクタイやラペル、奇抜なメガネ、丈の短いジャケットなど、ある程度流行を抑えながらも、少しだけクセのある個性的なデザインを選ぶことが多いのですが、それはそれでわかりやすくていいのですが、神田伸一郎さんは王道のスーツの着こなしながらも凄くオシャレでした。

まさにファッションセンスが必要な着こなしです、変化球に頼ることなく直球でカッコよく仕上げています、流石は神田うのさんの弟だなと思わせてくれる見事な着こなしでした。

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この画像はネタの途中に神田さんが浜谷さんの筋肉に吹き飛ばされたシーンなんですが、神田さんの靴下に注目してください、全く脛が見えていません。

この格好で脛が見えないのは結構凄いことなんですよ、一般的な靴下よりも長いロングホーズをきちんと選んで履いています、しかも全くずれ落ちていないので靴下の質にも気を使っているのではないでしょうか。

神田さんのスーツには全くスキがありません、本当に流石だと思います、相方の筋肉の盛り上がりの違和感を引き出すためには、相方の神田さんが奇抜な格好をしていると目立ちません。

もちろん神田さんが野暮な格好でもダメです、コンビそろってダサい印象になってしまいます、お互いを見事に引き出す計算されつくした衣装だと感じました。

最近はズボンをロールアップして短い靴下や革靴に素足という着こなしもあるのですが、そういうところに頼らないのもカッコいいです。

お洒落な芸人として有名な「おぎやはぎ」さんを想像してほしいのですが、彼らは流行のファッションを積極的に取り入れていないのにも関わらず、凄くお洒落な印象があります。

流行にとらわれなくても、王道のファッションであっても、きちんと向き合えばお洒落に着こなすことが出来るということです。

参考おぎやはぎのスーツ姿に脱帽!

流行のファッションというのは、わかりやすさはありますが男性の場合は軽薄さも出てしまいます。

逆に軽薄な印象を強めるために、あえてチャラさや流行のファッションを活かしている芸人もいます、それはそれでブランディングとして見事な衣装ではあるのですが、ハマカーンの二人の衣装も真剣に選んでいることが伝わってきました。

まとめ

ハマカーンは浜谷さんの筋肉のネタを活かすために、神田さんが絶妙な計算で衣装を選んでいるのだと思います。

もちろんハマカーンの漫才のネタも凄く面白くて、たくさん笑わせて頂きました。

一流のスポーツ選手が道具を大切に扱うように、一流のお笑い芸人も衣装を大切にしているのだと思います。

ダンディ坂野さんの黄色いスーツのようなトレードマークとしての衣装はわかりやすいですが、ハマカーンのように何気ない衣装にも気を使っていることが伝わってきます。

これはスポーツ選手やお笑い芸人に限らず、あらゆる職業でもそうではないでしょうか、制服や作業着というのも、きちんと向き合うことで一つ上の着こなしが出来ます。

仕事に誇りを持っている方はカッコよく服を着こなしているものです、一流の大工さんや営業マンがだらしない格好をしているわけがありません。

「中身で勝負だ!」という姿勢が悪いわけではありませんが、だからといって外見をおろそかにしている人が一流なわけがありません。

大切な中身を輝かせるためにも外見を整えることは大切です、どんなに良い食材でも切れない包丁では輝きが失われてしまいます。

高級な道具や衣装が偉いわけではありませんが、食材(中身)を輝かせる為に適切な器(外見)を選ぶことが大切です。

また器ばかりが立派でも中身が霞んでしまいます、中身を引き立たせるためにバランスを取ることが重要です。

お刺身は魚の切り身だけがあるわけではありません、千切り大根の「ツマ」や笹の葉(バラン)が魅力を引き出してくれます、ワサビの位置も適当ではありません。

創作料理の刺身

一部の若手芸人の中には「中身さえ良ければ関係ない」とばかりに、適当にカジュアルな格好をしているケースがあるのですが、これは100円ショップの皿で十分といったようなことです。

もちろん100円ショップにも素敵な器がたくさんあるので、真剣に中身に合わせて選んでいればいいのですが、やはり適当に選んでいると感じることがあります。

ハマカーンの漫才はネタ(中身)を活かす為に、真剣に衣装(外見)を選んだことが伝わってきます、本当に見事で素敵なお二人です。

一般の方も中身を輝かせる為に外見を整えてみてはいかがでしょうか、奇抜な格好や高級ブランドという意味ではなく、あなたの魅力を引き立たせる外見を真剣に選んでみてください。

あなたにピタリと似合う洋服は、お仕事でもプライベートでも魅力を引き出してくれます、100円ショップでも良いので真剣に向き合ってみてください。

立派な中身も大切ですが、ワサビやバランの位置で見た目の印象は大きく変わるものです、ファッションでも靴下やチーフ選び一つで印象は大きく変わります。

適当に外見を選ぶと魅力を引き出せないばかりか、魅力を下げてしまうことにもなるので、大切な中身の為にも外見をおろそかにしないでほしいと思います、ハマカーンの衣装選びで学ばさせて頂きました。

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