木村拓哉の歩き方についての分析が秀逸だった

芸能人

姿勢や歩き方の重要性

当ブログでは主にファッションに関する情報を中心に紹介していますが、姿勢や歩き方の重要性についても度々紹介してきました。

どんなにカッコイイ洋服を着ていても姿勢や歩き方が悪いだけで、スマートに見えなくなってしまうからです。基本的に洋服(上着)は肩で着るものなので、猫背で肩が前に入っていると、上着に大きな縦線の皺が入ってしまいます。

きちんと試着室でサイズを合わせ選んでいても、普段の姿勢が悪いとサイズが合っていない洋服のようにだらしのない印象になってしまいます。

誰だって試着室の鏡の前では姿勢を正すものですが、その姿勢は本当の姿勢ではありません。逆に普段の姿勢や歩き方を改善するだけで、一気に洋服が似合うようになる男性も珍しくありません

ただ一般の人は姿勢や歩き方をわざわざ習う機会などないので、自らの姿勢や歩き方を意識した事がない人が大半なのではないでしょうか。

客観的にテレビ画面に映し出される芸能人やモデルのような人であれば、自覚する機会もあるので改善していく事が多いのですが、多くの一般人は自分の歩き方がどのように見えているのか知りません。

私はたまたまファッションに興味をもつようになり、洋服のサイズ合わせの重要性や皺を意識するようになったことで、自分の姿勢や歩き方に意識が向くようになりましたが、周囲の男性を見渡してみても綺麗に歩けている人は滅多に見かけないものです。

歩き方や姿勢を改善するだけで大幅に見た目の印象が良くなる男性は珍しくないので、改めて自分を客観視するように意識してみてください。

カッコいい歩き方がイメージできない男性は、木村拓哉さんが歩いている姿を思い出してみてください。彼は容姿が良いだけでなく、歩き方だけでも多くの女性を惹きつける魅力があります。

少し前にあるテレビ番組で女性の印象評論家が、木村拓哉さんの歩き方の魅力を見事に分析していたので、今回はその歩き方のポイントを紹介します。

木村拓哉の歩き方

木村拓哉さんはイケメンの代表格なので、姿勢や歩き方など関係ないと思われる男性がいるかも知れませんが、女性からすると木村拓哉さんの歩き方に「ときめく」人が凄く多いのだそうです。

イケメンなら何をしてもカッコイイと言ってしまうと元も子もないのですが、木村拓哉さんはイケメンの中でも「特別」男らしいセクシーさを感じさせられるからこそ、長年第一線で活躍する事が出来ています。

その理由の一つとして、歩き方が紹介されていました。

木村拓哉さんの歩き方の大きな特徴は、

  • 一直線の上を歩く
  • 黒目からビームを出しいる

の二つです。

実際に印象評論家の女性が木村拓哉さんの歩き方のマネをしてみると、まさにそれっぽく見えて感動してしまいました。

この二つのポイントを意識しながら歩くことで、木村拓哉さんのようなカッコいい歩き方になるそうです。

ただこの表現だけだと、少し漠然とし過ぎているので私なりにポイントを砕いて解説してみます。

一直線の上を歩く理由

誰でも真っ直ぐに歩いていると思われるかも知れませんが、これは足のつま先の向きが真っ直ぐということです。

いわゆる平均台の上を歩くような一本線の上を歩くことではありません。

女性モデルだと実際に一直線上に歩くことがあります。すると足がクロスしたような印象になり、女性っぽさを演出することが出来ます。

ただ男性が同じように足をクロスさせてしまうと、この女性っぽさが引き出されてしまい、オネエっぽく見えてしまいます。ここを間違えないでください

実際に木村拓哉さんの歩き方を見ても、一直線上に足を置いていません。二本並べた平均台の上を真っすぐに合歩いている感じとでもいいましょうか。左右の足のつま先が真っすぐ平行に進んでいくようなことです。

おそらくこれは木村拓哉さんが日頃から意識していることなのだと思われます。その理由は司会のさんまさんの歩き方を木村拓哉さんが再現した時に、見事につま先が外を向いたガニ股になっていたからです。

きちんと使い分けられていました。

自分の足の向きを意識したことがなければ、とっさに使い分けることなど出来るはずがありません。

多くの一般男性の歩き方はさんまさんのように、足のつま先が外を向いています。極端なガニ股の人でなくても、足のつま先が外に開いている男性は少なくありません。

足のつま先が外に開いていると、足がピンと伸びません。

今その場で試してみてほしいのですが、少し極端にガニ股にして歩いてみてください。ずっと膝が曲がったままになると思います。

程度の差はありますが、多くの男性が自然とこのような足先が外に開いた歩き方になってしまっています。

足を開いて膝が曲がっていると、それだけで身長が低く見えてしまいます。

足裏の筋肉で地面を蹴ると、斜め前に推進量が生まれてフラフラとしてしまうので、自然と太ももの筋肉ばかりを使って足を持ち上げるようになってしまいます。

誰もが走る時はつま先が前を向いて効率よく力を地面に伝えていくのですが、ダラダラと歩くと太ももの前側の力ばかりに頼ってしまうので姿勢も崩れてしまいます。

木村拓哉さんの歩き方というのは、腕を大きく振るわけではないので、いわゆるウォーキングのような歩き方ではないのですが、太ももの前側ばかりを使った歩き方ではないので、綺麗な歩き方になっています。

ダラダラとした魅力ない歩き方というのは、大きなダンボールなどを抱えて歩く時をイメージすると分かりやすいかも知れません。

上半身の筋肉が固定されて重心の前傾しまうので、チョコチョコとした狭い歩幅でしか歩けなくなってしまい、太ももの前側の筋肉だけで足を動かすような事になります。

足のつま先が外に開いたガニ股で歩くのも同じです。大股で歩くことも早歩きをすることも出来ません。重心の左右のブレも大きくなるのでふらつきやすく、頼りのない印象になってしまいます。

一方で木村拓哉さんのように足のつま先を真っすぐ前に向けて歩くと、本来の身長の見た目に戻り、上半身の揺れも安定します。

よほど大股で歩かない限り、頭の位置、高さが一定になるような事です。

女性モデルのように足をクロスさせる必要はありませんが、平均台を二本並べた上を真っすぐと歩くようなイメージでつま先を前に向けて歩いてみてください。

木村拓哉さんはこの歩き方が出来ているからこそ、黒目からのビームを発射できるようになります。

黒目からビームを出す方法

実際に黒目からビームを出すことなど出来ませんが、目標物に向かってビシっと目線を固定できると、頼りがいのある男性といった印象になります。

それこそガニ股で上半身がフラフラとする歩き方では、目線をビシっと固定することが出来ません。

「目は口程に物を言う」ということわざがあるように、目の動きというのは様々な情報を含んでいます。

ウソをついている子供は目を合わせることが出来ませんし、やましいことを隠している大人の目は泳いでいるものです。当ブログでは以前に女性と目を合わせるのが苦手な男性向けに、トレーニング方法を紹介した事があるのですが、

きちんと目を合わせられない事には、様々なデメリットがあると紹介しました。これを逆に考えると、しっかりと目線を合わせられる男性というのは、それだけ多くのメリットがあるということです。

「一目惚れ」という言葉があるように、目を合わせた瞬間に好意を持ったり、逆に嫌悪感を持つ事があるものですが、それだけ目線というのは様々な情報が含まれています。

世の中には一目ぼれのテクニックというものがあるのですが、これらを簡単に説明すると好意的な気持ちで相手の目を覗き込むことがポイントになります。

誰だって嫌いな人と目を合わせるとなると、睨みやすごみが出てしまいますが、しっかりとそれは相手にも伝わってしまいます。

逆に好意的な感情をもっていても相手に伝わります。人間は興味のある対象に対して、自然と瞳孔が開いて黒目が大きく見えるので、それが相手の無意識にも伝わると考えられています。

おもちゃに夢中な子供の目は輝いていますし、どこか不安げな子供の目はフワフワとしているものです。

一方で好意的な気持ちをもっていても、相手の目を見ることが出来ないと伝わりにくくなってしまいます。恥ずかしくて伏し目がちだと、相手は興味がないのかなと捉えてしまうかも知れません。

「目ぐらいしっかりと合わせているよ」

と思っている男性も多いかも知れませんが、実は相手の目をビシっと覗き込むというのは、それほど簡単ではありません。

何故なら人間の目が二つあるからです。無意識に目を合わせると左右どちらかの目に焦点が合ってしまいます。さらに左右の目を交互に見てしまうと、目が泳いだ状態になってしまいます。

相手の目を覗き込むコツは、目と目の間をグッと見ることです。すると相手は自分の中を覗き込まれたかのように感じてしまい、一気に気になる存在に昇格します。

ちなみにカメラは焦点を合わせる対象が一つ(レンズ)なので、カメラ越しというのはこの目力が発揮されやすい傾向があります。

高画質な動画が当たり前の時代にも関わらず、わざわざアイドルの写真集を購入する人というのは、そのアイドルから覗き込まれることに魅力を感じているとも言われています。

おそらく木村拓哉さんの黒目からビームが出ていると表現した印象評論家は、この事を言いたかったのではないでしょうか。

目標物に向かって視線を固定しながら真っすぐに歩いて行く姿というのは、夢に向かって一直線に突き進む男性のような頼もしい印象にうつるのだと思います。

一方でフラフラと上半身を揺らして目線もあちこちに向いてしまう男性というのは、これといった目標のない頼りない男性にうつってしまいます。

木村拓哉さんの目からビームが出ているというと、かなり大袈裟な表現に聞こえるかも知れませんが、女性からするとハートを撃ち抜かれるようなビームに感じているのかも知れません。

自分の姿勢や歩き方を意識した事がない多くの一般男性というのは、背中を丸めてガニ股で頼りなさそうにしているので、木村拓哉さんのような頼もしい男性の歩き方が出来るようになると、仕事でも頼もしさが増して恋愛も上手くいきやすくなるかも知れないので、ぜひ意識にあげてみてください。

まとめ 歩き方や姿勢で伝わること

姿勢や歩き方から伝わる情報量は少なくありません。単純に見た目が崩れて洋服が似合わなくなり、健康にも悪影響が出てしまいますが、姿勢の悪さはネガティブな印象を相手の無意識に伝えてしまいます。

木村拓哉さんの歩き方をマネしたからといって、必ずしも女性にモテるとは言いませんが、頼りがいのある男らしい歩き方にはなると思うので、日頃から自分の歩き方を意識してみてください。

コツは足のつま先を真っすぐに向け、進行方向に目線を固定しながら歩くことです。

正しい歩き方がイメージできない人は、少し大股で早歩きをしてみてください。自然と足のつま先が前を向いて、全身の筋肉を使いながら歩けると思います。

その身体の使い方を覚えると、普通の歩幅で歩く時にも全身の筋肉をバランスよく使えるようになると思います。

背中やお腹周りの筋肉も使って歩けるようになると、スマートな歩き方になるだけでなく、同じ距離を歩いても疲れなくなります。

骨盤が起き上がって上半身の姿勢も整うので、肩コリや首のコリまで改善されるかも知れません。実際に私は重度の肩コリで整骨やマッサージに長年通っていましたが、歩き方を改善すると肩コリがなくなってしまいました。

正しい姿勢になると前に入っていた肩が正され、肩甲骨が後ろに戻り、普通に歩いているだけで自然と肩から手が振られ、肩周りの筋肉の緊張が無くなったように感じます。

たかが歩き方と決めつけずに、しっかりと向き合ってみてください。様々なメリットがあると思いますよ。

ちなみに私は高校に入学して間もない頃に、歩き方でこんなことがありました。

廊下を歩いていると急に後ろから肩をつかまれ、

「よっち、なんでいるの?」

と上級生に話しかけられ、驚いて振り向いた私の顔を見てその先輩が、

「あ、ごめん、違った」

と言いました。「よっち」とは私の二つ上の兄のあだ名です。しばらくしてその先輩と話す機会があったのですが、同じ中学出身で兄と仲が良かったらしく、

「おまえの不貞腐れた歩き方がよっちとそっくりだったんだよ」

と教えてくれました。いくら骨格が近い兄弟とはいえ、後ろ姿の歩き方だけでも人物を見極められるほどの特徴があることに驚いたものです。

誰もが無意識に行っている歩き方ですが、周囲の人は様々な情報を受け取っています。

一流の役者は役柄に合わせて歩き方や姿勢を演じ分けられますし、いかにも口だけの下っ端のような歩き方もあれば、堂々とした大物の歩き方もありますし、正統派の主人公は木村拓哉さんのようなスマートな歩き方をしているものです。

イヤな事や辛い事があると足取りが重たくなってしまうものですが、精神状態によっても歩き方が変化するように、その事を周り人は簡単に察知する事ができます。

たかが歩き方と軽視しないでください。想像以上に印象を左右する要素なので、日頃から自分の歩き方を意識にあげてください。

ちなみにマリリンモンローは歩き方をセクシーに魅せる為に、片方の靴のヒールだけ少し削り、わざとアンバランスにしてお尻を振っていたという逸話が残っています。

これは健康の為には良くないので真似するべきではありませんが、靴のフィット感といった要素も歩き方に影響があるので気をつけてください。

適当に靴紐を緩めて固定しているような履き方だと、スマートに歩く事など出来ません。極端な事を言えば重たいスリッパを履いているような事なので、自然と歩き方まで崩れてしまいます。

他にも靴底の減りが偏っていると正しく歩くのが難しいので気をつけてください。普段からガニ股で歩いている人の靴ほどおかしなすり減り方になっているのですが、その靴はその歩き方に適応して減ってしまっているので、靴底を張り替えるか新しい靴にした方が良いかと思います。

木村拓哉さんのようなスマートな歩き方が出来るようになると、普段の姿勢も良くなっていくので、猫背といったものも改善されていくかもしれません。

猫背が改善されると内蔵の位置も整って機能が上がりますし、前に入っていた肩が戻ると肋骨も広がりやすくなるので、呼吸の質も向上していきます。

健康的な身体になれば新陳代謝も良くなって肌ツヤにも好影響がありますし、もちろん元気な身体で仕事やプライベートも充実していくのはイメージできるのではないでしょうか。

木村拓哉さんのような歩き方をしたからといって、イケメンになれるわけではありませんが、少なくとも今まで下がってしまっていた自分本来の魅力を取り戻す事にはなるので、今よりもモテる可能性が増すはずです。

流石に目からビームを出す事は出来ませんが、ビームを出すぐらいのつもりでビシっと女性の目を覗き込めるようになると、ドキッとさせられやすくなるかも知れませんよ。

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