NHKのブラタモリ
「笑っていいとも」に出演していた頃のタモリさんは、スーツ姿というイメージがあると思うのですが、NHKのブラタモリという番組に出演している時のタモリさんのファッションは、ジャケパンスタイルが多く、中年男性に参考になる上品な着こなしなので参考にしてほしいと思います。
引用元:http://www.nhk.or.jp/buratamori/index.html
音楽番組でもスーツ姿が多いタモリさんですが、「ブラタモリ」は外でロケということもあり、もう少しカジュアルなファッションで、季節に合わせた素敵なジャケパンスタイルがとても多いです。
深夜に放送している「タモリ倶楽部」では、トレーナーなどよりカジュアルな印象になります、こちらのファッションも多くの中年男性の参考になるのではないでしょうか。
引用元:http://contents.oricon.co.jp/
タモリさんの体型は多くの一般の中年男性のようにモデル体型ではありません、ファッション雑誌のスマートなモデルより、ずっと参考になると思います。
中でもNHKの「ブラタモリ」は、誰でもサイズを合わせやすい王道のジャケパンスタイルの着こなしなので、多くの中年男性の方にお手本にしていただきたい存在です。
タモリさんのバランス感覚
極論を言ってしまえば、タモリさんはいつもサングラスをかけているので、普通のファッションではありません。
しかしタモリさんの場合は、圧倒的な知名度とサングラス越しでも伝わる笑顔で、本来は怖い印象を与えやすい色の濃いサングラスのあくを抜いています。
引用元:http://www.nhk.or.jp/buratamori/index.html
タモリさんと同じように普段からサングラスをかけたい人は、タモリさん流のあく抜きファッションはとても参考になると思います。
ファッションは個性的な要素が増えるとくどくなってしまいます、どこかに特徴がある場合は、その他を王道に仕上げることがポイントになります。
特徴的な髪型で目立つファッションをすると残念な印象になるようなことです、逆に言えば、これといった特徴がない人は、少しだけ個性的なファッション(特徴的な)をするのもありです。
「ブラタモリ」のタモリさんファッションは、サングラスを除けば王道中の王道です、それがまた本当に見事な着こなしです。
引用元:http://www.nhk.or.jp/buratamori/index.html
スーツとは違ってジャケパンスタイルは色々な組み合わせがあり、これといった正解があるわけではないのですが、いつも主張の強すぎないアイテムでバランスよく上品にまとめています。
靴やベルトの選択も素晴らしいです、これ見よがしな自慢になることもなく、本当に見事なバランスだと思います。
ジャケットの胸ポケットにさりげなくチーフを挿しているのですが、こちらも目立つ色や形ではありません、シャツの色と合わせて調和しています。
以前、お笑い芸人のおぎやはぎのスーツ姿のバランスが凄いと紹介したことがあるのですが、
ファッションは足し算ではありません、タモリさんのように引き算やバランスを意識すると上品に仕上がります。
特に一般の方が日常的にサングラスをかける場合は気をつけてください、様々な事情でサングラスをかける方がいると思うのですが、髪型や服装や話し方などで、少しでもやんちゃな印象があると怖いと思われてしまいます、バランスを意識してください。
またサングラスに限らず「ちょいワル」に傾くアイテム(輝くネックレスや目立つ髪型や香水や開襟シャツなど)も、たくさんは取り入れないでください、くどくなると怖い印象になるだけではなく、不潔な印象にもなってしまいます。
「ちょいワル」ファッションは、これと言った特徴がない男性が、少しだけ取り入れると男らしく見えるということです、タモリさんのように全体のバランスを意識してください。
本当にタモリさんのファッションは、清潔感や安心感を感じさせる見事なバランスで構成されています、色使いや組み合わせも意識してブラタモリを見てください。
本当に見事なのですが、少しだけ気になった画像があったので紹介します。
引用元:http://www.nhk.or.jp/buratamori/index.html
少し前からジャケットのボタンを留めない着こなしが増えてきたのですが、立ち姿でジャケットのボタンを外してしまうと袖が若干長くなって手首にかかりやすくなります。
またインナーがポロシャツやTシャツの場合も、お腹に張り付いて中年太りが目立ってしまうので、やはりジャケットのボタンは留めた方が良いと思います、生意気言ってすいません・・・。
と言っても白いズボンを違和感なく着こなしていいるのは流石です、数年前から男性ファッション雑誌で、やたらと白いズボンを押しているのですが、それを鵜呑みにして似合っていない男性が多いものです。
白いズボンは雑誌で言うほど簡単ではありません、上着や靴やベルトと調和させるのは難しいものです、そして汚れも目立ちやすいので、安易に取り入れるファッションではありません。
「俺ってオシャレな男だろ?」
みたいなイヤな雰囲気が出ている男性がよく白いズボンを履いています(笑)、マイケル富岡さんやサッカー元日本代表の武田修宏さんあたりをイメージしていただければわかると思います(あくまでもイメージです)。
彼らのような体型やルックスがあればいいのですが、そうではない一般男性がこのような主張の強いファッションアイテムを取り入れると、浮いてしまうので気をつけてください。
タモリさんの衣装はオーダーメード
以前タモリさんは「テレビで着ている衣装は全てオーダーメード」と言っていました、流石にTシャツやポロシャツはトレーナーは違うと思いますが、ジャケットやスーツは間違いないと思います。
その衣装の話になった時、隣の芸能人にオーダーメードの証拠を見せる為に、ジャケットの内側に取り付けられているタグを見せて大爆笑をとっていました、決してテレビで放送出来る内容ではないそうで、その場ではわかりませんでした。
そこで気になって調べてみるとわかりました、ここに書くのもはばかれるような内容なので、少し伏字をしますが、
「○ェ○チオ ボッ○ーニ MITANO」
というタグなんだそうです(苦笑)。
イタリアっぽい響きのネーミングで、オーダーメードにこんな遊び方があるとは驚きました、これをスタイリストが勝手にやることではないでしょうから、普段からタモリさんと仕立て屋さんが良い関係が築けていることがうかがえます。
流石はタモリさんと思わせてくれるエピソードでした。
タモリさんのような大物芸能人だと、衣装のオーダーメードは当たり前なのかも知れませんが、同じぐらい大物芸能人でもオシャレではないスーツを着ている方がいるものです。
気品のある生地で仕立てられたオーダーメードのスーツでも、ダボッとしたシルエットで手首や足首にシワがよってガッカリします、政治家のミスター失言の森○朗元総理みたいなスーツ姿と言えばいいでしょうか、政治家も芸能人もあまりにも力をつけると、周りに意見をする人がいないのかも知れません。
そういう意味でもタモリさんのファッション、着こなしは本当に見事だと思います、流行を追いかけるわけでもなく、かといって保守的でもなく、バランスがとても素晴らしいと感じました、周りの意見も取り入れられる懐の深さを感じます。
また短い時間放送されていた「ヨルタモリ」という番組で様々なコントを披露していたのですが、冴えない教授の役を演じていた時の着こなしも見事でした。
引用元:https://twitter.com/yusuke_seya/status/531465465982226432
型遅れのシルエット(肩幅やラペル)の大きめのヨレヨレスーツで、シャツの襟も鋭角であり、一目見て冴えない印象を感じさせてくれる見事なスーツを着ていました。
おそらくこの衣装は番組のスタイリストの仕事ですが、普段カッコよくスーツを着こなしているタモリさんだからこそ、冴えない役がより引き立っていました、普段からだらしない印象の人だと、こうはいかないものです。
タモリさんの懐の深さというか、いつまでも時代に合わせたお笑いが出来るのも、このような感性を持っているからだと思います、王道を理解しているので、絶妙なさじ加減で笑いのツボを刺激できるのではないでしょうか。
中年男性の方は「ブラタモリ」のタモリさんの衣装にも注目してチェックしてみてください、ジャケパンスタイルの組み合わせなど、本当に参考になると思います。
モデル体型のイケメンのファッションは参考になりません、自分の体型や雰囲気に近いオシャレな有名人のファッションを参考にすると良いと思います。
【関連記事】
※峰竜太の着こなしはお手本になります
コメント
ブラタモリのタモリさんの服、アウターはSHIPSですね。パンツや靴はわかりませんが。
by びょん 2015年12月27日 15:53
「○ェ○チオ ボッ○ーニ MITANO」www
流石はタモさんだなぁ~
by いいともロス 2016年1月7日 20:41