アンミカのファッションセンスの磨き方が秀逸!
パリコレモデルのアンミカ
当ブログでは以前に「林先生が驚く初耳学」というテレビ番組の中の企画の「パリコレ学」というアンミカさんが講師を務める、パリコレモデルを養成する講座で紹介されていた歩き方について触れた事があるのですが、
別のテレビ番組でアンミカさんがパリコレモデルになれた経緯について紹介されており、ファッションセンスを磨いていった方法が秀逸で感心してしまいました。
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アンミカのファッションセンスの磨き方
アンミカさんが世界のトップモデルを目指す為に、パリコレのオーディションに初めて参加すると、ウォーキングすら審査してもらえず、一目見て直ぐに落ちてばかりいました。
その理由が全く分からないので、あるオーディションで審査員に、
「しっかりと一度見てください」
と食って掛かると、
「あんたは自分に合う洋服がまるで分かっていないじゃない!肌の色にもあっていないし、あんたのスタイルじゃ首元を隠す着こなしをすると顔が大きく見えるの!そんな事も分からないようじゃモデル失格よ」
と良かれと思って巻いていたストールを酷評され、
「とにかくあんたは色々な洋服屋で試着して、店員さんから似合う洋服について学んできなさい」
とアドバイスされ、それを実践して客観的に自分に似合う洋服や着こなし方を磨いていくと、見事に翌年にはパリコレモデルとして採用され、そして初年度に叱ってくれた人との再会を果たし、その人のモデル事務所と契約する事になりました。
以前のアンミカさんは自分の好きな洋服ばかりを着ており、それでも日本ではそれなりに通用していたわけですが、様々な人種の人が集まるパリコレのような場では、自分の特徴を理解していないモデルでは勝負にならなかったわけです。
自分が好きな洋服という基準を捨て、自分に似合う洋服を学ぶ事で抜群にファッションセンスが良くなり、デザイナーが意図する着こなしといった事も理解できるようになったそうです。
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洋服を着る意味
当ブログでも何度も試着の重要性について紹介してきたのですが、
男性よりも女性の方が圧倒的にファッションセンスが良いのは、鏡と向き合ってきた時間の差だとも紹介してきました。
自分の好きな洋服を着る事で気分が高揚するのが悪いわけではありませんが、そもそも洋服を着る意味を考えると、アンミカさんのように別のアプローチが見えてくるのではないでしょうか。
職人のように仕事に適した恰好をするのも意味がありまし、医師や看護師が清潔感を保ちやすい白い服(汚れが目立って分かりやすい)を選ぶのにも意味がありますが、プライベートで洋服を着る意味というのは、やはり周りの人から良く思われたいからではないでしょうか。
多くの男性がファッションに興味を持つきっかけというのは、やはり女性に好かれたいからだと思います。
どんなに自分の好きなファッションや目立つ恰好をしても、女性から嫌われてしまうと元も子もありません。
女性の場合は同性からの評価も重要なポイントになるので、男性目線だけを意識して選んでいる人は少ないのですが、男性は同性からの評価など気にしませんし、失礼にあたる恰好でなければ問題になりません。
女性に好かれたいという意味をしっかりと理解する事こそ、本来の目的を達成しやすくなるのではないでしょうか。
モデルがデザイナーの世界観を汲み取って表現するように、洋服を着る意味から逆算する事こそが、ファッションセンスを磨く事なのだと思います。
アンミカさんがファッションセンスを磨いていった過程こそが、まさに洋服を着る意味と向き合った結果であり、多くの男性にも参考になるはずです。
まとめ 目的から逆算しよう
特定の好きな女性がはっきりとしている場合は、その女性の好みに合わせた恰好をする事で好かれる可能性が高まりますが、人それぞれ好みが違うように、突出した個性というのは諸刃の剣です。
大好きな彼女や奥さんに好かれる恰好だとしても、職場や取引先の女性には不評かも知れません。
2人っきりのデートでそのような恰好をするのは良いと思いますが、好みが分かれる要素というのは、TPOに合わせてコントロールする必要があります。髪型はセット次第で変えられますが、髪の色のように簡単にコントロールできない要素というのは、よほどの覚悟がない限り取り入れるべきではありません。
これはタトゥーで考えてみても分かりやすいかも知れません。大切な家族の名前を入れるような人もいますが、その事で得られる満足感と、周りの人から避けられる可能性を天秤にかけて判断すると、日本では圧倒的に損する事の方が多いような事です。
好きな恰好をするのが悪いとは言いませんが、女性から好かれたいという理由で洋服を選んでいる男性であれば、女性から嫌われないという視点で考えると、その方向性が分かってくるはずです。
好みは人それぞれなので正解などないのですが、多くの女性に嫌われてしまう不正解は存在します。
不潔な恰好が好きな女性はいませんし、全く似合っていない洋服が好きな女性もいませんし、フィット感がイマイチな着こなしが好きな女性もいませんし、TPOを無視した自分よがりなファッションが好きな女性もいません。
もちろん中にはズボラな男性に対して母性本能が働くという女性もいるので、可能性は0ではないのですが、これも突出した個性になるので、その他大勢の女性から避けられる事になってしまいます。
「自分の好きな恰好をして何が悪い!俺はこれでいいんだ!」
といった考え方が絶対にダメだとは言いませんが、そのような人だって冠婚葬祭では相手の失礼にならない洋服選びをするはずです。それを拡大解釈していくと、日頃接する事が多い人に嫌われる要素というのは、避けた方が良いのではないでしょうか。
飲食店に草野球帰りの汚れたユニフォームのまま行くのは失礼ですし、初めてのデートに部屋着のような恰好で来られても相手はガッカリとしてしまいます。
職場の恰好であれば多くの人は相手の期待に応えているはずです。保育士なら子供に喜ばれるようなアップリケのついたエプロンをしたり、料理人なら髪が落ちないように帽子をかぶったり、保険の外交員なら誠実さを感じられる恰好をしています。
これはプライベートでも同じです。自分よがりなファッションをしてしまうと、やはり相手は良い気がしませんし、バカにされたように感じてしまいます。
例えバカにしている気持ちがなくても、そう受け取る人がたくさんいるので、結果的に避けられる事が増えて自分が損してしまいます。
アンミカさんのようにスタイル抜群の美人ですら、自分よがりな基準ではパリで鼻にもかけられなかったように、自分のスタイルを押し通して通用する人など滅多にいません。
ホリエモンや本田圭佑のように天才のような人であれば、場違いなファッションや個性的なファッションでも評価が落ちるような事がないのかも知れませんが、それこそ一般男性に役立つものではありません。
有名人のように初対面の相手でもこちらの事を既に知っているような状況でなければ、やはり外見の印象で内面を推し量る事になります。
突出した個性も相手の好みと一致すれば良いのですが、不特定多数の人と接する機会が多い人にとってはリスクになります。
何も個性のない普通の恰好だと選ばれる事がないと考えてしまうかも知れませんが、多くの男性のファッションは普通(60~40点)といってもレベルが低い(40点前後)ので、丁寧に普通のファッションと向き合う事で、周りの男性と比べて頭一つ抜きんでる事ができます。
相手に失礼にあたらない恰好や清潔感のある恰好は最低限の事ですが、それらをクリアした上で似合っている洋服を身につけていると、少なくとも初対面で避けられる事が少なくなるので、内面に興味を持ってもらえる可能性が残ります。
洋服を着る意味を逆算して考えると、その方向性が見えてくるのではないでしょうか。
アンミカさんがモデルに求められる要素と向き合いながらファッションセンスを磨いていったように、多くの男性ファッションも相手に求められる要素と向き合う事で、目的達成(多くの女性に好かれる)に近づくはずです。
金持ちの男性目当ての婚活パーティーに参加するのであれば、ズボラな恰好でも高級腕時計が威力を発揮するかも知れませんが、そのような場面でなければ多くの女性に嫌われない清潔感のある恰好の方が威力を発揮するので、しっかりと洋服を着る意味と向き合ってみてください。
清潔感のある恰好といっても単純に洋服を洗濯すれば良いという事ではなく、試着室の鏡の前でしっかりと自分と向き合う事で、フィット感による皺の違いや肌色との相性などが分かってくるようになります。
たった数センチの裾上げをするだけで皺が減るだけでなく、足が長く見えるようになるかも知れません。
しっかりと靴紐を結ぶだけで歩き方や姿勢が変わる事もありますし、このような微差と向き合っている男性が多くないだけに、普通のファッションでもレベルに差が生まれてしまいます。
このような微差と向き合う事なく有名ブランドのロゴに頼ってしまうと、ブランド側が意図している着こなしなど出来ないので、どこどなく残念な印象になってしまうものです。
ファッションにお金を掛ける事だけがファッションセンスを磨く事ではないので、しっかりと本質と向き合ってほしいと思います。試着をする時だけでなく、日頃から鏡と向き合う時間が増えるほどに、客観的に自分のファッションを判断できるようになりますよ。
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