男は清潔感のある服装で十分!?では不十分な理由
清潔感だけでは不十分な理由
「男がオシャレするなんて女々しい」
「男の服装なんて清潔感さえあれば十分」
という考え方の男性が多くいるものです。
服装の清潔感が大切なのは間違いありませんが、実はこの「清潔感さえあれば十分」という考え方では「十分な清潔感」に保つことはできません。
「料理なんて栄養さえ取れれば十分、お腹に入ればいっしょだ」
「車なんて動けば十分、腕時計なんて時間がわかれば十分」
このような考え方では質が向上することがありません。新しい事や常識の変化に気が付かずに、時代の流れから取り残されてしまいます。
「ラーメンなんてこんなもんだ」
というお店のラーメンに味の向上はありません。新しい調理法や工夫、アイディアが生まれる事がないだけではなく、質の現状維持すら難しくなります。
道具の劣化や原料の質の変化にも気が付きません。日々スープの出来をチェックしていないと、そもそも違いに気づくことできなくなります。
多くの男性の服装にも同じことが言えます。「清潔感さえあれば十分」という考え方では、その清潔感すら保つことが出来なくなります。
新しい洋服=清潔?
「清潔感さえあれば十分」という考え方の男性の多くは、洋服を定期的に買い替えてはいます。
ですが時代の流れや体型の変化、洋服の傷みや劣化に合わせて洋服を買い替えているわけではありません。あくまでも季節事など定期的に買い替えています。
これで「清潔感を十分に保てている」と、多くの男性が勘違いをしています。
新しい洋服にキズや汚れがないのは確かですが、キズや汚れが付く原因は洋服が古くなるからだけではありません。
洋服が傷む原因の大半は、年月による劣化ではなく着ている方の生活習慣によって左右されます。
洋服が傷む生活習慣というのは乱雑に扱うことです。わかりやすいのは洋服を脱ぎっぱなしで放置するようなことですが、他にも様々な習慣によって洋服は傷んでいきます。
きちんとしたハンガーをかけていなかったり、肘をつく習慣があったり、肩掛けバッグを使用していたり、姿勢が悪かったりすると、洋服は型崩れしたり、擦れたりして傷んでしまいます。
またメンテナンスも重要です、着用後の洋服にブラシをかけてあげることで、繊維に詰まった汚れやホコリを掻き出し、洋服の生地の繊維の向きを整えることができます。毛玉が出来るようなこともなくなります。
どこかに擦れて繊維が毛羽立ったままだと、その隙間に汚れやホコリが入り込んで頑固な汚れになり、大きな毛玉になってしまいます。
もちろん洗濯の仕方、洗剤やネットや干し方によっても痛み具合は左右されます。
洋服が傷む原因は年月による劣化でけではないということです。
定期的に新しい洋服に買い替えている方というのは、洋服が傷んだ原因について無頓着です。
「洋服なんて半年持てば十分」という考え方だと、洋服が傷まないように気をつけることもありません。当然メンテナンスもしません。
すると買い替える前の時期にはヨレヨレに傷んだ洋服を着ていることになります。この状態では清潔感を保つことはできません。せいぜい数週間しか清潔感のある洋服を着られないことになります。
一方できちんと服装と向き合っている方は、生活習慣の質が向上していきます。
洋服にブラシをかける習慣があると擦れやすい箇所がわかります、すると日頃の動作や姿勢を意識するようになります。姿勢が良くなると洋服の引きつりもなくなるので、見た目の印象が良くなり、身体が疲れないだけではなく、洋服の傷みも少なくなります。
靴を磨く習慣があると靴同士を擦りあわせて脱ぐようなことはありません。きちんと靴紐をほどき、靴ベラを使用して履くようになります。靴底の擦り減り方を意識するようになれば、歩き方も改善していきます。
洋服や靴や身だしなみに気を使う習慣があると様々な気づきが得られます。日常生活のあらゆることが向上していきます。
「男の服装は清潔感さえあれば十分」という考え方では、この様な向上する余地がありません。気づきが得られません。
「洋服をシーズン事に買い替えているから問題ない」と思っている男性が多いのですが、適当に扱われた洋服や靴はシーズン終盤にはボロボロになっています。
一方できちんと洋服や靴を扱っていると綺麗な状態を保つことができます。そして生地の硬さがとれて身体に馴染んで益々似合うようになっていきます。
洋服と人間の劣化
洋服をシーズンごとに買い替えていると、しばらくは清潔感を保つことができます。ですが人間は買い替えることが出来ません。
当たり前のことですが、洋服が新しくなっても人間の肌ツヤの劣化は買い替えることが出来ません。こちらの清潔感は生活習慣によって大きく左右されます。
清潔感とは服装だけで判断するものではありません。髪型や姿勢や表情や肌ツヤも含むめて判断されます。
新しい洋服を着ていても、それだけで十分だという考えでは清潔感を保つことは難しいです。他がスキだらけになってしまいます。
一方で髪がフサフサで肌ツヤのいい若者であれば、多少薄汚れた洋服や寝癖があっても清潔感があるものです。古着やダメージジーンズやシワ加工の洋服でも清潔感を保つことができます。
ただし年齢を重ねるごとに筋肉や肌ツヤは衰えてしまいます。どんなに新しい洋服を着ていたとしても、中身の人間の清潔感が失われていると難しくなります。
この中身の清潔感は本人の意識次第で大きく左右されます。もう一度いいます、本人の意識次第で大きく左右されます。
この本人の意識というのが「向上心」です。より良い状態を求める心がないと現状維持すらできません。
「男の服装なんて清潔感があれば十分」
では全くもって現状維持できません。洋服は新しくなっても中身はどんどん劣化して清潔感が失われていきます。
しかも加齢に伴うファッションの変化にも気づけません。年相応のファッションを選べないので、妙な若作りをしている残念なファッションになる可能性も高いです。
まとめ 清潔感とは意識
ファッションや身だしなみに気を使うということは、見た目の向上だけではなく意識の向上につながります。
- 女性にモテたい
- 若く見られたい
- カッコよくなりたい
動機は何でも構いませんが、そもそもの目的がないと行動にうつせません。
「男の服装は清潔感さえあれば十分」
では目的が弱すぎます。向上心がないと現状維持すらできないということを覚えておいてください。
また多くの男性が思っている十分な清潔感というのは、女性が求めている清潔感と同レベルではありません。日頃からムダ毛処理や体臭ケアや化粧をしている女性の基準は高いです。
「男のファッションは清潔感さえあれば十分」とは、女性が求めている清潔感のレベルに達することは出来ません。より高みを目指す必要があります。
洋服や靴を大切に扱うようになると、本当に様々な気づきが得られます。きちんとサイズや季節を意識した洋服を選べるようになると、見た目が向上するだけではなく疲れ具合も変わってきます。
そして姿勢や歩き方を意識するようになると、さらに見た目が向上します。どんなに高級ブランドの洋服を身に付けても姿勢が悪ければ似合いようがありません。
また姿勢や歩き方が良くなると全身の血行がよくなります。すると肌ツヤや髪質もよくなります。様々なことが向上していきます。
若いうちは誰もが清潔感があるものですが、30歳を過ぎると意識次第で大きく差が出てきます。
「清潔感さえあれば十分」では不十分です。常に向上する意識がないと現状維持すら出来ません。
- 別に女にモテなくていい
- 若く見られなくてもいい
- どうせカッコ悪いし
という意識では現状維持すら出来ません。年齢を重ねるごとに清潔感は転げ落ちていきます。「清潔感さえあれば十分」ではなく、「積極的に清潔感を保つ」という意識をもってください。
普段全く運動をしていない人が、
「来年に富士山に登る」
という目標を立てると自然と生活習慣が変わるものです。適正体重になるように食事が変わります(脳が食事の好みを変える)。日頃の歩く速度も上がります。会社や駅のエスカレーターが階段になります。
テレビの登山に関する情報が目につくようになります。目標が明確になると様々な情報が自然と目に入ってきます。
急に登山の情報が街に溢れてきたかのように感じます。積極的に登山の情報を拾い上げるようになります。登山に適した服装や靴、時計などが目に入ってきます。さらには「山ガール」に惹かれるようになるかも知れません。
それらの情報は昔から変わらずにそこの存在していましたが、「富士山に登る」という目標が明確ではないときには、全く目に入ってこなかった情報です。
これが10分で登れる小さな山が目標だと、ほとんど行動を変えません。脳が現状のままで十分だと判断します。
これが意識するかどうかの違いです。高みを目指すほどの日常の行動が変化します。
他にも立派な料理人を目指している見習いであれば、皿洗いからでも様々の情報を受け取ることができます。お皿に残された食材から盗める情報は盛りだくさんです。
他にも積み重ねやすい皿の形状や料理を引き立たせる皿に種類など、様々な気づきが得られるものです。
一方で同じ皿洗いでもやる気のないアルバイトでは何も情報が入ってきません。認識する情報は時間の経過を確認する為の時計の針ぐらいです。時計ばかり見ているのでなかなか時間が進みません。
これが目標の違いです。
「清潔感を積極的に保つ」という意識(目標)がないと、新しい情報を認識することができません。
「男の服装は清潔感があれば十分」という意識では、せいぜい定期的に新しい洋服を買い替えることしかできないということです。その他がスキだらけの可能性があります。
一方で「積極的に清潔感を整えよう」という意識があると、洋服のメンテナンスや傷まないような姿勢や動作を意識するようになります。
その為の様々な情報が目に入ってきます。洋服に限らず髪型や体臭や歯磨きなども気をつけるようになります。生活習慣を見直してあらゆる分野で向上することができます。
一流の職人さんは身につけているもの一流になるものです。一流の仕事の為にできることは何でも取り入れるので、仕事の動作を妨げない最高の衣服や道具を身につけるようになります。
それらには一切の無駄がありません。高級な洋服や道具という意味ではなく、自分の体型や動作にベストな恰好や道具を選ぶことができるようになります。
「男の洋服は清潔感さえあれば十分」では圧倒的に不十分です。新しい洋服であれば十分という考えだと、試着もせずに適当に洋服を選んでしまいます。
男性と比べて圧倒的に女性の方が清潔感あるのは、「綺麗になりたい」という意識が男性と比べて圧倒的に高いからです。
多くの女性が、ありのままの自分で勝負できるなんて思っていません。小さな頃から見た目の差別を受けてきているので、少しでも綺麗でありたいと常にオシャレにもメイクにも清潔感にも気をつかっています。
一方でモテない男性ほど、「人間は中身で勝負だ」とありのままの自分で勝負しようとします。ありのままの自分なんてうぬぼれている証拠です。
合コンにボサボサの髪でノーメイクの女性が現れたらイヤだと思います。バカにされたとすら感じると思います。こんな女性は滅多にいませんが、男性の中にはこのようなタイプがいるということです。
身だしなみを整えるという行為は自分を魅力的にすることだけではなく、相手への敬意でもあります。
しつこいようですが、「男の洋服なんて清潔感さえあれば十分」では全くもって不十分です。もちろん清潔感すら意識すら出来ていない男性と比べるといいのですが、新しい洋服以上の清潔感を気にすることはできません。
どうしても「十分」という意識ではスキが生まれてしまいます。新しい洋服を着ていても、足元に汚いスニーカーを履いていたり、爪が汚れていたり、直前にニンニク料理を食べたり、表情や姿勢が悪かったりするものです。
男性も女性のように「いくつになっても綺麗でいたい」というような意識を持ってください。「いくつになっても女性にモテたい」という意識がある男性ほど、様々な情報が目に入ってきます。
一流の料理人を目指す皿洗いのように、女性にモテるための情報がなだれ込んできます。現在のあなたの年齢に相応しい清潔感を整える情報や健康の情報がなだれ込んできます。
「これで十分」と自分で限界を決めつけないください。世の多くの男性が決めつけているので彼らをごぼう抜きするのは実は簡単です。
そして清潔感を意識して洋服を大切に扱うようになると、何年間も洋服をもたせることが出来るようになります。そうなるとシーズンごとに洋服を買い替えるよりも、一着の洋服に予算をかけられるようになります。
より自分に似合う洋服をしっかりと吟味するようになるので、益々見た目の魅力がアップします。そのように服装に予算をかけるようになると、自然と体型維持もしやすくなるものです。
意識(目標)を明確にすると、あらゆることが向上します。あらゆる好循環がうまれます。これは清潔感に限った話ではないですが、「○○で十分」と決めつけるとそこからの成長が望めません。
「男は清潔感のある服装で十分」という意識では不十分です。より高みを目指してください。その意識が日ごろの生活習慣を変えます。運動や姿勢や食事が変わります。しかもそれらが楽しくなります。
目標がないとこれらの変化は楽しくありません。脳は現状を変えることを望んでいないのでストレスを感じさせてやめさせようとします。ちょっとした目標では行動が三日坊主になってしまう理由でもあります。
一方で明確な目標があると、脳は現状のままである事にストレスを感じます。積極的に目標に近づけるように行動を促します。だからこそ運動や姿勢や食事を変えることが楽しくなります。
身体を鍛えている方は楽しくして仕方がないからトレーニングしています。日頃から身だしなみを整えている方も楽しくして仕方がないから整えています。先に高い目標があるので、そこに向かって楽しくすすむことができます。
「清潔感が十分」だと決めつけないでください。常に向上する意識のある女性から見ると洋服が新しいだけの男性の清潔感では全く持って不十分です。だからこそより清潔感を向上させると女性からモテるということです。
洋服を新しくすることだけが清潔感を保つということではありません。日常の動作や健康状態も大きく左右されます。複合的に清潔感を向上させるためにも、勝手に十分だと決めつけないでください。
まだまだ伸びしろがあります。あなたの魅力はまだまだ向上します。自分で限界を決めないでください。その為にも「女性にモテたい」を明確に意識してください。そうすれば清潔感も自然と向上していきますよ。
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