オシャレな人に感じる共通点!内面も素晴らしい人が多い

ファッションコラム

オシャレな人の共通点

私はオシャレな人ほど、内面も素晴らしい人だと感じることが多いです。

もちろんオシャレでなくても素晴らしい内面の持ち主はいますが、圧倒的にオシャレな人の方が、内面も優れている可能性が高いと感じています。

これを言うと批判的な意見を浴びることがあるのですが、私なりに考えてみたところ、批判的な気持ちになる人というのは、私とオシャレな人の定義が違うのだと思います。

私なりのオシャレな人の定義に当てはめると、驚くほど内面が素晴らしい人と共通していました。

オシャレな人とは?

オシャレな人を正確に定義することは出来ませんが、私なりにオシャレな印象に感じる人というのは、周囲の人や場に敬意を表しているファッションをしている人のことです。

要はTPOに合わせた上で、自分なりのオシャレを取り入れている人です。

以前に「オシャレな男性は意外とモテない?」という記事を紹介したのですが、

参考オシャレな男性はモテない?

私が感じるオシャレな人と、オシャレが好きな人は別です。

わかりやすくオシャレ好きをいうと、自分よがりなオシャレな人ということです。男性でも女性でも自分の好きなファッションだけを身に着けている方がいますが、そのような方を私はオシャレだとは思いません。

極端な例をあげると、全身キャラクターグッズでまとめているようなファッションのことです。そのキャラクターのイベントやコスプレパーティーであれば、最高に素敵なオシャレかも知れませんが、職場や普段着にまで持ち込まれると、残念な印象にうつってしまいます。

誰だってお葬式では喪に服した恰好をするものですが、そこにキャラクターグッズのアクセサリーが光っていると、誰もいい気はしないのではないでしょうか。

だからといって「黒スーツに黒ネクタイ、黒の革靴さえあればいいんだろ」とばかりに、TPOに合わせただけの人もオシャレな印象にはなりません。

お葬式でオシャレになる必要はありませんが、むしろお葬式だからこそ、あえていつもよりもオシャレを控えられる人が、素晴らしい内面の持ち主だと感じます。

普段は毛先を遊ばせた髪型の方でも、その場に合わせて落ち着いた髪型にセットするようなことです。

結婚式に招かれると、女性は普段なかなか着る機会のないオシャレなドレスを着たりしますが、新婦よりも目立つような豪華なドレスや宝石を身に着けていると、オシャレな印象にはなりません。むしろ下品だなと感じます。

しばしばオシャレが好きな人は、自分よがりなファッションになってしまいます。周囲の人やその場へ与える影響力を考えず、自分が好きなだけのファッションを身に着けています。

どんなにそのファッションが似合っていたとしても、オシャレな印象にうつるとは限りません。

ラーメン屋の店員さんがスーツをビシっと着こなしていても美味しそうに感じませんし、薄暗いバーの店員さんが頭にタオルを巻いてTシャツ姿だと、どんなに美味しいカクテルを作ってくれても、バーの落ち着いた気分に浸れないものです。

一方で頭にタオルを巻いてTシャツさえ着ていれば、美味しそうなラーメン屋さんに感じるとは限りません。タオルやTシャツが汚かったりすると、一気に不潔な印象になってしまいます。

同じタオルやTシャツでも汗染みが目立たないものを選んだり、きちんと眉毛や髭を整えることで、より清潔感が増します。

私がオシャレな印象に感じる人というのは、きちんと自分や周囲の人や環境と向き合ったファッションをしている人のことです。

内面の素晴らしさとは?

人の内面の素晴らしさも、これといって定義することは出来ませんが、あなたが「素晴らしい人だな」と感じる人というのは、あなたにとって優しい人ではないでしょうか。

もちろん職場の上司や親のように時には厳しいことを言っても、あなたの為を思って言ってくれているのが伝わるからこそ、素晴らしい人だと感じるのではないでしょうか。

ただ機嫌が悪いだけで部下を怒鳴りつけている上司のことを、誰も内面が素晴らしい人だとは思いません。巨人が負けただけで家族に当たる父親の内面が、素晴らしい人なわけがありません。

満員電車の中で新聞を大きく広げたり、所構わずにタバコを吸う人の内面が、素晴らしい人だとは誰も思わないはずです。

また周囲の人や環境のことだけを考えていても少し足りません。

「周りに迷惑さえかけなければいいだろ」

といった考えでは、そこからの成長がありません。職場や学校の制服を着て規則を守っていればいいんだろと考えていると、適当な着こなしになってしまいます。

学生時代の私自身もそうでしたが、学生服をぐちゃぐちゃにして鞄に詰め込んだり、ろくにハンガーにもかけず、階段の手すりを滑り台替わりにしてズボンをテラテラに光らせていました。

参考学生服をカッコよく着こなす方法

一般的に男性よりも女性の方が圧倒的にオシャレなものですが、この理由は女性は幼少の頃から自分の容姿や体型と向き合ってきたからです。

女の子は可愛いらしい子ばかりが優遇される現実を目の当たりにして育ちます。男の子は女の子ほど容姿による差(差別、区別)が少ないですし、足が速いというだけで評価されることもあります。

一方で多くの女の子は、自分が可愛らしい方ではないと自覚しながら成長していくので、どうすれば少しでも可愛く、綺麗に見えるかと考えながら育っていきます。

成人式で数年ぶりに同級生と数年ぶりに再開すると、圧倒的に女子の方が綺麗になっているものです。

参考成人式でスーツを着こなすポイント

同年代の学生を見ると男子よりも女子の方がずっと大人びているものですが、まさに自分と向き合って内面が成長してきた証でもあります。

小学生の高学年にもなれば、女の子は自分に似合う髪型を意識するようになります。メイクが出来ないにしても、眉毛を整えたり、笑顔の練習をしたりします。

その頃の男の子は遊ぶことに夢中なものなので、自分自身と向き合う機会が訪れません。

もちろん中学生ぐらいになれば異性を意識するようになりますが、女の子は数年間から男の子を意識して成長しているので、内面に大きな差が生まれています。

先輩の男子と付き合う後輩女子はたくさんいますが、逆のパターンは滅多にありません。

さらに女の子は成長期に伴う体型の変化も体験するので、よりシビアの自分の体型と向き合うことになります。

この自分と向き合った経験値こそが、内面の成長につながるのではないでしょうか。

一般女性であればTPOに合わせてメイクや髪型を変えるのは当たり前のことですが、自分と向き合ってこなかった男性の多くが、「スーツさえ着ればいいんだろ」ぐらいのことしか出来ません。

メンタル本の共通点

数年前からマインドフルネス、瞑想の本が人気になっていますが、これらの本をいくつか読んだ私なりに解釈すると、自分の機嫌を整えるテクニックだと感じます。

瞑想やヨガでも自分と向き合うことで、内面の成長を促します。目をつぶって自分の身体の内側や呼吸に意識を持っていくことで、イライラしていた原因が明確になったり、姿勢の悪さに気がついたりするものです。

フィットネスが目的のヨガでも、自分の体型の変化と向き合う機会になります。

飲み会で暴飲暴食をしてしまった次の日の体重の変化やむくみ具合を知ることで、自分と相性の良い食事やお酒の量を把握していきます。

一方で自分と向き合っていない人は、暴飲暴食を繰り返してしまいます。自分と向き合うことが全くないので変化に気がつきません。

滝に打たれるような様々な修行も同じです。滝に打たれることで皮膚が丈夫になることもあるかも知れませんが、辛い修行の本質は、あえて辛い環境に身を置くことで、日常生活のありがたさを、改めて見直すようになることなんだと思います。

瞑想や禅のメリットを東洋の神秘側から考えると、ご先祖様や神様の加護があるおかげとなりがちですが、欧米を経由して日本に入ってきたマインドフルネスやヨガというのは、自分の心と向き合う方法論として解釈されています。

まとめ オシャレは内面を成長させる修行

しっかりと自分の容姿や体型と向き合い、周囲の人や環境への配慮が出来ているオシャレな人というのは、精神的な修行をしてきた人と同じような体験をしています。

女子高生は学校の規則の中でも、少しでも自分が可愛く見える前髪の長さやスカートの丈や靴下の長さと向き合っているものです。

一方で男性は自分の容姿や体型と向き合ってきた方は多くありません。髪型の分け目を変えたり、眉毛の形を整えるだけで印象が大きく変わることを知りません。

自分の年齢や体型や肌色に合う洋服の色を知りません。

職場や周囲の人への配慮が出来ている方は珍しくありませんが、その範囲内でも可能なオシャレを意識している男性は多くありません。

多くの女性は小さな頃から自分と向き合っているので、自分の容姿や体型の特徴を理解しています。コンプレックスを隠す為のテクニックを、TPOの範囲内で上手に取り入れているものです。

鏡の前で洋服を合わせる女性

同じ紳士服店の2万円のスーツでも、しっかりと試着をしてサイズを詰めてもらうとカッコよく着こなせるものですが、自分と向き合うことがないとメンテナンスを怠ったり、ダボダボのシャツやスーツの色に合わないネクタイをしてしまうものです。

「スーツさえ着ていればいいんだろ」

という考えが丸見えのファッションだと、取引先から「仕事も適当なやつかも知れないな」と思われてしまうかも知れません。

逆に流行のスーツをビシっと決めて、非対称のオシャレヘアーでモデルさんのような着こなしをしていても、取引先の相手がおじいちゃんだと「チャラチャラした信用ならない若者だ」と思われてしまうかも知れません。

葬儀屋の従業員が茶髪のオシャレヘアーだと、どんなに丁寧な仕事をしていても評価されるものではありません。

普段はロン毛をなびかせてピアスをしているチャラいファッションの男性でも、葬式ではしっかりと髪をまとめてピアスを外していると、私には内面も素晴らしいオシャレな人だなと感じます。

オシャレな人を正確に定義することは出来ませんが、周囲の人や環境への配慮をしながらも、しっかりと自分と向き合って魅力を引き出している方というのは、やはりオシャレで内面も素晴らしいのではないでしょうか。

奇抜なファッションや流行しているファッションを身に着けている人が、オシャレなのではありません。

自分の気分を高揚させるために、自分の好きなファッションを取り入れるのが悪いとは言いませんが、キャラクターグッズが好きなら自宅で存分に楽しめばいいだけです。

スマホの待ち受け画面にするぐらいであれば誰にも迷惑をかけませんが、取引先との大事な会議の最中に、アニメソングの着信音が鳴り響いてしまうと、相手に迷いが生じることになるかも知れません。

日頃から自分と向き合うことで、周囲の人を慮る能力も磨かれていくものです。そして同じような感性の方を見抜くことが出来るようになります。

そして相手にも見抜かれるようになるので、より良い関係を築いていけるものです。

一方で自分と向き合うことなくたまたま成功してしまうと、大抵は下品な成金になってしまいます。周囲の人も指摘できないイエスマンばかりが集まるので、いずれ大きなボロを出して落ちぶれてしまうものです。

内面を磨く為にマインドフルネスや修行をするのもいいですが、日頃からしっかりと自分と向き合いながら、周囲の人への配慮が行き届いたオシャレを意識している人というのは、それらに負けず劣らずの内面の成長が出来ると思います。

ユニクロやしまむらの洋服でもオシャレな人がたくさんいるものです。ユニクロの○○という特定の洋服がオシャレということではなく、しっかりとTPOを意識しながら自分の体型に合わせられた方がオシャレな人ということです。

逆にどんなに有名な高級ブランドの洋服でも、TPOを無視したファッションでは似合いようがありません。ガード下のラーメン屋さんが有名ブランドのロゴがデカデカと入ったTシャツを着ていると、偽物にしか見えません。

自分や周囲と向き合いながらオシャレを意識するということは、精神的な修行のように内面を大きく成長させてくれると思います。

これがオシャレな人ほど内面が素晴らしい理由です。共通点を理解していただけたでしょうか。

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