「人は中身が大事だ!」という人に読んでもらいたい本
人は中身が大事?
「人は中身が大事」とよく言われますが、どんなに中身だけを整えても外身が悪ければ、相対する人にその素晴らしい中身が伝わりにくくなります。
この外身、外見の悪さは容姿やスタイルのことだけをさすものではありません。もちろん容姿の良さは含まれますが、それだけではありません。清潔感や姿勢や表情なども含まれます、むしろこちらの方が重要です。
ここを勘違いしてしまうと、「どうせ俺は顔が悪いし・・・」と諦めて、外見を磨くことがおろそかになってしまいます。
「清潔感さえあれば十分だ!」といったところに落ち着く方が多いのですが、はっきりいってそれだけでは不十分です。
「60点ぐらいでいいや」といった考えでは、60点を維持することすら出来ません。頑張って90点を目指すからこそ、70~80点に到達することが出来ます。
人は中身が大事なのは当たり前のことです。その素晴らしい中身を周囲の人に伝える為にも、外見を整えることを意識してほしいと思います。今回はこの事がよくわかる本を紹介します。
人は見た目が100%
外見の重要性がよくわかる本とは、斎藤一人さんの「21世紀は男も女も“見た目”が100%」です。
「人は見た目が100%」というドラマ化されたコミックスもありますが、それとは関係がありません。
斎藤一人さんことを簡単に紹介すると日本一の実業家です。何をもって日本一かというと納税額が日本一の方です。
現在は所得番付が公表されなくなったのですが、公表されていた時期までの納税額の累計が日本一の凄い方です。
斎藤一人さんにはお弟子さんがたくさんおり、その方々もことごとく成功されているのですが、お弟子さん達に最初に伝えたことこそが、「見た目を整える」ことでした。具体的には「顔にツヤを出すこと」です。
顔がくすんだままだと相手に良い印象を与えることが出来ません。覇気がないように見えてしまうので相手は不安になってしまいます。
斎藤一人さんは数々の本を出版されており、様々な成功法則や自己啓発(自分磨き)を提案してくれているのですが、最も始めにするべきことこそが、「見た目を整えること」なのだそうです。
見た目を整えると相手の不安感が和らぐので、上手くいくケースが格段に増えていきます。その事がよくわかるのが「21世紀は男も女も“見た目”が100%」の凄さです。
中身だけの成功者?
外見の重要性について語ると、必ず「でもあの有名人は貧相な恰好のまま成功を掴んでいるじゃないか!」といった意見が出てくるのですが、それについても斎藤一人さんはズバっと答えています。
「そのようなケースは珍しいからこそ映画や小説になる、夢物語ですよ」と。
テレビで取り上げられる奇抜な若者と同じです。珍しいから取り上げられるだけであり、大多数の若者には当てはまりません。
これは「シートベルトをしていなかったおかげで助かった」というようなことです。ごく稀にシートベルトをしていなかったから車外に放り出されて助ったというケースの事故がありますが、シートベルトをしていなかったせいで亡くなってしまう事故の方が圧倒的に大多数です。
そもそもシートベルトが煩わしいと感じる人というのは、きちんと座っていないからです。シートを倒して寝そべりながらハンドルにぶら下がるような恰好で運転しているからこそ、シートベルトが首に当たって苦しくなります。
きちんとしたシートポジションやシートベルトの高さを合わせて運転している人は、そもそもシートベルトが煩わしくありません。
寝そべりながら運転していると、いざという時の反応が遅れます。普通の人なら冷静に交わせる事故でも、寝そべりながら片手でハンドルを握っていると大事故になるかも知れません。
珍しいレアケースを参考にするより、多くの人に当てはまることを参考にした方が成功しやすいのは理解できると思います。
見た目を整えることも似ています。
適当にしていると思わぬ落とし穴にハマってしまうかも知れません。
大事な商談の日にヨレヨレのシャツを着て、無精ひげや寝ぐせのままで参加することはないと思いますが、普段から油断していると大事な商談につながる小さな商談を逃してしまうかも知れません。
大切な日にだけ備えるといった感じでは、いざという時の反応が遅れてしまいます。ムダ毛処理を怠っていると、急に美女と結ばれるチャンスが訪れても二の足を踏んでしまいます。
斎藤一人さんの別の本に書いてあったことですが、幸運の女神様には前髪しかないそうです。ちょっとでも躊躇してしまうと掴み損ねてしまいます。
金のロレックスの話
「21世紀は男も女も“見た目”が100%」には金のロレックスの話があります。
ちなみに斎藤一人さんの金のロレックスは、時間が合っていたことがないそうです(笑)。
それでも金のロレックスをしていることに意味があります。
それは初対面の相手に「凄い人なんだな」「お金もちそうだな」だと思ってもらえるからです。このように思ってもらえると相手は敬意をもって接してくれるようになります。
一方でみすぼらしい恰好をしていると相手になめられます。レストランで良い席に通されることはありません。お店によっては入店を断られるかも知れません。
ここで「外見で人を判断するなんて酷い!」と考えてしまう人は少し危険です。何故なら相手にとっても気持ちがいいのは、お金持ちそうな人だからです。
いかにも浮浪者のような恰好をしていれば誰だって警戒します。飲食店なら食い逃げを警戒するかも知れませんし、他のお客さんの迷惑にもなってしまいます。
全身ブランド物で固めるのが良いということではなく、相手に不快にさせない恰好をする必要があります。
これだけならTPOに合わせるといったところなのですが、腕に金のロレックスが光っていると、より相手は安心するということです。仕上げのスパイスのようなことです。
この辺の事は実際に体験してみないとイメージできないと思うのですが、それについては別のところで詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
中小企業の社長がベンツに乗りたがるのも同じような理由です。あまりにもみすぼらしい車に乗っていると銀行や取引先になめられます。多少無理してでも高級車に乗ることで、経営が順調なのだとアピールできます。
「21世紀は男も女も“見た目”が100%」はお弟子さんの女性(舛岡はなゑさん)との共著なので、女性向けの見た目の話が多いのですが、腕時計は男性が自然に身に着けられる数少ない装飾品なので、とても重要なポイントとして紹介されています。
まとめ 外見は超大事!
戦後間もない頃であれば身なりにお金をかけることは贅沢だったかも知れませんが、現在で身なりに全くお金をかけられないという人は少ないと思います。
本当に中身、内面が素晴らしい人であれば、相手を不快にさせる恰好をしているはずがありません。相手に敬意をもった身なりをしているはずです。
「俺はロックが好きなんだ!」というこだわりは結構ですが、職場や冠婚葬祭にまでそれを押し付けられると周りは大迷惑です。
少し前にある派手なロックミュージシャンが葬儀に参加している様子がテレビで紹介されていたのですが、トレードマークの金髪の長髪を黒に染めて結んでおり、派手な指輪やピアスやサングラスも全て外し、きちんと喪に服していました。
とても素敵な中身をお持ちなのだと思います。
人は中身が大事なのは当たり前のことですが、その中身は意外なほど外見に表れるものです。
「清潔感さえあれば十分」といった考えでは、「洗濯しているから問題ない」と安易に考えてしまうかも知れません。TPOを無視したり、ズボンの折り目が消えていたりするものです。
そのような人は「葬式は黒い革靴なら何でもいい」と考えているので、派手な装飾の革靴を平気で履いているものです。喪主が外羽式のごついフルブローグを履いているのを見かけたことがあります。
どんなに高級ブランドの革靴だったとしても葬式に合っているとは言えません。靴の流通センターで売られている2000円のストレートチップの方がずっと適しています。
60点ぐらいでいいやと考えてしまうと、そこからの成長がありません。知らず知らずのうちに周囲の人を不快にさせているかも知れません。
身だしなみを整えることは、他人からの自分の見た目の評価を上げることだけではなく、他人の見た目を評価する基準も洗練されていきます。他人の中身を正しく知る手掛かりになります。
中身の素晴らしい人との関係を築くためにも、外見を整えることは凄く大事です。その事がよくわかるのが「21世紀は男も女も“見た目”が100%」の魅力だと感じています。
おまけのCDもかなり聴きごたえがあるのでおすすめです。
斎藤一人さんは「なにがなんでも高級ブランドを身に着けろ!」と言っているのではなく、「なるべく金もちそうに見える服を身に着けるといいよ」と言っています。
2000円の洋服でも品の良いものとそうではないものがあるものです。しっかりと試着をして魅力的に見える洋服を選ぶようにしてほしいと思います。
人は中身が大事だと考えている方こそ、ぜひ読んでみてください。人生が一気に好転するかも知れませんよ!
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コメント一覧
こんなところにひとりさんが笑
ファッションのプロにも認められるなんて流石はひとりさん。