オシャレをする意味がわかるマンガ「王様の仕立て屋」のすすめ
王様の仕立て屋とは?
今回は「王様の仕立て屋」というマンガについて紹介します。
実は何を隠そう私がファッションに興味を持ちだした頃に、とても影響を受けたのが「王様の仕立て屋」というマンガです。
「王様の仕立て屋」について簡単に説明すると、ファッションの都であるイタリアのナポリで活躍している日本人仕立て屋の物語です。
そこにやってくる様々な悩みを抱えている男性を、ファッションを通して解決に導いていく物語です。
このマンガを読むことでオシャレになるというよりは、オシャレをする意味、本質について深く学ぶことができます。マンガということもあり、普段あまり本を読まない若い方にもおすすめしたいと思います。
オシャレをする意味
男性がオシャレをする意味というのは、ものすごく簡単にまとめると「女性にモテたい」ということになるのですが、それ以外にもたくさんの意味があることを学ぶことができます。
「王様の仕立て屋」は、基本的にお金持ちを対象にしたオーダーメイドのスーツを仕立てるという展開なので、一般男性のファッションの参考にならないという方もいるのですが、決してそんなことはありません。
新しく洋服を選択する意味、相手や環境に合わせて洋服を選択する必要性など、学ぶべきことが非常に多いものです。
また目立つだけの自分よがりのオシャレでは、決して上手くいかないことも理解できるようになります。
もちろん洋服に関する様々な知識を学ぶこともできますし、靴や時計や鞄に特化した巻があったり、カジュアルな洋服やオーダーメードではない既製服の着こなしポイントについても学ぶことも出来ます。
自分よがりのファッションではなく、相対する人のためのファッションについて知ることで、結果的に「女性にモテる」ということが、どういうことなのかも理解できるようになります。
よくオシャレな男性がモテると言いますが、オシャレが好きな男性がモテるわけではありません。
「オレは凄いだろ!金持ちだろ!」
といった印象のファッションでは、一部の女性(玉の輿狙い)にしかモテません。
「王様の仕立て屋」を読むと、自分の中でのオシャレの基準が、どんどん広がっていくと思います。
まとめ ファッションの基礎が学べる良著
私が「王様の仕立て屋」というマンガに出会った時は、あまりの衝撃に大人買いしてしまいました。そして何度読み返したかわからないほど、今でも読みこんでいます。
「王様の仕立て屋」の連載が始まったのが2004年なので、最初の頃のスーツやジャケットのシルエットは、現在の主流とは若干違うのですが、基本となる知識についてはそれほど変わりません。
女性のファッションは流行の変化が激しいですが、男性のファッションは変化も緩やかなので、今でも読み応えたっぷりの内容になっています。
私はマンガ以外のファッションに関する書籍も数多く読んでいますが、やはりマンガのイラストで説明されるとイメージがつかみやすいものなので、オシャレに興味を持ち始めた段階の男性と相性が良いかと思います。
以前「スーツ男子の描き方」という、マンガ家を志す方向けの本を紹介したことがあるのですが、
マンガのイラストだと良い面も悪い面もわかりやすく協調できるので、とても参考になると思います。
ファッションに関する書籍が悪いわけではありませんが、それなりに専門的な知識がないと、どうしてもイメージがつかず、理解するのも難しいものです。
「マドラスチェックの○○が~」などと書かれていても、それがどのような柄のアイテムなのかイメージできないと、読んだところで身にならないものです。
マンガだからこそ分かりやすく表現できる要素がたくさんあるので、ファッションに興味を持ちはじめた初心者にとっては、一生モノの参考書になるのではないでしょうか。
具体的な着こなしテクニックは、今の時代に合わせたファッション雑誌が参考になりますが、「王様の仕立て屋」はオシャレをする意味、本質について深く学ぶことができると思います。
何度も何度も読み返して、自分の可能性を広げてほしいと思います。
ただし、購入する際にはシリーズに注意してください。連載していた雑誌の変更などがあり、一巻だけでも三冊あります(笑)。
出来れば最初のシリーズから読み進めていってほしいと思います。
最初のシリーズは「王様の仕立て屋~サルト・フィニート~」、次が「王様の仕立て屋~サルトリア・ナポレターナ~」、そして現在も連載している「王様の仕立て屋~フィオリ・ディ・ジラソーレ~」となっていますよ。
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