「脳が若返る歩き方」レビュー|無意識に歩くことのリスク
脳が若返る歩き方?
今回はの美野田啓二さんの「脳が若返る歩き方」という本を紹介します。

「脳が若返る歩き方」という言葉だけだと、ボケ防止程度の意味と感じるかも知れませんが、歩き方を整えることの効果は、それだけではありません。
歩き方を意識することは、身体の内側に多大な影響を与えることになります。
メンタルのコントロール
意識的に身体の内側をコントロールすることは簡単ではありません、メンタルだけで心拍数を上げたり下げたりするのは難しいことです。
一方で身体を激しく動かせば心拍数を上げることは可能です、また上がった心拍数を身体を休めることで、簡単に落ち着かせることもできます。
意識だけで身体の内側をコントロールすることは難しいですが、外側からコントロールすることは簡単です。
深呼吸などがわかりやすいと思います、普段は無意識に行っている呼吸を、あえて意識にあげて呼吸のタイミングを変えることで、身体の内側に影響を与えることができます。
また物凄くメンタルが強い方は「心頭滅却すれば火もまた涼し」のように、ある程度はメンタルだけで感情をコントロール出来るのですが、これも多くの方に当てはまるわけではありません。
座禅や瞑想でメンタルを整える方法もありますが、これも誰もが簡単に習得できる技術ではありません。
一方で、歩くことは誰もが行っています。
歩くことは呼吸のように無意識に行っていますが、意識にあげて歩き方をコントロールすることは難しくありません。
正しい歩き方をすると、歩き姿の見た目が良くなるだけではありません、身体の内側に大きな影響を与えることになります。
姿勢と健康
背中が丸まってトボトボ歩くのと、颯爽と笑顔でリズムよく歩くのでは、見た目の印象はまるで違います。
洋服の皺にも影響を与えます、歩き姿を意識するだけで、カッコよくなるのは間違いありません。
さらに、です。
正しく歩くと全身の血流が良くなります、トボトボとゆっくりと歩くのと、颯爽と歩くのでは全く違います。
リンパや体液の流れも違います、さらに正しい姿勢になると内臓の位置も整います、身体の内側がどんどん健康になっていきます。
健康になれば血色もよくなります、肌や髪にも好影響を与えます、当たり前のことです。
さらに細かいことを言えば、ホルモンにも影響を与えます、別のところでパワーポーズの凄さについて紹介しましたが、
力強い姿勢を取っただけで、その瞬間から身体の内側に影響を与えることがわかってきています。
姿勢が健康に与える影響はすごく大きいです。
不健康な人が魅力的なわけがありません、アニメに出てくる美少年ぐらいのものです。
どんなに洋服をカッコよく着こなしても、背中が丸まっていれば魅力は半減してしまいます、逆に自信満々の男性は洋服に頼らなくとも魅力的なものです。
と言っても、自信をつけるのも簡単ではありません。
自信のつけ方
仕事で圧倒的な実力を示せれば自信はつくものですが、これは一部の人に限られることです。
また生まれつき容姿に恵まれ、異性のモテまくった経験があると、異性に対してだけは自信満々になれます、これも誰もができることではありません。
自信がある人は実力以上に魅力的にうつります、説得力が増すので相手に信用されやすくなります。
当サイトでは洋服をきちんと着こなすことで、物理的な外見を整え、その積み重ねによる内面への影響(自信UP)の重要性を伝えているつもりです。
「どうせ俺なんて・・・」
という想いを消さない限りは行動にうつれません、チャンスが巡ってきません。
仕事で圧倒的な成功を収めるとブ男でもモテるものです、自信満々に行動にうつせるようになるからです、単純にチャンスが増えます、分母が増えます。
どのような方法で自信をつけても構いませんが、自分の体型と向き合ってきちんと洋服を着こなすことは、多くの男性にとって可能なことなので、私はおすすめしているわけです。
世の中の九割の男性が自分の体型と向き合っていないので、伸びしろがあるものです。
「脳が若返る歩き方」も似ていると感じました、街ゆく人の九割以上の方が歩き方を意識していないので、伸びしろがたっぷりとあると思います。
身だしなみや姿勢を整えることで自信がつくように、歩き方を変えるだけで自信があるように見られます、これは自分でコントロールできることです、もちろん颯爽と歩くことで内面への好影響も期待できます。
正しく歩く効果
現代人は呼吸が浅くなっていると言います、一度に取り入れる酸素の量も少なく、肺をめいいっぱい広げることが少なくなっています。
だからこそ意識して深呼吸をすることは健康に良いと言われています、定期的に深い深呼吸をすることで普段の呼吸の質が上がります、肺が大きく広がることで内臓や肋骨や肩甲骨の動きもスムーズになります。
同じように「正しい歩き方」を意識すると、普段の歩き方の質が向上します。
スリッパでも履いているかのようにトボトボと歩いているのと、大股で颯爽と歩くのでは血流の流れは全く違います。
「脳が若返る歩き方」というタイトルの理由は、まさに脳への血流量がアップするからです、何と十倍もの差があるそうです。
これは日常のあらゆるパフォーマンスアップにつながります。
お年寄りが颯爽と歩いている姿をイメージするのは難しいです、もしかしたら正しく歩けなくなると脳が衰えていくのかも知れません。
昔の人に比べて歩く機会が少なくなっている現代人だからこそ、歩きの質を意識してほしいと思います、普段全く意識していないからこそ、伸びしろがたっぷりです。
周りの人を見てください、多くの方がダラダラと歩いています、あなたの歩き方もよくみてください。
まとめ 日本人の歩き方
日本人は欧米人に比べて歩き方が汚いと言われています。
この理由はいくつか考えられるのですが、一番の理由は靴のサイズがあっていないからです。
病院のスリッパで颯爽と歩くことなど出来ません、少し早歩きにするだけでスリッパが飛んでいってしまいます。
また日本は靴を脱ぐ機会が多いので、どうしても着脱しやすい構造の靴が選ばれます、「靴ひもで踵がない」というどっちつかずの靴まであります。
きちんと靴紐を結ばないとスポーツは出来ません、同じうようにきちんとサイズを合わせた靴でないと、正しく歩くことはできません。
多くの日本人はブカブカの靴を履いています、だから自然と歩幅が狭まりスリッパのような歩き方になってしまいます。
きちんとフィットして靴は紐を緩めることなく脱ぐことは不可能です、また靴ベラなして履くこともできません。
靴を履く時に手を使わずに履けるような靴で正しく歩くことは出来ません、また靴同士を擦りあわせて脱げるよな靴も同様です。
当サイトでは洋服のサイズ合わせの重要性をこれでもかと伝えてきましたが、靴のサイズ合わせはより重要です、5mm刻みになっているのが何よりの証拠です。
足元を見れば人となりがわかるものですが、靴を大切に扱っている人は「歩き方も正しい」可能性が高いのだと思います。
「脳が若返る歩き方」は本当におすすめです、歩き方が健康や脳に与える影響を理解出来るようになります。
これらの知識が頭に入るだけでイヤでも歩き方は変わります、今まで無意識だった歩き方を意識するようになります、どんどん好循環が生まれていきます。
「脳が若返る歩き方」は薄い本なので、読書が苦手な方にもおすすめです。
以前、靴の足音で幸福度が変わるということを紹介しましたが、
どんなに素晴らしい靴を履いても、歩き方が悪いと小気味のいい足音は響きません。
逆に言えば、素晴らしい靴を履くと小気味のいい足音に引っ張られて、正しい歩き方に導かれることもあります。
歩き方を意識にあげると同時に、靴の質も意識するようにしてください。
いきなり高級な靴を購入することはありませんが、まずは手持ちの靴ときちんと向き合ってください。
きちんと靴紐を結んで正しく歩いてください、そして靴を磨いてください、靴への理解が深まるごとに、相性の良い靴やサイズがわかるようになります。
同じサイズの靴でもメーカーによってフィット感は違うものです、自分の足の形と相性の良い靴を意識出来るようになってください、中敷きを変えてみるのも有効です。
これらがわかると靴選びは失敗しなくなります。伸縮性のない革靴ほど、しっかりとフィット感を確かめてください。
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コメント一覧
自分の歩き方なんて考えたこともなかった、ショーウインドーに映っている自分の歩き方をみると非常に情けなかった、もっと早く気がつきたかった。。。