靴ひもが長い人に朗報！最高にエレガントなベルルッティ結び
靴ひもの結び方が下手な人の特徴
一般的な靴ひもの結び方は「蝶結び」（蝶々結び）なので、革靴でもスニーカーでも大抵の人は他の結び方を意識した事がないのではないでしょうか。
蝶結びは誰でも出来ると思いますが、稀に結び目が縦になってしまっている人を見かける事があります。
この原因は土台作りの結び目の向きが原因です。蝶結びをする前に靴ひもを一度結びますが、その時の向きを変えると簡単に修正することができます。
どちらの向きが正しいというわけではありませんが、蝶結びの向きとの相性があります。蝶結びを逆向きに修正するのは難しいので、土台の結び目の向きを逆にしてみてください。蝶結びが上手く出来ないという人は、大抵はこれだけで解決するはずです。
靴ひもをきちんと結ばならければならない理由
革靴の靴ひもを結ぶ時に蝶結びで問題があるわけではないのですが、日本で暮らしていると、どうしても靴を脱ぐ機会が何かと多いものです。
靴ひもを結び直すときに手間取ってしまうと、周りの迷惑になることがあります。だからといって靴ひもを緩く結んだまま強引に押し込んで履いたり、つま先をトントンとしてしまうと靴の寿命を一気に縮めてしまいます。
特にスニーカーのようなフィット感のない革靴をブカブカにして履いてしまうと、重たいスリッパを引きずりながら歩くような事になり、姿勢や歩き方が崩れてしまい、体型の崩れにも影響してしまいます。
https://xn--28ji0do8519fmtc.com/walk-7223この事を軽視している男性が多いのですが、誰もが運動をする前にきちんと靴ひもを結び直すように、靴のフィット感というのは凄く大切な要素です。
オシャレを意識している男性でもブカブカな状態で靴を履いてい事が珍しくありません。たったそれだけで姿勢や歩き方が崩れてしまい、見た目の印象が悪くなってしまうだけでなく、健康面でも悪影響が出てしまいます。
きちんと靴紐を結ばないと革靴本体にもダメージが蓄積していってしまいます。脱ぎ履きは楽になるかも知れませんが、想像以上に様々なデメリットを降りかかってしまうので、素早く靴紐を結び直すテクニックは重要なポイントになります。
靴を脱ぐ時も手を使わずに靴同士を擦りあわせて脱いでいると、靴の内側が擦れて傷んでしまいます。靴をきちんと脱いで、きちんと履くということは、靴の寿命が伸びて歩き姿を美しくし、全身の筋肉をバランスよく使う事になるので健康にも好影響があります。
これといって特別な運動をしていなくても良いスタイルを保っている人というのは、大抵は歩き方が綺麗なものです。
たかが靴ひもを結ぶという事でも様々な影響があるという事を改めて認識してほしいと思います。その為にも靴ひもを素早く結べる習慣を身につけてほしいと思います。
そこで今回は蝶結びよりも早く、しかもがっちりと、そして美しく靴紐を結べる方法を紹介します。慣れると本当に便利なテクニックなので、ぜひ身につけていってください。
プロのアスリートにも人気のイアンノット
素早く美しく靴ひもを結ぶ方法というのは、「イアンノット」と呼ばれる結び方です。
蝶結びは一見すると美しい仕上がりですが、靴ひもを結んでいく過程では左右対称ではない事がイメージできると思います。
一方でイアンノットは完全に左右対称になります。実際に見てもらった方が早いので、こちらの動画を参考にしてみてください。
また「イアンノット」は慣れると蝶結びよりも断然早く結ぶことが出来ます。これも靴を脱ぐ機会がなにかと多い日本人にとって相性が良い理由です。
最近ではプロのアスリートでも「イアンノット」で靴紐を結ぶ人が増えています。激しい運動にも耐えうる結び方なのではないでしょうか。
ただこの結び方の動画を見ても早すぎてわかりにくいと思うので、図解のイアンノット結びも紹介しておきます。
引用元：http://www.fieggen.com/shoelace/ianknot.htm
特に「2」の靴ひもの向きがポイントです、片方は手前、もう片方は奥側にねじれています。そして「3」は動画を何度も見てイメージしてください。あとは流れで出来ると思います。
ゆっくりと何度も行ってみてください。慣れると簡単に素早く美しくしっかりと靴紐を結べるようになりますよ。
いつでもどこでも素早く靴紐を結べるようになれば、周りに遅れを取ることもなくなります。オシャレの為にも健康の為にも靴の寿命の為にも役立つテクニックなので、ぜひマスターしてみてください。
ちなみに靴紐を結ぶ前には、しっかりと踵を合わせる事も大切です。踵側に隙間がある状態で靴紐を結んでしまうと前後にズレやすくなってしまうので気をつけてください。
強引に靴を履いてつま先をトントンとするのはいただけませんが、靴紐を結ぶ前につま先を浮かせて踵をトントンして合わせるのはOKです。
そしてこの「イアンノット」よりも、さらに美しさにこだわった靴ひもの結び方が存在します。それは「ベルルッティ結び」と呼ばれるものです。
革靴の靴ひも美しく仕上げベルルッティ結び
ベルルッティ結びという名前の通り、フランスの靴ブランドが紹介している靴ひもの結び方です。実際にベルルッティが動画を紹介してくれています。
これも動画を見るだけでは分かりにくいかも知れないので、図解を紹介しておきます。
引用元：http://www.berluti.com/
分かりやすく言うと、通常の蝶結びでねじる工程を二回するような事です。
ベルルッティ結びは難易度も高く、素早く結ぶことも出来ません。また靴紐の長さに少し余裕が必要です。
革靴の靴ひもが長くて困っている人であれば、あえてベルルッティ結びをするのも良いですし、あえて少し長めの靴ひもに交換するのも良いかと思います。
私自身も自宅から出る時に靴ひもを結ぶ時はベルルッティ結びを行っています。一方で外出先で靴を履き直すような時は、素早く結べるイアンノットといった感じで使い分けています。
まとめ たかが靴ひもの結び方と思うな！
一般的な蝶結びが悪いわけではありませんが、誰もが当たり前に行っている靴ひもを結ぶという行為でも、素早さや美しさや頑丈さといった違いがあるものです。
しばしばイアンノットで素早く結び直すと、周りの人に
「え？どうやったの？」
と聞かれ、そこから話が膨らむ事があるものです。
イアンノットもベルルッティ結びもある程度の慣れが必要なので、いきなり外出先で行うと手間取ってしまうかも知れませんが、動画や図解のイラストを参考にマスターしてみる価値があると思います。
靴ひもを緩めて固定してしまっている男性が多いですが、フィットしていない靴ではまともに走る事など出来ないように、少なからず歩き方や姿勢に悪影響が出てしまいます。
咄嗟に危険回避をするような時にも差が出てしまいますし、何よりも健康面でのリスクを背負う事になってしまいます。
どうしても日本では靴を脱ぐ機会が多いので、適当に大きめのサイズの靴を緩く履いてしまっている人が多いのですが、想像以上にデメリットがあるものなので、きちんと靴ひもを結び直す習慣を取り戻してほしいと思います。
介護用の靴などがマジックテープで出来ているように、歩くのが困難な人ほど靴のフィット感で差がでるものなので、あまり軽視しないでください。
そういう意味でも素早く頑丈に結べるイアンノットはおすすめですし、美しく仕上がるベルルッティ結びも気を引き締める上で役立ってくれます。
靴を履く度に靴ひもを結び直していると、靴ひもも擦れて切れやすくなってしまうのですが、それはきちんと靴と向き合っている証でもあるので、何も不思議な事ではありません。
多くの人の靴の寿命というのは、適当に扱った事による傷みが原因です。強引に足を押し込んではつま先をトントンとさせ、緩めた靴ひものせいで固定されずに革や生地が伸びていってしまい、靴同士を擦り合わせて脱ぐ事で汚れていきます。
そんなフィット感のない状態ではまともに歩く事もできないので、靴底のすり減り方も差が出てしまいます。
靴ひもを結び直す習慣がないと靴の寿命を全うする事ができません。靴の寿命は靴ひもが傷んで交換した後に訪れるのが本来の順番です。
たかが靴ひもの結び方と軽視しないでください。想像以上に様々な事に影響を及ぼす事になるので、今からきちんと靴ひもを結ぶ習慣を取り戻しましょう。
ちなみにスニーカーの靴紐が長い場合は、ベルルッティ結びとはまた違った方法もあるので、そちらを参考にしてください。
もちろんスニーカーでもイアンノットで素早く結ぶ事ができますが、スニーカーの場合は靴ひもを通す穴が多いだけに、かなり長くなってしまう事もあるのできちんと対処する必要があります。
革靴の場合は極端に靴ひもが長くて困る事は多くないのですが、毎日靴ひもを結び直していると徐々に伸びてきますし、靴の中底が沈んで余裕が出てくる事もあるので、ベルルッティ結びをした方がバランスが取れる事がありますし、付属の靴ひもよりも短いものに交換した方が良いケースもあります。
多くの革靴に付属している靴ひもは、25cmでも27cmでも同じ長さの靴ひも使われているので、さっさと相性の良い長さの靴ひもに交換するのも大事です。
靴ひもは100円ショップにも売られていますが、良質なものでも1000円未満で買えるものなので、少し奮発して良さげなものを選ぶと、簡単に靴の表情を引き締める事ができるものですよ。
結びやすさやほどけやすさなどの違いもあるので、色々と試してみると良いのではないでしょうか。靴ひもの結び方や質といった事と向き合う事で、ファッションのレベルがグッと上がりますし、姿勢や歩き方といった健康面でのメリットも得られるはずですよ。
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