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靴用の防水スプレーや消臭スプレーの必要性について考えてみた

靴にスプレーは必要か?

私は日頃から靴のメンテナンスをしているのですが、靴用の防水スプレーも消臭スプレーも持っていません。

そもそもこれらを必要だと思ったことすらありません。

私がほとんど革靴しか履かないということも関係しているかも知れませんが、基本的に靴磨きをしている革靴というのは、多少の雨は弾いてくれます。

また靴の匂いも全くしません。革の匂いはしますが、いわゆるクサイ匂いはしません。

これは汗や皮脂などの個人差があるのかも知れませんが、私は基本的に革靴をローテーションさせて履いているので、毎回しっかりと乾燥させているからだと考えられます。

人間の足は毎日コップ一杯分もの汗をかくと言われているので、毎日同じ靴を履いていると完全に乾燥する時間がなくなってしまい、イヤな臭いを発生させる雑菌が繁殖しやすくなると言われています。

また私は靴下の素材も意識しています。10年以上前の事ですが、二足セットで100円のような激安靴下で革靴を履くと、とんでもない悪臭が発生してしまったことがあります。

その靴下はポリエステル100%だったこともあり、それからは靴下の素材も意識して選ぶようになると、悪臭が発生しなくなりました。

このような経緯から靴用の防水スプレーや消臭スプレーの必要性を感じていないのですが、依然として靴屋さんにはこれらのスプレーが売られていますし、店員さんにレジで薦められることがあります。

そこで詳しく調べてみると、「なるほどなぁ~」と考えさせられました。

防水スプレーが必要な靴とは?

防水スプレーが必要な靴というのは、基本的に靴磨きが出来ない靴です。いわゆるスニーカーのような布地の靴であれば、防水スプレーを施しておくことで、雨や汚れを防ぐ効果があるようです。

私は屋内でしかスニーカーを履くことがないので、やはり必要ではないようです。

また革靴でもスエードのような起毛素材だと防水スプレーは相性が良いそうです。現在の私はスエード素材の靴を所有していないので、これまた必要ないのですが、過去に所有していた頃はスエード用のゴムブラシだけで、綺麗な状態を保つことが出来ていました。

私は大雨の日用に合成皮革の靴も用意しているのですが、合成皮革はそもそも雨を弾くので、これまた必要性を感じられません。

ちなみに防水スプレーの成分によっては、革と相性が悪いものもあるそうです。化学反応を起こして表面が溶けてしまったり、染みが出来てしまうこともあるそうです。

防水スプレーが必要な靴というのは、靴磨きが出来ず、雨に濡れる可能性が高い屋外で履く靴ということになるのでしょうか。

靴用の消臭スプレーは必要?

私が靴用の消臭スプレーに感じる印象というのは、トイレの消臭剤のような印象です。

どちらも匂いを抑える効果があるとは思うのですが、ろくにトイレ掃除をしないで消臭剤を置いたところで、解決するとは考えられません。

やはりトイレの匂い対策としてやるべきことは、しっかりとトイレ掃除を行うことです。

これは靴も同じではないでしょうか。

革靴やスニーカーでも専用洗剤で水洗い出来ますし、たまに靴の中敷きを外して内側をウェットシートなどで拭いてあげれば、ホコリが溜まることも無くなります。

靴の内側の先端などにホコリが溜まっていると、靴を履く度にホコリが汗を吸って雑菌の温床になってしまうものです。

一度も靴の内側を掃除したことがないという人は、ぜひ試してみてください。中敷きだけなら水洗いも簡単ですよ。

このような掃除もせずに消臭スプレーをかけて匂いを抑えられたとしても、再び靴を履けば同じような結果になるのは当然の流れではないでしょうか。

トイレ掃除も便器の中だけを綺麗にしても、イヤな匂いが消えるとは限りません。床や壁紙に尿ハネがあるかも知れません。それらも含めて綺麗に掃除することで、イヤな匂いの発生源を無くすことが出来るものです。

実際に私が過去に住んでいたアパートで経験しているのですが、どうもトイレにイヤな匂いが残っており、タンクの中の黒ずみや壁や床なども徹底的に綺麗にしたのですが、それでもイヤな匂いが残っていました。

さらに詳しく調べていると、何とタンクの底の裏側に黒カビが発生しており、そこを綺麗にするとイヤな匂いがしなくなりました。

靴のイヤな匂いも消臭スプレーだけで解決できるとは考えられません。あくまでも誤魔化しているだけです。

徹底的に靴を綺麗に掃除し、雑菌の繁殖しにくい靴下などと合わせることで、大抵は解決するのではないでしょうか。

靴をローテーションさせるのも二足以上あれば事足りますし、雨に濡れてしまった時は新聞紙などで素早く吸収させ、その後にしっかりと乾燥させればイヤな匂いなど発生しないものです。

このような事を私は当たり前のように考えていたのですが、靴屋さんや靴用品のメーカーが、防水スプレーや消臭スプレーの必要性を訴えてくることに違和感がありました。

売る側の都合

ガソリンスタンドはガソリンを満タンにしてくれるお客さんよりも、洗車をしてくれるお客さんの方が利益率がずっと高いものです。

さらにオイル交換や水抜き剤などを勧めることで、利益を出すようになっています。

靴の量販店も同じような仕組みなのではないでしょうか。

世の中には「靴なんて何でもいい」といった感じの人がたくさんいるので、靴の量販店やホームセンターなどの1000円ぐらいの靴を選んでいる方が珍しくありません。

そのような低価格の靴が売れてもお店側の利益は乏しいので、防水スプレーや消臭スプレーを薦めるのだと考えられます。

またそのような靴を選ぶ方というのは、当然靴に対する扱いも雑なので、きちんとしたお手入れをすることもありません。汚れて臭くなるのも当然の流れです。

だからこそ、防水スプレーや消臭スプレーなどに一定の需要があるのだと思います。

車に詳しい人はガソリンスタンドでオイル交換や水抜き剤を購入しないものですが、車に詳しくない人の中には、薦められるがままに購入してしまうようなことです。

最近の車のオイル交換のサイクルは1年で10000キロぐらいですが、ガソリンスタンドでは平気で半年に一度は交換、3000キロで交換とアピールするものです。

きちんとした靴屋さんであれば、

「定期的に靴磨きをしていれば防水スプレーは必要ありませんよ」

と教えてくれるのかも知れませんが、靴を売る側も商売なので、わざわざ口出しはしないのではないでしょうか。

まとめ 本質と向き合おう

私にとっては靴用の防水スプレーも消臭スプレーも必要ありませんが、これが全ての人に当てはまると言いたいわけでもありません。

職場指定の靴を毎日履かなければならないような環境であれば、消臭スプレーの必要性があるのかも知れません。

防水スプレーも靴の素材によっては必需品なのかも知れません。

もちろん、全ての人に必要なわけでもありません。

きちんと自分の環境と向き合って、防水スプレーや消臭スプレーが必要なのかを判断してほしいと思います。

十年ぐらい前から家庭用の消臭スプレーなども普及してきましたが、なかなか洗濯できないベッドマットのようなモノとは相性が良いのだと思います。

ですが、安易にこれらに頼ってばかりいると、洗濯できるマットカバーやソファーカバーやカーテンなどにも使用するようになり、洗濯で簡単に落ちたはずの汚れまで、消臭スプレーでコーティングして頑固な汚れにしてしまうかも知れません。

スプレーに限らず、このようなお手軽なアイテムが様々なジャンルで増えていますが、本末転倒になってしまう事が多いように感じます。

特保のお茶やコーラを飲んでいるのは太っている人ばかりです。スマートな体型を維持している人は、そのようなものに頼っていないものです。

本質はそこではないのだと思います。

洋服をカッコよく着こなしている人というのも、話題性のあるアイテムやブランドばかりを選んでいるわけではありません。

自分の体型やイメージに合う洋服の基準があり、その基準内で適度に流行を取り入れているだけです。基準から外れてしまったモノは取り入れません。

どんなに流行のファッションアイテムでも、サイズやシルエットが合っていなかったり、TPOから逸れていたり、メンテナンスが出来ないものだと、残念な印象になってしまうものです。

しっかりと本質と向き合い、自分と向き合い、本当に必要なモノを身につけてほしいと思います。それが巡り巡って、その人の魅力を引き出してくれるのではないでしょうか。

仕事が忙しくて職場で徹夜してしまったのであれば、制汗スプレーを全身にまとうのが悪いわけではありませんが、ただただ面倒でお風呂に入らずに制汗スプレーに頼るような事に、ならないようにしてほしいと思います。

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