スニーカーを長持ちさせる方法!愛着の為のメンテナンス

ファッションコラム

スニーカーを長持ちさせる方法

革靴のメンテナンスというと靴磨きが一般的ですが、スニーカーだとメンテナンスをしないで履きつぶすという人も多いのではないでしょうか。

メンテナンスされていない汚れたスニーカー

スニーカーも革靴と同様にメンテナンスをしてあげることで、長持ちさせることが可能なのですが、多くの人が無意識にスニーカーの寿命を縮めるような履き方をしてしまっています。

そこを意識に上げて改善することこそが、スニーカーを長持ちさせるポイントです。

これを意識せずにメンテナンスをしても大した意味がありません。そこで今回はスニーカーを長持ちさせる4つの方法を紹介します。日頃からきちんとスニーカーと接して長持ちさせましょう。

1 きちんと履く

実はスニーカーをきちんと履いている人は驚くほど少ないです。

スニーカーの踵を踏みつけているような場合は論外ですが、靴紐を緩めに固定してサンダルのように脱ぎ履きしている男性が凄く多いです。

靴紐を緩く結んでしまうと靴の中にダブつきが出来てしまい、余計な皺が増えてしまいます。さらに履き口も広がって生地が伸びて張りがなくなってしまうので、短期間でヨレヨレになってしまいます。

このような適当な履き方をしている人というのは、スニーカーを脱ぐ時も靴紐を緩めずに、しかも手を使わないで靴同士を擦りあわせて脱ぐ事が多いので、踵の内側の生地が擦れて傷んでしまいます。

傷んでいるスニーカー

靴磨きをする機会がある革靴だと、そのような傷に気がつく機会があるだけに、雑に履いたり脱いだりする人は少ないのですが、メンテンをする事が少ないスニーカーとなると一気に増えてしまいます。これらはメンテナンス以前の問題です

これがスニーカーの寿命を縮めてしまう最も大きな原因です。適当に履いている状態を改善しない事には、メンテナンスに大した意味がありません。

残念ながらスニーカーの愛好家の中にも、このような適当な履き方をしてしまっている人が珍しくありません。スニーカーそのものにこだわってしまい、サイズが大きいものでも平気で選んでしまうような事も関係しているのかも知れません。

スニーカーを長持ちさせる大切なポイントは、きちんとサイズを合わせたスニーカーを、きちんと履いて脱ぐことです

多くの人はこれだけでスニーカーの型崩れや擦れが抑えられ、一気に長持ちするようになります。

伸縮性のない革靴だと靴べらを使う人も多いですが、スニーカーは伸縮性があるだけに、強引に押し込む事が出来てしまいますが、きとんと靴紐を緩めて負担を掛けないように履くだけで、生地のヨレは随分と抑える事ができますよ。

スニーカーの底がすり減って寿命を迎える人は意外なほど少ないです。大抵は雑に扱っているせいでヨレヨレになって寿命を迎えてしまいます。

まずはこれを理解してください。きちんとスニーカーを履く事なくメンテナンスをしても意味はありません

スニーカーを履く度に靴紐を締め直し、脱ぐときにも靴紐を緩めて手を使って脱いでください。これだけでスニーカーの寿命が飛躍的に延びてくれます。

2 ローテーションする

スニーカーに限った事ではないのですが、靴のようにたくさんの汗を吸収するものというのは、毎日履いていると内部が乾燥しきれずに雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。

完全に乾燥すると雑菌の繁殖は抑えられるのですが、湿気が残っていると繁殖しっぱなしの状態が続いてしまうので、真新しいスニーカーでも数週間で臭くなってしまいます。

通気性の悪い革靴の世界だとローテーションする事は一般的なのですが、スニーカーも朝から深夜まで履いていると、かなりの汗を吸収する事になり、一晩ぐらいでは十分に乾燥してくれません。

なので日常的にスニーカーを履いている人は、二足以上のスニーカーをローテーションして履く事で寿命が大幅に延びてくれます。

どうしても一足しか用意できない場合は、せめて中敷きを外して乾燥しやすいようにしてみてください。これだけでも随分と変わるはずです。

3 簡単な掃除

きちんとスニーカーを履いている事が前提ですが、ここからは長持ちさせる為に有効なメンテナンスについて紹介していきます。

スニーカーを丸ごと洗うとなると少し大変なのですが、簡単な掃除であれば数分で可能です。

まずは靴用のブラシを用意し、スニーカーの表面の泥汚れを定期的にブラッシングして落としてください。

理想はこのような専用のブラシですが、よほど硬いブラシでなければ問題はありません。流石に使い古いした歯ブラシだと小さくて効率が悪いので、スニーカー用に汚れを落とせるブラシを用意してください。多くの靴屋さんに売られていますし、100円ショップでも売られています。

スニーカーのキャンバス地についた汚れは、ブラシで擦ることで浮き上がって落ちてくれます。これをやるとやらないでは風合いが全然違ってきます。

革靴用のブラシと併用してしまうと油が付いてしまうので気をつけてください。キャンバス地に油や靴墨がつくと染みになってしまいます。

次はスニーカーの中敷きを外して中のホコリを取り除いてください。スニーカーの内側を絞った雑巾やウェットティッシュで拭き取るだけでOKです。次いでに中敷きも拭いてしまいましょう。

スニーカーの中というのは靴下の繊維が飛び散っているので、想像以上にホコリが貯まっているものです。特に靴の先端部分にはホコリ(靴下の繊維)が貯まりやすいので定期的に掃除しましょう。

スニーカーの中敷きにこびりついているホコリ

一度も掃除をしたことがないスニーカーだと、ごっそりとホコリの塊が取れると思います。これだけでもスニーカーのイヤな臭いを抑えるのに効果的です。

汗を吸収したホコリには雑菌やカビが繁殖してしまうので、定期的にスニーカーの内側の掃除をする事で寿命が延びてくれます。

このような基本的な事を無視して消臭スプレーを掛けても、ほとんど意味がないので気をつけてください。靴の中に入れる消臭剤も同じです。

内側をウェットティッシュなどで水拭きした後は、直ぐに中敷きを戻さないでください。しっかりと乾燥させてから戻す必要があります。

また靴底のゴムが白いスニーカーだと、縁(コバ)のゴムの汚れも気になるかと思います。この汚れは消しゴムやメラミンスポンジで簡単に落とすことが出来ます。

ただし、目立たない場所で試してください

スニーカーのゴムは経年劣化により色あせてしまうので、汚れと共に表面のゴムが削られると、そこのゴムだけ色が新しくなって逆に目立ってしまうケースがあります。

スニーカーの寿命を延ばす為の日頃のメンテナンスは、これらだけで十分です。汚れは放置されるほど頑固になってしまうので、定期的にブラシで汚れを落とし、内側も綺麗にしてあげましょう。

4 シューケアグッズ

スニーカーのキャンバス地の汚れがブラッシングだけで落ちない頑固な汚れの場合は、スニーカー専用のケア商品を利用するのが簡単でおすすめです。

ムース状の泡を汚れに吹きかけ、しばらく放置すると汚れが浮き上がってきます。

この泡を拭き取るだけで簡単に汚れを落とすことが出来ます。たくさんのスニーカーを持っている人や子供が多い家庭などは、このようなスニーカー専用のケア商品が一本あると便利だと思います。

5 本格的な洗い方

最後は本格的にスニーカーを洗う方法を紹介します。これも専用の洗剤が売られているのですが、基本的にキャンバス地は布なので洗濯洗剤(中性)で代用することが出来ます。

洗濯洗剤とバケツと使い古した歯ブラシを用意してください。手が荒れないようにゴム手袋もあると良いかと思います。

まずはスニーカーの靴紐と中敷きを外し、水だけで予洗いします。髪を洗う時のシャンプーも予洗いして大まかな汚れを落としてから使用した方が泡立ちが良くなるように、スニーカーを洗う時もいきなり洗剤を使用してしまうと、十分に泡立たない事が多いので気をつけてください。

軽く水だけで予洗いを済ませたら、バケツに洗濯洗剤を適量入れて、そこに勢いよく水を入れ泡立てます。スニーカーに直接洗剤をかけてしまうとすすぎが悪くなるので気をつけてください

洗剤を泡立てたバケツの中にスニーカーを入れて20~30分ほど放置します。バケツの大きさによっては浸しきれないので、途中で軽くかき混ぜたり向きを変えてください。

中敷きや靴紐も浸してしまいましょう。ただし靴紐の先端の硬い部分は避けてください。崩れてしまう可能性があります。

これだけで洗剤の界面活性剤の効果で大半の汚れは落ちてくれます。初めてスニーカーを洗う場合は汚れが酷いかも知れないので、その場合はもう一度新しい洗剤で洗い直した方が良いかと思います。

一部の汚れが目立つ場合は、そこで使い古した歯ブラシなどで軽くブラッシングしてください。ゴシゴシ擦るよりも内側から軽くブラッシングすると落ちやすくなります。

そして最後にスニーカーを水で十分にすすぎます。このすすぎが悪いと洗剤の成分が残ってしまい、余計な染みや色褪せの原因になるので気をつけてください。しっかりと何度もすすぎましょう。

そして洗ったあとの仕上げも凄く大切です

スニーカーをしっかりと乾燥させる必要があります。理想は屋外でスニーカーをしっかりと握り、大きく振りまわして水分を飛ばすことです。こうすることで劇的に早く乾燥してくれます。

スニーカーを振り回して水分を飛ばしている様子

スニーカーを振ってあらかた水分を振り落としたあとは、踵を下にして立て掛けておきます。すると重力で踵側に水分が貯まっていきます。

理想は踵が下向きになる靴用のハンガーを利用する事(100円ショップにも売られています)ですが、針金ハンガーを曲げて作る事もできます。

スニーカーは内側にクッション性をもたせる為に柔らかい生地が張り巡らせてあるので、なかなか乾燥してくれません。

溜まった水が見えにくいかも知れませんが、重力で下側に水が溜まっていきます。スニーカーの先端側に水分貯まってしまうと、いつまで経っても乾燥しないので、踵側を下に向ける事がポイントです。

この貯まった水分を数十分置きにタオルやティッシュで吸い取ってください。型崩れしない程度に軽く押し出すと、たくさんの水分が出てくるものです。

このような水分の吸収を何度か繰り返し、見た目でわかるほど水分が貯まらなくなったら、丸めた新聞紙をスニーカーの内側に詰めて全体の水分を吸い取ります。

この新聞紙も何度か変える必要があります。初めの新聞紙は5分ぐらいで交換してください。これを何度(3回以上は必須)か繰り返していると、新聞紙がほとんど水を吸い込まなくなります。後は新聞紙を外して自然乾燥させてください。

かなり面倒だと感じるかも知れませんが、これを怠ると乾燥の時間が掛かってしまい、あのイヤな悪臭の原因となってしまいます。

衣類でも生乾き臭が発生する事がありますが、あれは乾燥に6時間以上かけてしまうと、一気に雑菌が繁殖してしまうと言われています。

スニーカーは衣類以上に乾燥しにくいので、水洗いをする時はこれぐらいの手間は覚悟してください。面倒だと思う人は専用品の泡スプレーで浮かして拭き取った方が良いかと思います。

自然乾燥もなるべく屋外の風通しのある所に置いてください。自宅の中の玄関で干すにしても、少しドアを開けて風通しを良くしましょう。

スニーカーは洗うことよりも乾燥させることが難しいので、時間に余裕をもって行ってください。天候が悪い場合は扇風機やドライヤーの風を利用するのもおすすめです。

ただし、ドライヤーの熱風だと生地を傷めてしまう可能性があるので、少し距離をとるなり、冷風も利用するなりして工夫してください。頻繁にスニーカーを洗う家庭であれば、専用品のドライヤーを利用するのも良いかと思います。

しっかりとスニーカーを乾燥させたら(一晩以上は必須)、最後に中敷きを戻して靴紐を通して完了です。スニーカーの一部に革が使われている場合は、キャンバス地に付かないように革用のクリームを塗り込んであげましょう。乾燥によるひび割れを防ぐ事が出来ます。

6 スニーカーの保管方法

スニーカーを長持ちさせるには保管方法も大切です。それほど汚れがひどくなくても、シーズンオフで長期間保管するのであれば、上で紹介した丸ごと洗いをしてあげると、次のシーズンでも悪臭を発することなく使用することが出来ます。

スニーカーを保管する時に購入時の靴箱に収納し直す人もいると思いますが、汗が残っていると湿気で雑菌が大繁殖してしまう可能性があるので、下駄箱のスペースに余裕があるのであれば、そのままの状態で保管して構いません。

どうしてもスペースの問題で靴箱に入れて保管するのであれば、靴箱の中に乾燥材を入れて湿気を抑えてください。綺麗に洗ったスニーカーであれば、これだけで雑菌の繁殖も抑える事が出来ます。

スニーカーを洗うのが面倒だという人は、せめて脱臭効果のある靴用の乾燥材を入れるのが良いかと思います。靴屋や100円ショップでも売られています。

ちなみにスニーカー専用の保管バッグなども売られているのですが、

これはスニーカー愛好家が鑑賞用として保管する為のものなので、一般の人にとっては意味はありません。UVカット機能などもあるのですが、それこそ飾って置かない人にとっては関係ありません。

そしてもう一つ保管時に意識してほしいのが、スニーカーの中にシューキーパーを入れる事です。

これは洋服のハンガーのようなものであり、スニーカーの型崩れを防ぐ効果があります。新品のスニーカーに入っている紙のような簡易的なものでもいいので、スニーカーの中に入れて形を整えてから保管するようにしてください。

しばしばスニーカーにはシューキーパーは必要ないといった意見もあるのですが、シューキーパーは形を整えるだけでなく、靴底の反り返し防ぐ役割もあります

靴底のゴムが加水分解でボロボロになって剥がれてしまうのは、常にゴムが元の形に戻ろうとする力が働いているからです。

保管時に乾燥材などを入れる事も大事なのですが、シューキーパーを入れる事によって靴底の反り返しの圧力を抑えられるので、大切なスニーカーを保管する際には意識してみてください。

アディダスのようなメーカーからも売られているぐらいです。全てのスニーカーに用意するのは大変かも知れませんが、大切なスニーカー用にいくつかあると良いかと思います。

ただし、シューキーパーは圧力を掛け過ぎると踵側がピョンと飛び出して型崩れしてしまう事もあるので、適度なサイズに調整できるタイプを選んでください。

この青いプラスチックのシューキーパーは、100円ショップ大手のダイソーで購入したものなのですが、どうも最近はバネ式のものしか売られていないようなので、スニーカー用には適していないと思います。

踵がガッチリと補強されている革靴であれば、バネ式のシューキーパーでも良いのですが、スニーカーだと型崩れてしてしまうので要注意です。

丸めた新聞紙のようなものだと靴底の反り返りは防げないのですが、アッパー部分の生地のヨレは防げるので、長期保管する時は意識してみてください。

まとめ スニーカーは愛着次第で長持ちする

スニーカーは扱い方やメンテナンス次第で寿命が大きく左右されるので、今回紹介した方法を意識してほしいと思います。

  • 日頃からきちんと履く
  • ローテーションする
  • 簡単な掃除(ブラシや拭き掃除)をする
  • 時々丸洗い(すすぎと乾燥が重要)する
  • 保管時にシューキーパー(新聞紙)を入れる

これらを意識するだけで、自分の足に馴染んだスニーカーを長く愛用できるようになります。長期保管する時は特に気をつけてください。

このスニーカーはスポーツジムなどの屋内用として購入したもので、

一週間に一度ぐらいしか履いていないのですが、4年経っても綺麗な状態を保つ事が出来ていますし、悪臭も全く発生していません。

運動時に履くのでそれなりに汗を吸ってしまうのですが、脱いだ後は直ぐに中敷きを外し、いち早く乾燥させるように心掛けています。そして自宅に持ち帰ったらシューキーパーを入れて保管しています。

普段のメンテナンスといっても毎回ブラシをかけたり、内側を拭いているわけでもないのですが、月に一度ぐらいは革靴に本格的な靴磨きをするので、その時にこのスニーカーも軽くブラッシングをして内側をウェットティッシュで拭いて掃除しています。

週に一度ぐらいしか履いていないので丸洗いは一度しかしていません。日常的に同じスニーカーを履いている場合は、シーズン毎ぐらいに洗うと良いと思いますが、数足をローテーションさせているのであれば、半年や年に一度ぐらいで良いかと思います。

今回紹介したスニーカーの寿命を延ばす方法を意識すると、見た目のヨレや悪臭の発生も抑えらるので意識してみてください。

ちなみに一部のコインランドリーには、スニーカー専用の洗濯機があります。私は使用したことがないのですが、それらを利用するのも簡単なメンテナンス方法なのかも知れません。

ただ洗濯機の脱水は少々危険な気もします。偏った形で脱水されてしまうと型崩れしてしまうかも知れません。

もしかしたらきちんとスニーカーをセット出来るようになっていたり、脱水も弱い設定になっているのかも知れないので、試してみたい人はよく確認してからの使用をおすすめします。

また自宅の洗濯機でもスニーカーを洗えるグッズもあります。

洗濯ネットの内側にブラシが張り巡らされており、スニーカー全体を簡単に洗濯することが出来るようです。

これも私は試したことがありませんが、子供が多くて学校の上履きなどがある家庭だと便利なグッズなのかも知れません。

これらの洗濯機を利用したスニーカーのメンテナンスの後でも、しっかりと水分を飛ばしてから新聞紙を詰めることで、乾燥が早くなって悪臭を防止することができます。

これらのようにスニーカーは丁寧に扱いながらメンテナンスをすることで、大幅に寿命が延びて長持ちさせることが可能です。

そもそもスニーカーの寿命を全うしている人は少ないです。多くの人が適当にスニーカーを扱って寿命を縮めているだけです。

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スニーカーの靴底が減ってしまい、まともに歩けなくなったから買い替えるという人は稀です。大抵は雑な扱いのせいで薄汚れて型崩れしたからと買い替えています。スニーカーの靴底はまだまだ残っています。

そもそも本来は靴底の寿命よりも靴紐の寿命の方が先に訪れます。靴の脱ぎ履きが多い日本で、スニーカーを履く度にきちんと靴紐を結びなおしていると、真っ先に靴紐がダメになってしまいます。

ですが、多くの人がスニーカーの紐を緩めて適当に結んで固定し、強引に押し込んで履いたり、脱ぐ時に靴同士を擦り合わせているので、靴紐を交換することもありません。

靴底や靴紐の寿命がまだまだ残っている段階なのに、多くのスニーカーが寿命を迎えてしまいます。これはとても悲しい事ではないでしょうか。

大切なスニーカーを長持ちさせたい人は、まずはきちんと靴紐を結び直してから履くようにしてください。初めは靴紐を結ぶのが面倒かも知れませんが、とても大切な事です。

これだけで大幅に長持ちするはずです。その上で適切なメンテナンスをしてあげることで、さらにスニーカーは長持ちしてくれます。

すり減った靴底のゴムを補修するようなグッズもありますが、それらはきちんとスニーカーを履いてメンテナンスをしてきた人だけに許された道です。

適当にスニーカーを履いてヨレヨレになっているようでは、靴底を補修する価値などありません。靴紐が切れて交換するのが先なので、きちんと日頃からスニーカーと向き合ってみてください。

毎月のようにスニーカーを買い替えられるような人であれば、メンテナンスなど気にしなくても良いのかも知れませんが、多くの人はそうではないと思うので、スニーカーを大切に扱いながら長持ちさせてほしいと思います。

丁寧に扱っていると靴底の減りの偏りなどにも意識が向くようになるので、歩き方や姿勢の改善といった要素にも気がつけるかも知れません。

たくさんの高価なスニーカーを自慢げに所有している人よりも、いくつかのスニーカーを大切に扱っている人の方が、結果的に魅力ある人(姿勢や歩き方も改善)になれるものなので、まずは今回紹介した長持ちさせる方法で手持ちのスニーカーと向き合ってみてください。

その経験によって自分の足の形や生活環境と相性の良いスニーカーの基準(フィット感や汚れにくさ等)が分かるようになり、次回の購入時に役立ってくれます。

ファッションとして話題性のあるスニーカーを選ぶのが悪いとは言いませんが、メーカー(靴の木型)によってフィット感は随分と違うものなので、相性の良いものを見つけられると自然と良い姿勢で歩けるようになり、健康面でのメリットも受けられるはずです。

たかが靴のフィット感といっても、その影響は全身に出るものなので、きちんと向き合う事で人としての魅力(姿勢改善による内蔵機能の回復など)がアップしてくれますよ。

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