無印良品とABCマートのシューキーパーの違いを比較してみた
無印良品とABCマートを徹底比較
別の記事で様々なタイプのシューキーパーを紹介したのですが、木製のシューキーパーだと個体差が大きいだけに、ネット通販などで現物を確認しないで購入すると、ハズレを引いてしまうかも知れません。
そこで今回は全国どこでも現物を確認して購入しやすい「ABCマート」と「無印良品」の木製のシューキーパーの違いについて紹介します。
木製のシューキーパーというのは、デパートなどの高級紳士靴売り場や高級ブランド靴を扱っているショップぐらいでしか売られておらず、それなりの価格がするので、誰にでもおすすめできるものではありません。
その点、ABCマートや無印良品であれば、全国どこにでもああり、価格もリーズナブルなので現物を確認してから購入したい人におすすめです。
値段の違い
無印良品のシューキーパーは「2500円」でした。店内のハンガーなどが売っているコーナーの近くに、ビニール袋に入って吊るされて展示されていました。
(追記・その後に値下げされて2290円になりました)
ただし無印良品でも小型店では売られていませんでした。この辺は地域によっても違うのかも知れません。
一方でABCマートのシューキーパーは「2310円」でした。レジ周辺や紳士靴コーナーで売られています。こちらは箱に入っていました。
価格だけならABCマートの方が若干お得です。
(現在は無印良品のの値下げでほとんど差はありませんが)
素材の違い
無印良品とABCマートのシューキーパーの素材、木材はどちらもレッドシダーなので素材に違いはありません。
ただ木目の色味に違いがあるので、おそらく産地は違うものと思われます。ただ時間の経過や乾燥具合でも色味や風合いが変わるものなので何ともいえません。
レッドシダーは木製の高級ハンガーなどにも使われる素材であり、ほのかに香りもあり、防虫効果もあると言われています。
香りは徐々に落ちてくるのですが、紙ヤスリで軽く表面を削れると香りは復活します。無印良品のシューキーパーには紙ヤスリまで付属していました。
ちなみに紙ヤスリは120番手です。ABCマートのシューキーパーには付属していないので、香りを感じたい場合は自分で用意してみてください。
紙ヤスリは100円ショップでもホームセンターでも手に入るので、一枚は用意しておくと良いかと思います。木製のシューキーパーだと稀に湿気を吸ってカビてしまう事もあるので、何かと紙ヤスリのお世話になる事があるものです。
木製のシューキーパーは木のつなぎ目の節がある事も珍しくなく、稀に樹液がにじみ出ていることもあるので、軽くヤスリで表面をならしておくと安心です。
この辺の個体差が大きいので、なるべくならネット通販よりも現物を確認して購入した方が良いと思います。
サイズの違い
無印良品のシューキーパーはサイズが一つだけです。25㎝から28㎝まで対応しているので、大抵の男性の靴には問題がないと思います。
一方でABCマートのシューキーパーはサイズが三つあり、Sが24-25.5、Mが26-27、Lが27.5-30となっています。
革靴のサイズが小さい人や大きい人は、細かくサイズが指定できるABCマートのシューキーパーのほうが相性が良いかと思います。
ちなみに販売ページを見てみると分かるのですが、ABCマートで売られているシューキーパーは【MARKEN】というアメリカのブランドの物です。MARKENのシューキーパーで検索してみると、同じような形の物が見つかります。
ABCマートよりも価格が少し高いので、わざわざ選ぶ必要はありませんが、本格的なシューキーパーメーカーの物だという事が分かります。
ただ個体差や送料の事を考えると、やはり現物を確認できる店舗で購入した方が良いかと思います。
フィット感の違い
続いてはシューキーパーの機能、フィット感について紹介します。まずは無印良品のシューキーパーの形をご覧ください。
そしてABCマートのシューキーパーの形はこちらです。
どちらのシューキーパーもバネの力で押し付けられることで革靴のつま先側が広がり、靴の内側にフィットするような構造になっています。流石に安価なプラスチックのシューキーパーでは、このような機能はありません。
無印良品とABCマートのシューキーパーの主な違いは踵側の形状です。見た目の通り、やはり踵のフィット感は無印良品が上です。踵の形に合わせてピッタリとフィットします。
といっても、革靴の踵側は強化されているので、ここのフィット感はあまり重要なポイントではありません。ABCマートの細いタイプでも問題があるわけでもありません。
ただ隙間なく埋まっている方がフィットしている感じがするので、装着時の見た目のカッコ良さを重視したい場合は、無印良品のシューキーパーがおすすめです。
ただ肝心の靴の内側のフィット感でいうと、このような違いがあります。
ABCマートの方が先端の形状の左右差があり、よりフィットするように思えます。この辺は靴の形状との相性もあるので何とも言えませんが、無印のシューキーパーはパッと見では左右差があまりありません。
横からみてもABCマートの方が高さがあり、より革靴のアッパーにフィットしそうに思えます。
無印の方が踵側のボリュームがあって先端も長いので、存在感も大きくてフィットしそうに見えますが、先端のフィット性に限っていうと、左右の形状の差が大きいABCマートの方がフィット性は良さそうです。
使い勝手の違い
続いてはシューキーパーの使い勝手の違いについて紹介します。
どちらも使いにくいということはないのですが、無印良品のシューキーパーは踵のフィット感が高いだけに少々取り外しにくいです。
一方のABCマートのシューキーパーには、踵側に紐がついているので、引っ張ると簡単に取り出すことが出来ます。
単純なことですが、ABCマートに慣れると無印の取り外しは少々手間だと感じます。しかも紐があるので掛けておくことが出来るのも便利です。
使用後のシューキーパーは、しっかりと乾燥させたいものなので、使い勝手や使用していない時のことを考えるとABCマートに軍配があがります。
さらに無印のシューキーパーは左右の差がわかりにくいという特徴があります。
ABCマートだと左右で形状が大きく違うだけに、一目で左右の違いが分かるのですが、無印良品のシューキーパーだと、この角度で確認しないと分かりにくいです。
この角度で見れば無印でも左右に形状の差があるのがわかります。これを知らずに上から見ると違いが非常にわかり難いので、左右逆に入れてしまう可能性があります。
革靴の型崩れを防止する為のシューキーパーで、型崩れしてしまうと元も子もないので、既に所有している人は気を付けてください。もし左右を意識したことがない場合は今すぐ確認しましょう。
ABCマートのシューキーパーの裏側には英語で、左右の表記(LR)があるのですが、無印にはどこにも見当たりませんでした。
この辺は自分で適当な印をつければ良いだけなので、大きな問題ではありませんが、取り外し時の使い勝手に限っていうとABCマートの方が優れています。
紐で吊るせるのも乾燥しやすさという意味では素晴らしい機能です。
まとめ シューキーパーは一生もの
今回は全国でこでも現物を確認しながら購入しやすい無印良品とABCマートのシューキーパーを比較しましたが、どちらもリーズナブルな価格のわりに機能性も高いのでコスパが良いと思います。
シューキーパーとしての機能で考えれば、左右でデザインの差が大きいABCマートの方が上だと思いますが、靴に入れている時のカッコ良さでいうと無印良品の方が上です。
どちらを選んでも間違いはないと思いますが、洋服のハンガーやシューキーパーというのは、そうそう買い替えるものではないので、それぞれの特徴を理解しながら選んでみてください。
靴のサイズが大きい人や小さい人であれば、サイズ展開があるABCマートの方が向いていますし、下駄箱の中をカッコ良くしたい人には無印良品の方が向いています。
あと木製のシューキーパーは個体差が大きいだけに、近所で購入しやすい方のお店を選ぶのも重要かも知れません。節の少ない当たりを見つけた時に、パッと購入できるのも大事なポイントです。
ABCマートのシューキーパーだと、レジの奥の棚に陳列されている事もあり、しかも箱に入っているので全体像を確認しずらいです。
一方で無印良品のシューキーパーはビニールで覆われているので、裏側まで含めて吟味する事ができます。個体差を見極めやすいという意味では、無印の方が良いかも知れません。
私自身も初めて購入した時は、ここまで意識出来なかったのですが、シューキーパーはそうそう買い替えるものではないだけに、一生ものになるかも知れないので、見た目の良さも意識して選んでみてください。
レッドシダーでも色味は結構違うものです。酷いものだと左右でも別の木からつくられたのか、色味にかなり差がある場合もあります。
機能的には問題ないのかも知れませんが、なるべくなら見た目も綺麗なシューキーパーを選んだほうが満足度が高くなるので、今回紹介したポイントを意識して選んでほしいと思います。
おまけ ネットでの買い方
どうしてもネット通販で木製のシューキーパーを購入する場合は、自由記入欄などに、
以前、別のところで購入したシューキーパーの色が酷くて返品したことがあります。
綺麗なものが希望なので、よろしくお願いします。
など一文を添えれば、綺麗なシューキーパーを選んでくれる可能性が高まるかと思います(お店だってクレームは避けたいものです)。
私も一度だけネット通販で3000円ぐらいの木製のシューキーパーを購入した事があるのですが、
踵に金属の装飾があって取り出しやすく、全体的にもボリュームがあってフィット感も良好でした。
ネット通販だと個体差の見極めが出来ないだけに、ハズレを引いてしまう可能性があるのですが、シューキーパーの品揃えが豊富なお店は滅多にないので、ネットで購入する場合は一文添えてみてください。
ちなみに私が購入したのはこちらです。
このシューキーパーもSMLとサイズ展開がありました。流石に販売ページのサンプルほど綺麗な物ではありませんでしたが。
ネット通販であれば、木製のシューキーパーでもかなり安いものが見つかるのですが、購入者のレビューなどを参考に上手く見極めてみてください。
良質なシューキーパーというのは、ハンガーと同様に一生ものになります。多少の価格差で挫折しないで、しっかり吟味して選んでみてください。
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コメント一覧
無印にプラスチック製のシューキーパーしかなかった。もうないのかな?
私も無印のシューキーパーを逆に入れていました・・・。気づけて良かったです、感謝します。
僕の住んでいる地域にあるABCマートにもシューキーパーが売られていませんでした!
おお、今日無印いってきますw
はじめまして、こんにちは
まさしく無印のシューキーパーの左右の見分け方を調べていたので、非常に参考になりました、ありがとうございました
左右があったことに驚きです、知りませんでした。
ここはやっぱり有印にしてほしいですねw
自分の無印の見たら、案の定逆に入れてた・・・
これから気をつけます、サンキューです!