長時間歩くと足の裏が痛い!足の握力不足かも!?

自分磨き

足の裏が痛い原因

若い頃は長時間歩いても足の裏に痛みを感じることは少なかったのに、「どうも最近は足が疲れやすい」という中年男性も多いと思います。

どうしても年齢を重ねて筋力や回復力が衰えてくると、翌日に痛みを引きずるようになってしまいます。

ビジネスマンの歩き方

これを回避するには、足の裏の筋肉を鍛えることが有効だと言われています。

足の裏の筋肉が衰えると偏平足になり、歩く度に体重の衝撃を吸収できずにまともに受けるようになってしまいます。

するとますます歩かなくなり、悪循環になってしまいます。

一方で日頃から足の指をしっかりと踏みこんで(地面を蹴って)歩いている方というのは、足の裏の筋肉の刺激を与えているので、極端に足の握力(足趾把持力)が衰えることはありません。

若い頃というのは単純に身体が若いこともありますが、学生時代の運動などで鍛えられた貯金があるので、10年ぐらい(30才頃まで)はなんとかなるものです。

ですが、やはり間違った歩き方(ガニ股でトボトボのような)を続けていると、足の指先に力を入れることが少なくなるので、どんどん足の握力が衰えてしまいます。

よく浮指の方がいますが、まさに足の握力が不足している状態だともいえます。

長時間歩くと足が痛い方は、正しい歩き方を身につけることが重要です。それについては別のところで紹介しているので参考にしてほしいのですが、

参考男性の歩き方についての考察!

今回は正しく歩く為にも、あえて積極的に「足の握力を鍛える方法」を紹介します。若い頃と比べて長時間歩くと足裏に痛みを感じる方や、偏平足になっている方は挑戦してみてください。

足のグーパー運動

以前、手の握力を鍛える方法を紹介したことがあるのですが、

参考道具なしで握力を鍛える方法

足の握力も同じように足の指を「グーパー」することで刺激することが可能です。

手の握力を鍛える場合は、握る動作と開く動作を分けて行うことがポイントなのですが、足の握力を刺激する場合は、足首の動作を組み合わせると効果的です。

足の指先をギュッと握った状態で、足首を伸ばしたり戻したりしてみてください。足の裏の筋肉が伸びる感覚がわかると思います。

また手と足で握り合うのも効果的です。左手と右足(右手と左足)で恋人つなぎのように握り、交互に力を入れて握りあってみてください。この時にストレッチもかねて手で足首を回すとより効果的です。

ちなみに手の握力を鍛える器具(ハンドグリップ)があるように、足の握力を刺激するグッズも売られています。

足の指を鍛えるグッズ

足の指に力を入れやすい構造になっており、さらに踵なしのスリッパのように、立っているだけで土踏まずを刺激してくれます。ふくらはぎの筋肉も伸びて気持ちが良いですよ。

これをつけて座っているだけでもストレッチになるので、私は長時間のデスクワークや読書時に組み合わせています。

椅子に座りながら青竹踏を試してみたこともあるのですが、やはり体重が乗らないのであまり意味がありませんでした。積極的に足の握力を鍛えるのであれば、圧倒的にこちらの方が効果があります。特に偏平足の方におすすめです。

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これは足の裏の筋肉を鍛えることだけではなく、バランス感覚を鍛える効果もあるので、体幹の筋肉を刺激してスタイルが良くなる可能性もあります。

体幹の筋肉の衰えは姿勢にも影響するので、歩き方が崩れている方にもおすすめです。 

タオルギャザー

次は足の指でタオルで握りしめるトレーニングを紹介します。

これについては素晴らしい動画が見つかったので紹介しておきます。

実際にタオルが縮まっていく様子がわかるので、達成感が得られやすいトレーニングです。無理のない回数を決めて、左右の足の握力をバランスよく鍛えてください

始めは椅子に座った状態で行った方が、足の指に力を込めやすいと思います。慣れてくると立ったままでも行えます。

足指だけで前進

最後は足の指のだけで前に進むトレーニングを紹介します。これは結構難易度が高いです。

裸足で直立してタオルギャザーと同じような動作をします。裸足の足の指先で地面を掴み、踵を引き寄せ、少しずつ前に進んでいきます。毛虫が進むような動作をイメージするとわかりやすいと思います。

これは足の裏の筋肉が弱っている方には相当きついトレーニングなので、ある程度「グーパー運動」や「タオルギャザー」で慣れてから行ってみてください。

また慣れるまでは椅子に座りながら行ってもOKです。体重がかからないので、足の指の筋肉だけでも簡単に前に進メルと思います。

この足の指で地面を掴む感覚がわかると、日頃歩く時にでも地面をしっかりと掴む感覚がわかるようになります。

これが出来ると歩き方が一気に良くなるので、ぜひマスターしてほしいと思います。

偏平足の方ほど出来ないと言われているので、一つの目安になると思います。

足の指先を使った歩き方

今まで意識してこなかった足の裏の筋肉を意識するようになると、日ごろの歩き方も変化していきます。

軽いがに股の男性

しっかりと足の指さきで地面を掴む感覚がわかるようになると、歩き姿もスマートになります。がに股だったり、左右の足の向きだったり、歩幅の違いに気がつくようになります。

毎日通勤で2キロ歩いていたとしても、トボトボ歩くのと颯爽と歩くのでは効果は全く違います。

年配の人の歩き方と若い人の歩き方というのは、後ろ姿の足元を見るだけでも誰でもわかるものです。

日頃から足の裏の状態を意識するようになると、立っている時の重心も意識できるようになります。

  • 今は左足によりかかっているな
  • 足の裏の外側にのっているな
  • つま先が浮いてしまっているな

と、自分の立ち姿の状態を意識するようになります。

これらは意識した瞬間に改善することができるので、足の健康や血行の流れも改善されていくことになります。この好循環の流れにのると、長時間歩いても足の裏が痛むことが少なくなっていきます。

単純に歩いたことによる疲労はありますが、足の裏が集中して痛むようなことはなくなります。

また正しく歩く為にも正しい姿勢を知ることが重要です。正しい姿勢がわからないという方は、一時的にグッズに頼るのも良いかと思います。

参考大山式足指パッドの効果

これらのグッズは使用しなくなると姿勢も元に戻ってしまうのですが、正しい姿勢を知る為に使用するのは有効です。一時的にと割り切って自分の姿勢の変化と向き合ってみてください。

まとめ 無意識の恐ろしさ

多くの方は手の握力を測定した経験があると思います。男性であればハンドグリップを握ったことがない人は稀でしょう。手は視線に入る機会も多いので、疲れや衰えを意識しやすいものです。

黒いハンドグリップ

年末の大掃除などで久しぶりに雑巾を絞ると、想像以上の握力の疲れを感じるものです。手の握力の衰えを認識する機会は珍しくありません。

一方で足の握力は意識することが滅多にありません。

何となく「足の裏が痛い」「足が疲れた」といった印象になってしまいます。

手の握力に疲労を感じると手をブラブラさせたり、ストレッチをしたりするものですが、足の握力の疲労には無頓着になってしまいます。

足のマッサージを受けたり、身体を休めることも大切ですが、日頃から足の裏を意識するようになると、疲れ具合は大きく改善されます。

足のマッサージ

日頃から片足によりかかって立っていたり、足を組んでいたり、重心が傾いていることに気がつくようになると、自然と姿勢を正すことが出来ます。

意識していないと楽な姿勢ばかりを取るようになり、上半身のバランスまで崩れてしまいます。

だるま落としやジェンガのように、土台が不安定だと上の方まで大きく傾きます。

崩れそうなジェンガ

土台をそのままに上だけを整えても長続きしません。無理やり胸を張っても苦しいだけです。

逆に言えば、足の裏の接地を意識して整えられるようになると、膝にまっすぐ体重が乗るようになります。骨盤がしっかりと起き上がります。すると肩甲骨が自然と整います。前に倒してバランスを取っていたクビも後ろに戻ります。

どんなにカッコイイ洋服を着ていても、姿勢が悪ければ似合いようがありません。姿勢を正すことは洋服を着こなす意味でもすごく重要な要素です。

 

もちろん見た目だけでなく、健康の為にも大切なことです。

 

魅力的な人は姿勢が良いものです。姿勢が良いということは、生物としてパフォーマンスが高いということでもあります。異性にモテるのは当然のことです。

姿勢が悪いと見た目の印象が悪いだけではなく、同じ行動をしても疲労を感じやすく、回復も遅くなり、血液やリンパの流れも悪くなり、内蔵が圧迫されて機能が落ちてしまいます。

猫背の男性のイラスト

それらが巡り巡って顔色を悪くし、髪や肌を衰えさせます。要するに老けていきます。

姿勢が悪くなる原因は様々ですが、多くは無意識の動作から生まれています。

 

その無意識になりやすい代表格が「足の裏の状態」です。主に足の握力低下です。

 

身体が健康だった若い頃は、足の裏の痛みなど感じることはなかったと思います。単純に活動量が多いという理由もありますが、年齢を重ねるごとに足の裏に痛みが蓄積していくものです。

日頃から足の裏を意識するようにしてください。その為にも実際に足に触れてストレッチやトレーニングをすることは有効です

全く足の指を意識したことがない方は、目をつぶって他人に足の薬指を触れられても、小指や中指と間違えてしまうものです。

足の裏を意識するようにしてください。正しい重心の位置というのは骨格のタイプによっても違うのですが、間違った重心は誰でもわかるはずです。

そして意外なところでは靴選びも大切です。

サイズの大きすぎる靴というのは、スリッパや長靴で歩くようなことです。まともに歩けるはずがありません。当然足の指で地面をけるような動作が出来ないので、足の裏の筋肉に刺激を与えることが出来ません。

 

日頃からきちんとサイズを合わせた靴を履き、靴紐を結び、きちんと歩くように心がけてください。

 

新しい洋服や流行の洋服を購入することだけがオシャレではありません。魅力的になる方法は他にも色々あるものです。

逆に言えば、正しい姿勢を手に入れた身体に洋服のサイズをきちんと合わせると、さらに魅力的になる可能性が高いです。多くの方が適当なサイズ選びをしているだけに、改善する余地は少なくありません。

足の裏の痛みは身体からのサインです。湿布を張ったり、マッサージをするのが悪いとは言いませんが、それらはあくまでも対処療法です。一時的に足の裏の痛みが和らいでも、足の裏が痛くなる原因そのものを解消することにはなりません。

しっかりと自分の身体が発せられたサインと向き合ってください。足の裏の痛みを無視するのではなく、積極的に足の握力を鍛えて若さが漲る姿勢や歩き方を取り戻しましょう!

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