モテたい中年男性は「俺のダンディズム」を今すぐ観よう!

ファッションコラム

俺のダンディズムとは?

「俺のダンディズム」とは、2014年4月からテレビ東京系列で放送されていたドラマです。

冴えない中年男性の主人公が、お気に入りの若い女子社員の気をひくために、ダンディな男を目指すという珍しいストーリーのドラマです。

ファッションをテーマにしたドラマや映画は珍しくありませんが、大抵は元々イケメンや美女だったダサい人が、ファッションによって変わっていく内容なので、あまり一般の人には参考になりません。

「俺のダンディズム」の主人公の役者さんは、二枚目でも高身長でスタイルが良いわけでもないだけに、多くの一般男性の参考になると感じています。

主人公には妻も娘もおり、いわゆるドロドロとした不倫のようなストーリではありません。純粋にお気に入りの女子社員との会話を楽しみたいという中年男性の、なんとも言えない哀愁がひしひしと伝わってきます。

私はこのドラマが大好きで何度も見返しているのですが、少し前にファッションに目覚めた同僚男性にすすめたところ、「凄く面白かった!」と喜んでくれました。

女性にモテたいと思っている中年男性の方は、ぜひ一度「俺のダンディズム」観てみてください。単純にファッションに関する知識が学べるだけでなく、その事によってどのような変化が出るのかイメージしやすくなると思います。

モテたいは正しい!

既婚男性でもお気に入りの女子社員から「モテたい」という気持ちをもつ事は、決して不純なものではありません。

中年男性が色気づくと、不倫を求めていると捉える人も多いかも知れませんが、異性との些細な会話や触れ合いだけで心が満たされることは、誰にでも経験があるのではないでしょうか。

可愛らしい子供と触れ合うと心が洗われたような清々しい気持ちになるように、同僚や若い異性から褒められると、なんとも言えない嬉しさがこみ上げてきますし、それが活力となる事は珍しくありません。

その辺の喜びが上手く表現されているのが、「俺のダンディズム」というドラマの魅力です。

もちろん様々なハイブランドのファッションアイテムについて、詳しく紹介しているのですが、そこだけが魅力のドラマではありません。

恥をかきながら紆余曲折を経て、お洒落なアイテムを手に入れる度に成長していき、お気に入りの女子社員から、

「課長(主人公)、とってもダンディですよ!」

と褒められた時に、嬉しさを抑えて冷静さを装う主人公の表情に共感する中年男性は多いはずです。

私はこの女子社員の褒め言葉のセリフを聴くたびに、心から「良かったなぁ~」と嬉しくなってしまいます。まるで私が褒められたかのような疑似体験をすることが出来ます。

これが「俺のダンディズム」の魅力だと感じています。

ドラマで紹介されているファッションアイテムを参考にするのが悪いとは言いませんが、本質はそこではありません。

今まで何も考えずに選んでいたアイテムを真剣に選び直す事で、男性よりも圧倒的にファッションに詳しい女性に、気づいてもらえる喜びが上手く表現されています。

私自身もファッションと向きい合うようになってから、この喜びを体験する事になり、どんどんハマっていきました。

これは実際に体験してみないと、なかなか分からない感覚なのですが、それが「俺のダンディズム」を見る事で疑似体験できてしまいます。

女性にモテたいと思っても。何をしていいのか分からない中年男性こそ、見る価値があるドラマです。

そしてそこから畳みかけるようにエンディングテーマが流れるのですが、これまた「俺のダンディズム」用に作られた楽曲(I am Dandy)の歌詞が素晴らしく、ニヤけた表情を引き締めて気持ちを高ぶらせてくれます。


(真ん中の滝藤賢一さんが俺のダンディズムの主人公)

見終える度に活力をもらえるドラマなので、ぜひ機会をつくって見てみてください。

高級ブランドが必須?

「俺のダンディズム」を観ると、女性にモテる為には高級ブランドのファッションアイテムが必要なのかと思ってしまうかも知れませんが、私が伝えたいのはそこではありません。

様々なファッションアイテムを手に入れながら、少しずつ自信をつけていく主人公の内面の変化に、注目してほしいと思います。

自信が漲ることで主人公の表情や姿勢が変わり、どんどん魅力的な男性になっていく課程が、とてもよく描かれています。

これこそがモテる男性の秘訣だとも言えます。同じアイテムを身につけたからといって、誰もがモテるようになるのではなく、真剣に向き合う事で得られる学びによって、仕草や表情や姿勢が洗練されていき、紳士的な男性へ近づいていきます。

それが結果的にモテる事につながるのであり、真剣にファッションアイテムと向き合う事の重要性が、分かりやすく学べると思います。

自信の重要性

少し前に別のテレビ番組で「太っていてもモテる女性」についての特集があったのですが、結論から言ってしまうと、容姿のレベルよりも「私は男にモテる!」という自信をもっている女性ほど、実際にモテているという結果になっていました。

痩せていた時にモテていた女性は、現在かなり太っていても「私はモテる」という経験に基づいた確信があるので、積極的にモテる女の行動や仕草をしています。

一方で小さな頃から太っていてモテた経験がない女性は、それなりに容姿が良くても全くモテないという、自己評価になっているので、そもそも出会いの場に行く事がなく、自らチャンスを棒に振っていました。

容姿のレベルの差よりも、自信があるかないかの違いの方が、圧倒的に結果を左右していました。

本人の思い込みだけなら何とでも言えますが、実際に合コンのような場で検証してみても、「私はモテる」と確信している女性は積極的に男性に近づいていくので、見事にモテる結果になりました。

一方で「どうせ私は太っていてモテないから・・・」と考えている女性は、背中を丸めて引きつった笑顔になってしまうので、それなりに容姿が良い女性でも人気がありません。

これが自信の差です。

男女関わらず自信のない人に魅力を感じることはありません。よほどの美少年や美少女であれば別かも知れませんが、

「どうせ俺なんてモテないし・・・」

と考えていると、実際にモテる事がありません。より詳しく言うと必ずしもモテないのではなく、モテていても気がつく事ができません

せっかく相手が好意をもって接してくれていても、目を合わせる事もできないと、その事に気がつく事ができません。飲み会でせっかく連絡先を聞かれても、

「俺だけに聞かないわけにはいかないから、仕方なくだろ・・・」

と勝手に自滅していきます。

このような考え方をしている人ほど、「どうせ誰も家に来ないし」とばかりに部屋を散らかしてしまいます。ムダ毛処理なども同様です。「誰に見せるわけでもないし」と考えているので、急にそのようなチャンスがやってきても、自ら拒否する事になってしまいます。

心も体も含めて準備に差が出るので、ただでさえ少ないチャンスですら掴む事ができません。

一方で「俺はモテる!」と自信がある男性というのは、日頃から部屋の掃除やムダ毛処理を怠りません。目の前にチャンスが転がってきたら、パッと掴めるように準備万端です。

これは男女問わず同じです。デートの日にちが決まってから準備すれば良いと考えている人と、いつでも準備万端で整えている人では、そのデートにまで持ち込む確率に大きな差が出てしまいます。

分かりやすく言うと、ノーメイクの女性のような事です。デートの日だけメイクをすれば良いと考えている女性を、そもそもデートに誘う男性は多くありません。

これは男性ファッションでも同じであり、日頃から「清潔感さえあれば十分だろ」といった程度の認識しかない人が多いので、洗濯をしているから問題ないとばかりに、シャツの襟に皮脂汚れが残っていたり、ヨレヨレになっていても気がつく事がありません。

容姿やスタイルの良しあしが関係ないとは言いませんが、そもそも気持ちの上で諦めているとスタートラインにすら立つ事が出来ません。

私も含めて多くの一般男性は容姿やスタイルが良いわけではないので、しっかりと準備を整えておかないと、ただでさえ少ないチャンスを棒に振ってしまいます。

自信をつける方法

若い頃にモテた経験がない人が自信をつけるのは簡単ではありませんが、ファッションや身だしなみと向き合う事は、その方法の一つです。

自己啓発などで強固なメンタルに一変させる事ができれば、それはそれでモテる事につながる可能性があるのですが、自己啓発は誰もが相性が良いとは限りませんし、直ぐに変われるものではないので、長続きする人は多くありません。

自己啓発の一種としてナンパを勧めるような方法もあるのですが、何十人もの女性に断り続けられてもめげないメンタルの持ち主でもない限り、乗り越える事は出来ません。

一方でファッションや身だしなみと向き合う方法というのは、物理的に外見が変わっていくので、周りの人の反応が変わっていきます。

自分のメンタルは直ぐには変わりませんが、周りの人から反応の変化という実体験が得られるので、徐々にメンタルも変わっていきやすい傾向があります。

自己啓発でも「根拠のない自信」をもつことができるのであれば、悪くはないと思いますが、ファッションや身だしなみと向き合う事で得られる自信というのは、「根拠がある自信」なので、ちょっとした事で失われてしまう事がありません。

噓をつくのに罪悪化のないサイコパスや一流の詐欺師であれば、根拠のない自信でも演じきれるのかも知れませんが、普通の人は根拠がないと確信をもてません。

それこそ太っている女性でも「私はモテる」という確信がある人ほど実際にモテるように、経験に基づく根拠がない事には、なかなかメンタルが変わる事がありません。

私自身もファッションに興味をもつ前というのは、全くモテた経験がなかったので自信などなかったのですが、紆余曲折しながらもファッションと向き合っていく事で周りの人の反応が変わり、少しずつ自信がもてるようになっていきました。

自信がついてくると、こんなにもチャンスが転がっていたのかと気がつくようになります。洋服をスマートに着こなす為には姿勢も重要なので、自然と胸を張った良い姿勢になっていき、相手の表情や目の変化が良く見えるようになります。

自分に対して好感をもっているのか、敵意をもっているのか直ぐに分かるようになるので、連絡先を交換するような事でも成功率が飛躍的に向上していきます。

自信なさげに背中を丸めて俯いていると、相手の事が分からないばかりでなく、自分の表情も自然と暗くなってしまいますし、喉がつぶれてしまう覇気のある声は出せません。

洋服だって皺だらけになって似合わなくなりますし、健康状態にも悪影響があるので、生物としての魅力が失われてしまいます。

「どうせ俺なんて・・・」

といった意識のままでは、よほどのイケメンや美少年でもない限り、女性の方から言い寄ってくる事はありません。

今よりも女性にモテたいのであれば、自信をもつ事が何よりも重要な事だと理解してください。その為に方法論は色々とありますが、根拠がない自信ほど、ちょっとした事で吹き飛んで落ち込んでしまうので、根拠がある自信がつくファッションや身だしなみと向き合う方が良いのではないでしょうか。

「俺のダンディズム」の話から逸れてしまいましが、冴えない主人公が様々なファッションアイテムと向きいながら、少しずつ自信をつけていく課程が上手く表現されているので、ファッションや身だしなみと向き合う意味も理解しやすいと思います。

DVDボックスかamazon

現在「俺のダンディズム」を見る方法は、DVDボックスとamazonがあります。

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【楽天】「俺のダンディズム」 DVD-BOX

amazonだとレンタル価格で視聴する事が可能で、prime会員なら追加料金なしで視聴できるので、ぜひご覧になってみてください。

【amazon】俺のダンディズムオンデマンド

私も久しぶりに見返してみたのですが、ホントに面白かったです。

主人公のお気に入りの女子社員の笑顔や決め台詞も魅力的ですし、様々なファッションアイテムをすすめてくれるマダムMの店主のドレス姿も美しくて感動してしまいました。

もちろん主人公の中年男性が成長していく姿も素晴らしいので、モテたいと思っている中年男性は、何度も「俺のダンディズム」を見て、自信をつけるきっかけとしてほしいと思います。

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