自分を褒める効果を理解するとオシャレをする意味もわかる
自分を褒める効果
自分を褒める効果を簡単に説明すると「自信がつく」ということです。
何事に対して自信満々で行うのと、不安に行うのではパフォーマンスに違いがうまれます。またパフォーマンスの質だけではなく周囲の人の印象も左右します。
また身体にとっても自信は大きな影響を与えます。アウトプットした情報や作品に対して伴うだけではなく、健康状態や外見的な魅力にも影響します。
簡単に自信をつけるには、尊敬する人から褒められることですが、それを自分で行うことでも同じような効果が期待できるということです。
ポイントは「自分を褒めること」と「自分を甘やかすこと」を混同しないことです。甘やかすのは期待以下の結果を受け入れることであり、自信がつくことにはなりません。
「自分を褒めること」というのは、自分の能力の再評価、評価の上乗せを行うことです。
- 流石オレだな
- まだまだイケる
- この程度なら朝飯前
のようなことです。周りの人に公言すると「うぬぼれ」と言われてしまうかもしれませんが、わざわざ言う必要はありません。
心の中で自分を褒めてあげるだけで、自信がつくことになります。
自信がつくとモテる理由
自信がみなぎる人というのは魅力的なものです。異性にモテるだけではなく、同性にも好かれるので仕事もうまくいきやすくなります。
同じ商品を売っているはずの営業マンの成績に大きな差がうまれるのは、自信(自分に対する自己評価)が関係しているからです。
自信は他人に簡単に伝わります。
わかりやすい例で言うと、
- オドオドする
- 目をそらす
- 腰が引ける(猫背)
- 言葉が震える
などでしょうか。自信のなさは一瞬で相手に伝わってしまいます。後ろ姿ですらわかるものです。
営業マンのスキル、テクニックとして、これらの条件を細かく修正していく方法論もありますが、他にも相手に伝わる情報はたくさんあるので、どことなく不安な要素が伝わってしまうものです。
これらをまとめて解決するのが、自信をつけるということです。仕事の質に対する自信ではありません。もちろん仕事の質を高めることも大切ですが、その前に自分自信に対する自信を高めないことには、どんなに質の高い仕事でも相手に不安要素を与えてしまうことになります。
これは恋愛でも同じことです。美人やイケメンでなくてもモテる人というのは、圧倒的な自己評価を持っています。
ブスなのにモテるキャラを演じる女芸人さんを見ると、イメージできるのではないでしょうか。見慣れていくうちに、本当に魅力的に見えてくるものです。
特に女性は男性ほど容姿の良しあしを重要視しないので、男性の方が自信をつけることによるモテ効果が期待できます。
おそらくあなたの周りにも、何故かモテるブ男がいるのではないでしょうか。彼らは圧倒的な自己評価をしています。
その評価を周囲の人に公言しているかどうかは関係ありません。謙虚な姿勢でも上手に割り切っているだけかも知れません。
むしろ偉そうに踏ん反りがえっている人は、周りの人の悪口を言って、彼らの評価を自分以下に下げようとするので尊敬されることはありません。
自信に対する自己評価の高い人というのは、他人の評価と比較をするわけではないので、他人の評価を落とすようなことは言いません。ここも混同しないように気を付けてください。
謙虚で優しい人でも、自己評価がものすごく高い人がいるものです。
オシャレとは自分を褒めること
当サイトでは男性向けのオシャレについての情報を紹介しているのですが、オシャレをすることによる外見の変化というのは、実はそれほど大きくありません。
点数で例えると容姿のレベルが60点の男性が、オシャレを頑張って64点になるようなことです。これで劇的にモテるようになるわけではありません。
ですが4点上がったことによる自信の再評価を行うことで、容姿のレベルだけではなく、人としての魅力がアップすることにつながります。こちらのほうがモテるには重要です。
それが「自信がつく」ということです。
要するにオシャレをするという行為は、自分を褒める行為の効果と似ています。どちらも自信(自己評価の上昇)を深めることにつながります。
これが仕事が上手くいくことであり、異性にモテるようになる理由です。
自信をつける方法
自信をつける方法というのは、何も自分を褒めることやオシャレをすることだけではありません。
筋骨隆々な人はそれだけで自信がみなぎっていますし、何かしらの大きな実績を残した人も自己評価が高いので自信がみなぎっています。
またイケメンや美人は自分を褒めたりオシャレを意識したりする前から、他人にたくさん褒められているので、自然と自己評価が高く設定されています。
イケメンや美人が有利なのは当たり前ですが、だからと言ってあきらめてしまうのはもったいないです。それらを理解した上で、やるべきことというのが自信を高めることです。
きっかけは趣味でも何でも構いません。何か自信が持てる世界があればOKです。
その時に感じた嬉しい体験、誇らしい体験を思い出して、自分の中で再体験してください。すると自然と笑顔になって自信がみなぎるはずです。
その状態をよく覚えておいてください。理想は常にその状態をキープしておくことです。自己評価の高い人はその状態をキープしているので、常に堂々と胸を張っていられます。
私がオシャレを勧めている理由の一つは、まさにこの嬉しい状態をキープしやすいからです。
何かしらのファッションを「オシャレだね」「素敵ですね」と褒められと、そのファッションアイテムにその嬉しい体験が刻まれます。
そのファッションアイテムを身に着けているだけで、その嬉しい状態をキープしやすくなるということです。
ネットゲームの中でヒーローの人は、いつでもそのヒーローで誇らしい状態を思い出せるモノがあると良いわけです。
スマホの待ち受け画面にネットゲームのキャラクターを設定しておくと、スマホを開くたびに誇らしい状態を取り戻すことができます。
ただし、これは自分だけがわかるモノが望ましいです。趣味の世界のモノは、興味のない人にバカにされる可能性があります。
スマホの待ち受け画面を他人に見られることは少ないですが、職場のパソコンの壁紙だと他人に見られる可能性が高くなります。
ファッションアイテムもド派手なモノだとバカにされますが、わかる人にはわかるようなこだわりであれば、周囲の人にバカにされる(評価を下げられる)ことはありません。
まとめ 伝わるプラーナ
アメリカの演技指導のテクニックにプラーナと呼ばれるものがあるそうです。
プラーナとは東洋の「気」を指す言葉です。
ある人物を演じる時に、その人物の役柄をそのまま想像して演じるのではなく、自分が体験した過去の記憶を引っ張り出すテクニックのことです。
悲しいシーンの場合、その映画やドラマの設定の悲しいシーンを表現するのではなく、自分の大切な人が亡くなった時の感情や想像をすることで、よりリアルな演技になるそうです。
超一流の役者さんは、自分の感情と表情や姿勢を完全に切り離して演じることができるのですが、演技力のない役者さんやテレビタレントは、このプラーナを取り入れると迫真の演技になるわけです。
日本でも子役が涙を流すシーンで迫真の演技が話題になることがありますが、その秘訣を訪ねると
「お母さんが死んだと思いました」
と言ったりするわけです。その役柄をしっかりと演じるのではなく、自分の中の悲しみを想像して表現させた演出家がいるのだと思います。
厳密にいうと、これは演じたことではないのですが、人生経験の少ない子役にとっては、まさにうってつけの演技技法なのだと思います。
一般人がイケメンや美人を演じようとしても演じられるものでありません。一流の職人や営業マンになりきるのも同じです。簡単に演じられるわけがありません。
ですが自分で自分を褒めて自己評価を高めることができれば、プラーナのように周りの人に伝わる表現ができるということです。一流の役者のように演じるのではなく、自然と醸し出すためのテクニックです。
それが自信をつけることにつながります。それは確実に周囲の人に伝わります。
おそらく詐欺師というのは一流の役者のように、この自信のコントロールが抜群に上手いのだと思います。思わず相手を納得させてしまうほどの自信がみなぎっているのだと思います。
皆さんに詐欺師になれと言っているわけではありませんが、みなぎる自信というのは、相手を盲目にするほど強烈に伝わるということです。
逆に言えば、どんなに素晴らしい商品や人物でも、どこかに不安を感じると、相手はその不安の正体を探り始めます。こうなると進展は遅くなります。
訳アリ商品や激安商品を安心して購入できるのは、その訳や激安の理由が明確な場合だけです。
- キズあり
- 展示品
- 在庫処分
など、購入する側が納得できると安心して行動につながります。
あなたという素晴らしい人物を正しく評価してもらうためにも、自分で自分の評価を下げるようなことはしないでください。相手が不安に感じてしまうと先にすすめません。
自己評価の低さ、自信のなさはプラーナ(表情、目力、姿勢、声色、覇気、血色、etc)となって周囲の人に伝わってしまいます。
これは清潔感のない身だしなみでも同様です。洋服の皺、靴の汚れ、シャツの垢、寝癖、フケ、体臭、それらが相手に伝わってしまうと、正しく中身を評価してもらうことができなくなります。
男性の中にはファッションに全く興味がない人も多いですが、だからこそマイナス評価の人が多いものです。
身だしなみを少し意識するだけでマイナス評価が取り除かれます。これだけで周囲の男性に比べて大きなアドバンテージをもつことになります。
さらにオシャレを意識して加点されると、ますます内面の自信がみなぎることにつながります。これでモテないわけがありません。
オシャレを意識すること、自分を褒めることはよく似ています。どちらも自分を大切にすることです。自分を正しく見ることです。
自分を甘やかすのではなく、正しく評価してあげてください。あなたが今日まで生きてきたことだけでも本当に素晴らしいことです。
自分に期待してください。自分を愛してください。もっともっと成長できます。
愛する子供に激安の適当な洋服を買い与えないはずです。身体に悪そうな食べ物など与えないはずです。
同じように自分を愛してください。その愛が自信を高め、そしてプラーナとなり、周囲の人まで幸せにしてしまいます。
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