モチベーションを上げるのは間違い!あくまでも結果
オシャレをする気が起きない
女性と比べて男性は「わざわざオシャレをする気が起きない」という方が多いと思います。
だからといってオシャレする為にモチベーションを上げるというのは間違いです。
そもそもモチベーションは結果です。
モチベーションが上がったから上手くいくのではなく、上手くいきたいという気持ちが先に生まれたからこそ、モチベーションが自然と沸き上がってきます。
ここを勘違いされる方が多いのですが、モチベーションが上がらない状態というのは、単純に達成したい目標なり、目的を「本心ではそれほど求めていない状態」ということです。
これを理解すると、わざわざモチベーションを上げようとは思わなくなります。オシャレに対するモチベーションを上げようとするのではなく、目標なり目的を明確にすることで、結果的にモチベーションが上がっていきます。
これはあらゆるモチベーションに対しても同様のことが当てはまります。あくまでも目標なり目的次第ということです。
オシャレへのモチベーション
当サイトはファッションに関する情報を紹介しているので、オシャレに対するモチベーションで説明していきます。
たとえば全くオシャレに興味のない男性がいたとします。
彼をオシャレに導く為に、
「オシャレをすると女性にモテるぞ!」
と伝えることが間違いではないのですが、そもそも彼が女性にモテたいと感じていなければ、彼の目標とは何も関係がありません。
わかりやすいのは女性をまだ意識していない男の子です。女の子にモテたいという気持ちがなければ、彼の心を動かす(目標との関係性を結ぶ)ことは出来ません。当然オシャレをしたいというモチベーションは上がりません。
同性愛者の場合でも同じです。その場合はむしろ「オシャレをすると男性にモテるぞ!」と伝えた方が、その彼の目標と合致します。
また既に意中の女性と結ばれて満足しており、彼女が全く男性にオシャレを求めていないタイプであれば、オシャレへの必要性は感じられません。
これがモチベーションが結果論ということです。
オシャレをするモチベーションが沸かない男性というのは、「オシャレをするという行為が目標と合致していないから」ということになります。
その段階の方にオシャレをすることの素晴らしさを説いても、なかなか伝わるものではありません。
彼に伝えるべきことは、オシャレをすることではなく、彼の目標(求めていること)へアプローチをすることです。
目標にアプローチ
目標にアプローチをするというのは、彼が成りたいであろう世界に対して訴えかけるということです。
「仕事で成功したい」という上昇志向が強い男性であれば、成功している経営者を尊敬している可能性があります。
その彼が憧れている経営者のオシャレを褒めてあげるようなことです。
「やっぱり成功者はカッコいいスーツを着ているなぁ」
などと、さりげなく彼に伝えることで、彼が求めている目標(憧れている世界)に対してアプローチをしたことになります。
「オシャレをすると成功する」と伝えるのではなく、「成功している人(憧れている人)はオシャレなのだな」と伝えます。
「オシャレをすると女性にモテる」ではなく、「女性にモテる男性はオシャレな人が多いな」と伝えるようなことです。
どちらの方法でもモチベーションを上げることにはなるのですが、「オシャレをしたら成功する」「オシャレをしたら女性にモテる」という方法から入ると、すぐに結果が出ないと挫折(モチベーションの低下)してしまいます。
その理由は結果待ちだからです。既にやるべきことが完了しているので、結果が出ないとモチベーションが下がります。
一方で「成功している人はオシャレ」「女性にモテる男性はオシャレ」と考えられると、成功するまでモチベーションは下がりません。
あくまでも達成したい目標へ向かう途中の段階だと感じられるからです。結果がすぐにでなくても問題になりません。目標に少し近づいたのだと心地の良い達成感すら得られます。
モチベーションはやりたいことをやっていると自然と湧き出るものです。無理やり上げるものではありません。
逆にやりたくもないことをやっていると、モチベーションを保つことすらできません。
モチベーションは上げるな!
仕事の為に仕方がなくスーツを着ていると考えている方は、スーツを着ることがイヤになってしまいます。
「カッコいいスーツを着れば契約が取れるぞ!」と言われても、実際にその通りにならなければモチベーションを保つことすらできなくなります。
一方で「仕事を成功させたい」という目標にフォーカスさせると、その為に出来ることを考えるようになり、適切なスーツが必要なのだと考えられれば、きちんとスーツを着ることが楽しみになっていきます。
女性にモテる為に、やりたくもないオシャレをしても、実際にモテなければイヤになってしまいますが、女性にモテている男性に憧れてオシャレに取り組むのであれば、すぐに結果が出なくてもモチベーションは下がりません。
さらなるオシャレや髪型など、自らどんどん改善点を見つけたくなり、モチベーションが保たれます。
そもそもモチベーションを上げるという出発点が間違いだということです。
あくまでもモチベーションは結果であり、目標に向かって進んでいる実感があると自然と沸き上がってきます。
マラソン大会で「ゴールまであと何キロ」という表示を観ると、ゴールに近づいていることが実感できて「もう少しだ!」と頑張れるものですが、何も目安がない中で走り続けると、肉体よりも先に精神的に追い込まれてしまいます。
砂漠をさまよっている時に「1キロ先にオアシス有り」という立て看板が見つかれば、体が疲れていてもモチベーションが沸き上がって走り出してしまうものです。「水が飲みたい」という目的達成の為に脳が行動を促します。
これがモチベーションの正体です。目的ありきです。
一方で数十メートル先にオアシスがあったとしても、水筒に十分な水がればダッシュすることなどありません。求めていない対象に対して行動は促されません。
ゲームに熱中している子供が、わざわざ「今日はゲームをやるぞー!」と自らモチベーションを高めることなどありません。溢れんばかりに湧き出るモチベーションがあるだけです。
お腹が空いても足がしびれても、やりたくて仕方がないからゲームを何時間でもやり続けられます。
わざわざ「モチベーションを上げなきゃ」と感じるということは、単純に目標と合致していないということになります。要するに「やりたくないことをやっている状態」です。
ゲームをやめさせる方法
ゲームをすることが必ずしも悪いとは言いませんが、もし子供に勉強をさせたいのであれば、子供が将来なりたい仕事なり職業へアプローチすることが有効です。
消防士に憧れている小学生に対して、「勉強しないと消防士になれないぞ!」と言うのではなく、憧れている消防士の姿をたくさん見せてあげることの方が効果的です。
実際に消防署の前に連れていってあげたり、訓練をしている消防士の姿を見せてあげたり、DVDやテレビで活躍している姿を見せるのも効果的です。実際に体験させられると最高です。
消防士への憧れが強くなればなるほど、どうしたら消防士になれるのか本人が自発的に考えるようになります。曖昧だった目標が明確になっていきます。
「消防士になるんだ!」と本人が強く願うようになれば、自然と身体を動かす体育や部活を頑張るようになります。
中学生ぐらいになれば、消防士になる為に「消防士採用試験」に合格する必要があると知り、自然と勉強の必要性も感じるようになります。
親が無理やり消防士にさせようと勉強させても、本人が消防士になりたくなければ、モチベーションなど上がるわけがありません。
「ゲームを一時間したければ、勉強を二時間しなさい!」
と命令すれば多少は勉強をするかも知れませんが、本人の頭の中はゲームでいっぱいなので、勉強は適当になってしまいます。
お小遣いで釣っても同じです。お小遣い欲しさの一時的なモチベーションで勉強をさせても、お小遣いをもらったら(目標を達成したら)終わりです。
一方で本人が必要性を感じて勉強を始めるのであれば、二時間という同じ勉強時間でも質が全く違います。どんどん知識を吸収していきます。
自然と湧き出てきたモチベーションを保つことは難しくありません。
無理やりモチベーションを上げるのではなく、目標と合致させることがポイントです。
何のためのオシャレか?
オシャレに限ったことではありませんが、モチベーションが上がらないという状態の方は、モチベーションを上げる方法に囚われるのではなく、
「何のためにオシャレをするのか?」
を今一度、よく自己観察してみてください。
「女性にモテるため」だけに5万円の洋服を購入するのであれば、その5万円でキャバクラにでもいった方が確実に女性にモテます。そっちの方が結果はすぐに得られます。
「女性にモテるため」が悪いということではなく、より深く掘り下げてみてください。目標を明確にしてみてください。
- 女性とエッチがしたいのか
- 職場の女性にモテたいのか
- 多くの女性にモテたいのか
- 結婚相手を見つけたいのか
- 意中の女性を振り向かせたいのか
他にも色々あるとは思いますが、深く掘り下げて目標を明確にすればするほど、同じ5万円という予算でもアプローチは変わってくると思います。
「女性とエッチしたい」という目的の方が、5万円の洋服を購入しても成功するとは限りません。さっさと風俗にいった方が目的が達成されます。
また「オシャレをする気が起きない」という男性は、単純にオシャレによるメリットを知らない可能性が高いです。
オシャレが目標と全く合致していないのであれば、無理にオシャレになる必要もありませんが、身だしなみを整えることや健康な身体を維持することが、目標と全く合致しないということもないと思います。
何かしらの達成したい目標とオシャレの関係のつながりが見つかると、自然とオシャレへのモチベーションが沸き上がってきます。
憧れている先輩や成功者の恰好を観察してみてください。どの分野の方でも成功されている方というのは、身なりがきちんとしてカッコいいものです。
その恰好を真似したからといって成功するわけではありませんが、成功している方、憧れている方の世界を感じるということは、目指している目標の世界を肌で感じるということです。
洋服が変われば姿勢や立ち振る舞いまで変わっていきます。今まで気にしたこともなかったことに気がつくようになります。
その成功者の視点を知ることで、その恰好をする意味もわかってくるようになります。高級腕時計を身につけてみると、ベロンベロンに酔っぱらうことなど出来なくなります。
それらの様々な気づきによって行動が変化していくので、より憧れている人の世界に近づくことになります。目標がどんどん明確になっていくと、近づく速度も上がり、日々達成感が得られるのでモチベーションが保たれることになります。
まとめ 目標との関係性
子供にお小遣いを上げて無理やり勉強をさせても質の高い勉強にならないように、誰かに「オシャレをしろ!」と強要されてオシャレを楽しむことなど出来ません。モチベーションなど保てるはずがありません。
オシャレに限らず、健康や人間関係などもそうですが、目指している目標との関係性を結ぶことができれば、モチベーションは自然と沸き上がってくるものです。
「子供の将来の為に仕事を頑張る!」という目標であれば、そこに健康維持という関係性を結ぶのは難しくありません。飲んだくれて不潔な父親が、子供の将来の為になるわけがないので、オシャレや身だしなみを整えることも当たり前になっていきます。
これらの為に、わざわざモチベーションを上げる必要など全くありません。目標と合致している行為であれば、それらの行為へのモチベーションは自然と保たれます。
一方で目標が曖昧なままだと、取りあえず給料さえ入れているのだからと、それ以外は自由に遊びほうけてしまいます。二日酔いでうなだれている姿を平気で子供の前にさらしてしまいます。健康診断の数値も無視してしまいます。
誰でも何かしらの目標があるものですが、その目標が曖昧なままだと関係性を結ぶことができません。
モチベーションが沸かないという方は、改めてしっかりと目標を見つめてください。一時的に無理やりモチベーションを上げても効果は長続きしません。
目標が明確になればなるほど、その目標達成の為の手段がたくさん見つかり、その手段を行う為のモチベーションが自然と沸き上がってくると思います。
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