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オシャレのレベルを高めることだけが良いとは限らない

オシャレのレベル

そもそもオシャレな人、洋服が似合う人というものを数値化することは出来ないので、オシャレに明確なレベルというものはありません。

全く同じファッションアイテムを身につけていても、誰もが似合うとは限りません。体型や容姿は人それぞれですし、年代や髪型、さらにはそのファッションアイテムを身につけていく場所、環境などによっても評価基準が違います。

普段はビシッとスーツを着こなせる方でも、お葬式のような席ではカッコよく決め過ぎない方が、その場に適しているといえます。

要はTPOの使い分けなのですが、ファッションのレベルを上げることばかりを追い求めてしまうと、日常生活でも不釣り合いなファションを選択してしまうようになってしまいます。

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ファッション雑誌という異世界

オシャレが好きな方の多くがファッション雑誌に目を通していると思いますが、そもそもファッション雑誌の中の世界は、一般人がよく出くわすシチュエーションとは限りません。

女性のファッション雑誌であれば年代やシチュエーション別に、細かなジャンルの棲み分けがありますが、男性のファッション雑誌だと曖昧になる傾向があります。

たとえ雑誌のモデルさんのようにオシャレに着こなせたとしても、日常生活と合致するとは限りません。

レベルの高さゆえに

ちなみに私が住んでいる北海道の中都市のサラリーマンは、いわゆる最先端のオシャレなスーツを身につけている方は少数派です。

その中に東京からオシャレのレベルの高いサラリーマンが訪れると、かなり浮くことになります。

スーツがビシッと決まっているぐらいならオシャレなのですが、そこに左右非対称のオシャレカットや奇抜な眼鏡、ヒゲ、ラフなファッションなどが合わさると完全に浮いてしまいます。

その方のお仕事がオシャレであることが有利に働くのであれば、オシャレのレベルの高さは武器になりますが、伝統や信頼性が求められるお仕事であれば、オシャレのレベルの高さが弱みになってしまうことがあります。

もちろん仕事の内容が一番大切なのは間違いありませんが、内容が似たり寄ったりで並んでいる場合、その方の話し方や見た目の印象が結果を左右することは珍しいことではありません。

そもそもずば抜けた製品や企画というものは、早々あるものではありません。だからこそ、その営業マンから無意識に伝わってくる様々な情報(見た目、話し方、清潔感など)が決め手になるものです。

圧倒的な製品や企画であれば、奇抜なファッションも天才肌だからと受け手ってもらえることもありますが、似たような製品や企画が並ぶことが多いのではないでしょうか。

オシャレな地域の現実

先日、オシャレ好きの知り合いがイタリア旅行から帰ってきました。その方の飲みに行くことになり、イタリア旅行の感想を聞くと、開口一番

「ガッカリした!全然オシャレじゃない!」

と嘆いていました。その方が言うには、テレビや雑誌に出てくるようなイタリア人を見かけることがほとんどなかったそうです。東京の南青山の人の方がずっとオシャレなんだそうです。

「観光地ばかりを巡っていたからじゃない?」

と聞くと強く否定されました。観光地から外れた街も訪れてみたそうですが、腹の出たおじさんばかりでだらしがなく、日本のおじさんのオシャレのレベルと大差がなかったそうです。

考えてみれば当たり前のことかも知れませんが、そもそもテレビや雑誌で紹介されるような人は特別だから取り上げられます。

私のように地方に住んでいると、渋谷にはヤマンバギャルがわんさかいるような印象を受けますが、実際に渋谷を訪れてみても見かけることはありませんでした。そのような方が集まっているクラブにでも行けばいるのでしょうが、渋谷の街を闊歩する人の中から見つけ出すのは簡単ではありません。

もちろんイタリア人男性の中には、オシャレのレベルが高い方もいるのでしょうが、それが一般的ではないのだと思います。

それこそ南青山の高級そうなお店に行けば、ファッション雑誌そのままのようなカッコイイ男性がいるのだとは思いますが、それが一般的というわけではありません。

ファッション雑誌で紹介されている世界の多くが、現実離れした世界です。

そのようなレベルのオシャレが悪いということではありませんが、そのレベルだけを追い求めてしまっても、大抵の方は周囲から浮くことになってしまいます。

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まとめ コントロール

ファッションセンスの良い方というのは、オシャレのレベルが高いということだけではありません。むしろオシャレのレベルを適材適所に合わせてコントロール出来る方がセンスの良い方です。

初めて訪れる営業先に合わせて、オシャレをコントロールするのは簡単ではありませんが、弱みになってしまう可能性があるようなオシャレは、やはり避けた方が無難です。

初めて恋人の実家を訪ねる時をイメージするとわかりやすいと思います。極端にオシャレのレベルを高めようとはしないのではないでしょうか。

相手のご両親がファッション業界の方であれば別かも知れませんが、一般的にはオシャレのレベルをほどほどに抑えて誠実感を意識すると思います。

もちろんクラブや南青山のオシャレなカフェに行くのであれば、その場に適したオシャレのレベルにコントロールして楽しんでください。

コントロールはコスプレパーティーのように考えるとわかりやすくなります。その場では最高に適して楽しめるオシャレですが、日常に持ち込むべきではありません。

オシャレのレベルを高めるというと、最先端の流行のファッションを身につけることだと考えている方もいますが、決してそうではありません。

オシャレのレベルを数値化して例えると、南青山(自分の好きな場)ではレベル5を目指していいですが、普段はレベル4に抑えるようなことです。

ファッションにそれほど興味のない周囲のレベルが3だった場合、少しだけオシャレよりに写るようにコントロールできるとレベル4は武器になります。

レベル5にまで高めてしまうと、周囲の理解が得られずに弱みになってしまうかも知れません。

特別なファッションアイテムを身につけるというよりも、一般的なファッションアイテムを丁寧に身につけてコントロールしてほしいと思います。

学校や会社の制服でもオシャレに見える人というのは、まさにこの丁寧な着こなしが出来ているからです。

きちんとしたサイズ合わせや洋服のお手入れ、日頃の動作(生地を傷めない)、姿勢などを意識することで、周囲と同じファッションアイテムでもオシャレのレベルを高めることが可能です。

高級腕時計を身につけたからといって、オシャレのレベルが高まるわけではありません。その高級腕時計が活きる場がなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。

宝が活きないどころか、腐敗臭(その場にふさわしくない浮いた印象)まで漂わせてしまうこともあるので、オシャレのレベルを高めることだけに囚われないでください。あくまでもコントロールするということです。

初対面だからレベル3.6、打ち解けてきたからレベル4.0のように、微妙なさじ加減でコントロールできるようになってほしいと思います。

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