薄毛に対する考え方についての重要性を理解しよう

薄毛対策

考え方による身体への影響力

ビジネス書では「思考は現実化する」「引き寄せの法則」など、考え方によって現実が変わる(見え方が変わる)方法が紹介されていますが、考え方次第で身体へ影響を与えることは珍しいことではありません。これは薄毛に対しても同様のことが当てはまります。

まずは考え方が身体へ影響を与えることを体験してみることが一番なので、取りあえずあなたが「大好きな女性の裸」でも思い浮かべてみてください。

憧れの女性でも職場の女性でもアイドルでも構いません。

あなたの名前を呼びながら誘惑してくる、魅力的な女性の姿をリアルに想像してください。

頭の中で詳細にイメージすればするほど、あなたの身体に影響が生まれていることに気がつくと思います。

嬉しい気持ちになって顔がにやけたり、興奮して血圧が上がったり、さらに下腹部へ血流が流れて大きくなっているかも知れません。

夢の中ならさらに臨場感たっぷりにイメージできるので(コントロールは難しいですが)、下腹部に触れることなく達してしまうことすらあるわけです。

他にもホラー映画を見て手に汗をかいたり、背筋がぞーっとすることがありますが、その映画のシーンを後から詳細に思い出しても、同じような生体反応があらわれることがあります。

感動した映画の主題歌がラジオで流れてくると、その映画の感動が頭の中で蘇ってきて、涙を流してしまうことだってあるわけです。

これらのように考え方によって生体反応があらわることは珍しい事ではありません。大嫌いな奴を思い浮かべるだけで血圧が上がってしまう中年男性はたくさんいるはずです。

なぜにこのような反応が出るかというと、その場の環境に身体が適応しようとしたからです。本来であれば目の前で起きている現象にだけ働くのですが、人間は頭の中で想像した事にもリアリティを感じる事が出来るので、リアルのイメージできるほどに生体反応があらわれます。

文章だけの小説より、漫画の方がリアリティが高いですし、さらに映画となると視覚情報や聴覚情報も加わるので、よりリアリティを感じて生体反応が出やすくなります。

3D映画だと映像が浮き出てよりリアリティが増しますし、VRといったものも同様です。

最近の映画だと4Dといったものまであり、シートが揺れたり風が吹いて皮膚感覚に訴えてきたり、香りで嗅覚にまでリアリティをもたせる手法が取りいれられています。

架空の映画の事だと頭では理解していても、リアリティが高いと絶叫してしまうほどに生体反応があらわれる事があるわけです。

ちなみに私は幼少の頃に蛾の大群に襲われて全身に蕁麻疹が出たことがあります。泣きながら家に帰ると母親が、「蛾の鱗粉を落とせば大丈夫!」と言ってくれ、お風呂で水をかけてもらうとスーッと全身の蕁麻疹がなくなりました。

蛾の鱗粉は肌が露出している顔や首や手の先にしか触れていないので、全身に蕁麻疹が出たのは恐怖感によるものだったのだと思います。

鱗粉の影響ではないズボンの中の蕁麻疹が消えたのは、母親に恐怖感を和らげてもらい、さらにそれっぽい理由を取り除く行為(水で流す)をしたことで、私の中で安心感が生まれた結果なのだと思います。

その後は蛾がトラウマになることもなく、普通に昆虫を捕まえるような少年だったのですが、それから十数年経った頃、テレビのニュースで「マイマイ蛾」が大量発生している映像が流れました。

その映像を見た途端、私の全身に蕁麻疹が出てしまいました。まだらな紫色でとても気持ち悪かったものです。さすがに成人していたので泣き出すことはなかったのですが、取りあえず昔のようにお風呂場に向かいシャワーをかけると、スーッと蕁麻疹が消えていきました。

これらのようにポジティブなイメージやネガティブなイメージが、身体へ影響を与えることは珍しいことではありません。

きっかけはテレビのニュースだったり、露出度の高い女性とすれ違ったりなど、外部からくることもありますが、何かしらのきっかけや自分の意志(イメージすること)で考え方が変わると、蕁麻疹が出たり、下腹部が膨らんだり、涙を流したりするわけです。

他にも色々あると思います。焼き鳥の匂いが漂ってきた瞬間にお腹が鳴ることもあれば、頭の中で今度の休日に食べに行きたい料理を想像するだけで唾液が出てきたりするものです。

これらのように考え方が身体へ影響するということを、まずはしっかりと理解しておいてください。薄毛対策といったものでも考え方次第で効果が引き出されたり、逆に阻害されてしまうような事があるかも知れません。

プラシーボ効果

このような考え方によって生体反応があらわれる事をいうと、「どうせプラシーボだろ」という人がいるのですが、その通りではあるのですが、安易にそのようなことを思ってしまう人は、プラシーボ効果(プラセボ)の理解が足りていません。

簡単にプラシーボ効果について説明すると、

権威のある偉そうな医者がある病気の患者に「素晴らしく効く特効薬が手に入ったよ」と偽の丸薬(小麦粉を固めただけ)を飲ませると、実際に効果が出てしまうことです。

この思い込みによる効果がバカにできないレベルなので、新薬の開発時にはプラシーボ効果を発揮させない状況(どこに効く薬か告知しない)でテストされるほどです。

なぜに思い込みだけで効果が出るのかというと、医者を心から信頼している患者の考え方が変わり、身体へ影響が出たからです。

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「この大先生がすすめてくれる薬なら間違いない」という圧倒的な安心感により、心から「これで良くなるなぁ」と思い込むことで生きる希望が増し、身体へ好影響(免疫力アップ)が出るといわれています。

ちなみに医者の存在価値も言葉も理解できない赤ちゃんには、思い込みによるプラシーボ効果は発揮されません。ですが、母親ごと巻き込めば間接的に赤ちゃんへ好影響を与えることができます。

心配そうに不安な表情をしている母親に、「プラシーボ効果を狙って赤ちゃんに偽薬を投与します」と言っても母親は不安なままですが、母親ごと丸め込んで「特効薬が手に入りました!」と言うと、母親に安心感が生まれて「○○ちゃん、もうこれで安心よ、良かったね!」と赤ちゃんに笑顔で優しく接することになり、その母親の安堵の表情が赤ちゃんにも伝わり「いつもの優しいママだ」と影響を与えることになります。

もちろん考え方だけですべての病気が治るとは言えませんが、何かしらの影響力があることは理解できたのではないでしょうか。

ただ「どうせプラシーボだろ」という考え方の人には、このプラシーボ効果が発揮されにくくなります。

疑いの気持ちがあると圧倒的な信頼感や安心感が生まれません。いかにも怪しげな医者に特効薬を飲まされてもプラシーボ効果は発揮されにくいということです。

さらにプラシーボ効果は逆側に働くこともあります。医学的な効能が認められている薬でも、患者側に疑いの気持ちがあると効果が発揮されにくくなってしまいます。これを「ノーシーボ効果」といいます。

薄毛に対する考え方

「どうせ親父もハゲているし、遺伝だから何をしても無駄だよ」という考え方をもっていると、実際に身体はそのような状況を受け入れるようになってしまいます。

たとえ身体が健康になっていったとしても、髪の毛の再生にエネルギーを注ぐのが後回しになってしまうかもしれません。

ここまで諦めきっている人は薄毛対策すらしなくなるのかも知れませんが、「親父もハゲているし、ヤバいかなぁ」といった感じで怯えていることでも、身体に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

「これで病気が治るんだ!やったー!」と心から確信することでプラシーボ効果が発揮されるように、薄毛は治るんだ!!」と強く確信することがとても重要です

確信すればするほど日常の姿勢や行動まで影響を与えることができます。自信のない人はうつむいて肩をすぼめているものですが、良いことがあって「よっしゃー!」と心が躍っている人は自然と背筋が伸びるものです。

ちょっとした考え方の違いというのは、はたから見てもわかるぐらい人体に影響を及ぼします。

ちなみに身体側から考え方に影響を与える方法もあります。それについてはこちらで詳しく紹介しているのですが、

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薄毛だからと諦めてしまったり、必要以上に怯えてしまうのではなく、「薄毛なんて身体が正常になれば治って当然だぜ!」ぐらい確信する事が重要です。

確信度が高まるほどに、姿勢や行動や立ち振る舞いにまで影響を与えることになります。すると血流の流れや内蔵の機能といったものにも好影響が生まれていきます。

「もう少し髪が伸びたらどんな髪型にしようかなぁ」と楽しく考えられるぐらいになると、身体(脳)は髪がある状態が当然なのだと判断し、その状態へ近づけようとします

これが薄毛に対する考え方でプラシーボ効果を引き出す方法です。

ちなみに育毛剤やシャンプーでもプラシーボ効果が引き出されることがあります。上手な宣伝文句や「新発見の有効成分○○配合!」のような言葉に強く惹かれると、プラシーボ効果が発揮される可能性があります。

だからこそ、どのような育毛剤やシャンプーでも、それなりに成功してしまう人がいるわけです。

もし本当に薄毛を解消できる成分が見つかっていれば、すぐにでもノーベル賞を取っているはずですが、育毛の成果が一部の人にしかあらわれないのは、その商品に対する個人の信頼感の差(確信度)とも言えます。

心から信じて納得できていると「薄毛が解消された明るい未来」を想像することが出来るようになります。頭の中で臨場感たっぷりにイメージできると、ホルモンバランスも変わって身体へ好影響を与えることになります。

確かアメリカの研究機関で男性ホルモンの分泌について調べていた事があったのですが、戦争で使われるような武器の写真を見せただけで、多くの男性の唾液の中の男性ホルモンの比率が跳ね上がったと紹介されていました。

ちょっとした考え方で瞬時に反応が出てしまうわけです。一時的にそのようなものに触れても攻撃的な男性になるとは言いませんが、日常的にそのような情報に触れていると、性格といった考え方にまで影響が出てしまうのはイメージできるのでないでしょうか。

「薄毛の原因は100%遺伝」と信じていると、親が薄毛なだけで諦めてしまうわけです。遺伝が大半なのだとしても、「俺はそうではないかも知れないし、改善する余地は絶対にある!」と確信する事で、身体レベルで正常な状態へ近づこうとするかも知れません。

だからこそ怪しげな育毛剤や育毛法でも改善してしまう人がいるのですが、前回の記事でも紹介したように、育毛剤やシャンプーのような異物(不必要な成分)が頭皮に付着することが、髪の毛にとって良いことではないので、せっかくのプラシーボ効果が出ても相殺されてしまう可能性があります。

「可もなく不可もなし」の育毛剤(水のみのような)であれば、巧な宣伝文句や高級そうなパッケージやデザインを施すことで、プラシーボ効果だけを上手く引き出せるかも知れませんが、これだと詐欺商品になってしまいます。

高価な育毛剤や巧な宣伝文句ほどプラシーボ効果を引き出す(信頼されやすい)可能性がありますが、育毛成分は置いておくとしても、ひんやり成分や香料や防腐剤などが頭皮に悪影響を与える可能性があるものです。

だからこそ、髪に悪い習慣(主にシャンプー)を避け、トータルバランスを考えながら身体を健康に導き、ポジティブに薄毛は治ると確信してください。

「これで薄毛が解消されないわけがない!」

と確信すればするほど、身体へ影響を与えることになります。これが薄毛に対する考え方の重要性という意味です。諦めていると、身体レベルでそちら側へ向かってしまいますよ。

まとめ 確信する強さ

プラシーボ効果が発揮されるメカニズムは、しっかりと理解しないと味方にすることが出来ません。中途半端な知識だとノーシーボ効果まで発揮されてしまいます。きちんと効能が認められている薬ですら、効かなくなってしまいます。

髪や頭皮に悪いことをしないで、身体を自然な状態に導いて健康になれば、薄毛が解消されるのは当然なのだと確信してください。

 

自分自身の力(生命力)を心から信じてください。

 

昔は転んですり傷ができてしまったとき、消毒液で殺菌してからガーゼで傷を覆ってばい菌が入らないようにすることが常識でしたが、現在では水で洗い流すだけの方が回復も早く、傷跡も残りにくいということがわかってきました。

消毒液で殺菌してしまうと傷を治す良い菌の活動まで弱まってしまいます。さらに体内に入り込んできた消毒液を排出するために余計な仕事まで増えてしまいます。

水でさっと異物を流すだけであれば傷口はすぐに修復に向かいます。これ以上傷口から異物が入ってこないように表面を覆い固め、その内側で皮膚を修復し終わったらカサブタとなって剥がれ落ちていきます。

傷口に消毒液を塗ると軽い火傷を起こすようなことなんだそうです。確かに雑菌を消毒することはできるのでしょうが、元気な身体であれば免疫力が勝手に修復してくれるものです。

人間の髪といったものも同じなのではないでしょうか。髪があって当然の状態に導く事で自然と豊かな頭髪へ戻る可能性が高まるのだと思います。

子供が生殖活動が出来る年代に近づくと、人間の身体はそれに相応しい状態へ変化させる為に、様々なホルモンを分泌して成長を促します。

必要以上に胃の中に食べ物が入ってくると、吐き出したり、お腹を下して排出します。内蔵で処理しきれいない栄養が入ってくると、吹き出物として無理やり皮膚から排出します。

防腐剤のような食品添加物が含まれている加工食品を食べていない発展途上国の子供たちは、成長期でも日本人のようにニキビは出来ません。昔の日本人の写真を見てもそうです。

きめ細かな泡とブラシで肌を綺麗に洗ったり、殺菌作用のある薬を塗り込む事は、ニキビケアの本質ではありません。食生活の改善こそが正しいアプローチです。

身体にあらわれた症状というのは不具合を改善する為であり、それを薬で無理やり妨げてしまうと、別のところに悪影響が出てしまいます。

血圧が高い人はそうしないと毛細血管まで十分な栄養が届けられなくなるからです。血圧が上がるリスクよりもその状態の方が危険なので、身体はそのような変化を選びます。

適度に運動を取り入れたり、偏った食生活を改善する事で血圧をあげる必要がなくなり、血圧も安定していきます。

それを無理やり薬で下げてしまうと、運動不足も食生活も変わらないので、別の箇所に不具合が出る事になり、どんどん薬の種類が増えていってしまいます。

病院経営にとっては安定的に薬を購入してくれるありがたいお客さんになりますが、当人にとっては死活問題です。

 

人間の身体は本当によくできています。

 

薄毛といったものも現在の身体に適応した結果であり、そうしなければならない理由があったのだと思います。

それについては現代科学ではまだまだ分かっていませんが、だからこそ総合的に身体の健康を取り戻す事で、頭皮の状態といったものの改善につながるのではないでしょうか。

この力を発揮させるためにも、頭皮や身体に負担をかけず、健康的な生活を心掛け、絶対に改善すると確信して、安心しながら眠れる睡眠環境を整えて回復力を高めてください。

これが薄毛を解消するための考え方です。

薄毛なんて治って当然です。だって今まで髪に悪いばかりをしながら、免疫力を下げるような生活をしていたわけですから、それらを自然に戻せば治らない方がおかしいわけです。

この考え方が正しいかどうかよりも、確信することが大切です。確信度が上がれば上がるほど、身体へ好影響が生まれます。

プラシーボ効果を軽くみないでください。バカにしてると効果が発揮されないばかりか、ノーシーボ効果によってマイナスになってしまいます。

次はここまで紹介してきた本気の薄毛対策の総括です。全体のまとめとオシャレと薄毛の関係についても紹介します。

私自身がオシャレに目覚めた事で、単純に見た目の印象が良くなっただけでなく、心身ともに健康的な男性へ近づいていけたと感じているので、薄毛に悩んでいる男性もオシャレを意識するきっかけにしてほしいと思います。

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