ハゲを笑うのではない!
ハゲている人が残念に見えてしまう理由の一つに、ハゲていることを本人が必要以上に気にしているということがあります。
それを察した周囲の人が、まるで腫れものにでも触れるように、地雷を踏まないようにと、気を使わせてしまいます。
それだけで印象が悪くなるものです。
気を使うということは、それだけエネルギーが奪われるということです。怒りっぽい上司が来ると気を使うように、周囲の人はそれだけで余計なエネルギーを消耗してしまいます。
怒りっぽい上司がいなくなると、みんながホッとして「はぁ~やっといなくなったぁ~」と気を楽にするものです。
ハゲを隠して周囲の人に気を使わせることも同じです。
本人は誰にも迷惑をかけていないつもりでも、周囲の人に気を使わせている時点で、怒りっぽい上司と同じような扱いになってしまいます。
そもそも周囲の人は他人がハゲていることを、それほど気にしていません。
ただし、ハゲを隠して気を使わせられていると、その人がいなくなった時に恰好の的になります。
「やっといなくなったよ、あのハゲ!」と。
ここを間違えないことです!
ハゲている人を見て笑ってはいません。隠そうとして隠しきれていないところを笑うのです。
街でつるっぱげの人を見かけて、
「あの人ハゲてる!ハハハハハ」
と、友達同士でクスクス笑うことなんてありません。しかしハゲを隠そうとすだれ髪やバーコードヘアなどをしていると、
「あの人の髪型見た?」
と、クスクスと笑い出すわけです。
カツラはその最たるものです。周囲の人に気を使わせない完璧なカツラであれば大丈夫でしょうが、そのためには日々の微調整、カツラのメンテナンスなど、費用も大変だと聞きます。
カツラだと毎日同じ髪型の不自然さ、肌の衰えと合わない髪質、色、バランスを取るのは相当難しいと思います。簡単にハゲを隠し通せるものではありません。
僅かでも違和感があると周囲の人は気を使うことになるので、その気疲れのはけ口として格好の笑いものになってしまいます。
ハゲを笑うのではありません、ハゲを隠していることを笑うわけです。
少し厳しい言い方になりましたが、これは私の実体験を元に気づいたことです。
ハゲを隠さない潔さをもちましょう!
ハゲを隠さない潔さ
ハゲを隠す為に髪型を絶妙にセットしたとしても、周囲の人が正面からしか見ないわけではありません。むしろ周囲の人はあらゆる角度から見るので、隠し通せるものではありません。
現在ハゲを隠している方にとって申し訳ないですが、あえてはっきり言わせていただきます。
大変残念なことに、ハゲを隠していることは、ほぼバレています。
そもそも、あなたがハゲてきたと感じて隠し始めるずっと前から、周囲の人はハゲに気づいています。
既に周囲の人がハゲを認識している状態で隠し始めるので、その隠すという行為が滑稽に見えてしまいます。
新しい職場やコミュニティであれば、カツラで上手く隠しとおすことが出来るかも知れませんが、それも長続きはしないものです。
ハゲをさらけ出す勇気
カミングアウトをするのは凄く勇気がいることですが、もの凄く楽になります。そして周囲の人も楽になります。
恥をかくのは、その時だけです。
こればかりは今まで隠していたツケがあるので、しっかりと受け止めてください。
でも安心してください。それがいつまでもネタになることはありません。
むしろ「あいつは男気があるな」と評価が変わるかも知れません。これがハゲを隠し続けていると、ずっとネタになり続けてしまいます。
一方で潔くハゲをカミングアウトするのであれば、笑われるのは一時です。
ずっと笑い者にされたくないのであれば、清潔感のある短めの髪型にイメチェンすることがおすすめです。
個人的にはスキンヘッドや短すぎる坊主はおすすめしませんが、短く刈り込んだ髪型というのは、適正にハゲをさらけ出してくれます。
ハゲを隠していると、実際のハゲ具合よりもハゲていると想像されるものです。
私にもハゲを気にして髪型のセットを頑張っていた時期があるのですが、潔く髪型を短くして開き直った時に、ある飲み会の席で後輩女子社員に、
「なんだ~○○さん(私)、もっとハゲていると思ってましたよ~」
と言われました。本人は上手く隠せているつもりでも周囲の人にはバレバレです。しかも実際のハゲ以上に想像を掻き立てているものです。
ハゲがバレないかと心配している方は、残念ながらとっくにバレています。この事実を受け止めてください。そもそもハゲは本人よりも周りが先に気づくものです。
私もたまたま実家に戻った時に、母親にハゲを指摘されたことがきっかけで気づきました。母親のような親族であれば遠慮なく指摘できるものですが、これが仕事仲間や友達となると、そうそう指摘してもらえるものではありません。
本人が自覚する頃には、とっくに周囲の人は気づいています。
ハゲを隠し通す道は非常に険しいです。手間もお金も時間もかかります。
一方でハゲをカミングアウトをする道は、本人からすると断崖絶壁に見えるかも知れませんが、周囲の人からみるとなんてことない低い壁です。転んだってかすり傷程度の高さです。
恥をかくのは一時です。
今まで平均台の上でバランスを取りながら行動していたのかも知れませんが、かすり傷一つで平均台から降りることができます。自由に動けるようになるものです。
まとめ 潔さでモテる!
私はハゲをカミングアウトしてから、薄毛の進行が落ち着いたように感じています。
ストレスがなくなったことが原因なのかはわかりませんが、精神的に凄く楽になったことは間違いありません。
そして慣れてしまえばハゲをネタに出来るようになります。周りがツッコミにくいハゲネタは、自虐ネタにすると凄く受けます。同窓会で大うけでした。
あなたが思っている以上に、カミングアウトの壁は低いです。
凄く高い壁に見えますが、そう思っているのは本人だけです。周りからは低い壁の前で必至にもがいているのが丸見えです。
ハゲネタは鉄板になります。お金をかけてきた経験談を話すと爆笑を取れます。またこの手の話は女性受けも悪くありません。
世の中にはハゲでもモテる男性はたくさんいます。お笑い芸人の斎藤さんなどは女性に大人気です。

ハゲを隠し続けることのストレスを感じている方こそ、カミングアウトという選択肢を考えて欲しいと思います。
隠さなくて良くなると本当に精神的に楽になります。その事も関係しているのか、私の薄毛は徐々に回復してきています。その経緯についてはこちらで詳しく紹介しているのですが、
無駄に育毛剤や育毛シャンプーにお金をかけることもありませんし、当たり前のこと当たり前に行うことで、髪が正常な状態に戻っていくのは当然の流れなのだと感じています。
ハゲにおびえながら隠していると、この回復サイクルにはなかなか入れないと思います。
長所と短所が表裏一体のように、考え方次第でコンプレックスを武器にすることができます。
普通の男性のマッチョより、ハゲのマッチョは女性の想像力をかきたてます。
「あの人、ハゲなのにマッチョよね」
「相当男性ホルモンが強いんじゃない?」
「ヤバい、試してみようかな~」
なんて会話が女子会でされるかも知れません。
「ハゲなのに○○」という悪口のように聞こえるかも知れませんが、普通の○○より引き立っていることになります。
- ハゲなのに笑顔が素敵
- ハゲなのに優しい
- ハゲなのに仕事ができる
これらを悪口と捉えるかどうかは、あくまでも自分次第です。
コンプレックスは考え方次第です。足かせにしないで武器にしてほしいと思います。
潔くハゲをさらけ出して、新しい自分になりましょう!結果的に周囲の人からも好かれてモテることにつながるものですよ。
前へ:薄毛を隠すために帽子をかぶるという選択肢より・・・
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