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多くの男性がファッション雑誌を観てもオシャレにならない理由

ファッション雑誌の役割

昔と比べて男性向けのファッション雑誌も多種多様になってきました、本当に素敵な洋服やコーディネートがたくさん紹介されており、参考にしている男性も多い思います。

ファッション雑誌の役割というのは主に新製品の紹介です、常に新しい情報を提供することが主な役割になります。

これはファッション雑誌に限らず、多くの雑誌に共通することです、新車情報や新曲情報など新しい情報を提供する役割があります。

外国の雑誌

一方で、必ずしもファッション雑誌の着こなしを取り入れたからといってオシャレになるとは限りません、女性に比べて男性ほどその傾向があります。

ファッション雑誌の情報を真似てもオシャレにならない男性というのは、自分のオシャレの基準を持ち合わせておらず、新しさや流行やブランドに左右されている男性のことです。

要するに洋服選びの判断基準が「自分に似合う」ではなく、「ファッション雑誌で紹介されている」になっている男性です、これは料理の情報に例えるとわかりやすくなります。

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ワイドショーの料理情報

多くの地域で夕方に放送されるワイドショーは主婦向けなので、毎日のように新しい料理が紹介されています。

毎日の献立に悩んでいる主婦にとってありがたい情報なのですが、放送する側は常に何かしら新しい要素を加える必要があります。

キッチンで調理する夫婦

今までにない食材の組み合わせや、旬の食材の新しい調理法、手間を省いた時短テクニック、意外な調味料の組み合わせなど、常に新しい新提案をしてきます、みたこともない「ズッキーニの簡単ぬか漬け」のような斬新な提案をしてきます。

多くの主婦が知っている情報、基本的な料理ばかりを紹介していては、主婦は見向きもしません、新しい情報を得る為にテレビを観ています。

だからといって多くの主婦の料理が上手だとは限りません、主婦歴40年でも料理が下手な人は珍しくありません。

「料理好き」と「料理上手」は全く違います、常に新しい料理に挑戦したり、新しい食材を取り入れる方は料理が好きだとは思いますが、必ずしも美味しい料理になるとは限りません。

一方で料理は好きではないけど、数少ないレパートリーだけは美味しく作れる方もいます。同じ料理ばかりを繰り返すことで技術が洗練されていくからです、男性でも「炒飯だけなら任せろ」という方が多いものです。

そして料理の質は食材の質だけで左右されるわけではありません、もちろん料理人のように一定の技術レベルに到達している方々であれば食材の質が重要になってきます。

一方で料理の技術が低いと食材を台無しにしてしまいます。

これは「魚を綺麗に切れない」「お肉を焦がす」のようなわかりやすい失敗のことだけではなく、目には見えない細かい技術、下準備まで含めた技術のことです。

捌かれるニシン

タマネギは切れない包丁で切ると細胞が潰れて辛みが増してしまいます、力任せに切ると涙が出やすくなります。

タマネギを切る時の包丁の位置や角度、まな板の位置に対する身体の向きなど、どれか一つでも適当だとタマネギの甘さに影響します。

最高級のA5ランクのお肉を使ってハンバーグを作っても、このような基本的な調理がおざなりだと、余計な雑味が混ざってしまいます。

「あく抜き」や「隠し包丁」や「面取り」など、細かな技術を怠ると、どんどん味は落ちてしまいます。

一流の料理人にスキはありません、食材の味を存分に引き出します。一方で料理の基本が身についていない人は、細かな技術を見落としてしまいます。

これは多くのファッション好きな男性に共通することです、料理好きが料理上手だとは限らないように、オシャレが好きな男性がオシャレだとは限りません。

ファッション雑誌で基本は学べない

ワイドショーの料理コーナーで料理の基本を学べないように、常に新しい提案をするファッション雑誌ではファッションの基本は滅多に学べません、たま特集記事がある程度です。

ファッション雑誌の役割は、常に新しい洋服、新しい情報を提供することです、基本的な知識のある男性には参考になる情報でも、基本を身につけていない男性にとっては、ワイドショーの料理コーナーの斬新な「ズッキーニの簡単ぬか漬け」のようなことです。

そもそも「ぬか漬け」を作ったこともなく、ズッキーニを調理したこともない主婦が、「お手軽ぬか漬け」を作ってもを良さを判断することなど出来ません。

一方で日頃から伝統的な「ぬか漬け」をつけている主婦にとっては、素晴らしい提案なのかも知れません、簡単な手抜き方法も新しい食材も良い刺激になってくれます、自分なりの基準があるので違いを判断することができます。

ファッション雑誌もファッションの基本、着こなしの基本を理解している人には、大いに参考になります。

ですが、ファッションが大好きな男性ですら基本を誤解していることが多いです、ファッション初心者となると目も当てられません、この理由はそもそも基本を学ぶ機会が少ないからです。

女性は小さな頃からオシャレに興味をもち、周りの男性からによる容姿のレベル認定(美人、ブスなど)をされ、そして成長期に体型の変化を経験します。

女性は自分の体型や容姿と向き合う機会が訪れます、成長期にブラジャーのサイズを何度も計測します、僅か数cmの違いによって見え方が大きく違うことを経験していきます、周りの女の子との胸の大きさの違いも意識します。

下着屋で佇む女性

一方で男性はそのような機会がありません、自分の体型と向き合うことも、他の男性の体型を意識することもありません。

社会人になってスーツやワイシャツのサイズを意識することをきっかけに、その違いに気づけた男性は自然とオシャレになっていくのですが、気づかないままの男性も凄く多いわけです。

そのような男性がある程度のお金を手にしてオシャレに興味を持つと、手っ取り早く雑誌の斬新な最新情報に食いつきます。

これは料理の基本も知らない女性が結婚して、プロ用の調理道具を購入するようなことです、毎日の手入れが必要な鍋や包丁が主婦に向いているわけがありません。

どんなに高級な包丁でも手入れを怠ればすぐに切れ味は落ちてしまいます、むしろ通販の一般的な包丁よりも切れ味は簡単に落ちます。

ファッションも凄く似ています、高級な天然素材ほどカビやダニ(虫食い)の影響を受けます、シワもつきやすいです、手入れが出来ない人が購入しても不幸になります。

また洋服を着こなす技術もないので、シルエットのバランスが悪い組み合わせや、とんでもない色の組み合わせでコーディネートしてしまいます、それを判断する基準を持ち合わせていません。

「葉巻を吸う男がダンディ」という情報を見ただけで、そのまま真似してしまうようなことです。

葉巻を吸う男性

葉巻も時と場所を選べばダンディなのかも知れませんが、タバコの代わりにどこでも吸っていては残念な印象にしかなりません。

プロの料理人は仕事場では一流の道具や手間のかかる道具を使いますが、必ずしも自宅で同じものを使うわけではありません、火力やスペースも違うので自宅のキッチンに合わせた物を使用しています。

これはモデルさんのファッションも同様です、オシャレなモデルさんが常に雑誌の斬新な最新ファッションに身を包んでいるわけではありません、様々な洋服を着た経験豊富なモデルさんほど、本当に自分に似合う洋服の色やシルエットがわかっているものです。

スペースが限られる屋台のおじさんは、たくさんの包丁を使い分けるわけではありません、質のよい使い勝手の良いモノを厳選し、あらゆる食材を調理することができます。全てのメニューに合わせて器を分けることもありません、上手く組み合わせて応用します。

オシャレになりたい男性は、ファッション雑誌の斬新な情報を真似る前に、ファッションの基本を学んでください、サイズ合わせの重要性を学んでください、姿勢による印象の違いを学んでください。

基本を学ぶ方法

ファションの基本を学ぶ方法は、当サイトの様々な情報を熟読していただくことですが(笑)、いわゆるファッション雑誌ではなく、着こなし情報の本を読むことをおすすめします。

本は最新の情報を提供するわけではないので、比較的王道の着こなし情報について紹介しています。

芸能人やモデルが自分のファッションをひけらかしているような本ではなく、より基本的な情報を紹介している本がおすすめです、奇抜なアイデア料理の本ではなく、基本的な料理の本のようなことです。

と言っても、そのような本はあまり売られていないのですが、本屋さんのファッション雑誌コーナーではなく、ビジネス書や自己啓発コーナーの中に、そのような本が埋もれていることがあります。

ファッション雑誌のような具体的なコーディネートの例が紹介されているわけではないのですが、洋服の着こなし方による印象の違いなどが詳しく紹介されているので、その違いがあることを理解するために、いくつか読んでみてほしいと思います、なるべく新しい本を選んでください。

見た目の印象というのは容姿だけで決まるものではありません、ましてや有名ブランドのロゴマークで決まるわけではありません。

姿勢や洋服の着こなしによって、大きく見た目の印象に差が出ることを先に理解してください、それから自分の体型と向き合ってください、なぜオシャレにならないのかを理解してください。

これらが理解できると、オシャレなファッション雑誌の情報も上手く取り入れられるようになります。

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まとめ 基本の重要性

洋服の着こなしでも料理でも基本はとても大切です。

自分の判断に自信がないと、他人の意見(雑誌やテレビ)やブランドの評価に頼ってしまいます。一方でしっかりと自分の基準を持って判断に自信がもてると、それらの情報に惑わされることはありません、上手に見極められるようになります。

洋服の良し悪しはのブランドのロゴで左右されるわけではありません、全く同じ洋服でも人によって似合う、似合わないがあるのは当然です。

有名ブランドのロゴは、自分で判断する基準を持ち合わせていないファッション雑誌の最新の情報に左右される人を左右することは出来ますが、多くの方はファッションに無頓着なので姿勢やシルエットによる印象の違いの影響を受けます。

ファッションに興味がない人でも、何となく似合っているかは判断できるものです、理由はわからなくても「素敵な着こなしだな」「オシャレな人だな」とは判断できます、同様に理由はわからなくとも「似合っていない」「なんとなく不潔だな」「変な格好」と判断出来るものです。

これは料理に詳しくない人でも味の良しあしを判断できるのと同じです、詳しく美味しい理由を説明できなくとも判断することは誰もができます。

むしろ余計な知識のない素人ほど情報に惑わされません、自分の判断に自信がないと「大間のマグロだから美味しい」「食べログの評価が高いから美味しい」と判断基準を他人に委ねてしまいます。

一流の料理人が調理した冷凍マグロのお刺身と、素人が適当な向きで切った大間のマグロでは、味や見た目の印象も含めて料理人が圧倒すると思います。

綺麗なお刺身のマグロ

ファッションも本当によく似ています、ブランドだけに頼っておかしなことになっている男性が非常に多いです、これはもったいないことです。

料理が上手になるのに高級食材が必要なわけではありません、料理と向き合う姿勢が料理の質を向上させます、ファッションも全く同じです、食材自慢にならないでください。

日頃から姿勢が悪いと洋服に余計なシワが出てしまいます、ズボンの裾上げが適当だと余計なシワが出てしまいます。立派な体型でも洋服のサイズが合っていないと魅力は引き出されないどころか、太ってみえてしまうこともあります。

色落ちしたジーンズ

オシャレになりたい男性は、しっかりとファッションの基本を学んでください、似合わなくなる理由を理解してください、料理の基本のように様々な減点対象を回避してください。

ファッションに興味がない人でも、何となく「似合っている、似合っていない」を判断できるのは、料理の手抜きによる雑味を感じるように、似合わなくなる箇所(ダボダボ、シワシワ、ボロボロなど)を無意識に感じ取って判断しているからです。

無意識に伝わります、ファションに詳しくない人、興味がない人にも伝わります、それぐらい見た目の印象というのは大きなものです。

だからこそ高級食材や高級ブランドによる加点を狙うよりも、雑味のような減点対象を回避してください。

特にオシャレに無頓着な男性ほど知らず知らずのうちに減点されています、高級ブランドで加点される10点よりも、手抜きによる30点の減点を回避する方が効果的です、コスパも抜群です。

その為にも、しっかりと自分の体型と向き合ってください。

思春期の女の子は、他の女の子の胸の大きさと比べて自分を知ります、自分を知ることで自分の胸の大きさに合わせたファッションを選択できるようになります。

貧乳であることを知らずに巨乳の子に似合うドレスを着てしまうと、むしろ貧乳であることが強調されてしまいます。一方で貧乳としっかりと向き合うことで、腰のくびれの位置を上げて胸の凹凸が強調されるファッションに気づくことができます。

貧乳のファッション

ファッション雑誌やモデルや芸能人も、自分と同じような体型の方を参考するようになります、自分を知ることで参考にするべき教科書が見えてきます。

男性も自分の好きなファッションではなく、自分に似合うファッションを選んでください、その方が周囲からの評価が高まります、多くの女性は当たり前のようにそうしています、理想はお姫様のようなファッションでも、そのような格好はしません。

極まれに容姿も体型も恵まれて、自分の大好きなファッションをしている有名人がいますが、そんな人はレアケースです、全く参考にならないので無視してください。

自分のこだわりだけを押し付けた料理が万人に受けることは稀です、多くの料理人は理想だけを追い求めることはできません、時代の流れや人気やコスパの制約と向き合っています。

自分と向き合うことで得られる学びは膨大です、その後の人生にずっと役立ちます。

しっかりと自分の容姿や体型と向き合い、減点対象になっている要素を回避できるようになると、そこで初めて加点も活きてきます、高級食材や高級ブランドも活きてきます。

減点だらけの不潔でだらしない人がロレックスを身につけると偽物と思われるかも知れません、一方で減点を回避した人が身につけている時計は、安物でもそれなりに見えるものです。

本当に基本は大切です、基本を身につけないことには応用も出来ません、基本的な着こなしが理解している人の「着崩し」は全体のバランスをとることができますが、適当な「着崩し」では残念な印象になります。

前衛的な画家や書道家も基本的な事は完璧にこなせるものです、全力で意識して狙って崩しています。それを素人が真似て適当に書いても芸術性のかけらもありません、狙っていないところまで崩れっぱなしになります。

前衛的な変な絵

くどいようですが、オシャレになりたい男性はファッション雑誌の最新の情報に頼る前に、改めて基本を学んでください。

何となくオシャレに見える男性が、雑誌の奇抜なファッションをしているわけではありません、なんてことない洋服でも、しっかりと体型や容姿やシチュエーションと向き合って選ぶことで似合うようになります。

何てことない豚のバラ肉も、しっかりと下味をつけて、丁寧に調理をすれば美味しい「生姜焼き」になります、分厚い高級ヒレ肉を使っても「生姜焼き」に合うとは限りません、味も染み込みにくいかも知れません。

しっかりと基本と向き合うことで、「何となくオシャレな男性」「何となく美味しい料理」に近づくことができます、何かつけ足す(加点)ことばかりを意識しないでください、まずは減点を少なくすることを意識してほしいと思います、これがオシャレな男性になるということだと思います。

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