ユニクロのセールで感じた洋服に求める機能の男女の違い!

ファッションコラム

ユニクロ35周年セール

ユニクロの35周年記念という事で大きなセールを行っており、久しぶりに行ってみると新たな発見だらけで、とても印象深い出来事となりました。

普段のセールよりもかなり安く、とんでもない込み具合でレジ待ちが長蛇の列になっていました。

当ブログでは洋服を購入する際の試着の重要性について何度も紹介してきたのですが、試着室にもたくさん人が並んでおり、今回は諦めようと思ったのですが、目玉商品のTシャツが350円があまりにもお得な価格だったので、それだけ持ってレジの列に並びました。

私はユニクロで何度もTシャツを購入しており、サイズの相性も分かっているので三枚(お一人様三枚まで)購入したのですが、初めてユニクロで購入するという人は、しっかりと試着するようにしてください。

Tシャツのような伸縮性のあるインナーであれば、多少のサイズのズレは問題になりませんが、夏場にTシャツ一枚でコーディネートしたい人は、しっかりと試着して選びましょう。

レジ待ちの列が・・・

レジ待ちの長蛇の列はユニクロの奥側にまで伸びており、そこに並びながら少しずつ前に進んでいると、普段はあまりじっくりと見ることが出来ない女性服コーナーを、自然と観察する事になりました。

流石に下着やブラトップなどのコーナーからは目を逸らしましたが、一般の女性服のポスターの文面が男性側とは随分と違う事が印象に残りました。

男性側の洋服のポスターに紹介されているのは、スタイリッシュさだったり、楽な着心地といった感じだのですが、女性用のポスターにはより具体的な特徴がありました。

例えばインナーが透けにくい生地だったり、皺にならないといったものだったり、下着の線が浮き出ないといったり、身体のシルエットを隠せるといった感じで、より洋服の機能性をアピールしている特徴がありました。

おそらくユニクロの洋服を選ぶ女性というのは、オシャレに強いこだわりがある人というよりは、洋服に機能を求めている人が多いのだと思います。

一方で男性は洋服の機能性を意識(理解)している人が少ないので、同じユニクロ内でもアピールポイントが全然違うのだと勉強になりました。

男性でも洋服の着心地や消臭といった機能であれば、意識する人もいるとは思うのですが、ファッションレベルが圧倒的に高く清潔感も意識する女性ほど、より細かな機能の違いに敏感なのかも知れません、

同じような価格帯の他のファストファッションブランドと比べて、ユニクロの洋服は圧倒的に品質(生地の質や縫製など)が高い事を、女性はよく理解しているのだと思います。

当サイトでは以前に試着室の男女比率について紹介した事があるのですが、

参考試着室の男女比で分かる事

ユニクロの凄さは男性よりも女性の方が、ずっと理解しているだと改めて感じる出来事となりました。面倒なだけのレジ待ちと思っていたのですが、思わぬ発見だらけで楽しいイベントとなりました。

まとめ 学びは転がっている

男性が一人で女性服コーナーをうろついてしまうと迷惑をかけてしまうので、同じ事をしろとは言いませんが、ファッションに興味を持っている男性であれば、様々な学びがあらゆるところに転がっている事に気がつけるものです。

駅員やコンビニ店員の制服でも似合っている人と、そうではない人の違いが分かるようになったり、ちょっとした歩き方や姿勢の違いでも、随分と洋服のフィット具合が変わるといった事にも気がつけるようになります。

ユニクロの35周年記念セールでも思わぬ学びがたくさんありました。

レジの列で15分ぐらい待たされた事もあり、前後の人のカゴの中の洋服もさりげなくチェックしていたのですが、多くの女性はインナーが中心であり、試着が必要な目立つアウターはあまり選んでいませんでした。

おそらく私と同じ理由で試着しなくても良い洋服を選んでいたのだと思われますが、一方で男性はズボンやジーパンなども選んでいたのが印象的でした。

アウターであればその場で試着する事も出来ますが、ユニクロのジーパンはサイズだけでなくシルエットもいくつか分けられているので、それらを試着や裾上げをする事なく選んでいたのかも知れません。

既に所有しているズボンと同じサイズで選んでいるのかも知れませんが、それでも洋服には個体差がありますし、生地が変わればフィット感も変わってきます。毎年のようにシルエットは微妙に変化していきますし、やはりそれらを試着なしで購入する事にはリスクがあります。

参考洋服にも個体差がある話

男性はそのような微差を気にしない(気がつかない?)人が多いのですが、ファッションレベルが高い女性ほど、セールとの相性が良いインナーを上手く選んでいたのだと感じました。

オシャレといっても様々な方向性があり、機能よりもデザインや流行といった要素を意識する人が多いのですが、ファッションレベルが高い女性ほど、上手くこれらを使い分けて買い物を楽しんでいるのだと思います。

最近のユニクロは様々な企業やデザイナーとコラボして、特徴的なオリジナルデザインも取り入れていますが、それらのような分かりやすい洋服というのは、ユニクロである事をアピールする事にもなってしまいます。

私はユニクロの魅力の一つとして、ユニクロだと分からない事にもあると思っているので、分かりやすいデザインのものを選ぶ事はありません。ユニクロのダウンジャケットが流行している頃にも手は出しませんでした。

おそらく多くの女性もそうなのだと思います。機能性の高いインナーを安く手に入れられる事こそユニクロの凄さであり、全身をユニクロでコーディネートする女性は多くありません。

ズボンはユニクロでも細かくサイズが分けられており、股上の深さやシルエットといった要素にも選択肢があるので、きちんと試着しながら向き合う事でスッキリとフィットしたズボンを手にする事が出来ますが、

引用:https://www.uniqlo.com/jp/news/topics/2018022001/

目線に入りやすい(目立ちやすい)アウターとなると、ここまで細かくサイズが分けられておらず、お店で袖丈を詰める事も出来ないので、たまたまサイズが合う人でないと似合いません。

ユニクロでもネットでオーダーメードの要素を取り入れたシャツが販売されているように、

オーダーメイド感覚で選ぶ、シャツ

既製品のサイズがそのままフィットする男性は多くありません。適当に選んでしまうと残念な着こなしになってしまうものです。

もちろんユニクロの既製服のサイズと相性が良い男性であれば、抜群にフィットする可能性もありますが、そのような運の良い体型の持ち主が多くないという事です。

女性は胸の大きさの問題もあって上着のサイズやシルエットの違いに敏感なのかも知れませんが、多くの男性は適当に大きめのサイズを選んでしまうので、スマートに着こなせる人が少ないものです。

ユニクロが良いとか悪いという話ではなく、きちんと自分の体型と向き合いながら選ぶ事が大切なので、ブランド名だけで洋服を選ぶような事は避けた方が良いかと思います。

多くの女性がそれを自然と行っている事が、今回のユニクロの35周年セールでよく分かったというお話でした。

セールでお得だからと適当に洋服を購入するのではなく、しっかりと試着をしてフィット感や相性を確かめながら洋服を選んでください。その経験を積み重ねていく事で、ファッションレベルが上がっていきますよ。

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