衣類の加齢臭を除去するには洗剤の選び方が重要!
洗濯洗剤の進化
今回は加齢臭を落とすのに適した洗剤を紹介するのですが、はっきり言って洗濯洗剤に正解はありません。
各社努力して製品開発をしていますし、半年も経てば新商品が発売されます。
少し前までは液体洗剤よりも粉末洗剤のほうが汚れが落ちると言われていたのですが、液体洗剤の進化も凄まじく、必ずしも粉末洗剤のほうが優れているとはいえなくなってきました。
洗濯洗剤に正解はありませんが、基本的に洗浄力の強さを謳っている高価格帯の新商品の洗剤を選ぶことがおすすめです。
高価格帯の洗剤といってもCMで紹介しているような一般的なメーカーの洗剤のことです。数百円で売られているので安心してください。
もちろん加齢臭を落とすことに特化した専用洗剤も売られているので、旦那さんの加齢臭が気になってたまらないような奥さんは、そのような加齢臭専用の洗剤を使用するも良いかと思います。
一方で一般的に売られている洗濯洗剤の中には、加齢臭の元になる頑固な皮脂汚れを落とすためには、避けた方がいいと思われる洗剤があります。安易にこのような洗剤を選んで加齢臭や体臭を衣類に残してしまうともったいないので、意識してほしいと思います。
流行りの洗剤の特徴
基本的にコンパクトですすぎ一回のタイプの洗剤は、洗浄力が低いとされています。
主婦が買い物して持ち運ぶ際に負担にならないように、軽くコンパクトな設計になっています。さらに水道代節約のためにすすぎ一回になるように開発されています。
これらの特徴は主婦にとってはありがたい事なのかも知れませんが、洗剤に求められる洗浄力といった機能面で若干劣る傾向があります。
商品開発のスタート地点がそこなので、すすぎやすさやコンパクトさがメインであり、それらの機能が損なわない程度に洗浄力をあげていくという開発順番になります。
一方で高価格帯の洗濯洗剤は洗浄力を第一に開発されています。そこから他の要素も取り入れているので、コンパクト洗剤に比べて洗浄力が高い傾向があります。
大衆セダンのカローラをスポーツモデルにさせるのと、本格的なスポーツカーでは開発段階、基本設計からして全く違うのと同じようなことです。
同じような理由でジェルボールタイプのお手軽な洗剤も、洗浄力という意味では落ちると考えられます。一般的な柔軟剤は洗濯を終えてすすぎのタイミングで洗濯機が投入するように設計されているのですが、この理由は柔軟剤の保護膜が洗浄成分とバッティングするからです。
もちろん専用設計されているので、それらの事も考えられているとは思いますが、やはり若干は洗浄力が犠牲になっているので、加齢臭が気になるような人は避けた方が良いかと思います。
洗剤の性能は日々進化していくので、これといった正解があるわけではないので、その時々の新商品を試していくのがコスパ的にも良いのではないでしょうか。
もちろん家族や子供が多い家庭であれば、洗濯の回数が多いのでジェルボールのような使い勝手のいい洗剤が便利です。
皮脂汚れは放置される時間が長いほど頑固になっていく傾向があるので、毎日洗濯をする家庭であれば、必ずしも洗浄力の高い洗剤でなくても十分かも知れません。
衣類に染み込んだ加齢臭が気になる場合は、この洗濯の頻度と高品質な洗剤を意識してください。周囲に一度ぐらいしか洗濯をしないのに、洗浄力の低い洗剤を選んでしまうと、衣類に皮脂汚れが残ってイヤな匂いの原因となってしまいます。
柔軟剤の選び方
柔軟剤の中にも加齢臭を防ぐのに効果的だと言われているものがあります。
ダウニーのような香りの強い柔軟剤は加齢臭対策として向いているとは思いませんが、最近では加齢臭や男性特有の匂いを抑えるように開発されている柔軟剤もあります。
ろくにトイレ掃除をしないで芳香剤だけでごまかせないように、しっかりと洗濯をしたうえで消臭効果のある柔軟剤を組み合わせるのがポイントです。
そして柔軟剤は適量を守ることも大切です。入れ過ぎると次回の洗濯で汚れが落ちにくくなることもあるので気をつけてください。
他にも消臭効果を謳っている柔軟剤があり、これらも最新の物ほど効果が高いと考えられるので意識してみてください。ただし、加齢臭を防ぐためには香りでごまかすタイプは避ける事です。
これらの柔軟剤が加齢臭の元となる皮脂汚れを落とすわけではないので、過剰な期待を出来ませんが、なるべくなら加齢臭と相性の良い消臭タイプを選びましょう。
洗えない衣類の加齢臭対策
一方で頻繁に洗濯出来ないスーツやジャケット、コートなどの加齢臭対策としては、やはり季節ごとのクリーニングしかありません。
加齢臭対策として日常に行えることと言えば、アイロンの蒸気を当てる方法があります。
アイロンの蒸気も衣類に染みついた匂いを落とすには一定の効果がありますが、加齢臭よりもタバコや焼肉の匂いを落とすのに適しています。過度な期待はしないでください。
他に出来ることは洋服ブラシで余計なホコリを落とすことです。衣類にホコリや汚れが溜まっていると、ダニの温床になり、皮脂を食い散らかしてしまい、生地を傷めることにもなります(高級な天然の生地ほど危ない)。
ファブリーズのような消臭剤でも効果がないとは言いませんが、染み付いてしまった皮脂汚れが無くなるわけではないので、それらに頼り切っても根本的な解決にはなりません。
やはり最も大切なのは、洗濯できない衣類に加齢臭の元となる皮脂汚れがうつらないように気をつけることです。肌着やシャツのように皮脂汚れが付着しやすい衣類を、日頃から徹底的に洗濯して汚れを残さない事が大事です。
まとめ 洗濯のテクニック
衣類に染みこんだ皮脂汚れを落とすには、徹底的に洗濯をするしかありません。
- 水温
- 付き置き洗い
- 衣類の裏返し
- 洗剤、柔軟剤
これらを意識して徹底的に洗濯してほしいと思います。
また皮脂汚れは時間の経過と共に落ちにくくなります。一週間分まとめて洗濯するより、週二回の方が落ちやすくなります。
まとめて洗濯した方が水道代や電気代の節約になるかも知れませんが、普通の洗濯機であれば少量の洗濯コースが設定できるものなので、あまり期間を開けないように意識してください。
特に肌に直接触れるシャツや肌着の洗濯がポイントになります。ここで皮脂汚れを断ち切れば他の衣類にうつすことを防ぐことが出来るので、肌着や下着といった衣類だけでもこまめに洗濯するようにしましょう。
安価な肌着や下着のような衣類だからこそ、遠慮なくガンガン洗濯することが出来ます。
また枕カバーやシーツなどの洗濯も忘れないでください。特に枕カバーは同じものを数枚用意して頻繁に洗濯してください。
せっかく加齢臭専用の石鹸で身体を洗っても、衣類に加齢臭が染みこんでいれば元も子もありません。加齢臭対策は総合的に対処する必要があるので、何か一つの対策だけで安心しないでください。
次は加齢臭を抑えるのに効果的な消臭スプレー、デオドラントスプレーについて紹介します。これらの効果はあくまでも一時的なものですが、時と場合によって強い味方になってくれるので上手く取り入れてみてください。
次は:消臭スプレーで加齢臭対策!即効性は一番、持続性は・・・
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