かまいたち山内のオシャレは反面教師として参考になる!

芸能人

お笑い芸人かまいたち山内さんのオシャレ

少し前にテレビ番組の企画でお笑い芸人のファッションをチェックするといったものを見かけたのですが、そこに出演していた「かまいたち」の山内さんのオシャレが凄く印象に残りました。

山内さんはオシャレが大好きなようで、インスタでも笑いなしでファッションを紹介しています。

 

この投稿をInstagramで見る

 

山内健司さん(@sneakerkenji0117)がシェアした投稿

当ブログでは以前に、別の番組の企画で「スニーカーが大好き芸人」について紹介した事があるのですが、

参考スニーカー大好き芸人を見て感じたこと

山内さんはそちらにも出演しており、オシャレ好きな芸人さんとしてのポジションを確立しているようでした。

ただ私が印象に残ったというのは、「典型的なオシャレ好きの人の特徴」と一致していたところです。

オシャレに目覚めた人が通る道

山内さんのオシャレというのは、「大人になってからオシャレに目覚めた男性が通る初めの道」を見事に通っていました。

私自身もその道を通ってきたのですが、洋服が似合う事の意味や基準を持ち合わせていないので、価格やブランド名で選んでしまいます。

このような男性の特徴として、やたらと価格を覚えている傾向があります。

批判や指摘をされた時の反論が、「○万円もしたんですよ!」や「○○(有名ブランド名)のですよ!」といった感じで、基準が価格やブランドだけしかありません。

やたらとブランドロゴが目立つデザインばかりを選んでおり、いかにも成金ファッションといった感じの残念な印象になってしまっていました。

数年前のネットニュースで見かけたのですが、中国では偽物のブランド物が多く出回っている事もあり、新品のサングラスのレンズに張ってあるシールを、あえて剥がさないで使用するのが流行っていました。

他にも中国にも出店しているヨーロッパのブランド物なのに、あえて日本で購入してレシートを正規品の証明としてアピールしていました。

これらのようにその物の本質を理解していないと、本末転倒な事をしでかしてしまいます。

有名ブランの正規品だからカッコいいのではなく、あくまでも自分に合うものが良いだけであり、せっかくの高級ブランドの物でもシールを貼ったままのサングラスだと、新車のシートにかぶせてある透明なビニールを付けたまま乗っている車のような貧乏くささが漂ってしまいます。

これは料理を始めた旦那さんに対する奥様の怒りに似ているかも知れません。休日に豪華な食材で料理をつくり、子供に「ママの料理よりも美味しいでしょ」と自慢するような感じです。

家計を預かるママは食費との兼ね合いや栄養バランスの事も考え、片付けの手間や効率といった事も考慮して料理していますが、それらをあっさりと無視して料理をつくって自慢げにしている旦那さんに、心底あきれてしまいます。

軽く炙って塩を振るだけで美味しい高級肉を、タレの味にしかならない生姜焼きにされると、掛ける言葉も見つからないほど悲しくなるものです。

料理上手の主婦も脂身の多い安いお肉を活かす為に、あえて生姜焼きにするような事はありますが、高級肉を生姜焼きにするような事はしません。オシャレなカフェ飯の生姜焼きなども無駄に分厚いロース肉を使っていたりしますが、生姜焼きは脂身の多い安い豚肉をサッパリとさせるに適している調理法であり、分厚いロース肉には別の調理法の方が良さを引き出せます。

有名ブランドのロゴ丸出しのファッションや洋服の価格を持ちだされると、日頃からオシャレに向き合ってきた人からすると、「はいはい、そうですか」といった感じにしかなりません。

テレビ番組のファッションチェックの企画だと、ボロクソに指摘して笑いに変える事ができますが、実社会では相手にされないファッションです。

参考職務質問されるファッションの特徴

彼女や奥さんが指摘してくれれば良いのですが、ワンマンタイプの男性だと誰からも指摘されずに我が道を突き進み、誰からも評価されない残念なファッションになってしまいます。

私自身も全く同じ道を歩んでいた経験があるので偉そうな事は言えないのですが、たまたま私はそれほど予算を掛けずともオシャレな評価を受けている男性が身近にいた事もあり、その人を参考にして事で学ぶ事ができました。

ただオシャレに興味を持つ前の段階では、その男性がオシャレだという事にすら気がついていなかったので、そういう意味ではファッション初心者が辿る道筋が必ずしも悪いわけではありません。少なくてもスタートラインには立っています。

休日に予算度外視で料理をつくって悦に入っている旦那さんでも、奥さんが入院でもして毎日料理を作るようになれば、イヤでも現実と向き合う事になります。よほどの金持ちなら効率やコスパなど無視し続けるのかも知れませんが、多くの一般男性は軌道修正できるようになります。

お金に余裕がない若い頃にファッションに目覚めると、予算との兼ね合いで細かな違いにも目を向けるようになるのですが、中年になってからファッションに目覚めてしまうと、軌道修正までに時間が掛かってしまうものです。

そういう意味でも「かまいたち」の山内さんのファッションは、反面教師として多くの男性の参考になるのではないでしょうか。

典型的なファッション初心者の男性の失敗例が学べるので、ぜひ注目してみてください。

まとめ プロの芸人の凄さ

当ブログでは以前にお笑い芸人達のファッションについて紹介した事があるのですが、

参考芸人の衣装に対するプロ意識!

真剣にお笑いに向き合っている人達ほど、衣装選びにも抜かりがないものです。大事な漫才やコントを邪魔するようなファッションは選びません。

おそらく「かまいたち」の山内さんも、ファッションチェックで突っ込まれるような洋服やスニーカーを、あえて選んでいたのだと思います。

インスタをみるとシンプルな着こなしもしていましたし、

 

この投稿をInstagramで見る

 

山内健司さん(@sneakerkenji0117)がシェアした投稿

数々のお笑いタイトルを獲得している「かまいたち」に、この辺のバランス感覚がないとは思えません。

お笑い芸人は一般の人よりもずっと普通や平均といったものに敏感だからこそ、絶妙に笑える範囲でズラす事ができます。ただただ奇抜な事をするのであれば裸にネクタイでもすれば良いだけです。

一発屋芸人の中にはそのような人もいますが、長く活躍しているお笑い芸人というのは、しっかりと求められている役割を理解し、適格に応える事ができるのではないでしょうか。

「ノンスタイル」の井上さんがキザな男性の典型的なファッションをするように、「かまいたち」の山内さんもあえて笑える範囲のダサさを演出しているのかも知れません。

本当にダサい人というのはシンプルな洋服をだらしなく着ています。感心がないので細かくサイズを合わせるような事もなく、清潔感も失われて浮浪者のようなファッションになってしまいます。

清潔感を意識している男性だと、買い替えサイクルを早めて最低ラインは下回らないのですが、それでも適当に選んでいるようではフィットした洋服など選べるわけもないので、オシャレな印象に映る事もありません。

稀にオシャレに無頓着な男性でも市販の洋服のサイズと体型の相性がバッチリで、物凄く似合ってしまうケースもあるのですが、モデル体型のイケメンぐらいしか当てはまらないので、一般の男性はきちんと洋服と向き合う事でしか、オシャレになる事はできません。

しっかりとズボンの丈を調節したり、肩幅や袖丈が合うブランドのシャツを探したり、洗濯のようなメンテナンスを気をつけたり、姿勢や所作といった要素を改めたり、髪型や眉毛や爪切りといった細かな清潔感と向き合う事で、細かな粗が目立たなくなり、「悪くはないかな」といったレベルに到達できます。

その段階の人がワンポイントでこだわりを取り入れるのであれば、個性やオシャレとして受け入れてもらえる可能性があります。

そのような基本的な事をすっ飛ばして有名ブランドのロゴに頼ってしまうと、味が染み込んでいない分厚くて硬い肉の生姜焼きのような残念な事になってしまいます。本物のブランド物でもまるでサイズが合っていなくてコーディネートも無茶苦茶でメンテナンスも適当だと、偽物にすら見えてしまうかも知れません。

どうしても分厚い肉の生姜焼きにこだわりたいのであれば、隠し包丁を入れるなり、焼く前にタレに付け込む時間を長くするなり、時間をかけて弱火で焼いて硬くならないようにするなどの工夫をする必要があります。

このような基本的な事と向き合わないと、「じゃあ、もっと分厚くしようか」といった感じで、どんどん本質から逸れていってしまいます。オシャレ好きな人のファッションも、「もっと、もっと」と足し算のし過ぎでおかしな事になっているものです。

一方でオシャレな印象に映る人というの「引き算」をします。余計な事をしないで素材の味(自分の体型や特徴)を活かし、最後に微調整でスパイスで味を調える(自分のデメリットを隠す)ような事をします。

オシャレの本質を理解していない人ほど、そのスパイスばかりに注目して色々取り入れて訳の分からない味になってしまいます。オシャレな人にとっての隠し味を平気で全面に押し出してしまいます。

趣味仲間の集まりでその趣味に関するファッションを取り入れるのは構いませんが、様々な人と接する場で個性を主張してしまうのは、駅前の立ち食いそば屋で伊勢海老の天ぷらを出すような事であり、誰にも求められていません。

伊勢海老の天ぷらが悪いという事ではなく、きちんとした天ぷら屋さんで揚げたてのもの頂くのであれば、最高に美味しい料理ですが、時間が経ってフニャフニャになった衣の伊勢海老を、安い汁や蕎麦に合わせるのが間違い(場違い)だという事です。不味くはないのかも知れませんが、そこに何千円も支払う価値を感じる人は滅多にいません。

脱サラしてろくに修行もしないでラーメン屋を開くと、ほとんどの店が数年で消えていくように、個性や奇抜な事というのは一部の天才をのぞいて通用しません。

自分の好きなファッションをするのは自由ですが、何の為にオシャレをするのかと考えると、多くの人は周囲の人から評価されたいからではないでしょうか。

金持ちの道楽でラーメン屋を開くのであれば、採算度外視の自己満足なラーメンでも良いのかも知れませんが、多くのお客さんに喜んでもらう為にラーメンを作るのであれば、自分よがりな基準だけでは通用しません。

自宅の中で好きなファッションやラーメンを作っても誰の迷惑にもなりませんが、職場や友達の前で自分よがりなファッションをしてしまうと、結果的に自分の評価を下げる事になってしまいます。

何の為にオシャレをするのかと考えることで、進むべき道筋といったものが見えてくるので、よくよく考えてみてください。

「かまいたち」の山内さんのように芸人として歩む道としては、ファッションチェックで指摘されまくるオシャレは間違っていません。実際にそれでたくさんの仕事につながっているわけで、きちんと意味があります。

ただ多くの一般男性にとってはメリットがない道なので、素早く軌道修正する為にも反面教師として山内さんのファッションを参考にしてみてください。

スタイリストが用意しているファッションの方が似合っている事が多いので、その辺の差も含めて違いを見極められる眼力が磨かれると思います。

【関連記事】
オシャレな人とオシャレ好きな人との違い

おぎやはぎのファッションに脱帽!

男性ファッションはアク抜きが重要