男性が知らないスキンケアの本質!自分と向き合う貴重な機会
男性向けのスキンケア
そもそもスキンケアとは、肌を正常な状態に取り戻すことを目的とした行為のことをさします。
美容液で栄養を補充したり、油分で肌の乾燥を防ぐことなどが当てはまります。
最近では男性向けのスキンケア商品が増えてきました。オシャレに敏感な若い世代の男性にとっては、スキンケアは常識になってきています。
もう一度いいます。スキンケアとは肌を正常な状態に取り戻すことを目的とした行為です。
女性の化粧のように、取り繕う行為ではありません。
スキンケアの機会
日頃からお化粧をする女性は肌の状態に敏感です。体調の悪さが肌の状態に直結することを理解しています。
睡眠不足、食事のバランス、ストレス、生理など、あらゆる要素が健康(肌質)に影響を与えることを実感しています。
一方で男性はこのような機会(肌のチェック)が、圧倒的に少ない傾向があります。
毎朝くまなく鏡の前で肌の状態をチェックする男性は稀です。前日の深酒がどれだけ肌に影響を与えているのか、気がつくこともありません。
パンパンにむくんでいても、目の下にクマが出来ていても気がつきません。
多くの男性が正常な肌の状態を、そもそも理解していません。
これを意識することがスキンケアの一歩になります。
スキンケアの本質
一般的にスキンケアというと、高価な美容液や化粧水で肌の栄養を補うようなイメージがありますが、それはあくまでも対処療法です。
それだけで肌の状態が改善するわけではありません。
肌の状態が悪くなった原因と向き合うことが、本当のスキンケアになります。
女性は毎朝肌の状態と向き合うことで、前日の行動や食事の内容を振り返ります。
- チョコの食べ過ぎは危険
- 寝不足や深酒はむくむ
- コラーゲン鍋は最高!
など、相性の良しあしを判断する自分なりの基準をもっています。
あるテレビ番組で白衣を着た偉そうな方が、
「すっぽんや豚足を食べたからと言って肌が綺麗になるのは幻想です。科学的な根拠はありません」
と断言していたのですが、多くの女性はそれらで肌がプルプルになることを実感しています。自分なりの基準を持ち合わせているからです。
一方で多くの男性が自分なりの肌の基準を持ち合わせていません。自分で判断することが出来ないので、権威的な商品を盲目的に使用します。白衣を着た紳士の意見に弱い傾向があります。
自分で判断できないからです。基準がないので誰かの意見を参考にします。
本当のスキンケアとは、この自分で判断する基準を見つけることです。平均的な日本人の基準ではなく、自分の基準を持つことです。
有名なスキンケア商品を使用することだけではありません。
正しいスキンケアとは
肌が乾燥していることを自覚して、化粧水を使用するのは構いませんが、特に肌の乾燥もしていないのに、平均的な日本人の状態という情報を盲目的に信用して、化粧水を使用する必要はありません。
子供の頃は化粧水を使用する必要はありませんでした。自分の油で肌を正常な状態に保つことができたからです。
加齢に伴って肌の新陳代謝が悪くなり、自分の油の分泌が落ちるのは仕方がないことですが、だからといって化粧水だけではその時だけの改善にしかなりません。
女性のように日頃から肌の状態を意識に上げることが出来れば、日々の様々な行動が肌に影響を与えることが理解できるようになり、自分なりの肌の状態が悪くなる原因がみつかるようになります。
お酒やタバコが肌に悪いのは有名ですが、それらだって相性があります。内臓の強さは人それぞれですし、お酒の種類や銘柄との相性もあると思います。
平均的な日本人がどこにもいないように、誰にでも当てはまる健康法などありません。
スキンケアも同様です。あくまでも「あなたなりの基準」を見つけることが本当のスキンケアということです。
健康に良いからと野菜ばかりを食べて、油分が不足して肌が乾燥している方もいます。そのような方が油たっぷりの唐揚げを食べると、翌日には肌が潤う可能性があるわけです。
逆に揚げ物中心の食生活の男性が、適度に野菜を取り入れることで腸内環境が改善して、吹き出物が改善することだってあります。
それが適度な運動だったり、栄養過多だったり、栄養不足だったり、睡眠不足だったり、水分だったり、食物繊維だったり、乳酸菌だったりするわけです。
誰にでも似合う洋服がどこにもないように、誰にでも当てはまるスキンケアなどありません。
盲目的に有名なスキンケア商品を使用しているからと安心して、生活習慣を見直さないことは、本質から大きく外れるということです。
まとめ 基準の構築
以前、ファッションセンスがない男性の特徴として「自宅に大きな鏡がない」ということを紹介したことがあります。
自分の体型や容姿や髪型を無視して、ファッション雑誌の洋服を真似ても似合いません。そもそも似合っているのかどうか判断できないからです。
日頃から肌の状態を意識していない男性は、そもそも肌の状態を判断をする基準を持ち合わせていないので、正しいスキンケアが出来ません。この基準を持つことがスキンケアの第一歩です。
唇が乾燥してリップクリームを使用するのはいいのですが、唇の乾燥を防ぐ為のリップクリームと、荒れた唇の治療する為のリップクリームでは目的が違います。
盲目的なスキンケアにならないように気を付けてください。どんなに高額なスキンケア商品でも目的に合わなければ意味はありません。
特に若い男性は、そもそもスキンケアが必要なのかよく向き合ってほしいと思います。
動物に化粧水や乳液は必要ありません。シャンプーやリンスを使用しなくとも綺麗な毛並みをキープしているものです。
最も効果のあるスキンケアは健康的な身体を意識することです。これを忘れないでください。
姿勢が悪いと見た目の印象が悪くなるだけではなく、内臓の位置もズレて活動量に影響を与えます。あらゆることが肌の状態に影響を与えます。
高額なスキンケア商品で肌だけが綺麗になっても、覇気のない表情や姿勢では意味がありません。自信満々に内から湧き出るオーラ(やる気)の方が、魅力を引き上げる効果があります。
洋服を着飾ることも同じです。外見を整えることで内面の魅力(自信)を引き出すことが目的です。
肌にコンプレックスを抱えている男性が、スキンケアによって前向きになることは素晴らしいことですが、肌が綺麗になったことよりも、前向きになったことが魅力を上げるということです。
日頃から肌の状態を意識するように心がけてください。自分の肌の状態を知るだけで、様々な気づきが得られます。
吹き出物がでた時、カミソリ負けをした時、目の下のクマが出来た時、それらの原因と向き合ってください。何かしらの原因(食事、睡眠不足、ストレス等)が見つかると思います。
それらの行動が肌(健康)に影響を与えることを理解してください。それがわかると普段の行動も変わってきます。
自分の頭で油っぽい食事が原因だと理解できると、自然と背油たっぷりのラーメンがソバに変わるものです。そして実際にソバが美味しく感じられるようになります。
これは脳がリアルにイメージできるからです。その選択をしたことが自分の未来にとって心地よいことだと理解できるので、美味しいと感じられるようになります。
どこかで見た薄い情報だけだと、脳がリアルにイメージできないので、その行動に意味があると感じられず、ソバは苦手なままなわけです。
イヤイヤ健康食品を食べたり、イヤイヤ運動を続けることなど出来ません。長く続けられている方は、それらの行動や選択に気持ちよさを感じているからです。
以前に筋トレを続けるコツを紹介したことがあるのですが、
スキンケアの為の行動や選択も同じです。先に意味や目的を理解することで、楽しく継続することができるようになります。
とりあえず有名なスキンケア商品を購入したからといって安心しないでください。それらが悪いわけではありませんが、それだけでは改善したことにはなりません。
スキンケア商品の使用と並行しながら、肌が悪くなる条件を見つけてください。それらを改めることが本当のスキンケアです。
スキンケア商品を使用しない状態が理想だということを忘れないでください。いきなりスキンケア商品を辞めるのは難しいと思いますが、使用量を減らしていけるような身体を意識してください。
これはスキンケア商品を販売している側が、決して言わないことです。
ちなみに昔のシャンプーの広告は、
- せめて月に二回は!(昭和初期)
- 五日に一度はシャンプーを!(昭和40年代)
- 毎日洗ったっていいんです!(昭和50年代)
と謳っていました。一日二回の朝シャンまで言っていた時期があるほどです。使用量が増えればそれだけ売れますからね。
汗や皮脂の量、質は人それぞれなので、正しい回数を決めることは出来ません。日本人の平均など意味をなさないわけです。
これが自分なりのスキンケアの基準を見つける必要がある理由です。自分と向き合うことでしか見つけられないので、肌の状態を意識する習慣を身につけてください。
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