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見た目の重要性は誰にでも伝わるのだと感じた出来事

見た目の重要性

先日、十数年ぶりに港町に住んでいる親戚の家に泊まりました。

久しぶりということもあり、大変なもてなしをうけました。

そして夜にはその街で一番のお寿司屋さんに連れていってもらい、とても美味しいお寿司やお刺身をいただきました。

私がその事に感動して親戚に感謝を伝えると、

「そんなに美味しかったのなら、明日もっと良いところに連れていってやるよ」

と言ってくれ、次の日の朝に市場に連れていってくれました。そしてその市場の中にある鮮魚店の食堂で朝食を食べました。

「ここは昨日の○○(お寿司屋さん)に魚をおろしているんだよ。同じ魚なのに安くて上手いんだよ」

と言われました。

もちろんそこも美味しかったのですが、正直私は昨日のお寿司屋さんの方が、ずっと美味しく感じられました。

自分なりにその理由について考えてみると、見た目の重要性なんだと気がつきました。

お寿司の見た目?

その市場の食堂では、市場ならではのワイワイガヤガヤとした雰囲気があり、それはそれで良かったのですが、全く同じ魚料理でも随分と印象が違いました。

いわゆる一流の寿司職人さんがつくってくれるお刺身と、鮮魚店の店主がつくってくれるお刺身では、やはり見た目の印象が大きく違うものです。

お寿司屋さんでは寿司下駄や素敵な器に盛られますが、市場の食堂となると普通の器で提供されました。

お刺身の盛り付け方も全然違いました。お寿司屋さんでは彩りのある綺麗な盛り付けで見た目でも楽しめましたが、食堂となるとワサビが添えられているだけでした。

単純にお刺身の分厚さや量で言えば、むしろ食堂の方がボリュームがあり、お得な感じがするのですが、やはりお寿司屋さんで食べたお刺身の方が美味しく感じられました。

割り箸ひとつとっても、お寿司屋さんではそれなりに良さそうな丸みのある割り箸ですが、市場の食堂だとどこにでもある安い割り箸です。

全く同じ中身(魚)でも、やはり外見によって印象はまるで違ったものになるものです。

よく人は中身が大事だと言いますが、同じような中身の人がいるのであれば、やはり外見の良い方が喜ばれるのではないでしょうか。

これは容姿やスタイルの良さのことだけを言っているのではありません。

美味しかったホッケの刺身

そのお寿司屋さんで私が最も感動したのが「ホッケの刺身」でした。

ホッケは開きを焼いて食べるのが一般的ですが、その理由は傷むのがとても早いのだそうです。だからすぐに開いて内蔵を取り出し、干して乾燥させるのだそうです。

港町だからこそ、鮮度が良いホッケを刺身で提供することが出来るとのことで、とても美味しくいただきました。

一方で高級なマグロの刺身もいただきました。これも美味しかったのですが、翌日に市場の食堂で同じマグロの刺身を食べると、なんだか脂っぽくて美味しく感じられませんでした。

脂がのったマグロというのは、ワサビなしで食べられるようなものではありません。それを市場の食堂では分厚く切って、たくさん提供してくれました。

割り箸が滑るほどの脂がのったマグロというのは、一切れか二切れ食べれば十分です。たくさん食べられるものではありません。

お寿司屋さんもそれが分かっているからこそ、薄く切って少量を提供してくれたのだと思います。

おそらくマグロ丼を脂がのった大トロや中トロでつくっても美味しくありません。脂身の少ない赤身だからこそ、サッパリと美味しく食べられるのだと思います。

大衆魚であるホッケでも上手に活かすことで美味しさを引き出すことができますし、高級なマグロを台無しにしてしまうこともあります。

この辺のバランス感覚というのは、人の見た目、ファッションにも当てはまることです。

ファッションのバランス感覚

煌びやかに輝く宝石が散りばめられた腕時計が似合うシチュエーションなど、そうそうあるものではありません。

豪華クルーザーでの船上パーティーのような場であれば似合うのかも知れませんが、普段使いで活かせる機会など滅多にありません。

光沢のある生地のスーツも同様です。ビジネスの場では軽薄な印象にうつってしまうかも知れません。

一方でシンプルな腕時計であれば、様々なシチュエーションで違和感なく合わせやすいものです。

目立つファッションアイテムや個性の強いものというのは、必ずしも武器になるとは限りません。

以前に半沢直樹というドラマに出演していた、及川光博さんのスーツ姿を紹介したことがあるのですが、

参考及川光博のスーツが秀逸!

少しクセのあるネクタイやチーフを、絶妙なバランスで着こなしていました。

これは脂身の多いトロを、薄く切って少しだけ提供するお寿司屋さんのバランス感覚と似ています。

決して主役として目立たせようとはしていません。さりげなく控えめにアピールしています。

ビジネスの場に適しているスーツや時計に正解があるわけではありませんが、主張が強すぎると良い印象は与えられないものです。

もちろん高級腕時計がビジネスの場で活きることもあります。ビックプロジェクトの融資をお願いする立場であれば、オシャレなスーツや高級腕時計が会社の勢いを感じさせるかも知れません。

逆に返済期限の延長をお願いする立場であれば、高級腕時計が光っていると信用ならないと判断されるかも知れません。

伝統を重んじる職種と勢いをアピールするベンチャー企業では、適しているスーツや腕時計は全く違いますが、それらの違いを感じ取れないと思わぬ失敗をしてしまうかも知れません。

人の中身や仕事の中身が大事なのは間違いありませんが、見た目から伝わる情報量というのは、おろそかにするべきではありません。

これは高級なスーツや腕時計が良い、悪いということではなく、バランス感覚の事です。

大衆魚であるホッケでも上手に活かせば美味しくなるように、平凡なスーツや腕時計でもその場に適したバランス感覚を保つことが出来れば、見た目の印象は随分と良くなるものです。

まとめ 誰にでも見た目は伝わる

私が専門外である料理の見た目から様々な情報を感じ取ったように、誰でも人の見た目から様々な情報を感じ取っています。

私は美味しいリンゴの見分け方を知りませんが、スーパーでリンゴを手に取る時は、やはり自分なりに美味しそうなリンゴを自然と選びます。

誰もが過去の経験を元に、様々な情報を見た目から受け取って判断しています。

この過去の経験が人それぞ違うので、同じ見た目からでも評価が分かれることになるのですが、多くの人から嫌われない無難なファッションというのは、それだけ中身を評価してもらえることに繋がります。

 

これを忘れないでください。

 

どんなに美味しいリンゴでも見た目が悪いと手に取ってもらえません。中身を判断してもらうことすら出来ません。

逆に見た目が美味しそうなリンゴであれば、それほど糖度が高くなくても売れるものです。

以前にあるテレビ番組で様々なカレー専門店のカレーを用意し、名前を伏せて同じ器に盛って食べ比べをしていました。

すると名だたるカレー専門店を抑えて、コンビニのカレーが二位を獲得していました。

見た目による印象の差というのは、想像以上に大きいものです。

個性的なファッションや腕時計というのも同じです。一部の人からは評価されるかも知れませんが、主張の強いアイテムというのは、多くの人を敵に回す(評価されない)可能性があります。

どんなに素晴らしい中身をもっている人でも、どんなに素晴らしい仕事内容でも、見た目で違和感を感じてしまうと、きちんと中身を見てもらえなくなってしまいます

これは容姿の良しあしの事だけを言っているのではありません。ファッションや髪型や姿勢や表情などの全身から受ける印象のことです。

ちょっと怖そうな髪型やファッションでも、こだわりの強い職人さんだと有利に働くかも知れません。漁師さんがふんわりヘアーのナヨナヨした草食系だと、腕が良いようには感じられないものです。

逆に接客業の人が怖そうな雰囲気を醸し出していると、多くのお客さんが離れていってしまいます。

自分の好きなファッションや個性的なファッションというのは、職種によっては大きなマイナスに働いてしまうものです。

自宅で大好きなアニメキャラがプリントされた洋服を着るのは構いませんが、そのキャラクターグッズをビジネスの場に持ち込んでしまうと、大きなマイナスになってしまうのはイメージできると思います。

本当に大切な中身を正しく見てもらう為にも、見た目の重要性を軽視するべきではありません。誰もが自然(無意識)と見た目から様々なことを判断しているものです。

毎朝市場で魚を仕入れているお寿司屋さんであれば、お店の外見や店内の雰囲気や接客の良しあしを抜きにして、きちんとお刺身の評価(中身)を出来るかも知れませんが、専門外の人にとっては、やはり見た目の印象の方が大きいものです。

誰にでも専門分野や得意分野があると思いますが、そのような分野であれば見た目の印象を抜きにして、冷静に中身を判断できるものですが、どうしても専門外の分野だと見た目の印象に引っ張られてしまいます。

あらゆる分野に精通している人などいないので、多くの人が見た目から判断しているものです。

人気のある蕎麦屋というのは、やはり蕎麦屋らしい雰囲気を感じさせる外装や内装になっているものです。店員さんも作務衣を着ていたり、日本らしい音楽が流れているものです。

一方で一部のツウに喜ばれる蕎麦屋というのは、こじんまりとした店内でTシャツ姿の店主が、テレビでナイター中継を見ながら一人でやっていたりするものです。

単純に蕎麦の味だけを重視するのであれば、後者の方が美味しいのかも知れませんが、多くの人に喜ばれるのは、やはり前者の蕎麦屋です。

人間関係や仕事も一部の層にだけターゲットを定めているのであれば、その層に喜ばれる見た目にするのは間違いではありませんが、その層以外の人からは見た目で避けられてしまいます。

あなたにとって重要な場で活かせる見た目が、どのようなスタイルなのかを、よくよく考えてみてください。

大切な中身で勝負するためにも、見た目で弾かれてしまわぬように気をつけてください。

あなたよりも少し上手くいっている人を参考にするとわかりやすいと思います。

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