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高級ブランドに興味がないことのリスクを紹介します

高級ブランドに必要?

当サイトでは、洋服をカッコよく着こなす為には「ブランドはあまり関係ないよ」といったスタンスで紹介してきました。

これらは決して「高級ブランドがダメ」だと言っているわけではありません。

たまに誤解されるのですが、高級ブランドの洋服やアイテムが悪いとは言っていません。

より詳しく言うと、自分の体型に合わせた洋服選びが出来なかったり、TPOに合わせる知識がない人が高級ブランドに手を出しても、意味がないどころかマイナスになりますよ、という感じです。

しっかりとサイズを合わせやTPOを活かした着こなしが出来るのであれば、高級ブランドのファッションアイテムは魅力(自信)を引き出す可能性が高いです。

もちろん高級ブランド、ハイブランドの洋服やファッションアイテムを身につけていなくても、オシャレな人は世の中にはたくさんいますし、人の魅力という本質で考えると、必ずしも高級ブランドが必要なわけではありません

ですが、やはり高級ブランドには様々な役割があります。

役割というか、高級(有名)ブランドならではの効果があります。

それらをしっかりと理解した上で、高級ブランドを取り入れる必要がないと判断しているのであれば、全く問題ではないのですが、安易に「高級ブランドなんて必要ない」「高級ブランドに興味がない」と決めつけてしまうと、高級ブランドの役割を見逃してしまうことになってしまいます。

そこで今回は高級ブランド、ハイブランドの役割について紹介します。役割をしっかりと理解できれば、高級ブランドに興味がないことのリスクも回避できますよ。

高級ブランドの役割

高級ブランドの役割には大きく分けて二つあります。

まず一つ目は周囲の人からの評価基準です。

これはわかりやすいと思います。簡単に言うと周囲の人に良くも悪くも羨ましがられるという役割です。

高級ブランドの特徴として、誰もが知っていることがポイントになります。

高級ブランドは価格が高いものですが、値札をつけて歩いているわけではありません。

腕時計の世界で有名なブランドというと、ロレックスになりますが、ロレックスよりも高価な腕時計はいくらでもあります。

ですが、それらの高価なハイブランドの腕時計の知名度はロレックスよりも劣ります。

500万の腕時計を身につけていても周囲の人に気づいてもらえないと、この役割(周囲の人からの評価)を活かすことが出来ません。

フェラーリやポルシェに乗っていると多くの人に伝わりますが、アストンマーチンやマセラティと言うと、車好きにしか伝わらないようなことです。

誰もが知っている有名なロレックスのようなブランド時計であれば、中古の30万円でもこの役割を果たすことが出来ます。極端な事を言えば、良く出来た偽物でもこの役割を果たす可能性があります。

「キャバクラで女の子にチヤホヤされたい」という役割を求めてロレックスを身に着けるのであれば、偽物でも十分かも知れません。むしろ残ったお金を飲み代に使った方がモテモテになるでしょう。

これらの周囲の人からの評価を求めて高級ブランドを身につけている人にとっては、有名なブランドであることが役割を果たすポイントになります。

このようなタイプの人は、大きなブランドロゴの商品だったり、話題性のあるブランドを選ぶ傾向があります。

おそらく「高級ブランドに興味がない」という方の大半は、この役割に対して嫌悪感があるのではないでしょうか。

その考え方が間違いではありませんし、価値観は個人の自由です。

「高級ブランドに頼ってまで周囲の人からの評価を変える必要がない」と判断しているのであれば、それはそれで立派な選択肢の一つです。

ただ高級ブランドには、もう一つの役割があります。それは自己評価を上げる効果です。

自己評価の上昇

高級ブランドを身につけることで自己評価が上がる効果を、よりわかりやすく言うと「気分の高揚」です。

誰でもお気に入りの洋服を身に着けると気分の高揚するものですが、お気に入りになる基準は人それぞれです。

着心地が良い洋服だったり、好きなカラーのファッションアイテムだったり、好きな人からプレゼントされた洋服だったり、たまたま誰かに「その洋服素敵ですね」と言われたことだったり、何かしらの理由で、そのアイテムに対して気分が高揚する理由付けがされています。

大好きな彼女が初めて編み物に挑戦してプレゼントしてくれたマフラーであれば、どんなに不格好でも彼氏にとっては気分の高揚する宝物になるようなことです。

子供が初めて描いてくれた親の似顔絵というのは、親以外にとっては落書き程度の価値しかありませんが、親にとっては額縁に入れて飾りたくなるほどの価値があるようなことです。

このような価値の上乗せによって気分が高揚する効果というのは、必ずしも高級ブランドだけにあるものではありません。

このような価値の上乗せは人それぞれ基準が違うので、特定のアイテムに宿るものではありません。

ですが、高級ブランド、有名ブランドほど、この価値の上乗せ効果を上手に引き出してくれます。

むしろこの価値を提供することこそが、ブランドが有名になる理由でもあります

どんなブランドにも逸話や神話があるものです。

創業何十年といった歴史や製品への強いこだわりなど、様々な要素で商品そのものの機能以外の価値を上乗せしています。

わかりやすく言うと、「ブランドイメージ」です。

このブランドイメージが他者にも共有されていると、先に紹介した周囲の人からの評価に影響を与えますが、500万の腕時計のように周囲の人に伝われなくても、自分がそのブランドイメージに価値を感じているのであれば、気分を高揚させることができます。

オーダーメードなどがわかりやすいでしょうか。有名ブランドのロゴはついていませんが、自分の為だけに作られた製品であれば、多くの方は価値を感じるはずです。私もシャツはオーダーメードばかりです。

参考オーダーメードのシャツを試してみた

高級ブランドには、このような気分が高揚する効果を上手に引き出してくれるという役割があります。

このようなタイプの人は、これ見よがしな高級ブランド品を選ぶとは限りません。自分で理解しているだけで役割(自己評価を上げる)を果たせるので、周囲の人からの評価が上がりやすい有名ブランドを選ぶとは限りません。

周囲の人からの評価だけを求めて高級ブランド品を購入する人は、ネットで最安値を狙ったり、偽物も選択肢に入るのかも知れませんが、自己評価を上げる目的で購入する人は、正規の店で購入します。

その店の雰囲気や接客も含めて、価値を感じるからです。

高級ブランドに興味がないという人は、このようなタイプの人がいることを理解しておいてください。

わざわざ人前で「この時計500万なんだよ」と言わない人も珍しくありません。

このようなタイプの人に対して、何かしらのきっかけで高級ブランドを身につけていることを知ったからといって、前者のタイプ(周囲の人からの評価を上げる目的)とは限りません。

高級ブランドに興味がない人というのは、この役割を混同している可能性があります。これがリスクになります。

高級ブランドに興味がないリスク

例えば私は北海道出身なのですが、財布やベルトなどの革製品は北海道のブランド(ソメスサドル)を愛用しています。

ソメスサドルの革製品の品質はもちろん素晴らしいのですが、世界の名だたる高級ブランドほどの知名度も人気もありません。

製品の外観からソメスサドルとわかることもありませんし、財布なら開いた中に小さな刻印があるだけです。

ですが、私にとっては出身地のブランドということに価値を感じています。誰かに自慢したいわけではありません。

同じ北海道出身の人でも全く価値を感じない人もいますが、私にとっては他のブランドでは感じられない価値を感じています。

ネットで購入することも出来ますし、札幌のデパートや千歳空港にも出店しているのですが、私は砂川市にある本店に足を運んで購入しています。その体験も含めて価値を感じています。

他にも自立した強い女に憧れている女性であれば、ココシャネルの自伝を読むと、シャネルというブランドの価値が高まるものです。

シャネルの製品そのものは何も変化していませんが、その女性にとってのシャネルの価値観は大きく変化します。

この変化を促す為に高級ブランドの多くが、カッコいい広告を売ったり、店内を豪華にしたり、セレブに無償で提供したりします。

これらのような共感されやすいブランドイメージの構築に成功しているのが、高級ブランド(有名ブランド)の凄さです。

高級ブランドに興味がないという人でも、何かしらのお気に入りの製品があると思います。

腕時計などがわかりやすいと思いますが、時間を知るという役割、機能だけで腕時計を選んでいる人は少ないと思います。時間を知るだけならスマホで事足りる機能です。

腕時計はスマホを取り出す手間がないという機能もありますが、それだって100円ショップに売られている腕時計でも役割を果たせます。

ですが、多くの人は100円ショップの腕時計を身に着けてはいません。

高級ブランドに興味がないという人でも、何かしらの価値(可愛い、シンプル、好きな色、スマート、軽いなど)を感じた腕時計を選んでいるものです。

これらのような価値観の違いがある事を理解した上で、私には高級ブランドは必要がない(気分が高揚しない)と判断していればいいのですが、「高級ブランドに興味がない」と盲目してしまうと、この価値観の相違を見逃してしまうことになります。

これが高級ブランドに興味がないリスクです。

周囲の人に自慢したいだけで高級ブランドを身につけている人もいますが、そうではない人もいることを理解しておいてください。

自分の生まれた年や記念日と同じ年に創業したブランドや製品に価値を感じる人もいるかも知れませんし、憧れの人が身につけていたブランドということに価値を感じる人もいます。

以前に全身ピンクのファッションをしているおじさんの話を紹介したことがあるのですが、

参考セニョールピンクの過去に涙・・・

全く似合ってもいないファッションの人でも、その人にとっては最高に価値を感じているケースもあるものです。

高級ブランドに興味がないという人でも、何かしらの基準で物を選んでいるように、どこに価値を感じるかは人それぞれです。

高級ブランドに興味がないのは構いませんが、その基準だけで物事を判断してしまうと、様々な事を見落としてしまうリスクがあります。

まとめ 興味がないと必要ないは別物

「高級ブランドに興味がない」という言葉の意味をより噛み砕くと、「そのブランドに価値を感じない」ということです。

 

あくまでも価値観の違いです。

 

興味がないのは構いませんが、「高級ブランドなんて必要ない!」と決めつけてしまうと、その価値観の違いを見誤ってしまうリスクになります。

これは料理でも同じです。単純に料理の味だけで美味しさが決まるものではありません。

お店の内装や接客なども重要ですし、盛り付けや食器も美味しさを左右します。

例えば韓国の方はビビンバは混ぜれば混ぜるほど美味しくなるというのですが、だったらお店の方でグチャグチャに混ぜた状態で提供した方が美味しさが増すはずです。

ですが、それでは美味しそうには見えません。綺麗に盛り付けられた様々な具材を自分で混ぜる体験も含めて、美味しさを左右するものです。あえてざっくりとしか混ぜないで味の違いを楽しむことに価値を感じる人がいるものです。

美味しさというところだけで判断している人は、意外なほど少ないものです。

「焼き鳥なんてものはガード下のこじんまりとした店が一番うまい!」

と感じるのは自由ですが、そう決めつけてしまうことにリスクがあるということです。

別の居酒屋さんが、美味しい地鶏の部位を選りすぐって備長炭で丁寧に焼いた焼き鳥を提供していても、焼き鳥の基準を決めつけていると、その美味しさに気づけないかも知れません。

「カレーなんて蕎麦屋ぐらいがいいんだよ」

と決めつけていると、新しいタイプのカレーとは出会えません。

同じように「高級ブランドに興味がない」と決めつけてしまうと、様々なものを見逃してしまうリスクがあります。

今まで全く高級ブランドに興味がなかったおじさんが、ある時にロレックスを身につけるようになると、その理由を見誤ってしまうかも知れません。

「色気づいて浮気でもしてるんじゃない?」

と自分の価値観だけで判断してしまうかも知れません。

もしかしたら息子さんがプレゼントしてくれたのかも知れませんし、娘さんが時計屋に就職して売り上げに貢献したのかも知れませんし、還暦の記念に奥さんとペアで購入したのかも知れません。

子供が車のディーラーに就職すると、親が車を買い替えるなんてよくある話です。

もちろん女にモテようとしてロレックスを購入したのかも知れません。たまたま飲み屋さんで隣の客のロレックスが話題になってモテていたのを目撃し、おじさんの中で急にロレックスの価値が高まったのかも知れません。

どうしても人は自分の価値観の中で物事を判断してしまうものですが、価値を感じない(興味がない)事を必要がないと決めつけてしまうと、様々な情報を見落としてしまうので気をつけてほしいと思います。

様々な価値観がある事を前提に物事を見渡せると、高級ブランドを身につけている人を見ても様々な事が想像できるので見誤ることも少なくなります。

取引先の相手が高級ブランドのロゴを前面に押し出すようなファッションであれば、周囲の人からの評価を重視しているタイプかなと推測できるので、褒め殺しをするだけ取引が成立するかも知れません。

一方で機能やコスパを重視しているファッションであれば、その取引によるメリットを上手く掲示することが有効に働くかも知れません。

自分には高級ブランドは必要ないと判断している人でも、それなりに高級ブランドに対する知識があれば、相手の気持ちを推し量ることが出来ます。

いかにも偽物っぽいブランドを全身に身につけている人であれば、誰だって警戒できるとは思いますが、本物の高級ブランドでも手入れを怠っていたり、扱いが雑だったり、生地や革が擦り切れていたりすると、

(上っ面だけを気にするタイプかな、長い付き合いは危険かも)

と判断できるかも知れません。あとあとトラブルになる可能性がわかれば、取引も慎重に行えるものです。

「チャラチャラ高級ブランドを身につけている奴なんて信用ならん!」

と決めつけていると、シンプルなデザインの超高級腕時計を1000円の腕時計と見誤ってしまうかも知れません。

「オレは絶対に詐欺に引っかからん」というタイプほど、詐欺師のカモにされるものです。きちんとそのようなタイプを落とすマニュアルがあるものです。

高級ブランドの役割を理解できていない人ほど、その役割に丸め込まれてしまうかも知れません。

一流の料理人であれば、グラム100円の豚バラでも美味しい生姜焼きがつくれるものですが、新米主婦だと高級なロース肉に火を通し過ぎて硬くしてしまうかも知れません。

ファッションセンスの高い人であれば、全身ユニクロでもオシャレに着こなすことが出来ますが、ファッションセンスのない人なら全身高級ブランドでもダサくなるものです。

高級ブランドだから偉いというこもありませんし、ファストファッションだからダサいということもありません。

「洋服なんて安物で十分!」

と決めつけてしまうことがリスクということです。もちろん「高級ブランドでないダメだ」と決めつけることもリスクになります。

どちらにもメリットがありますし、それぞれの役割があります。

それらを理解した上で、どこを選択するのかは自由ですが、どちらかにだけ決めつけていると、

「高級ブランドを着ている奴はバカだ!」

「シャネルを着ていない女性は自立していない!」

のような極端な判断基準になってしまうので気をつけてほしいと思います。

「あれ?素敵な腕時計をしていますね、買い替えたのですか?」

「あぁ・・・実は息子が初めてのボーナスでプレゼントしてくれたんですよ」

「素敵な息子さんですね~羨ましいです」

といった会話があるだけで、一気に相手との距離は縮まるものです。同じ質問でも、

「自分へのご褒美でちょっと奮発してしまいましたよ!」

「それだけの仕事をされているのですね~流石です」

といった会話でも、様々な事が推測できるのではないでしょうか。

高級ブランドに興味がない人でも、より良い人間関係を構築していく為にも多少の知識はあった方が良いと思います。

誰もが知っている高級ブランドを身につけている人というのは、周囲の人から評価されたくて身につけているものです。

そのようなタイプの人の前では、気づいてあげるのが優しさです。

「高級ブランドには興味がありません」

と素直に言ってしまうと、大きな壁が出来てしまうかも知れないので気をつけてください。興味があるふりをして、

「私も欲しいんですけど、ローンが大変で~」

とでも言っておけばいいだけです。

高級ブランドに興味がない事そのものがリスクになるわけではありませんが、高級ブランドに興味がある(価値を感じる)人がいる事を、しっかりと理解しておいてください。

女性はこの辺の事を理解している人が多いので、本音では興味がなくても財布ぐらいヴィトンという人が結構多いものです。

高級ブランドに興味がないのは個人の自由ですが、周囲の人に対して「全く興味がない」と壁をつくってしまわぬように意識してほしいと思います。

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