ほどほどのオシャレが良い理由!潔癖症の感じ方と似ています
オシャレ好きのパターン
男性女性に限らず、オシャレが好きな人には大きくわけて二つのパターンがあります。
一つ目のパターンは根っからのオシャレ好き、自分が好きなオシャレを楽しむタイプです。このようなオシャレ好きは流行にとらわれることもなく、周囲の意見にも耳をかさず徹底的な自分基準のオシャレで満足することができます。
極端な例だと女装が好きな男性のようなことです。周囲の評価は全く関係がなく、ただ自分が気持ちいいオシャレをして満足します。
もう一つのパターンは目的を持ったオシャレ好きです。代表的なのは異性にモテたい為のオシャレです。
目的が明確なのでTPOに合わせたオシャレを使い分ける傾向があります。ビジネスに適したスタイルや合コン受けするオシャレを取り入れることが出来ます。
自分の好みのスタイルを押し出すよりも、目的を達成することにフォーカスしているので、周囲の人からオシャレだと言われる傾向があります。
どちらもオシャレ好きには変わりありませんが、いわゆる異性にモテたいという目的であれば、断然後者が有利になります。
これは潔癖症の方で考えるとわかりやすくなります。
潔癖症のバランス
「不潔な男性が好き!」
という女性は滅多にいないでしょうが、
「潔癖症の男性が大好き!」
という女性も少数派だと思います。
潔癖症と言っても様々なレベルがあるので一概には言えないのですが、相手のレベルに対して、いくつもレベルが上だと潔癖症と認定されます。
ちなみに私は前の職場で周囲の男性から「潔癖症かよ!」とよく言われました。私としては身の回りやデスク周りを綺麗にしていただけですが、周囲の男性のレベルと比較すると潔癖症と映ったわけです。
一方でその頃に付き合っていた女性からは、「だらしがない」と言われていました。その女性は私からすると潔癖症の方で、とにかく水垢がイヤでお風呂掃除をした後は水分を全て拭き取っていました。
食事を作る時間よりもキッチン周りを片付ける時間の方が長く、私にとってはストレスを感じることが多くなり、別れることになりました。
オシャレのレベルも潔癖症の感じ方と似ています。
あくまでも相手の評価が基準ということです。
相手の評価基準
ビジネスの場で考えると、オシャレ過ぎるビジネスマンは取引相手によっては敬遠されます。
特に取引相手が年配の方だと、色気のあるスーツや腕時計、オシャレな髪型(左右非対称のような)は嫌われます。
全く同じようなオシャレでも取引相手が若い女性の場合は、また違った評価になるかも知れません。
その女性の好きなタイプのオシャレであれば高評価ですが、「チャラチャラしている男は信用ならん」というタイプの女性であれば、マイナス評価になってしまいます。
潔癖症のレベルが高い男性が敬遠されやすいように、オシャレ過ぎる男性も敬遠される傾向があります。
潔癖症もオシャレのレベルも、特に初対面では「ほどほどがベスト」ということになります。
ほどほど、とは?
ほどほどのレベルを定義するのも難しいのですが、少なくても不潔だったりダサいといった印象を排除することがポイントになります。
オシャレによる加点を狙うより、減点されないように気をつける、といったところでしょうか。
不潔なのは論外ですが、ダサい印象になるポイントをあげると、
- 流行遅れの洋服
- サイズが合っていない洋服
- 皺だらけの服や革靴
- 似合っていない髪型
といったところでしょうか。どれも現在の自分と向き合っておらず適当な印象です。
ダサい印象というのは、ある意味「もったいない」ということでもあります。
「ちょっと○○を変えたら良くなるのに」
の裏返しのようなことです。そこに気が回らない人が「ダサい印象」となります。
ビジネスでも恋愛でも初対面の相手に「ダサい」と思われないことが重要です。ビジネスでダサい印象を与えてしまうと相手から信用されません。
ずぼらな人に大切なお金を預けようとは思いません。極端な例だと、寝癖頭でプレゼンされても鼻から聞く気が起きないようなことです。
明らかな準備不足ですし、そのプレゼンを軽視しているのが伝わってきます。
恋愛でも同じです。初めてのデートに寝癖頭で現れられると、相手の女性は全く期待されていないのだと受け取ります。
逆にこれらの場で、いきなりバッチリオシャレを決めるのも難しい問題です。
保険商品を扱う営業マンが、最新のオシャレスーツや髪型で決めてきても相手側からすると軽薄な印象に映ってしまうかも知れません。
金ぴかの腕時計で投資商品を薦められても、「儲かるのはお前だろ!」と考えてしまうかも知れません。
初めてのデートで軽く映画や食事を想像していた女性の前に、高級スーツでバッチリ決めて高級レストランに連れていってしまうと、相手は萎縮してしまうかも知れません。
これがオシャレはほどほどが良い理由です。
「可もなく不可もなし」といったところですが、行き過ぎたオシャレは相手や状況によって「可」にも「不可」にもなってしまいます。
このことを理解していないと、自分よがりのオシャレで周囲からの評価を下げてしまうことになります。
行き過ぎた潔癖症のように、相手のレベルとかけ離れてしまうと「不可」になってしまいます。「可」を狙うより「不可」を避ける方が、多くの方からの評価が得られるものです。
まとめ 減点回避
相手との付き合いが深まり、相手の好みがわかれば「可」になるオシャレを中心にコーディネートすることができますが、初対面では徹底的に「不可」となる要素を省いておくことがポイントになります。
女性が「あの人オシャレだよね」と感じるポイントは人それぞれですが、「あの人ダサい」と感じるポイントは、ある程度共通しています。
不潔なのは当たり前ですが、サイズがあっていない洋服だったり、流行後れのファッションだったり、手入れ不足(皺やキズや型崩れ)だったりするわけです。
細かく分けていけば自信なさげな姿勢や表情や目力や声色なども含まれますが、パッと見で敬遠されてしまうと会話にすら発展しないので、やはり見た目の清潔感は大事です。
もちろんビジネスでも恋愛でも相手の好みがわかっている場合は別です。
デザインコンペならオシャレな格好の方が有利に働く可能性が高いですし、ギャル系のファッションの女性と初めてデートするのであれば、ギャル男よりのオシャレをするのはOKです。
冒頭で述べたように、何のためのオシャレなのかをよく考えると、答えが見えてくると思います。
もちろん「自分基準のオシャレで大満足!」という方であれば、それはそれで問題ありません。ビジネスや恋愛で不利に働くケースが多いとは思いますが、それでも押し通せるほどのビジネスプランや魅力があれば一定の層に評価されます。
天才肌の方は世間の常識をぶっ飛ばすことが可能です。どんなに不潔で自信なさげな男性でも、大金さえを持っていれば群がってくる女性が一定数いるものです。
私も含めて多くの男性はそのようなお金持ちや天才ではないと思うので、初対面でマイナス評価を受けない「ほどほどのオシャレ」を身につけてほしいと思います。
ただし、「ほどほど」といっても「適当に」ということではありません。
「こんなもんだろう」のような、なげやりな態度ではなく、全力で「ほどほど」を目指すということです。ここを勘違いしないでください。
奮発して高級ブランドの洋服を購入するのではなく、予算の範囲内の一般的な洋服の中から、自分に似合うものを全力で選ぶようなことです。
自分の体型にあったスーツの型を見極め、自分の肌の色にあった生地を選び、それに合わせるネクタイを選び、日頃からしっかりとメンテナンスを心がけるようなことです。
有名ブランドの型後れのしわくちゃなスーツより、一般的な紳士服店のスーツをしっかりと着こなしているほうが、初対面での印象は圧倒的によくなります。
仮に40点以下をダサい印象、41~79点が普通、80点以上がオシャレな印象だとすると、全力で70点台を目指すようなことです。
特別なファッションアイテムも高級ブランドも必要ありません。しっかりと自分の体型や洋服と向き合うことで到達できる得点です。
80点以上を目指すことが悪いわけではありませんが、そこからはお金や手間もかかりますし、TPOを的確に見極める能力も必要になってきます。
平均して70点をキープできるようになれば、合コンの時だけ80点台のような使い分けもできるようになるので、まずは「ほどほどのレベル(41~79点)」を高めてほしいと思います。
新しい洋服を購入することだけが点数アップではありません。洋服の扱い方やメンテナンス、姿勢などを意識することで少しずつ点数がアップしていきます。
手っ取り早くお金をかけるのが悪いわけではありませんが、まずは現在所有している洋服としっかりと向き合い、自分なりに理解を深めてみてください。
自分の体型に似合う洋服や似合わない洋服が理解できると、その後に購入するべき洋服の方向性が見えてくると思います。
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