肉を食べないことで得られる効果、メリットとデメリット

自分磨き

肉を食べることは体に悪い!?

数年前から「肉を食べない健康法」について紹介されている本が数多く出版されるようになりました。

  
 

一方で積極的に肉を食べることを勧めている本も多数出版されています。

 

  

どちらの意見が正しいのか、はっきりとした答えを出すことは難しいのですが、以前に私も健康の為にと肉を断っていた時期があります。

洋服をカッコよく着こなす為にも、日頃から食生活や運動などの健康を意識しているのですが、たまたま肉を食べていないタイミングが続いたこともあり、以前から興味があった「肉を食べない生活」を実践(3ヶ月ぐらい)してみました。

そこで今回はその時の体験、経験をふまえて「肉を食べない」ことの効果、メリット、デメリットについて私が感じたことを紹介します。

あくまでも個人的な感想ですが、肉を食べない生活を検討している人の参考になれば幸いです。

肉を食べないメリット

一般的に「肉を食べない」ことで得られるメリット効果と言われているものがあります。

肉は野菜と比べて消化に時間が掛かります。欧米人に比べて腸が長い日本人は、腸の中に食べ物が留まっている時間が長くなるために、消化の悪い肉が腸内で腐敗して悪玉菌を増やす原因になると言われています。

なので肉を食べなくなる事で、腸内環境が良くなるといったメリットがあると考えられています。

元々日本人はそれほど肉を食べる生活では無かったので、腸内環境や腸内細菌といったものも野菜を中心に進化しているという説もあり、日本人の大半は牛乳を上手く分解できないとも言われています。

一方で欧米人は日本人のように海藻を食べる習慣がないので、腸内に海藻類を上手く分解する腸内細菌がいないので、日本人ほど海藻を食べても腸内環境が良くなるわけではないのだそうです。

ヨーグルトに含まれている乳酸菌も、日本人は常に取り続けていない維持しにくいのですが、昔から日本人の腸内にいる乳酸菌類は、たまに漬物や海藻などを食べるだけで維持しやすいといった違いがあります。

肉食の話とは少し離れてしまいましたが、やはり長年親しんできた食生活と相性が良いのだと考えると、極端な肉食はリスクになるのかも知れません。

私の場合は肉を食べないことで便通が良くなるようなメリット、効果についてはよく分かりませんでした。元々便秘体質ではなかったので何とも言えません。

また肉を食べないとイライラや怒りっぽい性格が穏やかになるとも言われています。これは肉食動物と草食動物の関係を連想させるのだと思います。

ライオンの子供

これについても私は元々怒りっぽい性格ではないせいか、肉を食べないことで特に性格が変わったようには感じませんでした。

他にも肉を食べないと汗や排泄物の匂いが変わると言われています。この効果は私も実感できました。間違いないと言っていいです。明らかに体臭やおならの匂いが変化しました。

私は昔から腋臭体質なのですが、肉を食べないでいたときは明らかに腋臭の匂いが抑えられていました。完全に改善したわけではないのですが、ベタベタした汗ではなく、さらさらとした汗になって匂いは明らかに弱まりました。

ただ肉を食べないようになると、結果的に揚げ物を摂取する機会も激減するので、体臭の変化に関してはそちらの影響もあったかも知れません。

私の場合は完全なヴィーガン(菜食主義者)のように、魚や卵、乳製品まで断っていたわけではないので、一般的に言われている肉を食べないメリットや効果が薄かったのかも知れません。

体臭の変化以外のメリットについては、これといって実感することもなく、何となく「健康に良いのかな~」という程度でした。

一方で「肉を食べないことのデメリット」は想像以上に感じることになりました。

肉を食べないデメリット

肉食推進派の人の代表的な意見というのは、肉は高たんぱくでエネルギー摂取効率が高い優れた食品といったものです。他にも肉を食べると幸せホルモン(セロトニン)の分泌が促されたり、ビタミンB群が豊富で疲労回復に役立つといった意見もあります。

要するに肉を食べる事で効率よく栄養を吸収する事ができ、身体に良いという事になります。

肉を食べないでいると食事から効率よく栄養が摂取できなくなり、健康面でのリスクがあるという主張です。

私はこの辺については、あまり賛同していません。栄養失調状態の人であれば、効率よくエネルギーを摂取できる肉が良いのかも知れませんが、現代の一般的な日本人は極端に栄養が不足しているとも思えません。

そもそもお米にもタンパク質は含まれていますし、野菜や果物にも含まれています。スポーツ選手や肉体を酷使する仕事の人でもない限り、たくさんのタンパク質が必要だとも思えません。

一流のアスリートの中にも菜食主義の人がいますし、肉からしか良質なタンパク質を摂取できないわけでもありません。

実際に私が肉を食べないでいた時に、健康面でのデメリットは何も感じませんでした。一般的に言われている肉を食べない事によるデメリットというのは、必ずしも全ての人に当てはまるものではありません。

ただ私が感じた肉を食べないことによる意外なデメリットというのは、外食に困るのと周囲の人に気をつかう事でした

自炊の場合は自分で食事のメニューをコントロールが出来るので、肉を食べないことはむしろ食費を安く済ませることが出来たのですが、外食の場合はメニューの中から肉が含まれていないものを選ぶとなると、8割方はダメなように感じました。

外食に関していうと無駄に高くつくことが多かったです。お店選びも大変になりました。

お弁当も肉抜きとなるとかなり難しいです。ほとんどが肉を中心とした揚げ物のメニューなので、ほか弁なのに「冷たいうどん」や「サラダ」などを選ぶことになります。魚がメインのお弁当でも付け合わせに肉料理があるので、徹底的に肉を食べない生活となると、本当に食事を選ぶ度に四苦八苦しました。

お弁当屋のメニュー表

肉を食べないでいた当時は、やたらと「しらす弁当」ばかりを食べていたものです。

そして肉を食べないことのデメリットの中で最も辛かったのが、人の家に招かれた時の食事です

これで私は「肉を食べない生活」を断念しました。

あらかじめ「肉を食べない」と断りを入れて残していたのですが、自分の健康よりも食事を残すことへの罪悪感のほうが辛かったです。さらに料理を作ってくれた人にも申し訳なく感じました。

これは実際に肉を食べない生活をしてみないと感じない事だと思います。人によっては健康面よりも精神的な苦痛が伴う可能性があります

これが肉を食べない生活との相性を見極める一つの目安になるかと思います。よく言われている健康面でのメリットやデメリットだけでなく、精神的な要素の方が私にとっては辛い体験となりました。

牛一頭分で十人分

「牛一頭を育てるために必要な穀物の量は、十人分の穀物の量と同じ」

という情報を知ってから、私は「肉を食べない」という食生活に興味をもつようになったのですが、その為に食べ物を残すという選択は、とても苦しいものでした。

「肉を食べない」生活を徹底するには、外食を断ち、付き合う人間まで変える必要があります。完全に「肉を食べない」という生活は、相当な覚悟がないと出来ることではありません!

 

健康も大切ですが、周りの人も大切です。

 

「肉を食べない」でいた頃、久しぶりに実家に帰ることになり、電話であらかじめ「肉は食べない」と伝えておくと、母親の手料理がもの凄く質素になってしまいました。

質素な食事

それまでは実家にたまにしか顔を出さないこともあり、料理好きの母親は腕によりをかけて豪華な手料理で迎えてくれていたのですが、そんな母親にまで気を使わせてしまい、とても申し訳なく感じました。

昔から菜食主義の家庭で育っているのであれば別ですが、途中から食生活を大きく変えるのは、単純に自分だけの問題ではないということです。

周りに迷惑をかけることが増え、それが精神的なストレスとなってしまい、「肉を食べない」で生活で健康になるはずが、非常に強いストレスを感じてしまうと病気になってしまうかも知れません。

私が感じた「肉を食べないこと」のデメリットというのは、この部分が一番大きいです。菜食やヴィーガンを実践してみようと考えている人は、人間関係にまで影響する可能性がある事を覚えておいてください。

肉を絶っていた頃の私が飲み会に参加していた時に友人から、

「こいつは肉を食べないから!」

と面倒くさげに言われ、みんなのお通しの枝豆を目の前におかれた時は悲しくなりました。枝豆は好きですけどね・・・。

枝豆

せっかくの楽しい場を盛り下げていることにもなるので、「肉を食べない生活」を徹底するには、単純に自分の事だけでなく付き合う人の事まで考えなければなりません。

これらのデメリットと健康面でメリットを天秤にかけて判断する必要があります。私のように健康面でのメリットがそれほどない人であれば、無理に肉を断つ必要はないのかも知れません。

現在の私の食生活

私は「肉を食べない生活」による精神的なストレスが想像以上だった事もあり、現在では積極的に肉は食べないといったレベルに落ち着きました。

唐揚げ弁当のような肉中心のメニューは選びませんが、のり弁に唐揚げが一個乗っているぐらいは気にしません。

自らの意思で焼き肉屋に行く事はありませんが、人付き合いで参加する事になった時は、冷麺などを注文して肉だけでお腹を満たさないように気をつけているぐらいです。

自宅で料理をする時は肉の使用を避けていますが、お中元で貰ったハムは気にせずに食べています。

これが正しいと言いたいわけではないのですが、完全に肉を絶つ生活というのは想像以上に難しく、周りの人の迷惑になってしまう事もあるので、いきなり挑戦するのは避けた方が良いのではないでしょうか。

自分でコントロールできる範囲で肉料理を少なくしていくだけでも、体臭の変化や健康面でのメリットといったものは感じられると思います。結果的に揚げ物も減っていきます。

なので「肉を食べない」という食生活を考えているのであれば、周囲の人に公言しないほうがいいと思います。家族のように意見が言えるような場合でも、「最近コレステロール値が高いから少し肉を減らしたいんだ」ぐらいにした方が荒波を立てずに済みます。

外食のメニューのように自分で選べる場合だけ避けるぐらいの方が、余計なストレスを抱えずに済みます。

これが私が肉を食べない生活を実践して感じた事から導き出された結果です。

これが正しいのかどうかは分かりませんが、肉を食べない生活を考えている人の参考になれば嬉しいです。

あともう一つ「肉を食べない」ことについて、変わった話があるので紹介します。

肉食と草食と脳の関係

ここから紹介する話は全然信じなくてもいいです。先に言っておきます。信じられなくて普通です。かなり変な話なので。

 

十数年前に読んだある本の中に、

「うつ病患者や幽霊が見える人は肉を食べない人が多い」

という内容がありました。

当時も今も私には全く霊感がなく、それが本当なのかどうかも確かめるすべもないのですが、何となく心に残っていた言葉でした。

そして数年前に「幽霊が見える」という女性に出会いました。

若い女性の後ろ姿

何気ない会話をしていても、いつも途中で霊の話になり、

「あ、あそこにもいる」

など、ひっきりなしにそのようなことを言っている人でした。毎度毎度そのような展開になるので、いい加減にイヤになった時に、あの本の内容を思い出し、

「肉を食べないとダメだよ」

と告げると、その女性はポカンとして、

「何で私が肉を食べないの知ってるの?」

と驚いていました。そこで、

「いつから肉を食べなくなったの?」

と聞くと、

「二十歳ぐらい」

と答え、幽霊が見えるようになった時期を聞くと、

「二十歳ぐらい」

と答えました。本の内容と一致していたので、私も内心びっくりしたのですが、

「肉を食べれば、きっと見えなくなるよ」

と、教えてあげました。その後、その女性とは疎遠になり、彼女がどうなったのかはわかりません。

一般的に肉を断つことによって、性格や気持ちが穏やかになったという意見もあるので、肉を食べない草食動物のことを考えると、多少は臆病になるようなことがあるのかも知れません。

それが霊感と関係しているのかどうかは分かりませんが、もし心当たりがある人がいれば意識してみてください。

まとめ バランスが一番

落ち込んでいる人に肉を食べさせて元気づけるような事があるように、昔から人は食べ物の力による精神面での影響を実感していたのかも知れません。

それほど好きな食べ物でなくても、たまに無性に食べたくなる事があるものですが、それはその時に不足している栄養が含まれている食品を脳が食べさせようと促しているからだと言われています。

風邪のひき初めには免疫力を活性化させる為に肝機能を高める必要があるので、カレーが食べたくなるといった説もあります。

最近の私の例でいうと、レバニラ炒めが猛烈に食べたくなって餃子の王将に駆け込みました。

私は昔からレバーが苦手なのですが、何故だか無性に食べたくなってしまい、実際に食べてみると凄く美味しく感じれて自分でも驚いてしまったのですが、それから数日後に食べてみても大して美味しく感じられませんでした。

これらのように、その時々に身体が求めている栄養が含まれている食品というのは美味しく感じられるものですが、そうではない時に食べても美味しく感じられないという事は、脳が求めていないからです。

これは東洋医学の漢方薬で考えると分かりやすいのですが、漢方薬に万能薬はありません。

身体を温める漢方薬は体温が低い人にとっては良薬ですが、体温が高い人にとっては毒薬になるので、あくまでも身体のバランスを整えるのに役立つ漢方薬が良薬という事になります。

その時々の身体の状態によって漢方薬や量は変わっていきますし、同じような症状が出ている患者でも、処方される漢方薬が全然違うような事が珍しくありません。

肉を食べるのも食べないのも同じであり、身体が求めている時に食べる分には健康に良い可能性が高いですが、そうではない時に無理やり食べても健康に良いわけではありません。

あくまでもバランスの問題なので、極端に避ける必要もないのではないでしょうか。

日頃から大豆製品などで良質なタンパク質を取っている人であれば、それほど肉を求める事がないかもしれませんが、肉体労働で身体が求めるタンパク質の量が多い人であれば、効率の良い肉を求めるのかも知れません。

ちなみに私は学生時代に運動部に所属していたのですが、当時は漫画の主人公のように毎食肉を求めていました。身体が肉に含まれているタンパク質を強烈に求めていたのかも知れません。

一方で現在はデスクワークなので、自然と肉や油っこい物を食べたくなくなりました。

これらのように人間の身体や食欲というのは密接に関係しているので、偉そうなお医者さんや学者が身体に良いと言っているものでも、相性が悪ければ身体に良くないかも知れないので、自分自身と向き合って決めるのが良いかと思います。

タバコやお酒のようなものでも、健康の為に無理やりやめてしまうと、ストレスによるデメリットが上回って健康に悪いかも知れません。

たまに禁煙していて機嫌が悪い人がいますが、周りの人からするといい迷惑です。

徹底的に肉を避けるような事も、周りの人の迷惑になってしまうかも知れませんし、よほど強いこだわりがある(宗教的な理由など)のでなければ、極端なことはしない方が良いかと思います。

無理に肉を食べる必要もありませんが、無理に肉を避ける必要もないのだと思います。

精神的な面で影響力も人それぞれ違うので、何とも言えませんが、いきなり極端に振れるのには少し危険性があるのではないでしょうか。

極端な食生活の変化は徐々に体質が変わるのではなく、一気に勢いがついて振り切ってしまう可能性があるのではないでしょうか。

医者でも研究者でもない私が肉を食べろとも食べるなとも言えませんが、極端な食生活の変化は身体や脳、性格にまで影響を与える可能性があるかもしれません。

もし健康の為に肉を食べない生活を考えているのであれば、このようなリスクの事も考えて少しずつ変えていくのが良いかと思います。

今まで牛丼の特盛ばかりを食べていた人は、普通盛りにしてサラダや漬物を合わせたり、ステーキや焼き肉のようなものでも脂身の少ないお肉を選んだりといった感じで、少しずつ肉を食べる量を減らしてみてください。

完全に「肉を食べない」と決めつけてしまうと、周囲の人に気を使わせるばかりでなく、身体のホルモンバランスなどが崩れて精神的に不安定になるかも知れません

おそらく腸内細菌のバランスといったものにも影響します。極端な食生活の変化は様々な影響が出てしまうので、少しずつ変えていくのが良いと思います。

肉を食べないといっても魚や大豆から十分なタンパク質を摂取できていれば、それほど問題ないのかも知れませんが、長年肉食中心の食生活だった人は、いきなり肉を完全に経つのではなく、少しずつ変えていった方がリスクを減らせると思います。

肉を食べると健康になる人もいれば、肉を食べない事で健康になる人がいるのも、この辺のバランスとの相性なのだと思うので、自分の身体の状態と向き合いながら決めてください。

生活環境の変化や身体の老いによっても求める栄養が変わっていくので、漢方のようにその時々の状態に合わせて、食生活を変えていく事こそが健康に取って一番良いのだと思います。

現在の自分の身体にとって必要十分な量を極端に超えない事こそが大事なのであり、肉食そのものに良いも悪いもないのだと思います。

追記 雑食動物の食事内容

先日、テレビで肉食に関して興味深い内容が放送されていたので追記します。

ある外国人(たぶんカナダ)が大きなクマをペットとして飼っているという内容だったのですが、エサで一切の肉を与えていないとのことでした。

そのクマは犬のように飼い主になついており、飼い主は平気でクマの口の中に顔を入れて笑っていました。

クマと戯れる男性引用元:http://karapaia.livedoor.biz/archives/52218733.html

見ているこっちが恐怖を感じるほどの大きなクマなのですが、飼い主曰く「野菜や穀物で育てているから大丈夫だ」と平然としていてました。

自然界のクマは雑食で魚や昆虫や木の実まで何でも食べるそうなのですが、何かのきっかけで肉の味を覚えてしまうと、人間を襲うような事があるのだそうです。

クマですら肉を食べずにいられるので、人間であれば自由にコントロールできそうなものですが、周りの人をコントロールする事は難しいので、完璧に肉を断つのは難しいものです。

やはりバランスが一番だと思うので、自分の身体と向き合いながら調節してみてください。

元気がないからと食べたくもないタイミングで、無理やり肉を食べる必要はありませんが、身体に悪いと決めつけて本音に蓋をしてしまうのも身体に悪いと思うので、上手くバランスを取ってほしいと思います。

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