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メンズファッションは無理に個性を出す必要はない!

個性的なファッション?

「個性的なファッションをしないと女性にモテない!」

といった意見がありますが、少なくとも私の実体験から考えてみると、男性ファッションに個性を出す必要があるとは思えません。

むしろ個性や好みを消していくほどに、女性にモテるようになったと感じています。

ファッションに限らず、よく個性が大事と言いますが、個性とはまともな部分があってこその個性であり、自分よがりな個性がプラスに働くことなど多くありません。

自分の好きなファッションに身を包んで気分が高揚するのであれば、それはそれで自由ですが、少なくとも女性を含めた周囲の人から好かれたい為のファッションであれば、むしろ個性はマイナスに働くことが多いものです。

芸能人やモデルは個性的なファッションを前面に押し出しているものですが、整った顔立ちやスタイルといったものがあるから、個性的なファッションでもバランスをとることが出来ているのであり、多くの一般人の参考になるとは限りません。

少し厳しい言い方になりますが、多くの一般人はまともなレベルにすら達していないということです。もちろん私もそうです。顔を褒められたことはありません。

ブスを売りにしている女芸人が、どんなにセクシーな衣装を身につけてもプラスにはならないものです。そのアンバランス加減が笑いになることはありますが、単純に女性としての魅力を上げたいのであれば、ブスを隠すメイクや髪型を取り入れた方が、ずっと効果的です。

結婚や出産をして方向性を変えていった女芸人は、それなりに綺麗になっていくものです。

男性のファッションも同じです。

なで肩の男性であれば、ほどよく肩パットの入ったジャケットを着たり、肌荒れが目立つ男性であれば適度に日焼けをしたり、身長が低い男性であれば靴底が厚いタイプを選んだり、といった感じで平均に近づけることで、全体のバランスが良くなっていきます。

高級な腕時計を身につけたからといって、それだけで全体のレベルが上がるわけではありません。浮浪者のような不潔な恰好のまま高級腕時計を身につけても、偽物に見えてしまうかも知れません。

個性的なファッションを取り入れることより、普通のファッションを目指す方が、多くの一般男性にとってプラスに働くと感じています。

絵が上手い人の特徴

少し前のテレビで興味深い情報が紹介されていました。それは絵が上手い人ほど対象の欠点を的確に捉えるといったものです。

木を描くときには、他の木とは違った特徴をいち早く見つけ、そこを強調して描くことで、わかりやすい絵に仕上がります。

一方で絵が下手な人は欠点が目に入りません。

青々とした木の葉っぱを表現しようとするので、その木ならではの魅力を伝えることが出来ないといった情報でした。

これはファッションセンスにも通ずるものだと感じました。

ファッションセンスがない人ほど、プラスの方ばかりに目を向けます。オシャレな芸能人やモデルが着ているファッションの、目立つ(個性的な)ところばかりを取り入れてしまうので、アンバランスな仕上がりになってしまいます。

そのモデルのファッションがカッコいい理由を、はき違えています。

一方でファッションセンスの良い人というのは、相手の長所だけでなく短所も適格に見つけられるので、

「上手く足が短いのを隠しているな~」

といった視点で捉えることが出来ます。自分と同じようなスタイルの芸能人であれば、上手な欠点の隠し方を学ぶことが出来るので、自分のファッションにも取り入れることが出来るようになります。

「どこそこのブランドの○○を着るとカッコよくなる」

といったことではなく、

「この柄の組み合わせだと足が長く見えるのだな」

といった感じで、本質を捉えることが出来ます。

本質が理解できると全く同じものでなくても応用が可能です。手持ちのアイテムを組み合わせて検証することも出来ますし、似たような特性のある安価な洋服を選ぶことも出来ます。

「これぐらいのシャツのフィット感だとお腹が目立たないのだな」

「生地はシルクっぽいけど、皺の出にくい化学繊維でもいけそうだな」

「丈の長さもこれぐらいが良いのか」

といった感じで、本質を捉えながら自分のファッションに落とし込むことが出来ます。

全く同じ洋服を手に入れても身長、体重、スタイルまで完璧に同じ人などいないので、同じような印象になるとは限らないのですが、本質を理解していると応用することが可能です。

個性を前面に押し出すのではなく、むしろ個性を和らげることで全体のバランスが整うものです。

これはラーメンで考えるとわかりやすいかも知れません。

個性的なラーメン?

チャーシューがとんでもなく大きかったり、これでもかとニンニクが入っていたり、激辛だったりといった感じの個性的なラーメンがありますが、そのようなラーメンは一部の人にしか好かれません。

東京のような人口の多い地域であれば、一部の人がわざわざ来てくれるかも知れませんが、人口の少ない地域では成り立ちません。

私の住んでいる街にもジャンボチャーシューを売りにしているラーメン屋さんがあるのですが、テレビや雑誌で取り上げられる度に行列が出来ますが、地元の人からは見向きされていません。

私も一度だけ行ったことがありますが、分厚いチャーシューで胸やけしてしまい、結局残してしまいました。わざわざ食べに行きたいとは思えません。

一方で一部の人だけではなく、多くの人に受け入れられるラーメンの方が経営は安定します。

そのようなラーメンというのは、基本をおろそかにしないで作られた普通のラーメンです。

イケメンや美人というのは、スタートから多くの人に興味を持ってもらえるので、人口が多い地域のラーメン屋さんのようなことです。

対象が多いので個性を押し出すことでプラスに働くことがあるのですが、多くの一般人は人口の少ない地域のラーメン屋さんのようなことなので、個性は敬遠される条件になってしまいます。

無個性の「可もなく不可もなし」というのは、決して悪いことではありません。相手に、

「まぁ、悪くはないよね」

といった感じで、取りあえずは選択肢に入れてもらえる可能性があります。

実際に私の無個性なファッションでもそんな感じです。昔は初対面の女性から選択肢に入れてもらうことすら出来ませんでしたが、最近は連絡先を交換するぐらいまでは、わりとすんなりといくようになりました。

嫌われさえしなければ望みはつながりますが、下手に個性をアピールして「激辛ラーメンは絶対に無理!」といった相手とつながることは出来ません。

ガリガリの細い男性が好きな女性もいますし、太っている男性が好きな女性もいますが、普通の体型の男性が好きな女性の方が圧倒的に多いものです。

元からイケメンであれば、ガリガリでも太っていても多くの女性に振り向いてもらえるので、その中からガリ専やデブ専の女性と巡り合える可能性がありますが、一般的な容姿で体型に個性があると、可能性は低くなってしまいます。

ガリガリの男性であれば着太りするファッションを選ぶことで、プラスに働きますし、太っている男性であれば着瘦せするファッションを選ぶことで、プラスに働きます。

どこそこのブランドの洋服だからプラスに働くのではなく、自分のマイナスを和らげることが出来る洋服を選ぶことで、プラスに働いてくれます。

もちろん中には金目のものだけに食いつく女性もいますが、そのような女性にだけモテたいのでなければ、あまり良い選択肢とは言えません。

まとめ わざわざ個性は出す必要はない!

イケメンの個性的なファッションは参考にするべきではありません。

むしろ自分の個性を和らげて平均を目指すことこそが、自分が求めている結果(多くの人に好かれるファッション)への近道です。

無個性、普通が悪いといった風潮がありますが、意外なほど普通のファッションの男性はいません。

普通の定義にもよるのですが、

「メンズファッションなんて清潔感さえあれば十分だろ!」

といった意識では、まったくもって普通のレベルには到達できません。

そもそも女性が求めている普通のメンズファッションというのは、多くの男性が思っている普通のレベルよりも高いです。

参考男女のファッションレベルの違い

全力で普通を目指すぐらいでないと、キープすることすら出来ません。

オシャレなスニーカーを履いていても、扱い方が悪いと直ぐにボロボロになってしまいます。

三ヶ月毎に買い替えられる経済力のある男性であれば、ある程度はキープできますが、多くの男性は汚れて擦り切れたスニーカーを平気で履いているものです。

洋服も同じです。シーズンごとに買い替えられる人でもない限り、擦り切れて型崩れした洋服を平気で着ているものです。

一方で全力で普通を目指している人というのは、そもそもの扱い方が違います。

きちんと靴ベラを使って履いたり、靴同士を擦り合わせて脱ぐようなことはありません。きちんとしたハンガーに洋服をかけ、ブラシで汚れを落として毛並みを整えています。

靴磨きをするようになると、すり減る箇所や傷む箇所がわかるようになり、日頃の歩き方や姿勢にまで意識が向くようになり、それらも改善していきます。

洋服のメンテナンスをしていると、腕や足を組む動作や座る姿勢などが、洋服の生地に影響がある事を学んでいきます。すると鞄のタイプや持ち方まで洗練されていくものです。

どんどん買い替えていくお金持ちであれば、ファッションアイテムの劣化によるマイナスを少なくすることは出来ますが、動作や所作が洗練されていくことはありません。

姿勢や歩き方にも特別な個性は必要ありません。猫背でガニ股で歩いている男性が好きな女性など滅多にいませんし、偉そうに踏ん反っている姿勢が好きな女性も多くありません。

自然な姿勢でスマートに歩けるようになると、身体もどんどん健康になっていくので、益々全体のバランスも良くなっていきます。

正しい姿勢で内臓の位置が正常に戻ると、肌ツヤや髪質も改善していきます。

これが全力で普通を目指すということです。ここまで意識出来ている男性は少ないので、普通のレベルにすら達していません。

全力で普通を目指すことで全体のレベルを底上げすることが出来ます。

一部の個性的なファッションでレベルを上げられたとしても、平均点には大した影響を与えません。

元々の平均点が高いイケメンであれば、個性的なファッションがプラスに働くこともありますが、多くの一般男性には大した効果がないどころか、マイナスになってしまうものです。

もちろん自分の好きなファッションに身を包むことで、気分が高揚してパフォーマンスがあがるというケースもありますし、それはそれで悪いことではありませんが、何の為のファッションなのかと考えると、自分が求めている方向性も見えてくるのではないでしょうか。

地元の名産のニンニクを活かしたラーメンを作ることが悪いわけではありませんが、そもそものラーメンの腕が悪いと活かすことなど出来ませんし、ニンニクそのものがラーメンに合わないタイプだと、誰の得にもなりません。

ファッションの方向性は目的から逆算して考えてみてください。個性的なファッションも目的に合致しているのであれば問題ありませんが、女性にモテたいという目的であれば、多くの女性から好かれる(嫌われない)普通のファッションを全力で目指した方が、効果が高いですよ。

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