薄毛を隠すために帽子をかぶるという選択肢より・・・

ファッションコラム

薄毛を隠す為の帽子

先日、たまたまテレビを見ていて感心した事があったのですが、あるバラエティー番組の企画で、

「ハンチング帽をかぶっている人はハゲている」

と言った説を検証する内容が放送されており、検証結果から言うとハンチング帽をかぶっている中年以降の男性のほとんどが、薄毛、もしくはハゲていました。オシャレの為にハンチングを選択している男性は滅多にいないという結論になっていました。

ハンチング=薄毛のイメージ?

私の周りにも、いつもハンチング帽をかぶっている男性が二人いるのですが、まさにテレビの説と同じで薄毛というかつるっぱげです。まさに納得の検証結果でした。

ベースボールキャップだと室内でかぶっているのは不自然になりますが、ハンチング帽だとちょっとお洒落で違和感が少ないだけに、薄毛男性に好まれているわけです。

それだけに「ハンチング=薄毛隠し」というイメージが浸透しているのかも知れません。

帽子は頭が蒸れて薄毛に悪いという意見もあるのですが、帽子やヘルメットをかぶっても薄毛ではない男性もたくさんいるので、必ずしも正しい情報だとは言い切れません。

世の中のあらゆる薄毛の原因と言われている情報は曖昧です。

ストレス、遺伝、食生活、運動不足、帽子、シャンプー、育毛剤、マッサージ等、様々な薄毛対策があるということは、逆に正解がないということでもあります。

お手上げ状態

ある人にはどれかの原因がピンポイントで当てはまるのかも知れませんが、それを特定することは難しいものです。

これは高血圧の原因と似ているかも知れません。ある人にとっては食生活、ある人にとっては運動不足、ある人にとってはストレスだったりしますし、それらが複雑に組み合わさっている事も多いです。

薄毛の原因も同じように様々なことが関係していると言われいるのですが、だからといって高血圧の人=薄毛ではないように、薄毛の原因を特定することはとても難しいものです。

薄毛の始まりと分かれ道

私にも心当たりがあるのですが、薄毛が気になり始めた頃というのは、何とかして誤魔化そうと努力するものです。

ただ髪型のセットで上手く隠せる事ができたとしても、周囲の人は鏡の前のように正面から見るとは限らないので、大抵はバレてしまいます。

健康的な身体を取り戻すといった薄毛対策であれば、少なくともデメリットはないのですが、髪型のセットや帽子で隠すいう方法に流されてしまうと、後戻りが難しくなってしまいます。

薄毛を隠す帽子

外出時の帽子であれば不自然ではないのですが、室内でも帽子をかぶっていると違和感がありますし、相手の失礼にあたるかも知れません。さらに薄毛を隠すことばかりがエスカレートしてしまうと、カツラや増毛という選択肢になるのかも知れません。

最後まで徹底的に薄毛を隠し通せる経済力と覚悟があるのであれば、それらの選択肢も悪くはないと思いますが、私も含めて多くの一般男性は毎月薄毛対策だけに何万円もの予算を掛けられるとは限らないので、他の選択肢を考えた方が良いのではないでしょうか。

帽子で薄毛を隠すのは、初対面のお店の店員さんぐらいであれば通用するかも知れませんが、そもそもそのような人達に良く思われる必要もありません

頻繁に接する職場の人や仲間からの評価が重要なのであり、そこで帽子をかぶり続けるような不自然な隠し方を選択してしまうと、むしろ評価を下げる結果となってしまうかも知れないので気をつけてほしいと思います。

「あの人ハゲているからいつも帽子をかぶっているんだよ」

と噂が立つと、実際に薄毛具合よりも酷い状態を想像されてしまうかも知れないので、あまり極端な事はしない方が良いかと思います。

隠さないという選択肢

帽子やカツラで薄毛を隠したくなる気持ちも分かりますが、世の中には開き直って坊主頭にするという男性もいます。実は私も同じ理由で坊主頭にしていたことがあり、その時に感じた事は別の記事で詳しく紹介しているのですが、

現在の私は薄毛に似合う髪型を取り入れるようになりました。薄毛に似合う髪型といってもイメージできないかも知れませんが、要するに薄毛を隠す方向ではなく、さらけ出すような髪型です。

ただ薄毛をさらけ出すといっても、薄毛の箇所を際立たせないような髪型もあり、そのおかげで随分とストレスを減らす事ができました。

私は馴染みの床屋さんに相談して教えてもらったのですが、薄毛に似合う髪型について考察されている本もあるので参考にしてみてください。

基本的に帽子で薄毛を隠せても問題にならない人というのは、浅い付き合いだけの人だけなので、大した意味がありません。むしろその後に深く付き合う事になった時に、落差が生まれてしまうだけにデメリットになってしまうかも知れません。

これはファッションとしてのサングラスで考えると分かりやすいのですが、サングラスは目元がスッポリと隠れるだけに、何割増しかの印象になります。

女性が目元にメイクに最も時間を割くように、目の印象というのは顔の印象を大きく左右するので、サングラスで隠れると平均レベル以上の顔を想像されます。

ハードル(期待値)が上がってしまうので、よほどのイケメンでもない限り、サングラスを外した時に落差が生まれて低評価につながってしまいます。

だからといって室内でもサングラスをしていると、勘違いしている奴と思われてしまうように、あまりファッションアイテムとして役立つ物ではありません。

これは帽子で薄毛を隠す事も同じであり、薄毛でない男性であれば帽子を脱いでも大きく印象を損ねませんが、薄毛の男性が帽子を脱ぐというのは、ブサイクな人がサングラスを外した時ぐらいの残念な印象になってしまいます。

もちろん帽子やサングラスも適材適所で使う分には問題ありません。夕日が眩しいドライブ中にサングラスをしたり、屋外で帽子をかぶるとは悪い事ではありませんが、そのようなケース以外では場違いのアイテムとなってしまうので、注意が必要です。

ハンチング帽もどこでも脱がない覚悟があるのであれば、何とかなるかもしれませんが、深い付き合いになって帽子を脱ぐ機会があると、薄毛を隠す為のハンチング帽がデメリットになってしまうかも知れないので気をつけてほしいと思います。

まとめ 他の選択肢も検討しよう

浅い付き合いの初対面の相手にとっては、帽子は薄毛を隠す為の有効なアイテムではありますが、そのような相手にだけ上手く隠せても大した意味がないので、帽子で薄毛を隠すテクニックというのは、あまり役に立たないのではないでしょうか。

上手く髪型をセットする事で隠せる程度の薄毛の人であれば、セットが面倒な時に帽子に頼るのも悪くないと思いますが、頼りっぱなしになるとデメリットが大きくなってしまいます。

女性でも近所のコンビニに行くときにすっぴんを隠す為にマスクをする事がありますが、ハンチングもそのような使い分けで頼るのであれば良いかと思います。

ただそのような人も常にマスクをしているわけでもなく、職場や大切な人の前ではしっかりとメイクをするように、常にハンチングをかぶっているような状態は、やはり不自然なのではないでしょうか。

もちろんファッションアイテムとして帽子を取り入れるのは自由ですし、寝ぐせ頭を隠すような使い分けも便利だとは思いますが、薄毛を隠す為に頼ってしまうと、ハードルが上がってしまうので後から損する結果になってしまいます。

これは様々なファッションにも言える事なのですが、極端にコンプレックスを隠すようなテクニックというのは、後から問題に発展する事があるものです。

靴に厚みのある中底を入れて1~2cm上乗せするぐらいであれば問題ありませんが、8cmもの上乗せが出来るシークレットブーツを履いてしまうと、深い付き合いになると隠し切れません。

女性の胸パッドのような物も同じです。それで男性と付き合う事になると、問題になるかも知れません。

それらも初対面の浅い付き合いの相手であれば問題ありませんが、だからといって二度と合わないような人に対して見栄を張る必要もありません。

帽子で薄毛を隠すのも同じで役に立つケースがないとは言いませんが、それは逆に重要な人物ではないという事でもあるので、期待しているほどのメリットがないはずです。

帽子で薄毛を隠すのが悪いとは言いませんが、薄毛に似合う髪型だったり、髪の成長を促す健康的な生活習慣を意識したり、姿勢を良くして頭頂部を見立たせないような選択肢もあるので、それらも含めて考えてみてほしいと思います。

隠しているという後ろめたさが、ストレスになって薄毛を助長してしまうかも知れません。

隠したくなる気持ちは分からなくもないのですが、薄毛に合う髪型にするだけでも随分と印象が変わって気持ちが楽になるので、そちらの選択肢も検討してみてほしいと思います。

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