男性も髪の分け目を変えると印象が変わるかも知れない
髪の分け目を変えて激変した知人男性
先日、久しぶりに仕事で再会した知人の男性が随分とカッコ良くなっていました。前よりも垢ぬけた印象で、活き活きと仕事をしていて驚きました。
私なりにファッションの分析をしてみたのですが、元々スーツをスマートに着こなしていたので、そこでプラスになったようには感じられません。
メンタル面でよほど充実したのだろうと思っていたのですが、その後に飲みに行く事になり、
私「前に合った時より随分とカッコよくなったよね~」
知人「はは、ありがとうございます。最近良く言われるんですよ」
私「何か良い事であったの?可愛い彼女でも出来た?」
知人「いや、実は美容室を変えたんですよ」
私「ん?でも前の髪型と同じじゃない?」
知人「えーとですね、髪型はほぼ同じなんですけど、分け目を変えられたんですよ」
私「分け目?え!?それだけ?」
と秘密を教えてくれました。女性のように長い髪だと分け目を変えると印象が大きく変わる事があるのはイメージできるのですが、髪の短い男性でも分け目次第で大きく印象が変わる事に驚いてしまいました。
顔は左右非対称
その知人男性の印象が変わった理由を要約すると、新しい美容師さんが彼に最適な髪型を考えてくれ、あえて今までと髪の分け目を逆にする事でバランスが整ったという事のようでした。
それだけでグッと印象が良くなると信じられない人もいると思いますが、そもそも人の顔というのは、綺麗に左右対称になっているわけではありません。
イケメンや美人と呼ばれる人ほど左右対称に近い傾向があるのですが、多くの一般人は左右の顔を反転させると別人のような印象になります。
引用元:http://mobile.ci-labo.com/sp/r/wd01/01.html
これについては当ブログでも別のところで紹介したことがあるのですが、
顔の左右差を解消する事は簡単な事ではありません。極端な方法だと整形手術といった手段がありますが、細かな事だと食べ物を噛む時に、どちらか左右に偏らないように意識して少しずつバランスが良くなるといったケースもあります。
日頃の姿勢やクセといったものも骨格に影響を与える事は珍しくありません。タクシー運転手のように左側にだけ身体や首をひねる動作を長年繰り返していると、骨格のバランスが狂いやすくなってしまいます。
以前にテレビで個性的な顔が売りの女優さんが、歯医者で嚙み合わせが悪いと指摘されて治療すると、個性だったエラの張りが小さくなってきて困ったと笑い話にしていました。
このようなちょっとしたクセや習慣が骨格に影響を与え、顔に左右差が出るような事は珍しくありません。というかほとんどの人が何かしらのクセを持っています。
笑顔のような表情一つとっても左右で差ががある人がいますし、特定の動作が多い仕事や趣味といったものが顔のバランスに影響する事があります。
小顔になるマッサージやトレーニングといったものがありますが、あれは物理的に小顔になるのではなく、筋肉のこわばりといったものをほぐして歪みが取れるからです。
他にも歯ぎしりを抑えるマウスピースで顔の歪みが消えるようなケースもあります。
これらのように顔の左右差を整えるのは簡単な事ではありません。様々な要因が絡み合っているので、特定するだけでも一苦労ですし、誰しもが改善するとも限りません。
女性ならメイクで左右のバランスを取るといった事も可能ですが、男性の場合は眉毛の形を整えるぐらいの方法しかないと思っていました。
今回の知人男性が髪の分け目を変えただけで、かなり印象が変わったのを目撃したことで、改めてこの左右差の重要性を認識する出来事となりました。
髪型のセットの凄さ
髪の長い女性は髪型のセット次第で随分と印象が変わるものですが、短い髪型の男性でもセット次第でやりようがあるのかも知れません。
以前に私は東京に出張した際に、薄毛専門の床屋さんに行ったことがあります。実はそこでも分け目を変えられた事があります。
それまでの私は髪の分け目や流れの事を意識した事がなく、自然に流れる方向に撫でつけていたのですが、そこの床屋さんでは、あえて自然の分け目に逆らって髪を持ち上げてセットする事で、髪が立って薄毛が目立たなくなるというテクニックを教えてもらいました。
これは実際にやってもらわないとイメージしにくいと思うのですが、ドライヤーで髪を持ち上げながらセットしてもらうと、見事に薄毛の地肌が目立たなくなって感動しました。
この時はあくまでも薄毛を目立たなくするテクニックとしてしか認識していなかったのですが、人によっては顔のバランスを整えるのにも使えるテクニックなのだと思います。
今まで髪型の分け目や流れを意識した事がないという男性は、あえて逆向きにセットしてみると印象が変わるかも知れません。
おでこの端に目立つアザやほくろのようなものがあれば、髪型の分け目を変えて隠す事でバランスが良くなるのはイメージできると思いますが、もしかしたら骨格の歪みやバランスといった要素も上手く補正できるのかも知れないので、試してみる価値があるのではないでしょうか。
まとめ 平均に近づけよう
当ブログですすめている男性ファッションというのも、いかに普通で無難なファッションと丁寧に向き合う事が大切かと、角度を変えながら何度も紹介してきました。
お洒落に見えるファッションというのは、分かりやすい目立つ箇所があるからではなく、むしろ違和感が出てしまうポイントを排除していく事でバランスが良くなり、悪くはないといった印象になるからです。
目立つカラーや分かりやすい要素を取り入れる事がお洒落なのではなく、あくまでも自分の体型や肌の色や年代にとって違和感がない洋服が似合うのであり、違和感が出てしまう要素は、どんなに流行しているものでもマイナス評価になってしまいます。
これは髪型でも同じであり、絶対的な正解があるわけではなく、違和感なく収まる髪型が結果的に似合うだけです。
瑞々しい肌の若者であれば白髪は似合いませんが、ある程度の年齢のおじさんであれば違和感がありませんし、逆に黒々と染めてしまうと違和感が出てしまう事もあります。
あくまでも相性の問題なのであり、特定の髪型やアイテムが誰にでも似合うものではありません。
髪の分け目は年代や肌の色に左右される要素ではありませんが、顔のバランスには大きく影響を与える可能性があるので、薄毛が気になる男性だけでなく、イケメンになりたい男性も色々と試してみるのも良いのではないでしょうか。
自分の好きな髪型にする事やイケメン芸能人の髪型を真似る事が悪いとは言いませんが、髪の分け目といった要素も含めて自分と相性が良い髪型を見つけた方が、周りの人からの評価を上げたい男性にとっては有効なはずです。
奇抜なファッションや目立つ事が許されるのは、元々バランスが取れているイケメンやモデルだけです。
一般男性が取り入れたところでプラス評価になるものではありません。
私も含めて多くの一般男性はイケメンでもモデル体型でもないと思うので、自分の粗を排除できる選択をした方ばバランスが取れます。
背が低い男性なら姿勢を良くしたり、靴に厚みのある中敷きでも入れると、数センチぐらいは違和感なく身長を高くみせる事が可能ですし、目が離れている男性なら伊達眼鏡をしてバランスを整えるような事も可能です。
イケメン芸能人が身につけている眼鏡フレームをそっくりそのまま真似ても、顔の大きさや目のバランスが合わないと似合いようがありません。
同じタイプの眼鏡でもフレームの厚みを変えたり、目の位置に合う大きさのものを選ぶ事で似合う可能性はありますが、特定のブランドの眼鏡フレームありきで選んでしまうとバランスが取れません。
眼鏡によって顔のバランスが変わるので分かりやすいのはギャル曾根さんでしょうか。昔の彼女は小さな目をギャルメイクで大きくしていましたが、ママタレとして活躍するようになると、大きなフレームの伊達メガネで上手く印象を変えています。
引用:公式ブログより
もちろん中敷きや眼鏡といったアイテムを取り入れたからといって、誰もがバランスが良くなってプラスになるわけではありません。あくまでも平均に近づける事で印象が良くなる可能性が高いという意味です。
なで肩に悩んでいる男性であれば、肩パッド入りのジャケットで男らしい体型に近づきますが、いかり肩の男性が同じジャケットを着てしまうと、余計に強調されて怖い印象になってしまうかも知れません。
ガッチリとした肩幅のある男性なら、肩パッドも裏地もない薄い生地の安いジャケットの方が、ほどよく厚みが抑えられて似合うかも知れません。
誰でもカッコ良くなれる万能なファッションアイテムなどありません。あるのは相性だけです。
これらのように細かな減点対象と向き合うことで、違和感が減ってバランスが整っていきます。この違和感を減らす方法こそが、誰にでも通用するイケメンになる方法でもあります。
分かりやすい目立つファッションアイテムよりも、普通のファッションの中から自分に合う物を見つける方が、ずっと簡単で近道です。
これらの違和感を排除していく方法と同じように、髪の短い男性でも髪の分け目を変えるといった事が有効に働くケースがあるかも知れないので、ぜひチャレンジしてみてください。
分け目というと七三分けのようなはっきりとした髪型の事を想像してしまうかも知れませんが、髪の流れといったものでも当てはまります。
ちょっとした向きの違いで、グッとバランスが取れるかも知れないので、自分なりに鏡と向き合いながら色々と試してみるのも良いのではないでしょうか。
女性は小さな頃からこのような事と向き合ってきているので、自分の顔のコンプレックスを上手く隠せる髪型を見つけているものです。ちょっとした前髪の長さや襟足の長さといった事と向き合う事で、グッとバランスが良くなります。
男性の髪型は女性ほど種類が多くなく、特にビジネスの場だと極端な髪型にするのはリスクがあるのですが、それだけに髪の分け目といった些細な事と向き合う価値があるのかも知れません。
女性のようにメイクでごまかせない男性だからこそ、重要なポイントになるかも知れませんんよ。
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