空腹を紛らわす一番の方法は空腹状態のメリットを知ること!
ダイエットが上手くいかない理由
洋服をカッコよく着こなす為にも、健康な身体を維持する為にも、やはり日頃からベストな体型にコントロールする必要があります。
多くの方がダイエットが上手くいかなくて悩んでいるものですが、だからと言ってダイエットに効果的だと言われているグッズに頼っても、なかなか上手くいくものではありません。
だからこそ次から次へと様々なダイエット食品やグッズが開発されていくわけですが、その人が太る原因にピンポイントで働きかける(相性の良い)方法でもない限り、成功するものではありません。
そもそも太る原因は人それぞれですし、何か一つだけが原因だとは限りません。様々な要因が複合的に絡まっているので、これといったダイエットグッズだけで上手くいく可能性は低いものです。
これは高血圧の対策で考えるとわかりやすいのですが、運動不足だけが原因で高血圧になっている方であれば、適度な運動を取り入れることで血圧が安定するかもしれませんが、大抵は運動不足だけでなく、食生活やストレス、睡眠時間など様々な要素が影響しているものです。
様々なダイエットグッズを試して相性の良い方法を探し出すのも一つの手段ではありますが、より根本的に原因と向き合う方が成功する確率が高くなります。
その根本的な原因というのが「食べ過ぎ」です。
単純に食べ過ぎにならないようにコントロールすることが出来れば、多くの方がベストな体型を維持することが出来ます。
食べ過ぎを抑えるポイントは空腹をコントロールすることです。より具体的に言うと空腹を紛らわせることです。ただこの「紛らわせる」という言葉の解釈を間違うと上手くいきません。
空腹を紛らわせる方法
空腹を紛らわせる方法というと、水をたくさん飲んだり、炭酸水でお腹を膨らませたり、テレビを見て過ごしたり、といった方法がよく言われるのですが、これらは空腹を紛らわせるというよりは、どちらかと言えば空腹をごまかす方法です。
本心では空腹状態を辛く感じているので、よほど強い意志でもない限り継続することは出来ません。
この空腹をごまかすことに特化じたグッズもありますし、当サイトでも過去に紹介したことがあります。
ただこのような空腹をごまかす方法というのは、常に取り続けなければなりません。お金も必要ですし、根本的な解決にはなりません。
根本的に空腹を紛らわせる方法というのは、空腹状態であることが喜ばしいと感じられるようになることです。ごまかすのではなく、解釈を変えることです。
空腹状態であることのメリットを頭でしっかりと理解できると、今までと同じようにお腹が「グ~」っと鳴って空腹を感じても、意味合いが変わってきます。この解釈を変えることが本当の紛らわせる方法です。
空腹状態のメリット!
私が空腹状態のメリットを意識するようになったきっかけは、南雲吉則さんの「空腹が人を健康にする」という本を読んだことでした。
あまり詳しく書くとネタバレになるので簡単に要約すると、人は空腹を感じる度に生命力が漲っていく!といったようなことが書かれています。
その科学的な根拠やデーターがわかりやすく解説されているので、読み終えた頃には空腹状態であることが嬉しく感じられるようになりました。
この空腹状態のメリットを知って、心から納得することがポイントです。
お腹が「グ~」っと鳴る度に、全身の細胞が活き活きと活動的になるのがイメージできるようになると、わざわざ空腹を紛らわせる必要性など感じなくなります。
むしろ空腹が嬉しく感じられるほどです。
さらに南雲吉則さんの写真を見ると一目瞭然だと思いますが、圧倒的な説得力があります。よくテレビで偉そうなお医者さんが様々なダイエット方法を紹介していますが、その人の身体がメタボだと説得力がありません。
「毎朝○○を食べると健康になりますよ」
と言っているお医者さんが太っていたり、肌ツヤが悪くて不健康そうに見えると、私は信じられません。
この心から納得する、信じられることが、実はとても重要なポイントになります。
生半可な情報では空腹状態のメリットに納得できません。これは空腹を紛らわせる方法も同じで、実際に紛らわせられと感じないと、むしろ食べ過ぎを助長してしまいます。
胃の中で膨らむスルメを食べると空腹を紛らわせるといっても、実際にスルメを食べた人の空腹が紛れないと、スルメのカロリー分を余計に摂取しただけになります。
空腹を紛らわせるといっても、本心では誤魔化していることを知っているので、本当はお腹がいっぱいになっていないことを知っています。これではただ辛い空腹状態が続くだけです。よほど我慢強い方でない限り、乗り越えることが出来ません。
一方で心から空腹状態のメリットに納得できると、空腹をごまかす必要がなくなります。そのままの状態を心地よく受け入れられるので、食べ過ぎることもごまかす必要もありません。
心から納得する必要性
空腹状態のメリットを心から納得することこそがポイントなのですが、これは筋トレが続く人で考えるとわかりやすくなります。
ダイエットと同じように筋トレも多くの人が継続できないものですが、中には筋トレにハマって楽しみながら継続できる人もいます。
これについても別のところで詳しく紹介したことがあるのですが、
筋トレを続けられる人というのは、筋肉痛が気持ちよく感じられています。
筋肉を大きく発達させるには、筋肉に強い負荷をかけて筋線維を損傷させ、その状態が修復されると以前のよりも太い筋線維になることを、しっかりと頭の中で理解しているので、筋肉痛を感じると、
「よしよし、これでまた一回り大きく成長するな!」
と感じられるます。
一方で筋トレが続けらえない人というのは、筋肉痛はただ辛いだけの状態です。
全く同じ筋肉痛でも受け取り側の解釈が違えば、「快感」にも「苦痛」にもなります。苦痛を感じたままでは筋トレを継続することなど出来ません。
筋肉痛が苦痛に感じる人は、痛みが出ないように行動を控えて湿布などを張り、苦痛に感じる筋肉痛を和らげようとします。
一方で筋トレを継続できている人は、わざわざ筋肉痛を和らげようなことはしません。階段を一段登る度に「おお~、効いているなぁ」と嬉しくなってしまいます。
一般的に言われている空腹を紛らわす方法というのも、湿布のように「苦痛」を和らげる程度の効果しかありません。決して空腹が「快感」には感じられません。これでは根本的な解決、「食べ過ぎ」を抑えることにはなりません。
空腹を紛らわせる一番の方法というのは、この苦痛を快感に変えてしまうことです。空腹状態であることが快感になってしまえば、わざわざ和らげる(ごまかす)必要がなくなります。むしろお腹が鳴る度に「おお~、胃腸が休まって準備万端で絶好調だな」と嬉しくなってしまいます。
まとめ 空腹状態の凄さ
空腹状態のメリットを知るには、上で紹介した南雲吉則さんの本を読んでもらうことが一番なのですが、どんな方法でも納得できればOKです。
私なりに感じている空腹状態のメリットを紹介すると、
- 何でも美味しく感じる
- 食事が楽しみになる
- 食費が浮く
- 食事の時間が浮く
- 食後のまったり感が少ない
- 眠くならない
- 集中力が研ぎ澄まされる
などがあります。これらが科学的に正しいかどうかではなく、本人がそう感じて喜ばしいと思える事が大事です。
誰でもお腹いっぱい食べてしまうと動きたくなくなるものですが、午後から大事な仕事があれば、昼食で満腹になるまで食べるという方は少ないと思います。
遅い時間に食べ過ぎてしまうと、ベッドで横になった時に胃液が上がってきて「ウッ」となったことがあると思います。その状態ではベストな睡眠など出来るわけがありません。
誰だって食べ過ぎた後に後悔したことがあるのではないしょうか。
私はこの考え方をより広げて捉えています。朝食でも夕食でも食べ過ぎるとその後のパフォーマンスが落ちてしまいます。仕事でもプライベートでもベストなパフォーマンスが発揮できない状態でいるのがイヤなので、常に食べ過ぎにならないようにコントロールしています。
食べ過ぎが原因で睡眠の質が下がると、翌日に疲れが残ってパフォーマンスが落ちてしまいます。
食べ過ぎのデメリットは誰でも知っているはずです。そこに空腹状態のメリット加えて頭の中の解釈を書き換えてください。すると苦痛だった空腹が、快感に感じられるようになります。
私は南雲吉則さんの本で学んだ知識のおかげで、お腹が「グ~」と鳴る度に全身の細胞が活性化して若返っていくイメージを持つことができるようになりました。南雲吉則さんが圧倒的に若い見た目をしているのも、納得するのに大きかったと思います。
筋肉痛が快感に感じられる人のように、私はお腹が「グ~」と鳴る度に嬉しくなってしまいます。わざわざ空腹を紛らわせようとは思いません。
さらにどんどんイメージを膨らませていってください。自分に都合の良いように解釈すればOKです。
私なら空腹で内蔵が休まって機能が向上すると、肌ツヤが良くなって髪も活き活きとしてくるようにイメージしています。ベストな体型になれば洋服も似合いやすくなり、異性にモテるようになると本気で信じています。
身体が健康になれば見た目も健康的で魅力的な人になるのは当然のことなので、仕事でも趣味でも充実するのは当たり前です。
あなたなりに大切にしている事と健康は必ずつながっているので、そのつながりを延長して空腹状態のメリットにまでつなげてください。
すると恋人との旅行中に食べ過ぎになるようなことがなくなります。食べ過ぎや飲み過ぎで十分な睡眠が取れずに、迷惑をかけることなど望まないはずです。
大切な家族を守る為に、しっかりと仕事で成果を出したいお父さんは、日頃から食べ過ぎてベストなパフォーマンスが発揮できないような状態を受け入れるはずがありません。
職場の昼食で食べ過ぎて眠くなるようなことはありません。そんなことをしていたら大切な家族を守れなくなるとイメージできているので、むしろ食べ過ぎて満腹になることが苦痛になっていきます。
どんな要素でもいいので、あなたなりに大切にしている事に、健康と空腹状態のメリットを強く結びつけてイメージしてください。このイメージが具体的になればなるほど、空腹状態の解釈が変わって、苦痛が快感に変化していきます。
これこそが最も空腹を紛らわせる方法です。あくまでも空腹をごまかすのではなく、解釈を変えて快感に変えることこそが、本当に紛らわせるということです。
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