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新しい洋服は洗濯するべき?馴染む感覚を大切にしよう

新しい洋服のデメリット

先日、あるホテルの待合室にあった雑誌(地方の企業の経営者を紹介)をパラパラと眺めていると、多くの方が真新しいスーツやシャツを身につけているのが気になりました。

頻繁にメディアに出るような方ではないせいか、いかにも雑誌の撮影の日に合わせて洋服を新調したようでした。

新しい洋服のせいか全く身体に馴染んでおらず、生地の張りや硬さが目立ち、特に襟周りの収まりが悪く(浮く、隙間がある)なってしまっている方がとても多かったのが印象的でした。

使い古した下着などの着心地が良いのは多くの方がイメージできると思いますが、スーツのような張りのある生地の洋服も、ある程度着こんでからの方が身体に馴染んで着心地がよくなるものです。

そして着心地だけではなく、見た目の収まりもよくなる傾向があります。

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洋服が身体に馴染むとは?

洋服が身体に馴染むというのは、いわゆる肌触りが良いことだけではありません。

革製品でイメージするとわかりやすいのですが、頻繁に動く関節の箇所の生地が伸び縮みすることで徐々に柔らかくなっていきます。

一方で背中などのそれほど動かない箇所の生地は、ある程度の張りを保ってくれます。

これはスーツやシャツなどでも同様です。

革ほど伸びることはありませんが、頻繁に動く箇所の生地の繊維が柔らかくなったり、ガチガチに縫い固められた糸が柔らかくなることで身体に馴染んでいきます。

学生服を着ていた頃を思い出してみてください。三年間着こんだ学ランやブレザーは、かなり柔らかくなっていたと思います。

雑誌の撮影のような晴れ舞台でシャンとした新しい洋服を着たい気持ちもわからなくはありませんが、真新しい洋服というのは、生地に張りがあるだけに身体との隙間が出やすい傾向があります。

くたびれた洋服

使い古された洋服がくたびれた印象に見えてしまう原因は、大きく分けて二つあります。

一つは生地の張りが失われて型崩れしてしまった状態です。頻繁に動く関節周りだけが柔らかいのではなく、全体的に張りが失われてしまった状態です。

もう一つは生地そのものの劣化です。主に外部からの力によって生地が傷んでいきます。

お尻などの擦れやすい箇所の生地が傷みやすいようなことです。スーツの上着だと肩掛けバッグやビジネスバックなどを愛用していると、肩周りの生地が傷みやすくなります。

最近は若い世代を中心にビジネスマンでもリュックを背負う方が増えてきましたが、おそらくスーツの寿命を飛躍的に縮めていることを自覚していないのではないでしょうか。

他にも洗濯やクリーニングの回数なども影響します。

これらの洋服がくたびれてしまう原因は、メンテナンスや扱い方次第で寿命は大きく左右することになります。

洋服のメンテナンス

洋服を脱いだ後に適当にしてしまうのと、きちんとハンガーにかけるのでは型崩れするまでの寿命は全く違います。

着用後に洋服ブラシをサッとかけてホコリや皮脂汚れを落とす習慣があると、汚れが頑固になることが少ないので、生地全体が傷む原因となる洗濯の頻度も少なくなります。

洋服ブラシはホコリを落とすだけではなく、生地の繊維の目を整える効果もあります。デスクワークが多い方はお尻や背中などの生地が押し付けられてペタンコなってしまうのですが、繊維の目の逆に沿って洋服ブラシをかけてあげると、押し付けられた繊維が起き上がります。

特に毛玉ができやすい毛足の長い繊維の生地は、洋服ブラシによって寿命がものすごく左右します。飛び出た繊維が複雑に絡まって丸まってしまった毛玉はカットするしかありませんが、軽い毛玉の状態であれば洋服ブラシでほどかれて毛並みを整えることができます。

しっかりと洋服をメンテナンスしてあげることで、身体に馴染んだ洋服を長く愛用することができるわけです。このようなメンテナンスを日々行うことで、生地全体が傷む洗濯の頻度を少なくさせることができます。

適切な洗濯頻度

洋服の洗濯頻度に正解があるわけではありませんが、基本的に洗濯をすればするほど洋服の生地は傷んでいきます。

肌着や下着のように安価な洋服であれば、毎日でも洗濯をしても懐はそれほど痛みませんが、ある程度の張りがある洋服は、なるべくなら洗濯をしない方が寿命(擦れや張り)が延びます。

明らかに目立つ汚れや匂いがある場合は洗濯をするべきですが、そうではないのであれば洋服ブラシだけでも問題ありません。

また大切な洋服を洗濯をする時に洗濯ネットを使用する方も多いと思いますが、まさにこれこそが擦れを予防する手段でもあります。

他にも洋服を裏返しにして洗濯をすることで、生地の表側の擦れを防ぐ方法があります。

肌着やシャツのように直接皮脂汚れがべったりとつく洋服と、そうではない洋服の洗濯を上手に分けることが、適切な洗濯頻度と言えるのではないでしょうか。

新しい洋服に洗濯は必要?

新しく洋服を購入した時も同様のことが言えます。型崩れしやすい洋服は洗濯するべきではありませんが、肌に直接触れるような洋服は、一度洗濯をした方が生地が柔らかくなって肌触りがよくなります。

また新しい洋服は様々な方が試着をしている可能性もあります。その洋服の製造工程でも様々な方の手が触れていますし、お店の店員さんも触れています。直接肌に触れる洋服こそ、着用前に洗濯をした方が安心だと思います。

ただし、一度でも洗濯をしてしまうと返品や交換ができなくなるので、予め洋服の購入前にはきちんとサイズを確認しておいてください。

また新しい洋服を洗濯する時は必ず洗濯表示のタグをチェックしてください。意外と多くの洋服に洗濯ネットの指定があるものです。

あと生地によっては色落ちしやすいこともあるので、色落ちしそうな新しい洋服は単独で洗濯をした方が良いかと思います。

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まとめ 適材適所

身体に馴染んだ洋服というのは着心地が良いものです。どんなにお気に入りのブランドの洋服を購入しても着心地が気になると気分爽快とはなりません。

硬さのある洋服は無駄な力を奪われて疲れやすいものです。おろしたての革靴だとイメージしやすいと思います。

革靴も頻繁に動く箇所の革に皺が入って柔らかくなり、体重がよくかかる箇所の中底が沈んで足裏の形にフィットしていくものです。

靴磨きやメンテナンスを怠っていると、せっかく足の形に馴染んで履き心地が良くなってきた頃には外見がボロボロになってしまっています。

洋服も同じです。

せっかく身体に馴染んで収まりがよくなり、着心地が良くなった頃に傷んでしまっていては、もったいないです。

新しい洋服の外見が悪いとは言いませんが、身体に馴染んでいない状態の洋服というのは、どこか硬さが目立つものです。極端なことを言えば洋服に着られているような印象に映ってしまいます。

大きめの柔らかい生地をカジュアルに着こなすのであれば別ですが、身体のサイズに合わせたスーツやジャケットというのは、ある程度馴染ませてからの方が見栄えが断然よくなるものです。

プロ野球選手が新しいグローブでいきなり試合に臨むことなどないはずです。ある程度使いこんで手の形に馴染ませ、適切にメンテナンスをしながら思い通りに扱えるようになってから、本番で使うのではないでしょうか。

真新しい神社やお寺だとありがたみが感じられませんが、長い歴史を経ても綺麗に保たれている神社仏閣には凄みを感じるものです。

大切な洋服ほど適切にメンテナンスや洗濯をしてあげてください。

一方で一目につかない肌着や下着はガンガンに洗濯しましょう。アウターに皮脂汚れや匂いを移さない為にも、しっかりと洗濯をして汚れを落としきってください。

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