若々しいは若作り?
「若々しい」と「若作り」
言葉はとても似ているのに、意味は全く違います。
「若作り」は悪いイメージが付きまとうと思います、「痛々しい」や「よくやるねぇ」などネガティブな印象を与える言葉です。
「若作り」は無理をしてやっているイメージですが、一方で「若々しい」は自然なイメージです。
若く見せようとする努力が見えてしまうと「若作り」、努力が見えないと「若々しい」になります。
そこで今回は若作りと若々しいの違いについて考察します、境界線を見極めて若々しくなってください。
若作りの間違え方
若作りが残念な印象になり理由は、周囲の人に若く見せようとしているのがバレバレだからです。
極端な例をあげればリーゼントや聖子ちゃんカットやソバージュといったところでしょうか。
引用元:http://ameblo.jp/brandouroyal/entry-11011461485.html
(ロイヤルの社長はキャラクターとして素敵ですけど)
現在の若者がやっていない髪型やファッションなので、一目瞭然で若作りに見えてしまいます。
若者の言葉を使っている中年は痛々しいものです、しかも少し前の若者言葉なので、より一層古さが引き立ってしまいます。
稀に上手く若者のファッションや文化に融合している中年の方もいますが、ルックスが恵まれているなどの条件が必要になります。
若々しい人の特徴
一方で若々しいと言われる人の特徴をあげると、若者言葉やファッションをしているわけではありません。
中年の魅力的な有名人を思い浮かべてもらえばわかると思うのですが、多くの方が年相応の格好をしています。
年相応のファッションや髪型だと若々しく見えないと考える方が多いのですが、実は年相応のファッションや髪型を取り入れている一般人は少ないのです。
年齢を重ねて体型や肌の質感の変化に合わせて、ファッションや髪型を変えられる人は多くありません。
大抵は昔の流行や昔の自分が似合っていたファッションを引きずっています、その極端な例が聖子ちゃんカットやリーゼントというわけですが、ここまで極端でなくても多くの方が引きずっています。
このギャップを取り除いて年相応のファッションをするだけで、ギャップだらけの周辺の人に比べて「若々しい」印象になります。
若々しくない若者
二十歳の青年に対して「若々しいね」とは言いません、誰が見たって若いからです。
逆に若者が中年男性のようなファッションや髪型をしていると、年相応ではないので「おじさんっぽい」という印象になります。
「若々しい」という言葉は、あくまでも若くない人に使う言葉です。
同年代の人よりも、やる気やオーラや活気を感じさせる人を「若々しい」と呼びます。
だからこそ目指すべきファッションというのは、現代の若者ファッションではなく、現代の同年代のファッション、年相応のファッションということになります。
若者のファッションや流行を取り入れることは若作りになりますが、年相応のファッションや髪型は若々しい印象になります。
髪型が左右非対称で、しかも刈り上げているデザインカットの中年男性は、ミニスカートを履いているおばさんと同じで全く若々しくありませんし、痛々しい印象になってしまします。
中には似合う人もいるのですが、モデルや俳優のようなスタイル、容姿、ライフスタイル(高級車など)を維持していないと難しいです。
年相応のファッションとは
年相応のファッションを定義するのは難しいのですが、物凄く簡単に言うと無難なファッションです。
無難なファッションと言っても適当でいいというわけではありません、だからと言ってファッション雑誌の突飛な格好でも当然ありません。
無難なファッションというのは相手の印象に残らないファッションとも言えます。
オシャレなファッションは印象に残りますが、ダサいファッションも印象に残ります。
オシャレなファッションは簡単ではありません、容姿や体型も重要な要素になるので、誰もがオシャレになれるわけではありません。
一方でダサいファッションはある程度避けることが可能です。
ダサいファッションの条件というのは、
- サイズが合っていない
- 昔のデザイン、シルエット
- 清潔感がない、不潔
と言ったところでしょうか。
ジーパンが無難なファッションだからと、昔のシルエットの色落ちしまくったジーパンを履いてしまうとダサくなりますが、最近のシルエットで色落ちしていないジーパンであれば、中年男性でも清潔感を保つことができます。
また肌がみずみずしい清潔感のある若者であれば似合う古着も、中年が着ると不潔に見えてしまいます。
サイズが合っていない洋服も当然です、余計な皺が出てしまいます。
無難なファッションとは特定のファッションを指すのではなく、ダサい要素をしっかりと避けることがポイントになります。
これは多くの男性が出来ていないことなので、無難なファッションにするだけでギャップだらけの周囲の男性に比べて、圧倒的に若々しい印象になる理由です。
まとめ
オシャレな人というと特別な髪型やファッションをしていると考えがちですが、それはファッションが仕事のモデルや芸能人の印象です。
彼らの多くはプライベートで最先端の突飛な格好をしているわけではありません。
参考にするべきは、あなたの周りにいるオシャレだと感じる人です。
おそらくですが、これ見よがしにブランドをジャラジャラ身につけている人をオシャレだと感じないと思います。
理由はわからなくても何となくオシャレだなと思える人は、きちんと自分の加齢に合わせてファッションや髪型を変化させてきた人です。
その人が身につけているのが無難なファッションということです。
年相応というのは若者に近づけることではありません、中年の方の髪を若者のような真っ黒に染めてしまうと若々しくは見えません、若作りには見えてしまいます。
ファッションや髪型を若返らせるのではなく、年相応に合わせると若々しい輝きが増すものです。
特に男性は年相応のファッションや髪型を意識できていません、多くの中年男性にギャップがあるからこそ、無難で普通にするだけで若々しく見えるものです。
モノを大切にすることは素晴らしいことですが、昔のデザインやシルエットを避けて、今の時代の普通の洋服を、きちんとサイズを合わせて選んでください。
しつこいようですが、若々しいとは若作りをすることではなく等身大で輝くことです、若者と比べる必要はありません。
これは女性でも同様です、魅力的な熟女と呼ばれている方は若作りをしているからではありません、年相応で輝いているからこそ魅力的なわけです、若い女の子のように肌を露出して勝負する必要はありません。
無理して最先端のファッションや髪型を取り入れる必要はありませんが、昔の流行を引きずらないように気をつけてください。
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