足が短く見えるのはズボンの股下のトップの位置が低いから!

ファッションコラム

ズボンの股下の位置

またまた柔道着を例に出して申し訳ないのですが、柔道着のズボンを見ると股下に余裕がある構造になっています。

柔道着

和服の構造がそのようになっています。そもそも足を長く見せようと考えられていません。

スタイルの良い俳優でも時代劇に出演すれば足が長く見えることはありません。和服はシルエットがゆったりとしているので、足の付け根の位置が曖昧になります。これは腕の長さなども同様です。

一方でそれぞれの人の身体に合わせてサイズを詰める洋服だと、足の付け根の位置がはっきりとするので自然と足が長く見えます。

ただ洋服でも適当にサイズの大きなものを選んでしまうと、ズボンの股下のトップの位置が低くなり、足の付け根の位置まで低く見えて短足に見えてしまいます。

これはジーパンなどの腰履きが代表的な例になるでしょうか。あえて大きいサイズを履いてダボつかせています。これだと極端に足が短く見えるので、あえてやっていると伝わってきますが。

足が短く見える着こなし 引用元:http://blog.goo.ne.jp/yodobaku1967

一部のファッション上級者であれば、サルエルパンツという選択肢もありますが、

サルエルパンツをオシャレに着こなすには、そもそものスタイルが良い必要があります。上半身の着こなしでスタイルの良さをアピール出来ないと、ただただ足が短く見える残念な印象になってしまいます。

高身長で細身の男性でなければ難しい着こなしです。一般の人が安易に取り入れるものではありません。

NHKのコント番組(LIFE)のトークの時に、ドランクドラゴンの塚地さんがサルエルパンツを履いていたのですが、まさに足が短く見える残念な着こなしになっていました。

これらのようにズボンの形(シルエット)やサイズ合わせによっても、足の長さの印象は大きく変わります。まずはこのことをしっかりと理解してください。

サイズ合わせの重要性

年輩の男性に多いのですが、洋服のサイズを必要以上に余裕を持たせる傾向があります。

ズボンに限らず大きすぎる洋服というのは、どうしても見た目の重心が下がってしまいます。当然ズボンの股下の位置も下がります。

少し前までのスーツのシルエットというのは、まさに大きめサイズでした。日本の政治家が海外の政治家と並ぶと滑稽に見えていたものです。

近年はスーツのシルエットが見直されてきているので、そのようなケースが少なくなってきてはいるのですが、中年以降の男性の多くは以前として大き目のサイズを選ぶ傾向があります。

参考スーツのシルエットの違い!

きちんとサイズを合わせてつくるスーツはカッコ良くても、私服がダサいお父さんというのがその典型です。

カジュアルな洋服というのは、スーツのように細かなサイズ展開になっていないので、適当に選んでしまうとブカブカで皺だらけになってしまいます。

オーダーメードのスーツを着ている男性はカッコいいものですが、その理由はきちんとサイズを合わせて無駄な生地がないからです。特に腕の付け根や足の付け根の印象が変わるので、誰でも手足が長く見えるようになります。

オーバーサイズのデメリット

当ブログでも口を酸っぱくしながら何度も紹介しているのですが、大きいサイズの洋服を選んでしまうと、洋服に余計な皺がたくさん出てしまい、より自分の体型を強調させることになってしまいます

ブカブカのブレザー

成長期の子供であれば可愛げもありますが、成人した大人がそのような状態だと滑稽にうつってしまいます。

最近はオーバーサイズの着こなしもありますが、あれはスタイルの良いイケメンだけに許されたファッションであり、安易に一般男性が取り入れると残念な印象にしかならないものです。

参考オーバーサイズの着こなしは難しい

サイズが大きすぎるズボンというのも、股下の位置が下がって上手に着こなせていないサウエルパンツのような印象になってしまいます。

すると、実際の足の長さよりも短く見えてしまいます

この洋服のフィット感を改めるだけで、足の長さの印象は大きく変わります。

物理的に足を長くすることは出来ませんが、足を短く見せる条件を避けることは出来ます。

SMLのようなサイズ展開のズボンでは、きちんとサイズを合わせることは難しいです。

ユニクロのようなカジュアルなお店でも、ズボンは数センチ刻みで細かくサイズ設定を展開しています。そのようなお店で試着を重ねてピッタリのサイズを選んでください。

ピチピチになるズボンを選ぶということではなく、無駄のないスッキリとしたサイズのズボンを選ぶということです。ズボンのシルエットやタックの有無を確認しながら試着してください。

ファッションに興味のない男性は試着を嫌がるものですが、これこそが男女のファッションレベルの差に直結する要素です。

参考試着室の男女比に見るレベル差

今までろくに試着もせずに適当に大きめのズボンを選んでいた男性は、それだけで足が長く見えるようになります

股下の位置が上がってズボンのシルエットも細くなるので、見た目の印象は段違いによくなります。

そしてズボンの裾も適正な長さに調整してもらってください。ズボンの裾がダボついて皺が多いと、見た目の重心も下がって足が短く見えてしまいます。

ちなみにズボンの裾上げはしっかりとベルトをして靴を履いた状態で長さを決めてください。シークレットブーツや中敷きで底上げをするのであれば尚更ですが、普通の靴でも試着室から一歩外に出て靴を履いた状態でベストな長さに裾上げするようにしてください。

面倒なことかも知れませんが、このような小さな積み重ねによってオシャレは成り立っています。有名ブランドのズボンを購入したから足が長く見えるようなことではなく、きちんと向き合うことが大切です。

次は足を長く見せる為の姿勢の重要さについて紹介します。個人的にはこの姿勢が最も足の長さに影響を与えると考えているので、日頃の姿勢や歩き方を意識に上げて改善してほしいと思います。

次は:実際の身長のよりも低く見えてしまう条件を避けろ!
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