強面になりたい?メリットとデメリットを理解しよう!
強面になる方法
少し前にテレビで一風変わった視点のファッション特集があり、そこに登場していた男性の悩みを聞いて、私は思わず笑ってしまいました。
その男性の悩みというのが、
「生まれつき強面で周りの人から避けられてしまう」
というものだったのですが、明らかに強面に見えるファッションや髪型や細い眉毛やピアスをしており、屋外の仕事で日焼けをした感じでもなく、日焼けサロンで綺麗に焼いた肌だったので、むしろ自ら強面に寄せまくっていました。おそらく本人は全く悩んでいません。
強面になる方法というのは、それほど難しい事ではなく、彼のように外見から寄せていく事は簡単です。
分かりやすいものだと髪を染めたり、スキンヘッドにしたり、眉毛を剃ったり、サングラスをかけたり、タトゥーを入れたり、強面になる方法はいくらでも見つかります。
ひ弱そうな容姿だったとしても、髪型や眉毛を変えるだけで随分と印象は変わるものです。
もちろん姿勢や筋トレや表情といったものも影響しますが、強面である事のメリットを感じている男性というのは、自然と普段の振る舞いからそのような方向へ向かうようになるので、引き締まった表情や偉そうな態度を取るようになっていきます。
強面になりたいという男性は、このメリットを知る事が一番の近道です。
ファッションや髪型を変える事はもちろん、身体の内側から男性ホルモンが分泌されるようになるので、表情や声色や姿勢といったものまで男らしい印象に変化していきます。
童顔で相手になめられやすい男性や、自分に自信がもてない男性であれば、あえて強面になる方法を取り入れる事で、普通のレベルにまで引き上げられる可能性があります。
強面のメリット
強面になるメリットで分かりやすいのは、やはり相手になめられなくなる事です。一目置かれる存在になるので、相手の気を引く事ができます。
混雑した電車の中でも周りにスペースが出来ますし、痴漢に疑われる事も無くなります。強盗に狙われる事も無くなるかも知れません。
また強面の男性しか好きにならない女性もいるので、一定の層の女性からモテるようになる可能性があります。
自然と威圧感が醸し出されるようになるので、まるで自分が偉くなったような気分を味わえるメリットがあります。
また強面の男性ほど、ちょっとした優しさでも相手がギャップを感じるので、少し笑顔になるだけで威圧されていた相手に安心感を与えられるようなメリットもあります。
ただし、これらは良くも悪くも目立つという事です。
強面になる事は「諸刃の剣」だと理解する必要があります。メリットだけでなく、デメリットもたくさんある事を理解した上で判断してください。
強面のデメリット
強面の男性がタイプの一部の層の女性からモテるようになると言いましたが、一方でその層以外の女性からは避けられるようになってしまいます。
職場であれば人間関係に影響が出てしまいますし、営業職だと客層によっては致命的になります。強面過ぎると人目の付かないポジションに移動させられるかも知れません。
もちろん強面が有利に働く職種であれば別ですが、あまりそのような仕事は多くありません。
身体つきで考えると分かりやすいのですが、警備員や警察官が屈強な身体をしていると頼もしい存在になりますが、銀行員や保険外交員が日焼けをしたマッチョだと、お客さんに威圧感を与えてしまいます。
資本主義社会における取引というのは甲乙で立場が対等であり、お互いに納得した時だけ成立するものなのですが、やはり日本では「お客様は神様」といった感じでお金を支払う側の立場が強い傾向があるので、お金を受け取る側が強面だと初手で避けられやすくなってしまいます。
知らない土地で道に迷った時に、通りすがりの人に道を尋ねるのであれば、誰だって答えてくれそうな優しそうな人物を選ぶように、初手で避けられてしまう強面というのは、時と場合によっては不利になります。
おそらく強面になりたいと感じている男性というのは、この対等であるはずの立場で負い目を感じて損する機会が多いと感じているからなのではないでしょうか。
なめられやすい男性が強面になる方法を取り入れて、相手と対等な立場に立ちたいのであれば悪くはないと思いますが、対等な立場ではなく威圧感を出して有利な立場になる事を求めてしまうと、一般的な職種ではメリットよりもデメリットが上回ってしまう可能性が高くなります。
冒頭で紹介した強面で悩んでいる(?)彼も、おそらくこの相手よりも有利な立場である事に優越感があるからこそ、改善する気がまるで見られていませんでした。
デメリットだけを疑問視していたわけですが、積極的に相手を威圧しておきながら疑問視するなど言語道断です。
対等な立場を目指す方法
好きな女性のタイプが、強面の男性が好きそうなヤンキー系なのであれば、強面に寄せるメリットもあると思いますが、そうではない男性にとってはメリットはあまり多くありません。
相手になめられたくない、相手と同じ立場に立ちたいというメリットを求めているのであれば、イケメンになる方法を取り入れた方がずっと近道でデメリットも少なくなります。
誰もが簡単にイケメンになれるとは言いませんが、ダサく見える要素を排除していく事で普通のレベルに近づく事は可能です。
清潔感のあるファッションを意識したり、顔の大きさに合う髪型にしたり、表情や姿勢を意識したりする事で、不細工な男性でも少しずつマシになっていくような事です。
姿勢といっても偉そうに肩で風を切って歩くような事ではなく、自信なさげにトボトボ歩いていた姿勢を正すような事です。
当ブログでは主に男性向けのファッションについて紹介しているのですが、実は姿勢も凄く重要なポイントなので何度も紹介してきました。
人は猫背でいるだけで表情が暗くなってしまいます。実際に今試してみてほしいのですが、背中を丸めてうつむいた姿勢になると、勝手に暗い表情になっているはずです。
一方で姿勢を正して胸を張ると、無理やり笑顔を作らなくても軽く笑っているような表情になります。
猫背のまま笑顔を作っても、その状態をキープするのに筋力が必要なので、気を抜いた途端に暗い表情に戻ってしまうのですが、姿勢が良いと気を抜いていても自然な笑顔のままでいられます。
これらのようにちょっとした習慣によって、イケメンよりにも不細工よりにもなってしまいます。もちろん強面の人のように偉そうな態度になる事も可能です。
大きく容姿を変えられるとは言いませんが、普通の範囲内(40~60点)でイケメンよりにする事は可能です。
もしかしたらきちんとフィットした靴を履くようになるだけで、姿勢や歩き方が改善されてイケメンに近づく事になるかも知れません。靴下を五本指ソックスにするだけで歩き方が綺麗になるので、CAさん中では五本指のパンストが人気です。
長靴のようなブカブカな靴だと走る事などできないので、自然と足を開いて重心を下げた姿勢になってしまいます。
もって生まれた容姿を変える事は難しいですが、姿勢や体型やファッションといったものであれば、ちょっとした意識で変える事が可能です。
普通のレベルに近づいていく事で相手の立場と対等になっていくので、なめられるケースは確実に少なくなっていきます。
冒頭で紹介したテレビ番組でもう一つ面白い事を言っていたのですが、家具屋の店員をイケメンにすると、男性客の購入額が増える傾向がありました。
女性客の購入額はほとんど変わらないのですが、男性は相手がイケメン(立場が上)だと負けたくない気持ちが働き、対等な立場になろうと見栄を張ってしまうのだそうです。
自分に自信がない男性ほど相手の優位に立とうと反応してしまうので、それが購入額となって現れたわけです。
強面である事を良しとしていている男性の心理も同じです。自分に自信がないからこそ、相手よりも立場が上である事を外見から誇示しています。
お金を支払う側であれば、それで有利な取引が出来るようになるかも知れませんが、逆の立場だと避けられるデメリットばかりになってしまいます。
強面になりたいと考えている男性は、この事をしっかりと理解しておいてください。
強面のように良くも悪くも注目を集めてしまう方法よりも、誰からも評価されやすくなるイケメンを目指した方が、なめられたくないという目的であれば、デメリットがなく達成しやすくなりますよ。
まとめ バランスが大事
なめられやすい男性が強面になる方法を取り入れる事が、必ずしも悪いとは言いませんが、強面になり過ぎてしまうとデメリットばかりが際立つ可能性が高いので気をつけてほしいと思います。
もちろん職種や人付き合いによってはメリットもあるかも知れませんが、多くの一般男性にとってはデメリットの方が上回ってしまいます。
裁判の判決で「情状酌量の余地があり」といった表現がありますが、あれは反省している態度で罪が軽減されたという事です。
犯した罪が見た目にや態度で変わってしまうのは、法の下の平等という意味では間違っているのですが、外見が相手の印象を変える事は珍しい事ではありません。
逆に威圧感のある見た目や態度だと「情状酌量の余地はない」となってしまうわけです。裁判のように法律に基づいて決まる事ですら変わるぐらいなので、普通の人付き合いだと益々重要な要素になります。
強面になる事によるメリットがないとは言いませんが、デメリットがある事も忘れないでください。バランスを取らないとデメリットばかりになってしまいます。
当ブログでは以前に職務質問されやすいファッションについて紹介した事があるのですが、
自分よがりなファッションを押し通してしまうと、自分の気分の高揚と引き換えにデメリットばかりを得る事になってしまうので、よほどのメリット(気分の高揚)を感じていないのであれば、得する事は全くないと紹介しました。
強面になる方法といったものも同じで、その事でよほどのメリットがない限り、デメリットの方が上回ってしまうので、安易に取り入れると危険です。
これは車で考えてみると分かりやすいのですが、いかにもその筋の人が乗っていそうな黒い高級車を改造して乗っていると、周りの車は警戒して煽ってくるような事は無くなりますし、駐車場でも横に停める車が遠慮してスペースを余計に開けてくれるかも知れませんが、その車の助手席に乗りたいという人も、かなり絞られてしまいます。
可愛らしい雰囲気の軽自動車だと煽られる事が多いのかも知れませんが、だからといって軽自動車を下品に改造してしまうと、一部のヤンキーにしか評価されない残念な車になってしまいます。
十年ぐらい前に幼馴染の女性が出産を控えて実家に帰省しているとのことで、友達と尋ねた事があるのですが、実家の前に黒塗りのAMG(ベンツの改造車)があり、ドデカイホイールや運転席や助手席の窓にも黒いフィルムが張られており、相当ヤバい男と結婚したのかと一気に不安になりました。
ビクビクしながら家に入ると、お腹の大きな幼馴染といっしょに、物凄く気の弱そうな旦那が出てきて逆に驚いたものです。それとなく車について聞いてみると、本物のAMGではなくエンブレムを付けただけでの、なんちゃって仕様とのことでした。
車を運転している時だけであれば、そのような車でなめられる事は無くなるのかも知れませんが、近所にそのような車の人が引っ越してくると、私なら近所付き合いなどしたくありません。
既に内面を知っている人であれば、それほど評価は変わらないかも知れませんが、初対面の相手なら関係を持つ事すら避けてしまいます。
周りの強面の男性でも学生時代から知っている奴だと、気兼ねなく接する事ができるものですが、初対面の男性であれば構えてしまうはずです。
「外見で人を判断してはいけない」
といった事をいう人がいますが、それは生まれ持った容姿や身体に当てはまる事であり、自らの意思で寄せていったファッションや髪型であれば、十分にその人の内面を判断する基準になります。
それで差別されたと感じる方がおかしいです。見た目で判断しないなら個性的な主張などする必要がありません。
煽られたくない(なめられたくない)目的で車を選ぶのであれば、黒塗りではない普通のベンツを選んだ方が、周りに威圧感を与える事なく目的も達成できます。
これがイケメンを目指すという意味です。
イケメンは多くの人から憧れられる高級スポーツカーのような事なので、誰もが選べるものではありませんが、なめられやすい要素を避けた車選びは可能なはずです。
普通の車といっても洗車を怠って汚れていたり、ろくに整備もしないでガタガタしていると避けられる要因になってしまいますが、きちんとメンテナンスをしている普通の車であれば、多くの人から避けられる(なめられる)事もなくなります。
目立つ車に乗る事や改造する喜びが、周りの人から避けられるデメリットよりも上回っているのであれば個人の自由ではありますが、それで差別する人を非難するのは間違っています。
強面になるという事も同じです。それで周囲の人から避けられるリスクを背負ってまで、自分にとってメリットが本当にあるのか、よくよく考えてみてください。
威圧感を出して相手をビビらせる事で有利に物事が運ぶ立場の人であれば、強面になる方法を取り入れるのはメリットがあります。
借金を取り立てる仕事やガードマンのような仕事であれば、収入アップにもつながるかも知れません。
ただこの相手を威圧して有利に展開するのは、極端な事をいうと某国のようにミサイルや核の恐怖で、有利な条件を引き出すような事です。
仮にそれで有利な取引が出来たとしても、必ず相手側には遺恨が残りますし、その後に良い関係が継続する可能性も低くなります。
相手からなめられっぱなしの外交が良いとは言いませんが、だからといって相手と同じ土俵に降りる事もありません。それこそ自衛隊のように「いざとなったら負けないぜ!」ぐらいを匂わせた方が、多くの国と良好な関係を築きやすくなります。
ファッションといったものも必要以上に相手を威圧する事なく、なめられないぐらいのバランスが良いのではないでしょうか。
生まれ持った容姿や体型のせいで、なめられやすい事に悩んでいる男性であれば、相手を威圧する強面な要素を取り入れるより、ちょっとした筋トレをして自然と胸を張った男らしい体型を目指したり、清潔感のあるファッションや髪型を取り入れる事で、見下してくる相手の土俵の上に登る事が可能です。
誰もが初対面の相手の外見から内面を推し量ります。法の元で平等なはずの裁判官ですらそうなので、その事を非難しても仕方がありません。
なめられやすい要素は排除した方が良いですが、だからといって相手を威圧して有利な立場を示すような事をしてしまうと、良好な関係を築きにくくなってしまいます。
強面の男性が飲食店に行くと、他のお客さんを不安にさせてしまうので、個室に案内されるような事があるかも知れませんが、お店側にとっては招かざる迷惑な客なので、特別サービスなど受けられるわけがありません。
お店側が喜んでサービスしたくなるお客さんというのは、やはり対等な立場で気持ち良く接客できる人ではないでしょうか。
「俺は金を払う客だぞ!」
と偉そうにしている客にサービスなどするわけがありません。下手に気に入られて常連になられても迷惑なので、むしろサービスしたくなくなります。
強面になる事で初対面の対して有利な立場になれる可能性はありますが、その後の関係の事を考えると良い結果になるケースは多くありません。
強面になりたいと思っている男性は、なぜにそう考えているのか、よくよく考えてみてください。
どうしても落としたい女性が強面の男性が好きなのであれば、私生活における強面のデメリットを背負ってでも目指す価値があるかも知れませんが、初対面の相手になめられたくないという目的なのであれば、イケメンを目指す方がずっと近道になるはずです。
普通のファッションをスマートに着こなしている男性はオシャレな印象になりますが、こだわりの強いファッションをしている男性というのは、一部の女性からしか好かれなくなってしまいます。
普通のファッションといっても多くの男性は適当に選んでいるので、普通の中の下(40点ぐらい)ばかりです。一方で日頃から良い姿勢を心掛けながら身体にフィットした洋服を選んでいると、普通のファッションでも中の上(60点ぐらい)になれます。
流石に簡単にイケメン(80点以上)になれるとは言いませんが、多くの周りの男性(40~50点)と比べて少しだけ有利な立場にはなれるので、なめられるような事も確実に減っていくはずです。
強面になる方法はいくらでもありますが、安易に取り入れてしまうとメリットよりもデメリットが上回ってしまうので、何の為に強面になりたいのかと、改めて考えてみてほしいと思います。
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