プチ整形に頼る前に出来る事が色々とあるはず

自分磨き

美容整形のビフォーアフター

私がファッションに興味をもつようになったきっかけというのは、やはり女性にモテたいというのが本音であり、そのような事を調べていくと美容整形といった情報に出くわす機会も増えていきました。

美容整形は主に女性向けの情報が多いのですが、最近は男性向けの美容整形も増えてきており、実際に若い男性を中心に需要が増えているのだそうです。

美容整形によって長年コンプレックスだった箇所が改善され、精神的にも良くなるケースがあるのだとは思いますが、やはりリスクがないとは思えません。

よくテレビで美容整形のビフォーアフターのような企画が放送されており、そこだけ見ると凄く良い印象を受けるものですが、私は担当した医師の顔を見ると違和感を覚える事があります。

少し前に見た美容整形のテレビ番組でも、手術を担当した年配の男性医師の目が少年のような輝きで物凄い違和感を覚えました。ぱっちり二重で魅力的な目ではあるのですが、明らかに年相応の目ではないので整形したのが丸わかりでした。

司会者もその事に疑問を感じたのか、「先生も美容整形はされているのですか?」と質問すると、「実はそうなんですよ、20年ほど前に二重にしています」と自信満々に答えました。

私は「実はじゃねーよ、一目瞭然だよ!」と心の中で突っ込んでしまったのですが、当人にとっては慣れ親しんだ目で違和感が無かったのかも知れません。

その先生の若い頃の写真も登場したのですが、とくに腫れぼったい一重だったわけでもなく、何も悪くありませんでした。職業柄なのか自ら実験台となったのか分かりませんが、むしろバランスが悪くなっているように感じました。

もちろん美容整形によって救われる人もいるでしょうし、美容整形そのものを否定したいわけでもないのですが、中にはわざわざ美容整形に頼らずとも対応できる方法がいくらでもあるとも思えてしまいます。

それらと向き合った上で難しいのであれば、美容整形に頼るのも悪くないと思うのですが、プチ整形のようにちょっとしたファッション感覚で頼ってしまうと、後から問題になってしまう事もあるのではないでしょうか。

プチ整形に頼る前に出来る事

私は美容整形をした事があるわけでもないので、あまり偉そうな事は言えないのですが、例えば「二重まぶたにする方法」なんてちょっと調べればいくらでも見つかるものです。

100均で手に入るようなコスメグッズで、自力で二重を手に入れた女性の情報などたくさんありますし、筋トレやダイエットをして体脂肪率が下がったら二重になったという人もいます。

実際に私も昔は一重だったのですが、現在は二重です。これは狙ってなったのではなく、痩せると二重になってしまいました。

元々疲れたり寝不足になると二重になる事があったのですが、洋服が似合うスタイルを維持する為に筋トレをするようになると、極端に体重が減ったわけでもないのですが、体脂肪率が下がって顔全体がシュッとなり、自然と二重になっていきました。

調べてみると小顔矯正やリンパマッサージによってむくみが取れて、二重になったという人もいます。

もちろんそのような方法と向き合った上で難しい人もいるとは思いますが、それらと向き合わずに安易に美容整形に頼ってしまうと、年を取ってからバランスが崩れるような事になってしまうかも知れません。

顔の骨格だって歯の噛み合わせ調節をしただけで、シュッとしたという人もいますし、全身の姿勢を正す事でバランスが良くなるケースだってあります。

それこそ小顔矯正によって顔の大きさが変わる事があるのは、普段の身体の使い方が間違っているからこそ歪んでしまうわけで、定期的に小顔矯正をしてもらう事より、普段の身体の使い方を改めた方が改善に向かうはずです。

髪型や眼鏡によっても顔のバランスを変える事ができますし、女性ならメイクの腕を磨く事でびっくりするぐらい印象が変わります。

男性でも髪型や眉毛やもみあげを調節する事で印象が変わりますし、それこそダイエットや筋トレで脂肪が少なくなれば印象は変えられます。

顔ヨガのように自らの顔の筋肉を使って引き締める方法もありますし、食生活や睡眠環境の改善でむくみが解消される事もあります。

私はこの動画の女性の本を読んだ事があるのですが、昔の彼女の目は現在の大きな目からすると考えられないほどの細い目をしており、顔の筋肉の使い方だけで大きな目を手に入れる事が出来ています。

もちろん本格的な美容整形に頼らなければ改善できないケースもありますが、需要が増えているプチ整形のようなものほど、自らの努力次第で改善できるケースがあるように思えます

脂肪吸引のようなものは、むしろ生活習慣を改めるきっかけを失ってしまうかも知れませんし、根本的な改善には向かわないのではないでしょうか。

価格も手頃で気軽にできそうなプチ整形のようなものほど、頼る前に出来る事が色々とあるものなので、まずはそこと向き合うのが良いのではないでしょうか。

本来の整形手術の意味

元々整形手術が発展した理由というのは、ケガや病気の影響でバランスが崩れてしまった箇所を元に戻す為でした。

火傷で荒れてしまった箇所に他の箇所からもってきた皮膚を移植して綺麗にするように、あくまでも元に戻す事が本来の整形手術です。

その技術を応用して美容整形も確立されていったわけですが、本来の自分を取り戻してバランスを整える以上の事をするようになりました。

それはイコール本来の身体のバランスを崩す事でもあり、外見上のバランスは良くなっても身体の機能としては、アンバランスになってしまうかも知れません。

シミ取りレーザーのようなプチ整形であれば、大きくバランスを崩す事にはならないかも知れませんが、それらだって生活習慣を改めていく事で改善していく可能性もあります。

一説によると中年太りの要因というのは、あくまでも必要があってお腹周りに脂肪が付くからだといわれています。

背中を丸めた猫背でいる時間が長いと、腹筋の力が抜けてしまうので臓器も支えられなくなってしまいます。臓器が下垂してしまうと正常に機能しなくなるので、わざわざ脂肪をつけて臓器を支えるわけです。

これは腹筋に触れながら姿勢を正してみると分かるのですが、自然と胸を張った良い姿勢になると、腹筋にも軽く力が入った張りのある状態になります。

わざわざ特別なトレーニングをしなくても腹筋に刺激が与えられるので、臓器を支える為にお腹周りに脂肪を集中させる必要もなくなります。

このような事と向き合わずに脂肪吸引をしても、身体は再び脂肪を集中させる事になってしまうわけです。

そもそも脂肪というのは特定の箇所だけにつくものではありません。体重が変わっていないのにお腹周りだけが出てくるというのは、身体がバランスを取る為に必要があって適応した結果だと考えると、やるべき事も見えてくるのではないでしょうか。

自らの努力で身体をバランス(姿勢など)を整えていった結果、外見上のバランスも良くなるのであれば問題ありませんが、そこと向き合わずに外見上のバランスだけを整えても、本質的な美しさにつながるとは思えません。

これはファッションで考えてみても同じなのですが、全く汚れていない新しい洋服を着ていても、普段の所作が下品だと清潔感があるようには感じられません。

姿勢が悪ければ洋服に余計なシワが出てしまいますし、扱い方が悪ければ良い状態を保つ事もできません。食べ方が汚かったり、綺麗に畳まずに鞄の中に押し込んでしまうような事をしていると、新しい洋服でも型崩れしてしまいます。

頻繁にクリーニングに出している洋服だって同じです。汚れという意味では清潔な状態でも、普段の扱い方や着方がだらしないと清潔感が感じられないように、洋服だけ変えても期待しているほどの効果が得られるとは限りません。

靴なんかは扱い方次第で見事に変わるので分かりやすいのですが、靴を脱ぐ時に手を使わずに靴同士を擦り合わせていると、直ぐに汚れて型崩れしてしまいます。

適当に靴紐を緩めて履いていると歩き方や姿勢も崩れてしまいますし、そのせいでガニ股になったり、猫背になってスタイルが崩れてしまう事もあります。

そのような状態が長く続いていると慢性的な肩こりになったり、血流やリンパの流れも悪くなって顔もむくんでしまうかも知れません。

いつもアゴが前に出た前傾姿勢で食事をしていると噛み合わせも狂っていきますし、肋骨の動きも制限されるので肺も大きく膨らめなくなり、呼吸の質も下がって疲労も溜まってしまいます。

そのような間違った身体の使い方のせいで、筋肉の付き方のバランスが崩れる事になり、いずれ骨格にまで悪影響が出てしまう事もあります。

いつも片側の奥歯だけで物を噛んでいると顔の骨格が歪んでしまうように、このような些細な事を意識して改善していく事で、全身のバランスが整っていく事は珍しくありません。

それらと向き合った後であれば、脂肪吸引をするにしても負担が少なくなりますし、骨を削るような大手術だとしても、バランスも取りやすいのではないでしょうか。

不摂生な生活習慣を改める事なく、腫れぼったい一重まぶたを二重にしてしまうと、その後に痩せた時にバランスが崩れてしまったり、冒頭で紹介した医師のように年老いた時に不自然さが出てしまうかも知れません。

美容整形が悪いとは言いませんが、その前に出来る事は色々とありますし、それらと向き合わずに安易に頼ってしまうと、リスクも増してしまうので気をつけてほしいと思います。

まとめ バランスとは微差の積み重ね

私はイケメンではありませんし、学生時代に母親以外からバレンタインのチョコを貰えるような事は一度もありませんでした。

それでもファッションに興味をもった事がきっかけで、姿勢や歩き方も意識するようになり、食生活や睡眠環境といった生活習慣を見直していくと、同年代の男性と比べて清潔感のある紳士的な男性といった評価になり、女性の方から誘ってもらえるような機会も増えてきました。

周りの同レベルの男性の多くは、不摂生な生活でどんどんスタイルが崩れていきますし、ファッションにも無頓着なので年相応の魅力を引き出す事もできず、身体の衰えに伴う清潔感の減少にも気づいていません。

流石にスタイルの崩れていない若いイケメン男性と勝負できるわけではないのですが、若い頃は勝負にならなかった同級生のイケメンと同窓会で再会した時は、私の方が圧倒的に女子にモテる事ができました。

多くの男性は自分の身体の使い方やファッションに無頓着なので、加齢に伴って勝手にレベルが下がっていくのですが、きちんと努力をしている人はレベルが下がらないので、相対的に評価されるようになっていきます。

プチ整形は一時的にレベルをグッと引き上げられる可能性があるので、即効性という意味では効果的ではありますが、その効果が持続するとは限りませんし、逆に一部だけが持続しているだけにバランスが崩れてしまうリスクもあります

たまに年配の女性でも補正下着なのか若々しいスタイルの人がいますが、あまりにも現在の年代に相応しくないスタイルだと、むしろ違和感が出ておかしなバランスになっているものです。

バランスというのは一ヵ所だけで何とかなるものではありませんし、様々な微差と向き合いながら総合的に整えない事には、むしろバランスを崩す要因となってしまいます。

ファッションでも目立つアイテムのせいでバランスが崩れてしまっている男性は珍しくないですし、小柄な男性が大きなSUV車に乗ってしまうと、益々小柄さが強調されてしまう事があるものです。

ある整形クリニックのホームページに、男性向けの美容整形として割れた腹筋や盛り上がった胸筋になれる整形手術が紹介されていたのですが、顎や首に脂肪が付いているので物凄く不自然な身体つきになっており、むしろ宣伝効果としてはマイナスになっていました。

胸や腹筋だけ見れば悪くないのかも知れませんが、全体のバランスが整っていないと、むしろ悪目立ちしてしまいます。

この辺のバランス感覚というは、ファッションと向き合っていくとよく分かる事なのですが、髪の分け目を変えるといった些細な事でもグッとバランスが良くなる事があるものなので、取り返しのつかないプチ整形に頼る前に色々と試してみた方が良いのではないでしょうか。

もちろん美容整形でないと難しい事もあるでしょうし、ケガや病気の後遺症を綺麗に戻す技術というのは素晴らしい事だとは思いますが、意外とちょっとした努力で改善できる事もあると思います。

特にプチ整形と呼ばれるようなものほど、努力次第で何とかなりそうなものが多いです。今回紹介した方法以外にも色々な情報があるので、安易にプチ整形に頼る前に向き合ってみてほしいと思います。

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