知らないうちにいい声を出す方法を実践していた!
男性らしい「いい声」とは?
一般的に男性らしい「いい声」というのは、落ち着いた低い声といったイメージがあるのではないでしょうか。
私自身もその程度の認識しかなかったのですが、少し前に見たテレビ番組で魅力的な男性の声を分析しており、その理由に納得させられました。その番組で紹介されていた男性の「いい声」の要点をまとめると、
- 聞き取りやすい声
- 曇らない声
- 話す速度
です。低い声だから良いのではなく、これらの条件を満たしている男性の声が、結果的に女性にとって心地の良い声になる傾向があるという事でした。
そもそも女性が男性の声をセクシーに感じる理由というのは、父親のような父性を感じられるからです。優しく包み込んでくれる安心感を感じさせる声に魅力を感じます。
若くて可愛らしい男性であれば、早口の高い声でもそれほど問題になりませんが、ある程度の年齢になると頼りない子供っぽい印象になってしまいます。
ファッションでもそうですが、子供っぽい印象がプラスに働くのは容姿が良い若者だけなので、多くの男性にとっては気をつけたいポイントです。
大人の男性の魅力をアピールする為にも、日頃から意識していい声になるように心掛けましょう。
いい声を出す方法
その番組で紹介されていた「いい声を出す方法」というのは、姿勢良く表情筋を使って話すというものでした。
姿勢が悪いと喉の声帯を上手くコントロールできないので、聞き取りにくい曇った声になってしまいます。
スッと胸を張った姿勢というのは、首もスラーっと伸びて声帯も正常な動きが出来るようになります。
そして表情筋が上手く使えないと、唇の下側ばかりが動く話し方になり、声がこもるだけでなく、声の方向も下を向いて相手の耳に届きにくくなってしまいます。
腹話術の人形のような唇の下側だけモゴモゴと動く話し方というのは、見た目の印象が悪いだけでなく、実際に声もつぶれてしまうわけです。
声が低いだけの男性は珍しくありませんが、魅力的ないい声の男性が多くないのは、この表情筋が上手く使えていないからです。
このような曇った声で話すスピードまで速いと、相手は聞き取りにくい雑音のような認識になってしまいます。
いい声を響かせる男性というのは、口角を上げる頬筋(きょうきん)を上手く使っており、鼻腔が広がる事で聴きとりやすい澄んだ声が出やすくなります。
音を響かせる空間があるアコースティックギターの音は心地良く響きますが、アンプにつないでいないエレキギターの音はシャカシャカとした曇った音になるような事です。
その改善方法として、手で頬の筋肉を持ち上げながら話すトレーニングが紹介されていました。
日頃から豊かな表情で口角が上がる人であれば、自然と声を出す時に頬筋が動いて心地良い声を出せるのですが、ぶっきらぼうな表情や無表情で話す事に慣れていると、自分の意思で頬筋を上げることすら出来なくなり、声も曇りやすくなってしまいます。
下の瞼がつぶれるぐらい指で頬を持ち上げながら話すトレーニングを重ねることで、徐々に頬筋を使った話し方が出来るようになっていきます。
強いストレスや落ち込むような出来事があると、自然と口角が下がった曇った声になるものですが、日頃からこのような状態で話慣れている男性が多いので、低くても魅力的ないい声にはならないのだそうです。
当ブログでも男性の見た目の印象を良くする方法として、表情筋のトレーニングを紹介したことがあるのですが、
単純に見た目の印象が良くなるだけでなく、男性らしい「いい声」を響かせる事にも役立っていました。
ファッションの副産物?
実は私は昔から女性に「声がいい」と褒められる事がありました(容姿を褒められた事はありませんが)。特に30代の半ば頃から増えました。
これは単純に声の低さと見た目のバランスが良くなってきたのだと思っていたのですが、もしかしたらファッションに興味をもった事で声まで良くなったのかも知れません。
洋服をカッコよく着こなす為には、姿勢が凄く重要なポイントになります。その事についても色々と紹介してきたのですが、
姿勢や歩き方を意識に上げて改善したことで、洋服が似合いやすくなっただけでなく、声帯の動きにも好影響があったのかも知れません。
また見た目の印象を少しでも良くする為に、筋トレや表情筋のトレーニングといったものも行ってきたので、これも結果的にいい声を響かせる事に役立っていたのだと思います。
さらに口呼吸といったものも意識して改善しました。昔の私はいつでも口呼吸でだらしのない表情をしていたのですが、現在は睡眠時でも鼻呼吸になるように対策をしています。
口呼吸が鼻呼吸に改善されると見た目の印象が良くなるだけでなく、呼吸の質も上がって健康の為にもメリットだらけなのですが、これも日頃から鼻腔を広げて、いい声を響かせられる要因の一つになったのかも知れません。
私はファッションに興味を持つようになったおかげで、結果的にいい声も手に入れらたのだと思われます。テレビで紹介されていた「いい声を出す方法」を、知らず知らずのうちに取り入れていました。
声色は変えられる?
表情筋や声帯の筋肉をスムーズに動かせるようにする事で、多くの男性が自然と聞き取りやすい声に近づく可能性があるのですが、実は声色といったものもトレーニング次第で変えられると言われています。
これは別のテレビ番組で紹介されていたのですが、様々な人の声を真似するモノマネ芸人の口の中を調べると、一般の人よりも舌や声帯の筋肉が引き締まっている傾向が見られました。
特に舌の動きの影響は大きく、実際に試してみるとわかるのですが、少し舌をすぼませたり、持ち上げるだけで随分と声色が変わるのが理解できると思います。
自分の声に自信がない人やコンプレックスがあるという人は、モノマネ芸人のように人の声マネをする事で舌の筋肉のトレーニングになり、より理想的な声を出しやすくなるそうです。
舌の動かした方など意識した事がある人は少ないだけに、意識的に動かすだけで随分と声の印象は変わります。
身体が緊張していると舌を長く出す事はできないのですが、リラックスするといつもより長く出せるようになるように、舌の動きといったものは身体の緊張状態と密接な関係性があると言われています。
バスケットの神様と言われるマイケルジョーダンは、普通の人なら力む場面でも舌を出してプレーしていました。
引用;https://www.youtube.com/watch?v=N2zsi27SF9k
これこそ全身がリラックスしていないと出来ない事です。
わざわざ人前で舌を出す必要はありませんが、緊張して舌の筋肉が上手く使えないと、声色にも影響が出てしまうので、日頃から舌の筋肉を柔らかくする意識をもておくと良いのでないでしょうか。
世の中にはサクランボの茎を舌で結べる人がいるように、
努力次第で扱い方も上手くなるものです。あるテレビ番組で世界の過激な整形手術をした人が紹介されていたのですが、舌の先を蛇のように二股に分けている人おり、驚く事に左右別々に動かしていました。
普通の人からすると、どんな力加減でコントロールしているのか想像もつきませんが、トレーニング次第でコントロール能力が磨かれるのはイメージできるのではないでしょうか。
女性に好感がもたれる良い声を手に入れたい男性は、努力次第で可能なので諦めないでください。
まとめ 本能レベルで伝わる声
「人は見た目が9割」といった本が流行った事もありますし、見た目の印象が大事なのは間違いないのですが、声の印象も軽視するべきではないのだと思います。
女性が電話で男性と話す時に、自然と高い声を出すような事がありますが、これは少しでも相手に良い印象が伝わるように脳が無意識に促しているからです。本能レベルで声色を変化させています。
女性は男性に守ってもらう存在であることをアピールする為に、勝手に声を高くして若さやか弱さを表現します。
知り合いのテレフォンアポインターの女性から教えてもらった事なのですが、彼女の職場では電話の前に鏡が置いてあり、受話器を取る前に必ず笑顔にしてから対応するように徹底されているそうです。
プロなら声だけを上手くコントロールできそうなものですが、表情や姿勢や内面の状態が電話口の声からでも相手に伝わるので、鏡を置いて笑顔で対応するようになってから成果が上がったそうです。
プロの声優もマイクの前で全身を使って声を出しています。口をパクパクさせるだけでコントロールできる範囲など、意外と少ないのかも知れません。
単純に低い声さえ出せれば、男性らしい魅力的な声になるわけではありません。
相手の耳にしっかりと伝わるように姿勢を正したり、口角の上がった笑顔で鼻腔を広げて発声する事で、アコースティックギターのような心地の良い響きのある声になっていきます。
逆に猫背にして指で頬の筋肉を下に押し付けながら話してみてください。いつも以上に曇った声しか出せなくなると思います。声帯もつぶれて力のない声になるはずです。
自然とこのような発声をしてしまっている男性が少なくないので、低い声でも女性に魅力を感じさせることが出来ないのかも知れません。
渋い表情が魅力のベテラン俳優というのは、男性からすると男らしい印象に映る事もありますが、どちらかと言うと聞き取りにくい曇ったしゃがれた声なので、女性に好かれる声とは限りません。
ちなみにそのテレビ番組で紹介されていた「いい声の男性有名人ランキング」では、一位がお笑い芸人の麒麟の川島さんでした。
川島さんの声が低くて魅力的なのは有名ですが、笑った時に頬がグッと上がる表情を見ると、やはり関係があるのではないでしょうか。
引用:https://news.mynavi.jp/photo/article/20160604-a110/images/001l.jpg
不自然な作り笑顔で話す事が良いのではなく、普段から頬や舌の筋肉を柔らかく使える状態にしておくことで、普通に話していても心地よい音を響かせられるようになるので、日頃から姿勢や表情筋や舌の動かし方などを意識するようにしてみてください。
姿勢が良くなれば見た目の印象も良くなりますし、洋服も一気に似合いやすくなります。もちろん健康にも良いので新陳代謝が活発になって全身から若返って(正常他な状態へ)いきます。
表情筋を上手く使えるようになると、いつもと同じ笑顔でも威力が格段に増します。顔や頭皮への血流やリンパの流れも良くなり、目の下の腫れぼったいクマや肌や髪質も改善されるかも知れません。
舌の筋肉をスムーズに動かせるようになると、声色のコントロールが上手くなるだけでなく、全身のリラックスといったものにも役立つかも知れません。舌を積極的に動かすと唾液の分泌も促されるので、口内環境を整える効果だってあるはずです。
いい声の男性がモテるというのは、女性の本脳レベルで生物として魅力的(優秀な子孫を残す健康的な身体)な男性を見抜いているのだと思います。
もちろん見た目の印象も大事ですが、信用ならない声や自信なさげな声を出していると、オシャレを頑張っても効果が出ないかも知れません。
健康的な身体を意識する事や「いい声」を意識する事というのは、「鶏が先か、卵が先か」の関係のような事で、お互いに向上していくのだと思います。
いい声を出す為に表情筋トレーニングを取り入れると、その効果は声だけでなく豊かな表情や肌質といった様々な箇所にも表れるので、挑戦する価値が多いにあると思います。
もちろん他の健康法や運動も同じです。血流の改善が全身に影響があるように、巡り巡って姿勢や体型が良くなって洋服が似合うようになったり、いい声を響かせる事にもつながります。
ファッションで上辺だけ整えても女性は簡単に見抜くものなので、日頃から健康や声といったものも意識してみてください。女性と目を合わせられないような事だけで損している男性がいるように、意外と些細なポイントを改善するだけで、グッとモテるようになるかも知れませんよ。
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